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LINEを使った席ゆずりの実証実験!譲りあいは広がる?

森本毅郎 スタンバイ!

きょうは、妊娠して体が辛いのに、電車内でなかなか席を譲ってもらえない妊婦さんを救うための新しい形の実証実験について、11月13日TBSラジオ「森本毅郎・スタンバイ!」(月~金、6:30~8:30)の「現場にアタック」で取材報告しました。

その実証実験について、渋谷のヒカリエで開かれている「超・福祉展」という福祉の展示会に、概要説明のブースが出展されていました。まずは、実験の担当でもある大日本印刷の金井剛史さんに、お話を伺いました。

★LINEで「席を譲ってほしい妊婦さん」と「席を譲りたい人」をマッチング

大日本印刷株式会社 金井剛史さん
LINEの自動応答の仕組みを使って、困っている人と助けたい人をマッチングする。今回は東京メトロの協力を得て、妊婦さん対象の“席譲り”の実証実験を行います。まずLINEの『&ハンド』アカウントに、妊婦さんと助けたい人に、お友達登録してもらう。指定の銀座線に入ってもらって意思表示をして、周りに助けたい人がいれば表示される。
森本毅郎スタンバイ!

“席譲り”実験の説明ブースも出展されている「超福祉展」は、11月7日(火)~11月13日(月)まで、渋谷ヒカリエで開催されています

この実証実験は、大日本印刷・東京メトロ・LINEの3社が連携して進めている取り組みで、12月11日~15日まで、東京メトロ銀座線の指定された車両で実施します。参加するには「&ハンド」というアカウントに友達登録して、実験車両に乗る必要があります。

森本毅郎スタンバイ!

“席譲り”実証実験の流れ

★“スマホに夢中!”を逆手にとった手法

すでに、先週の11月6日(月)から実験に向けたアカウントの友達登録は始まっていて、11月10日(金)の時点で500人以上が友達登録するなど注目を集めています。来月の実証実験の対象を「妊婦さん」に特定した理由について、金井さんに聞いてみました。

大日本印刷株式会社 金井剛史さん
マタニティーマーク自体に気付かない事がある。バックに付けて隠れていたりとか、携帯をみんな見ているので視線が下に向いて気付かない。皆さん電車に乗るとスマホを見ているので、それを逆手にとってスマホに要望を出せば席譲り加速すると思った。

マタニティマークはただでさえ気づかれにくい上に、皆さん電車に乗ると即スマホという事もあり、それならばスマホにダイレクトにLINEで直接メッセージを送ればと、現在のスマホ事情を逆手に取った実証実験となっているんです。

森本毅郎スタンバイ!

マタニティマーク

そうした実証実験を前に「超・福祉展」の会場ではブースで実験の説明を行っていたほか、先週金曜に取材に行った時には会場にあるステージで実験の説明会が行われていて、50人以上の人が集まり会場の9割が埋まる盛況ぶり。

森本毅郎スタンバイ!

説明会の様子。会場内の人が実際にアプリをインストールし、電車内での席譲りのデモンストレーションも行われました

★妊婦さん「マタニティマークよりも気軽に席譲りできる」

そこで、実証実験の説明を受けた方に感想を伺ってみました。

●「LINEでマッチングは良い。ケアマネをやってるが、利用者の方もLINEを使って連絡したいという人もいるので。
●「社会福祉士です。子育てしてて、街で困った場面も度々あった。ああいうのがあると安心。子供だけでなく高齢者にも使える。
●「いま妊婦だがマタニティーマークを付けられていない。『譲って』とアピールしてるようで付けられない。だけど気軽さがLINEにはあると思う。気軽な環境が実現するかも。

最後の妊婦の方は、今はつわりも酷くないためマタニティーマークを付けるのに抵抗があると話していたんですが、LINEなら気軽さがあると話していて、実証実験でどれだけマッチングが成功するのか?実験結果にも興味を持っていました。

★実は、声を掛ける方も気を遣っていた

さらに、席を譲る立場の方々からも、実証実験に期待する声も聞くことができました。

●「面白いなと思います。自分で手を挙げるのが難しくて気恥ずかしい人には良いと思う。やっぱり内向きの人はいて、出来ない人には良いのでは。
●「すごく欲しいなと思いました。私は基本的に譲る側ですが、席を譲るか迷っているうちに1駅超えちゃう事もあり、それを解消できるかな。あとは譲って断られたりすると気まずいので、意思表示出来るのは良い。

私も席を譲る時に断られたらどうしようと思う事もありますが、街で話を聞いても、妊婦さんだけでなく高齢者の方に席を譲る時にも、声を掛けるのに、皆さん結構気を遣っているようです。

★譲ったのに拒否された経験がトラウマになっている人も

●「明らかなお年寄りだなと分かれば良いが、微妙だと、仕草で『座りますか?』と合図して、周りにあからさまに分からないように気を遣う。
●「譲るようにしているが向こうもビックリするので、そのまま違う車両に行く。
●「前に立っている人に譲りたければ、声は掛けずに席を空けて別の所に移る。1回断られた事があるから、空いてたら座るだろうと。

もちろん「断られても気にしない!」派もいましたが、断られたら恥ずかしいので、黙って席を立つという人も多くいました。12月11日~15日まで行われる実証実験の詳しい内容は、下記ホームページよりご確認ください。

■「&ハンド #LINEで席ゆずり実験」
https://andhand.themedia.jp/pages/1353460/fs2017

田中ひとみ

田中ひとみが「現場にアタック」でリポートしました!