お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

放送中

放送中


  • お知らせ

日本初の介護ロボット?!(グッドタイム リビング センター南)

TBSラジオキャスターリポート

TBSラジオキャスターの久保絵理紗です。

久保絵理紗
TBSラジオキャスター
(担当番組/安住紳一郎の日曜天国、伊集院光とらじおと、有馬隼人とらじおと山瀬まみと ほか)
▲「グッドタイムリビング センター南」の共有スペース

▲「グッドタイム リビング センター南」の共有スペース

「介護」というと、“人の手による生活介助”というイメージを持っていましたが、この固定概念が時代遅れになる日は近そうです。業界では変化が生まれ始めています。「介護ロボット」を積極的に導入しているということで、グッドタイム リビング センター南に行ってきました。「グッドタイム リビング」の運営を行う、オリックス・リビング株式会社 取締役社長の森川 悦明さんにお話を伺いました。

▲オリックス・リビング株式会社 取締役社長 森川悦明さんと

▲オリックス・リビング株式会社 取締役社長 森川悦明さんと

●「介護ロボット」とは

被介護者をベッドから起き上がる際などの介助は、人力でおこなうことが多いものですが、これらの動きを電動で行う“介護ロボット”が今回日本で初めて開発・導入された「壁収納型介護リフト」です。

▲壁収納型介護リフトを体験!お手洗いにも連れて行っていただけます…

▲壁収納型介護リフトを体験!お手洗いにも連れて行っていただけます…

私も実際に、体験させていただきました。原理は、“ハンモック”。寝たままの姿勢で、布製のシートを体の下に敷き、マットの端4か所をリフトのフックに引っかければ、布に体が包まれ、椅子に座っているような姿勢になります。そして、電動でリフトのアームが上げれば、体が空中に浮き、ハンモックに乗っているような楽な姿勢で移動することができます。これは、なんと画期的!

●言えないわがまま。言う必要がなくなったわがまま。

身内が老人ホームでお世話になったことがあるため、「遠慮してわがままを言えない」などという、介護される側の苦悩を身近で見ていた分、「体勢を変えてほしい」、「車いすに乗りたい」など、介護者の負担になりそうなことでも素直に依頼できるこの環境は、介護者にも被介護者にも優しい先進的な介護の形ですよね。

▲体の動きに反動して危険を知らせる「見守りシステム」。森川社長が直々に実践してくださいました!

▲体の動きに反動して危険を知らせる「見守りシステム」。森川社長直々にレクチャー!

このほかにも、体の動きを赤外線で感知し、異常な動きをした際にはアラーム通知され、すぐ駆けつけられる「居室見守りシステム」や、先ほどの「介護リフト」の床走行式でどこへでも可動できる介護リフト「カリーナ」など、システムを向上させることで、働き方改革にも努められています。

▲介護リフト「カリーナ」

▲介護リフト「カリーナ」をご説明くださる森川社長

●真の思いやりは“やりすぎない介護”

このようなシステムを導入した経緯は、入居者とスタッフ、“双方の声”から生まれたアイディアでした。双方の要望をアンケートで組み取ったことで見えてきたのが、入居者は“やりすぎ介護”を求めていないという事実。
介護は、育児とは異なり、何でもかんでも細やかに面倒をみられることは、時には心地よく感じないこともある、ということ。あくまでも大人同士の関係となると、ある程度の距離を持てる環境こそが被介護者への心配りに繋がると気付いたといいます。

▲グッドタイムリビングセンター南のモデルルーム

▲グッドタイム リビング センター南のモデルルーム

また、スタッフ側のアンケート意見とは、避けることができない“からだへの負担”に関する嘆きが大多数だったといいます。大人1人を抱き上げる姿勢は、工夫しようとも必ず腰に負担がかかってしまうもの。どんなに思いが強くても、腰痛が原因で離職を余儀なくされてしまうケースもあったようです。
オーストラリアでは、この課題における国としての対策が進んでおり、抱きかかえることが原因で腰痛を患った場合、施設側にペナルティが課されるため、人力による抱きかかえる作業は推奨していないようです。

そこで、「グッドタイム リビング」が提唱しているのは、入居者のための“やりすぎない介護”。入居者ひとりひとりの状態を良く知り、入居者自身が求める“オーダーメイドの介護”の実現。そして、不自由を支えるだけでなく、入居者が出来ることを増やしていく“よくする介護”を目指されています。

●「夢」と「ワクワク」は一生もの!

また、安全面を重視するばかり制限が強くなりがちな介護サービスを改善すべく、「グッドタイム リビング」では、毎日がワクワクする生活を提供しようと、門限など、出入りの制限はなく、ガラス張りの美容室やクラブサロンなど、まるで街角にお出かけしているような気分すらも演出される上質な館内。

▲シニアレジデンス「プラテシア」のエントランス

▲上層階に併設する住宅「プラテシア」のエントランス

そして、夢も叶えてくれるんです。“いくつになっても夢を持ち続けていただきたい”という森川社長の思いから、クラブサロンでの活動は非常に充実しています。最近では、館内のクラブサロンに集まった入居者で「オリジナルソング」を作っているそうです。音楽プロデューサー平家 徹也さんの作曲で、作詞はクラブ参加者全員の言葉を集めて仕上げたという、プロ顔負けの本格的な作曲活動にも励まれています。

有料老人ホーム「グッドタイム リビング」には、「まだ老人ホームは早い」という方のためのシニアレジデンス「プラテシア」も併設しています。「グッドタイム リビング」と同じく、空間デザインが細部まで細やかに演出されていて、いるだけで癒される上質な空間でした。

▲シニアレジデンス「プラテシア」のエントランス

▲上層階に併設する住宅「プラテシア」のエントランス

80代の祖父母を持つ世代としては、「グッドタイム リビング」のような、自立した自由で夢のある介護が介護業界全体に広がる日を祈ってしまうものです。