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意外と進んでいる!タクシー業界の「女性活躍推進」

森本毅郎 スタンバイ!

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忙しい朝でもニュースがわかる「森本毅郎・スタンバイ!」(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)
7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」
本日4月13日(水)はレポーター田中ひとみが『女性タクシードライバーの活躍』について取材しました!

現場にアタック(田中ひとみ)

現場にアタックレポーターの田中ひとみ

街中で見かけるタクシー、女性ドライバーをよく見かけるようになったと思いませんか?今日は、その女性のタクシードライバーに注目しました。実は今、タクシー各社の間で女性ドライバーを増やそうとする取り組みが広がってきているんです。まずは「kmタクシー」でおなじみの、国際自動車株式会社の専務取締役 渡邉啓幸さんのお話です。

タクシー内でのセクハラ・パワハラの現状

国際自動車(株)渡邉啓幸さん
昨今話題になっているパワハラ、セクハラ。女性ドライバーのほとんどが、少なくとも数回、お客様から髪を触られたり、うなじを撫でられたり、ということが声として挙がってきた。これは非常に、我々が今進めようとしている女性の採用、新卒の採用に大きな支障が出てくる。じゃあどうしたらいいか。きちっと、セクハラ・パワハラはお止めくださいという事を具体的に運送約款の中に盛り込んだ。注意をしてどうしても聞いて頂けない時には運送の中止を致しますよ、と。

国際自動車の社内調査では、年に一度程度、何らかの被害に遭っていた方が少なくなったそうです。ただ、相手がお客様ということもあり、よほど酷い被害でなければ訴えにくく、泣き寝入りがほとんど。若い女性社員から「もうドライバーは続けられない」という声もありました。

この問題を解決すべく、国際自動車では、タクシーを利用する上での決まり事=「運送約款」に、セクハラや暴力・暴言、車内喫煙があった場合の対処法を加えました。まずは口頭で注意し、それでもやめなかった場合はタクシーを降りてもらう。場合によっては警察への通報や慰謝料の請求も可としました。今週土曜日からはタクシー車内にチラシを貼って乗客への周知を図るそうです。

このセクハラ等に対応した運送約款について、全国のタクシー会社から国際自動車に問い合わせがあり、実際に変更を検討する動きもあるようです。つまり女性ドライバーが働きやすい環境をどう整えるか、全国的にも関心が高まっていると言えますが・・・

なぜ女性ドライバーがそんなに重要視されているのか?その理由を渡邉さんはこうおっしゃっています。

女性ドライバーの獲得に熱心なタクシー業界

国際自動車(株)渡邉啓幸さん
今やはり、ドライバーは全体的にまず不足している。そういう中で、どういう層を育てていくか。お客様も女性が増えてきている。そうするとドライバーも女性が良い。男性ドライバーだと家の前まで送ってもらわない、家を知られたくない。女性だと家の前まで行けるので助かりますと。ただ女性のドライバーの数がまだまだ少ないので、ご希望通りというのは非常に難しい。

タクシードライバーの全体の数は右肩下がりで、そのうち女性ドライバーの占める割合は1・4%。割合としては小さいのですが、女性ドライバーの数自体は少しずつ増えてきていて、それと共に、女性客が女性ドライバーを希望することも増えてきたそうです。女性ドライバーが、タクシー業界を再生するカギになるかもしれない!そこで、各社こぞって、女性の獲得に熱心になっているんです。

そんな中、昔から女性ドライバー率が高く、今では業界平均を大きく上回る5%に達したというのが、日の丸交通です。なぜ女性が集まり易いのか?日の丸交通株式会社の女性ドライバー2人に、直撃しました。

タクシー業界は、女性が働きやすい職場になりつつある!

森本毅郎スタンバイ!

日の丸交通(株)細山美穂さん(ドライバー歴1年・40代)
8時に出て、営業をして18時に戻り、洗車して帰る日勤のスタイル。子供もいるので同じリズムで働けているのでとても助かっています。
日の丸交通(株)古谷由美子さん(ドライバー歴3か月・32歳)
朝7時~夕方4時まで常務。営業所に帰って洗車して帰る。タクシー乗務員なのに普通のOLさんと変わらないような感じ。日の出桟橋のあたりに行くとタクシーが無料で停められる。大体お昼時にそこに行くと知ってる顔が。細山さんと会ったことある。「今から食べる?」みたいな。

一般的なタクシー乗務員の勤務体系は、「隔日勤務」といって、例えば朝8時から翌日深夜2時まで18時間働き、翌日は休むというスタイルなのですが、日の丸交通では昔から女性ドライバーに対して、日中の勤務も選ぶことができるようでした。

また、細山さんのように、お子さんがいる方にとっては働きやすい時間帯ですし、さらに、日の丸交通では営業所の近くにある保育所との提携もしていて、小さいお子さんのいるお母さんは、そこに子供を預けながら仕事をすることができます。そして、日勤は、深夜の時間帯に比べると、酔っ払い客を乗せる可能性も低いという安心感もあるそうです。ただ、やはりこのタクシー業界で「隔日勤務」で働く人が多いのは、深夜料金もあり、稼ぎやすいから。ドライバー歴3か月の古谷さんは、慣れてきたら、より稼げる隔日勤務で働きたいといいます。

女性客にとっては、深夜帯でも女性ドライバーに頼める機会が増えれば安心だと思いますが、古谷さん自身は、深夜勤務に不安は無いのか?聞いてみました。

手厚いセキュリティで女性ドライバーも安心できる

日の丸交通(株)古谷由美子さん(ドライバー歴3か月・32歳)
私は特に防犯面が気になったんですけど、タクシーの。密室で、閉鎖的な感じなので、でも全車にドライブレコーダーと社内カメラ、すごく大きい防犯版がついている、運転席の後ろにプラスチックの大きいもの、あとは危険をすぐに知らせる無線システムがあるので、そういうのを聞いて、あ、大丈夫なんだ。と安心はしました。

タクシー内の防犯システムは、何重にもなっているので、ひとまず安心ということでした。

(取材・レポート:田中ひとみ)


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