お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • 放送ログ
  • 音声あり

「このハゲ」問題を、ハゲ側から考えてみる

東京ポッド許可局

心を痛めるマキタ 東京ポッド

心を痛めるマキタ局員

心を痛めるマキタ 東京ポッド

心を痛める鹿島局員

豊田真由子衆議院議員の「このハゲーーー!」発言が、連日ニュース・ワイドショー等で繰り返し放送されている状況に心を痛めたマキタスポーツ局員とプチ鹿島局員。中立のサンキュータツオ局員とともに、7月3日放送TBSラジオ『東京ポッド許可局』で「このハゲ」問題について話し合いました。

東京ポッド許可局
■なぜか「ハゲ」だけはOK――――――

鹿 島:結局あれ、文章的に書き起こしてみると、他にも過激な言葉ってあるんです。でも、それは放送に乗せられない。放送局の自主規制ですよね。その代わり「ハゲ」がもう先頭を切って。押し出された一番人気みたいになっている。

タツオ:やっぱりそのさ、侮辱としての「このハゲ!」はOKって放送局が認めているんだよ。

マキタ:で、「OKだった」ということが結構白日の下にさらされているんですよ。

鹿 島:俺、BPOにクレーム入れましたよ。「なんで問題にならないのか?」って。
サンキュータツオ
これだけ言葉を大切にし、人を尊重するデリケートな時代に、本来侮蔑語であるはずの「ハゲ」だけはなぜかOKとなり、放送局の自主規制ルールをすり抜けて連日放送されてしまっている。マキタ局員は「今、ハゲの意味が更新されようとしている」と言います。

鹿 島:でも本当に、「あの2017年6月が分岐点だったね」って後から後悔しても遅いんですよ。

マキタ:差別用語としてハゲを認定しますか?となって、白黒ハッキリ分けちゃうと大変なことになりますよ、逆に言うと。ある島の問題じゃないですけど。棚上げ物件ってあると思うんですよ。白黒つけない方がまだいいっていう。そこにまだハゲがあったと思うんですけど…
今回の件をきっかけに「ハゲ」が差別語としてハッキリ認定されてしまうと、逆にそれは、誰にとっても居心地の悪い状態になってしまうのではないか?とマキタ局員は危惧します。「ハゲ」に代わる適当な言葉がない以上、「ハゲ」はもう一度、棚上げ状態に戻すべきだと。

マキタスポーツ
■「明るいハゲ」と「ひっそりと暮らすハゲ」――――――

一方、芸人としてはある意味オイシイ身体的特徴とも言える「ハゲ」。トレンディエンジェル斎藤さんのように、積極的にその身体的特徴を笑いに活用している方もいますが、それはあくまでもごく一部。鹿島局員はむしろ、自身の芸にハゲキャラは必要ではないとも話します。芸人の世界ですらこのように分かれるのですから、一般的にはそんな「元気なハゲ」よりも「ひっそりと暮らすハゲ」の方がほとんどだと。そして、マキタ局員にはこんな自意識も…。

マキタ:だからね、世の中のハゲ、薄毛の人たちを一応弁護しておきたいけど。ほとんどの人たち、ひっそり暮らしているの。例えばさ、電車に慌てて乗り込んで、一息ついてパッとあたりを見回して、ハゲてる人が2人いたら、俺は別の車両に行くんだよ。

鹿 島:あの、自意識がね。俯瞰しちゃうんだよ。クスクス物件になっちゃうんだよね、自分の中で。

マキタ:3人ハゲが近くにいると、それはもうおかしいのよ、やっぱり。と、思うのよ。だからもう、俺は車両を移動するの。

プチ鹿島
■「ハゲたこと言うな!」――――――

そんな「ハゲ」ですが、関西方面などではまた別の意味を持つ点についても…

マキタ:まだ若かりし頃、自分のハゲを認められなかった頃にテレビでね、あの愉快なダウンタウンの浜ちゃんが「このハゲ!ハゲたこと言うな!」って。俺、ものすごくテレビを見ていて傷ついたよ。「ハゲたこと言うな」ってどういうことなんだ?って。

鹿 島:うんうん。「ハゲ散らかす」とかね。

マキタ:上沼恵美子さん、僕大好きなんです。芸人として大好きなんですよ。ただ、あの人からなんですよ、「ハゲ散らかす」って。散らかしたことなんか1回もねえよっていう……。

鹿 島:「ハゲ散らかす」っていうのはなかなかネガティブ表現ですよね。

東京ポッド許可局
■スキンヘッド問題――――――

そんな「ハゲ」を片付ける1つの解決策としての「スキンヘッド」。しかし、マキタ局員はこのスキンヘッドについては否定的な意見を持っている様子。

タツオ:難しいですよね。じゃあ、スキンヘッドにすればいいのか?っていう。

マキタ:美意識がすごい強い人ほど、やっぱり不潔に見られたくないとかっていう、たぶん言い訳があるんですけど。スキンヘッドになろうとするんですけど。あれは無味無臭のきれいな郊外の計画的に作られた町づくりみたいな感じがして。俺、嫌なんです。ああいうものはハゲと認めたくないし。ハゲとはもっと奥ゆかしくも、そういう曖昧模糊としたものを愛でる。そこに向き合うっていう。

タツオ:グレーな部分を許容するということだよね。白黒はっきりさせないっていう
サンキュータツオ
■「ハゲ」と向き合うということ――――――

一方で、「ハゲ」に代わる言葉として「薄毛」についても検討。しかし、「ハゲ」のような強い言葉を知ってしまった以上、もう人類は「薄毛」には戻れない。「ハゲ」を使わざるを得ない以上は、人類はそこに向き合っていくしかない。ハゲというものに対して向き合うことが、人間には試されていると話しています。

マキタ:たけしさんのやつとかで笑い話であるじゃないですか、「俺はだた、おでこが広いだけだ!」みたいな感じの話。あと、眉毛を書いて「まぶただ」みたいな感じの。どっからどこまでが…みたいな話。で、それを考える期間っていうのはね、人類はたぶん試されていると思う。

タツオ:もうちょっと今のハゲっていう言葉の扱い方も含めて。この中途半端を愛でましょうと。

鹿 島:たしかにね。人から見るとハゲていない人が実はズキッと来ているかもしれないですよね。今回のハゲ問題でね。

タツオ:向き合わなきゃいけない。向き合う。ただ、イエスかノーか、有りか無しかを決めるんじゃなくて。ただ向き合うことに意味があると。

 

■「このハゲ論」全編をポチっと聴く↓↓↓