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【作品紹介】「犬と笛」(2018年4月29日放送)「半布(ハンケチ)」(5月6日放送)

ラジオシアター~文学の扉

芥川龍之介は、35歳でこの世を去りますが、
「犬と笛」が書かれた大正7年は、新技巧派の騎手として、旺盛な創作活動をしていたときでした。
自然主義が本流だった日本文学界において、彼はまさに異端児で、さまざまな非難を受けましたが、
自説を曲げませんでした。
「虚構にこそ、ほんとうの日常がある、虚構にこそ、ほんとうの人生がある。」
という彼の説は、その後、さまざまな作家に受け継いでいかれることになるのです。

大正5年に中央公論に掲載された「半布(ハンケチ)」のモデルは、
『武士道』で知られる新渡戸稲造(にとべ・いなぞう)と言われています。
自分の哀しみや苦痛をそのまま放出することは、
他人の快楽や安静を壊すものであるという武士道の精神をテーマにしています。
ただそこは、芥川龍之介。
武士道礼賛のように見せかけて、実は痛烈に批判しているとの見方もあります。

 

「犬と笛」
大和の国、葛城山のふもとに、髪長彦という木こりが住んでいた。
彼が吹く笛の音は、山の神様にたいそう気に入られ、犬を褒美にもらう。
その不思議な犬を引き連れて、彼はお姫さまをさらった化け物に挑むのだが・・・。

「半布(ハンケチ)」
東京帝国法科大学教授の長谷川謹造が、
自宅のヴェランダで籐椅子に腰かけながら本を読んでいると、来客の知らせ。
現れたのは、教え子の母だった。
息子の死を淡々と話す彼女の様子に、違和感を覚える謹造だったが・・・。

 

 

 

 

 

 

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