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【作品紹介】「瓶詰地獄」(2018年4月1日)「いなか、の、じけん」(8日放送)

ラジオシアター~文学の扉

夢野久作は、1889年、明治22年、福岡に生まれました。
幼い頃、両親が離婚。祖父に引き取られましたが、まわりとなじめず、孤独な少年期を送ります。
さみしさから逃げるように、物語の世界に没頭したのです。

幻想小説、SF小説の大家、夢野久作が、新しく切り開いた文学の形式は、
独白形式と書簡形式、だと言われています。
主人公が、過去を一人語りする、あるいは、手紙のやりとりで人間の奥底の感情を描く、
彼の人間観察には、容赦がありません。

代表作『ドグラ・マグラ』は、まさにカオスと幻想が渦巻く唯一無二の作品です。
短編でもその世界観は健在で、一筋縄ではいかない結末が読者に余韻を与えています。

「瓶詰地獄」
11歳の太郎と7歳のアヤ子の兄妹は、乗っていた船が難破して島に漂着した。
それから十余年の間、二人だけで島で生活していくうちに、
二人の関係に、男と女が混じるようになっていく・・・。
二人が瓶に託した手紙の内容とは?

 

「いなか、の、じけん」
その田舎の駐在所の巡査は、いつも酔っぱらっていて、
一見、頼りないのですが、何事件をなぜか、解決してしまいます。
村の名士、村の議員、松浦先生が、ある日、崖の下で発見されました。
彼はなぜか手にレントゲン写真を握りしめていたのですが・・・。