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【作品紹介】「水車小屋攻撃」(2018年5月27日)「アンジュリーヌ」(6月3日放送)

ラジオシアター~文学の扉

ゾラの短編の中で、最も有名な「水車小屋攻撃」は、1877年に、
「ヨーロッパ通報」に掲載されました。1870年に起こった普仏戦争をテーマに書かれています。
普仏戦争というのは、プロイセン王国とフランスの戦争で、
ドイツ連邦もプロイセン側だったので、独仏戦争とも、呼ばれています。
ゾラは、戦争の残酷さを、牧歌的な風景の中で愛し合う恋人との対比で描きました。
特に、ラストのフランス将校が言う「大勝利!大勝利!」という言葉は痛烈な皮肉に聴こえます。

「水車小屋攻撃」
ドイツとの国境沿いにある、牧歌的で美しい村。
モレル川の近くの水車小屋にいるのは、メルリエじいさんと、娘のフランソワーズ。
フランソワーズは、ドミニクとの結婚式を心待ちにしていたが、
いきなり始まったフランス軍とドイツ軍の戦いに巻き込まれ、水車小屋は要塞と化し、悲劇が訪れる。

 

ゾラは、当時の政府を告発するような活動をして、有罪判決を受けてしまいます。
刑をまぬがれるため、1898年、イギリスに亡命したゾラは、
ロンドンで奇妙な幽霊屋敷の話を聴きます。
この「アンジュリーヌ」は、その話が、ベースになっていると言われています。
長編では自然主義文学を貫きましたが、短編にはさまざまな手法を取り入れました。
この作品はそのひとつです。

「アンジュリーヌ」
駆けだしの小説家ゾラは、パリ郊外の田舎道を自転車で旅しているときに、幽霊屋敷の話を耳にする。
夜な夜な「アンジュリーヌ!」という女性の声がするという館。
興味に駆られた彼が、聞き込み調査をしていくと、意外な事実に辿り着く・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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