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7月11日は「UDF」の日!

TBSラジオキャスターリポート

TBSラジオキャスターの久保絵理紗です。

久保絵理紗
TBSラジオキャスター
(担当番組/安住紳一郎の日曜天国、ほか)

あなたは「ユニバーサルデザインフード」という言葉をご存じでしょうか?これまで介護食品は、あらゆる食品メーカーにより独自で開発が進められてきましたが、食品のかたさや表示などは統一されていませんでした。そこで、利用者さんの不便を解消しようと、食品メーカーを中心に約40社が参加して「日本介護食品協議会」が設立され、誰にでもわかりやすい介護食品の統一規格として制定されたのが「ユニバーサルデザインフード=UDF」です。今回は、UDFについてより詳しいお話を、日本介護食品協議会の事務局長 藤崎享さんに伺いました。

▲日本介護食品協議会 事務局長 藤崎享さんと

●UDFとは?

「ユニバーサルデザインフード=UDF」とは、その日本介護食品協議会が制定した“介護食品の自主規格”です。「おいしい!かんたん!食べやすい!」をキャッチフレーズに掲げ、かたさを調整した食品です。かむ力飲み込む力によって4段階の区分から自分にあった食品を選ぶことができます。どんな4段階なのか。卵料理を例にご紹介します。
①「容易にかめる」・・・・普段の食事より少しだけ柔らかい(ex厚焼きたまご)
②「歯ぐきでつぶせる」・・・食品の形状は残っているが①より柔らかい(exだし巻たまご)
③「舌でつぶせる」・・・・具材が小さくとても柔らかい(exスクランブルエッグ)
④「かまなくてよい」・・・ペースト状(exやわらかい茶わん蒸し)

▲UDFの4段階区分表

●7月11日は「UDFの日」

利用者の方に、よりわかりやすくUDFの食品を見つけていただけるように、UDFの、ロゴマークが誕生。2003年7月11日に名称と共に商標登録を受け、7月11日は「UDFの日」と制定されました。このマークを目印に見つけるだけ!わかりやすくてありがたいですね。

▲UDFマーク

●食べる楽しみをすべての人に

UDFは、在宅での食事介護の一助としていただけるよう食品メーカーの想いを持って誕生しましたが、対象となるのはご高齢の方に限らず「すべての人」です。誰にでもお気軽にお使いいただけます。例えば、私たちの世代にも身近なところでいうと、歯の治療後、矯正中など、硬いものが食べられないときにも役立ちます。いざ、その日の食事をすべて柔らかいもので作ろう!と思うと、なかなか手間がかかりますから、袋から出すだけでそのまま食べられるというのは、ありがたいものです。

●2000種類以上から選べる!

UDFは、現在76の会員企業から、なんと2000種類を超える商品が市販用、業務用として販売されています。和食から中華、洋食まで!たとえば、筑前煮や麻婆豆腐、ハンバーグ、けんちん汁やデザートまで、とても豊富なラインナップです。

▲UDF食品の豊富なラインナップ!これでも一部です。

こんなにも種類が豊富なことは、要介護の祖父を持つ私自身、とても驚きました。身内の話で恐縮ですが、80代の祖父は嚥下機能が低下し、普段通りの食事を出来る状態ではなく、柔らかくした食事をとっていますが、介護施設や病院で食事を出していただいても「見た目が悪い」「○○が食べたい」と手を付けないことも多く、食欲を出してもらうことに苦悩していました。「食事の楽しみ」とは、美味しいものを食べることだけでなく「食べたいものを選ぶ」ことも、とても大切なことと痛感していたので、ぜひ多くの方にこの豊富な品揃えを堪能していただきたいと感じました。

●「まずい介護食」はもう時代遅れ

“介護食”というと、正直美味しいイメージはありませんでしたが、驚くのは、豊富なラインナップだけでなく、その“美味しさ”!私もいくつか試食させていただきましたが、筑前煮やハンバーグは、見た目はゴロっと形がしっかりしているのに、口に入れるとほろっととろけて美味しかったです。塩分控えめですが、だしが効いているので十分な旨みがあります。

▲試食でいただいたハンバーグや筑前煮など

普段の食事と遜色なく美味しいのに、不思議なほど柔らかいのは何故かというと、例えば私が試食した「舌でつぶせる区分」では、一度食材をこして均質にしたものを再びムース状に成型するなど工夫がなされているんだそうです。「“美味しい”と感じるには、五感が大事。味付けだけではなく、見た目も大切にしています」と藤崎さん。かつては、「介護食はまずい」と言われていた時代もあったそうですが、もはや美味しいことは当たり前の今、トレンドは「見た目もおいしい」だそうです。

●手軽にお求めいただけます!

UDFは、市販されているものの他にも、介護施設や病院など業務用でも多く活用されています。今後は在宅での介護が一層必要にななってくると言われていますが、UDFがそのようなご家族の一助になれたらと藤崎さんは語られました。例えば、おかずの一品にでもUDFを使うことで、その支度にかかる時間を他の介護に、または介護をされる方ご自身が有効に時間を使えることにもなりますよね。UDFは、全国のスーパー、ドラッグストアや通信販売などでお求めいただけます。ぜひ一度、お手に取ってみてはいかがでしょうか。

▲このマークを目印に!

祖父は、自分の口から自主的に食事をとっているときと、点滴などで栄養を補っているときでは、顔色だけでなく表情もまるで違います。祖父のそばにいて、“食べる喜びは生きる喜び”だと感じています。7月11日、「UDFの日」をきっかけに、ぜひ多くの方に、UDFの存在を知っていただきたいです。