お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

「左利き用グッズ」が話題に!専用売り場も!

森本毅郎 スタンバイ!

最近、文房具や日用品など「左利き」に特化したグッズが数多く発売されています。左利きは全人口の1割を占めるといわれていますが、きょうは、右利きには気づかない左利きの苦労とそれを解消する商品について、6月11日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で、レポーター田中ひとみが取材報告しました。

まずは、左利きの人から大きな支持を得ているボールペンについて。文具メーカーのゼブラ株式会社 池田智雄さんに伺いました。

★すぐ乾くから紙が汚れない「サラサドライ」

ゼブラ株式会社 池田智雄さん
従来のジェルインクの水性インクのボールペンの最大の欠点は、書いた文字が乾きにくいことだが、『サラサドライ』はインクの渇きを早めた。左利きの方は、文字を書く時にペンを左手で持って左から右に書いていく。その際、書いた文字をすぐ擦ってしまい手が汚れるが、この商品はすぐに乾くので擦ることが無く好評です。
森本毅郎スタンバイ!

水性ボールペンの従来品は、書いた直後に指で擦ると滲みますが、サラサドライなら滲みません(けっこう強く擦りましたがこの通り)

「サラサドライ」は左利き用のボールペンではなく、手帳にメモして直ぐ閉じても滲まないようにするなど、忙しいビジネスマンを想定して開発されました。それが意外にも、左利きの悩みを解消してくれるということで好評を得たそうです。ボールペンは1年間で100万本売れればヒット商品と言える中、「サラサドライ」は2016年の発売から2年間での売上げは600万本!かなりのヒット商品でした。

★ハサミ・改札・自販機。左利きの様々な苦労

街で左利きの人に話を聞いてみると、皆さん様々な悩みを抱えていました。

●「特に炒め物を作る時に木杓子で混ぜるのが不便。あとは洋食のナイフとフォーク。
●「ハサミが上手く使えない。字を書くときは紙を斜めにしたり手で擦って滲んだりする。
●「すべての物が右利きで作られていて、ハサミは切りずらい。あとは改札で手が交差したりする。
●「自販機とかは右でコインを入れるので不便。万年筆は使えない。ボールペンもかすれる。

今回、人口の1割とされる左利きの方を街で探すのに苦労しましたが、聞いてみるとどれも「なるほど!」と思う話ばかり。こうした現状もあり、左利きならではの悩みを少しでも解消しようと、ゼブラなどの文具メーカーや調理器具メーカーなどの7社が昨年「レフティ21プロジェクト」をスタートさせました。

★“左利き用ハサミ”を右利きが使ってみたら

「レフティ21プロジェクト」は、左利きグッズを充実させていくための情報交換の場ということですが、このプロジェクトを呼び掛けたのは相模原市にある文具店「菊屋浦上商事」。この文具店には「左利き用グッズコーナー」が設置され、文房具だけでなくお玉や急須など100アイテムの商品を揃えており、日本国内のみならず海外からもお客さんが来るそうです。お客さんの意外な反応について、菊屋浦上商事の社長で、ご自身も左利きの浦上裕生さんのお話です。

菊屋浦上商事・社長 浦上裕生さん
左利きのハサミの存在は知っていても、種類の多さに驚いたり、今はスポーツ選手で左利きの人も多いので、右も左も使いたい人や左利きになりたい男の子が買っていく。
左利きの人は仲間と来るケースが多い。そうすると、右利きの人が左利き用グッズを体験して、左利きの大変さを知ったりする。
森本毅郎スタンバイ!

「菊屋浦上商店」の浦上さん。鉛筆削り、カッター、コルクスクリュー、鎌、包丁、急須などなど、様々な左利き用グッズが揃っています

では実際に、普段使っているハサミ(右利き用)と、左利き用のハサミを比較してみましょう。

森本毅郎スタンバイ!

ハサミ比較

右利き用と左利き用、刃の重なり方が逆ですね。そこで、左利きの人のご苦労を体験してもらうため、右利きである毅郎さんにハサミを使ってもらいました。

森本毅郎スタンバイ!

毅郎さん(右利き)が、左利き用ハサミを使って右手で紙を切りました。が、意外にも赤線に沿って真っ直ぐ切れている…(結論、毅郎さんは器用でした)

刃の重なり方が普段と逆なので、本来であれば真っ直ぐ切るのは難しいはずなんです。ちょっと悔しいので、泰子さんにも切っていただきました。

森本毅郎スタンバイ!

泰子さん(右利き)が、左利き用ハサミを使って右手で紙を切りました。ずれています!!

こうなるんです(私も右利きですが、比にならない位ひどいです)。浦上さん曰く「右利きの人が使うにはコツがいるので、多くの人がはじは真っ直ぐ切れないだろう」ということでした。
ちなみに、同じく菊屋浦上商事で売っているお玉を比べてみると…

森本毅郎スタンバイ!

お玉比較

利き手と逆の手でお玉を使うのは、大変そうです。

★左利きの矯正はもう古い?

こうした左利きならではの苦労を少しでも知ってもらうことも、プロジェクトの目的の一つ。プロジェクトに参加している7社は今後も様々な情報交換をしていくそうで、文具メーカー・ゼブラの池田さんは、今後も左利きの人は増えていくのではと最後にこんな話を聞かせてくれました。

ゼブラ株式会社 池田智雄さん
今後は左利きの方が増えていくと予想している。昔は左利きの方は親に矯正されて右利きに直される方が多かった。最近は個性の重視ということで左利きのままの人も多いという調査結果もある。今後は今以上に左利きの人が増えると考えて、今後の開発に生かしていきたい。

いまは左利きは個性となっていて、左利きグッズは更に増えていきそうです。

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!