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「そのゲームは何が楽しいんですか?」 ゲームの好みがまったく合わない宇多丸と真野恵里菜

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

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■リアルなゲームが好きか、ファンタジーなゲームが好きか

一言にゲーム好きと言っても人によって好きなゲームのジャンルは様々なもので、中でも大きく好みを分けるのはリアルなゲームか、ファンタジーなゲームか、だと思っています。カッコよく言うなら、「写実派」か「ロマン派」か、です。CGを駆使したリアルなグラフィックで、等身大の人間が戦うゲームを好むのが写実派。ドット絵などデフォルメされた絵柄で、モンスターを倒して世界を平和にするゲームを好むのがロマン派。ファミコンやスーファミはファンタジーな世界観のロマン派的なゲームが多く、プレステの登場以降、写実派的なゲームが増えたように思います。
「マイゲーム・マイライフ」のパーソナリティーであるライムスター宇多丸さんは、完全なる写実派。今回、宇多丸さんの好みとは正反対のロマン派のゲストがやってきました。女優の真野恵里菜さんです。真野さんはかつてハロー!プロジェクトのアイドルとしてデビュー。デビュー当時はゲーム好きであることを隠していたそうです。事務所から制限がかかっていたわけではなく、自己判断でそのようにしていたとのこと。

真野「そのときのルックスが、黒髪のストレートで白いワンピースを着てピアノを弾いてるってイメージだったので、ゲームをしてますって言うと、みんなの夢を壊しちゃうのかなって。おうちではピアノ弾いてます、ってことにしなきゃいけないと思っていたんです」

真野さんの好きなゲームは、ドラクエ、FF、牧場物語などのRPGやシミュレーションゲーム。対して宇多丸さんはそっち方面には疎く、ゲストがFFの話をしたがるやいなや「すみません僕はFFやってないんです」と予防線を張りにくるのが番組の恒例にもなっています。というわけで、今回もそのようなお決まりのやり取りがありました。

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宇多丸「私ファイナルファンタジー、実はですね、まったくやってないんです」

真野「えっ……!? まったくですか!?」

宇多丸「まったくなんです! というのも、僕わりとリアリスティックなゲームが好きなんですよ。リアルに再現されたニューヨークの街とか、車を盗んだり、お金を盗んだり、その過程で人を大量に殺したり、ええ、まあ非常に倫理的には問題のある、そういうゲームばかりやっているので、ファンタジー的なものが苦手だと思い込んでいるところがあるんです」

外国の麻薬地帯で銃でドンパチやるといった、宇多丸さんの好きな系統のゲームについて、真野さんは「それは何が楽しいんですか?」とバッサリ。

真野「現実世界でできないことだから(楽しいん)ですか?」

宇多丸「言ってみればそれは僕なりのファンタジーですよね。現実世界で銃を撃つことはできないですし。ちょっとした旅行気分にもなりますし」

こういったゲームが苦手な理由として、真野さんはこう語ります。

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真野「(そういう暴力的なゲームは)『三國無双』でギリ(ギリ)でしたね。でも、ちょっと罪悪感がありました。ドラクエとかってモンスターを倒すので、非現実的だからできるんですけど、『三國無双』までいくと、やっぱり“対ヒト”になるから」

かくいう私も真野さんとまったく同じタイプ。これはゲームで何を重視しているか、にもよるのかもしれません。私は「敵との戦闘でスカッとすること」や「普段できないことをする背徳感」はゲームに求めておりません。コマンド入力のスキルを磨いて、勝てなかった敵に勝てるようになることが喜び、というのも一切なし。敵を倒せなくて先に進めないことはむしろストレスで、戦闘はそこそこにストーリーに入り込んで体感するのが何よりも大事なのです。どちらかというと、小説やマンガを読んでいるときの感覚に近いのかもしれません。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

真野「(牧場物語に)ハマりました。野菜育てて、出荷して、動物育てて……」

宇多丸「話聞いてるとただ仕事しているようにしか見えないですよね(笑)」

真野「恋愛イベントもあるんですよ」

宇多丸「牛や草だけじゃないんだ!」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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