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“下水道管路のドクター”が語る日本の下水事情

TBSラジオキャスターリポート

TBSラジオキャスターの久保絵理紗です。

久保絵理紗
TBSラジオキャスター
(担当番組/安住紳一郎の日曜天国 ほか)

東京ビッグサイトで開催された第26回 NEW 環境展に行ってきました。環境汚染問題や地球温暖化問題に関して、企業にも社会的責任が問われ、環境との共存が不可避な時代になりましたが、各企業がどんな取り組みをしているのか、あまり知られていないのが現状です。

そんな中、企業が環境に関する取り組みを展示情報発信する場として生まれたのがこの「NEW環境展」。2007年から始まり今年で11回目となるアジア最大級の環境に関する展示会です。今年は645社もの企業が出展!

▲管清工業株式会社ブース

▲管清工業株式会社ブース

今回はその中でも、 “下水道管路のドクター”の異名も持ち、下水道のメンテナンス事業を行う 管清工業株式会社(以下、管清工業。)の取り組みについて取材しました。代表取締役社長の長谷川健司さんにお話を伺いました。

▲代表取締役社長 長谷川健司さんにインタビュー

▲代表取締役社長 長谷川健司さんにインタビュー

●「管清工業株式会社」とは

創業55年を迎える、下水道管路施設の総合メンテナンスを行う企業。元々は、下水管メンテナンス機器の輸入販売会社だったカンツール社のデモンストレーション部門がはじまり。「製品を見せるだけより、実際に仕事で見せよう」との発想から、1962年に管清工業が発足した。現在は、下水道管の清掃業務から、調査、補修、防虫対策までも行います。

▲代表取締役社長 長谷川健司さんにインタビュー

▲留学当時のエピソードまでも気さくにお話くださる長谷川社長

長谷川社長は10歳の頃から下水管清掃の手伝いを行い、22歳から9年間、アメリカへ留学。留学の内容は紛れもなく「下水管清掃の修業」のため。「腰まで下水に浸かるのなんて朝飯前だ」と、力強く語る長谷川社長と下水道の付き合いは半世紀以上。

日本より下水処理技術が先進していたアメリカに修行に出た際、日本の下水管清掃は、そもそもの考え方が間違っていたとハッとさせられた、と長谷川社長。日本では当時、詰まりの原因となる固形物への対策は“水流で流す”ことだったそうですが、一方でアメリカでは“流す”のではなく、“取り除く”文化が浸透していたようです。

それ以来、管清工業では、下水の流れを阻害するものを、より取り除きやすい機器へと改良を重ねるなど、清掃業務のみならず、機器の自社開発にも取り組まれています。

▲管清工業により独自に開発された清掃器具

▲管清工業により独自に開発された清掃機具

●“日本の下水道”の現状と課題

日本国内の下水道管路の総延長は約47万km。地球から月までが38万kmと考えると、計り知れない長さの下水道が日本の地中に埋まっています。

都市部での下水道整備はほぼ完了している今、建築後50年以上経過した管路施設も少なくない中で、継続的なメンテナンスや補修が必要とされているのが、下水道の現状です。2012年12月の中央自動車道 笹子トンネルの天井崩落事故を皮切りに、インフラ設備の点検が重要視されるようになったといいます。

改めて日常点検の重要性が再認識されるなか、管清工業が推奨するのは、独自に開発した大口径管調査システム(大型調査ロボット)「グランドビーバー」による定期点検調査。大きな下水道は水流の流れも速く、人力による調査には危険が伴い、非常にリスクが高いとされていた中、無人で下水道管内を走行し、ビデオカメラに管内の状況を録画し、調査を行う方法です。

また、同じく無人化作業を可能にした大型清掃ロボット「グランドスウィーパー」の誕生により、清掃の可能性を大きく広げました。

●「出前授業」もしています!

管清工業では、下水道のことを環境教育の一環として、全国の小学校を中心に下水道に関する「出前授業」を行われています。水循環の仕組みや、排水管が原因で起こる土壌汚染や道路陥没事故など、事例を踏まえて分かりやすく楽しく、下水道のことを勉強できます。
参加した方にはプレゼントが!それがなんと、5色の便器!!さすが下水道のプロフェッショナル、発想が違います。ここでしか手に入らないこと間違いなし。

▲「出前授業」の参加者プレゼント。モノは黄金の、、、

▲「出前授業」の参加者プレゼント。モノは黄金の・・・。さっそく、愛用しています。

●身近なところに「管清工業」が!

都心部の方には、お馴染の待ち合わせスポット「恵比寿駅西口」。実は、こんなところに管清工業を体感できる場所があるんです!その名も「恵比寿KANSEIトイレ」。管清工業がネーミングライツを持ち、メンテナンスを行う公衆トイレです。私も実際に利用させて頂きましたが、まるで駅前の公衆トイレとは思えない見事な無臭!細やかな心遣いを実感しました。

●排水管のトラブルが起きたら、まずはお電話を!

今後の会社としての目標は、会社を300年続けること、と語られた長谷川社長。管清工業では、自治体や法人向けへの事業をはじめ、個人向けにも展開しています。

排水管のトラブルが起きたら、まずはお電話を!
0120-51-8131(年中無休24時間受付中)

▲代表取締役社長 長谷川健司さん、ドカンさん、セイコちゃんと

▲代表取締役社長 長谷川健司さん、ドカンさん、セイコちゃんと