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これからのスマホ向け動画は「縦長画面」の時代!

森本毅郎 スタンバイ!

最新のスマホ配信は縦画面が急増!なぜなのか?7月5日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

まずは最近の動きについて、ITジャーナリスト・三上洋さんのお話です。

★スマホ動画配信は「縦長動画」の時代へ

ITジャーナリスト 三上洋さん
動画というと、「横長」のものを考えます。一般的には、横が16、縦が9という比率が一般的だったんですが、最近、「縦長」の動画がすごく使われるようになってきました。
インスタグラムが「IGTV」という縦動画専門のサービスを始めたんですが、この縦型の配信がウケていて、例えば「LINEライブ」(ラインの動画サービス)とか、ツイッターの公式動画サービスも、縦型動画がすごく増えてきました。

これまでは、テレビ向け・パソコン向けを基本に映像を作っていたので、どうしても横長(横16:縦9の比率)の動画が多かったんですが、スマホが普及してきた今、みなさんが撮影する動画はスマホのカメラが多くなりました。そうすると、「縦長」の動画で撮影する機会が自然と増えてきて、今、相次ぎSNS投稿サービスも「縦長」動画を意識し始めたということでした。

★ファッション動画も縦長動画を配信する時代へ

こうした「縦長動画」は個人同士=仲間うちでの動画配信だけでなく、企業側も意識し始めてきています。ファッション動画マガジン「MINE」の片山詩帆美さんのお話です。

ファッション動画マガジン「MINE」 片山詩帆美さん
弊社では、ファッション動画マガジンという、27歳~32歳の女性をターゲットにしたファッションの動画コンテンツを提供しています。その中で、従来の横型に加えて、「縦長」の動画も配信を開始しています。
今の世代は、家でテレビをじっくり観るよりは移動しながらスマホで色んな情報をキャッチしているので、隙間時間で動画を視聴できるように縦型で配信しています。ファッションのコンテンツをメインに配信しているので、一番大事なのは、人の頭からつまさきまで、全身が“縦で映ること”が大事だと考えています。なので、縦向きで紹介させて頂いたりしています。
森本毅郎スタンバイ!

「MINE」を運営する株式会社3ミニッツの片山さんと

MINEでは、先週から「縦長」動画コンテンツに力を入れはじめました。同様に、ルイヴィトンやグッチも、最新ファッションのモデルさんの動画を「縦長」で配信するなど、世界のブランドも注目し始めているんです。

また、映画界でも、今月20日から公開される大人気アニメ「ブリーチ」の実写版でも、PR動画は「縦長」で配信。スマホに届けるためにPRは「縦長」だけど、映画は従来通り横長の映像です。

★街のスマホ利用者は「横」「縦」「横」・・・がうざい!!

各社が意識し始めたスマホ用の「縦長」動画。実は、「縦長」の動画には、スマホを使う人のこんな不満を解消する狙いもあったんです。街のスマホを使う若い人たちの声です。

●「横で動画見ているときに、LINEがきて、縦に切り替わるのはうざい!
●「横で見てるんですけど、縦で見られればいいなっていうのはありました。横にするのめんどくさいから。落としちゃうっていうのもある。ケータイの端しか持たないから。できるなら縦で見たほうがいいかな。
●「横で見てるときは、LINEとかきたら文字が打ちにくいんで、縦にします。なんかもう10回以上やったことあります。縦横にする仕草。めんどくさい。
●「縦だと、やっぱりキーボードとか打てるじゃないですか、LINEとかそのまま返せるんで。だから縦で観てます。
横はめんどくさいですよ、動画見るとき。いちいちめんどくさい。とにかくめんどくさい!縦に見るもんじゃないすかケータイって。横にするもんじゃないじゃないですか!めんどくさいすべて。

スマホを横にして動画を見ていて、LINEが来ると、縦にして返す・・・。そしてLINEが終わったら、またスマホを横にして動画を見て、また縦に。それが「縦長」の動画だったら、全部作業は縦でできるからすごくらくちんという訳です!こうしたスマホを使う若い人たちの実用シーンを考えてみると、実は、スマホ動画は縦が良い、ということなのかもしれません。

★縦長動画、実は、カメラで撮影するのは結構大変

ここまで「縦長」動画の最新サービスを見てきましたが、実は、この動画を配信する上で、こんな大変なことも起きているようです。再び、MINEの片山詩帆美さんのお話です。

ファッション動画マガジン「MINE」 片山詩帆美さん
従来のカメラだと横向きで撮っているので、まわりの景色も入ると思うけど、縦型の場合は、両サイドの映像がない、とれてないという前提で撮影しています。なので、縦長の部分をくりぬく前提で撮影しているので、くりぬく部分に目印になるものをとらえて、撮影するようにしています。なかなか難しいと思います。
新しい表現のカタチに挑戦したいと思うカメラマンが集まってきているので、おのずと感覚が若い方が多いですね。カメラマンは20~30代が多いです。弊社ではプロのカメラマンが撮影しているので問題ないですが、一般の方が撮るとテクニックが必要だと思います。
森本毅郎スタンバイ!

撮影するフリ。カメラマンの手元に注目!三脚につなぐ専用のアタッチメントで、カメラを縦に固定して撮影します

普通の16:9のワイド画面を撮影できるカメラを使って、縦に持ち替えて撮影も可能ですが、その場合、慣れてないと結構手ぶれするそこで、プロのカメラマンは、普通に横長画面の時のようにカメラを持って撮影します。そのとき、「縦長」動画にしたときに映らない部分を計算して、目隠しのように両サイドに仕切りを置いたり、目印をつけたり、これまで以上の工夫をしないと撮影できない点が苦労するようでした。

スマホが生活の中心となってきた今、動画配信の世界もスマホに合わせていく流れができているようですので、もうすぐ「縦画面用カメラ」の開発も進むかも・・

 

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!