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日本のホラー映画のような・・・【その木戸を通って】(後編)

ラジオシアター~文学の扉

毎週日曜、夜9時からお送りしている
【ラジオシアター~文学の扉】

 

今週は、先週に引き続きゲストに山岸門人さんをお迎えして、
山本周五郎の『その木戸を通って』後篇をお届けします。

今週は前篇にも増して緊張感のあるシーンの連続で、
中嶋さんも山岸さんもかなり体力を使っていました。
台詞が進むにつれて二人が盛り上がっていくシーンではあるのですが、
それが非常に静かで、内圧が上がっていくという感じを受けました。

全くジャンルが違いますが、日本のホラー映画を観ているような。
しかし終盤の正四郎の語りは呟いたり息を吐き出したりするのではなく、
声に芯を通してというディレクションがされました。

 

読者に委ねるような物語の終わり方ですが、
その後味が美しく感じられる理由は、この語りの想いの強さにあるのではないかと思います。
山岸さん演じる正四郎は爽快でありながら繊細で、ふさへの愛ある優しさが印象的でした。

対談パートでは作品の感想から、お二人の読者のお話へ。
私も参考にしたいものがたくさんありました。
なかなか自分以外の読者スタイルは知る機会が無いので、
それを聞けるのもこの番組で楽しみにしていることの一つです。

 

新たな文学作品、中嶋さんやゲストの方の新たな一面に出逢える機会を、
この番組で楽しんでくださいね。

by 田上真里奈

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