毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】
先週に引き続きゲストに音月桂さんをお迎えして、
エミール・ゾラ作「シャーブル氏の貝」をお送りしました。
エミール・ゾラ作「シャーブル氏の貝」をお送りしました。
今回音月さんには、
エステル(若い女性)とギロー(おじいさん)と全く違う二つの役をやっていただきました。
エステル(若い女性)とギロー(おじいさん)と全く違う二つの役をやっていただきました。
この二役の声の違いが凄すぎます。
同じ人間から出ている声とはとても思えない。
性別や、年齢のイメージを声だけで自在に操っていました。

そして、朋子さんの演じたシャーブル。
とってもコミカルに生き生きとした貝おじさん。
はじめ本を読んだ感覚だと、私は妻エステルの浮気に気がついているのだろうな、
と思っていたのですが…。
朋子さんの考えは真逆。
最後まで何も気がついていない、幸せな人だと思うとシャーブルのことを語っていました。
最後まで何も気がついていない、幸せな人だと思うとシャーブルのことを語っていました。
皆さんはどう思いましたか?
同じお話しからいろいろな意見が生まれることはとても楽しいですね。
そんな考えもあったのか!!と驚くことばかりです。
今回の作品は本を読む面白さ、聴く面白さを改めて感じることができました。
お話しが気になった方は是非本も読んでみてください!
また違う感想が生まれるかもしれません。
また違う感想が生まれるかもしれません。

by 野本ほたる