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放送中

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金曜日恒例サラリーマンの声

森本毅郎 スタンバイ!

森本毅郎・スタンバイ!ロゴ

忙しい朝でもニュースがわかる「森本毅郎・スタンバイ!」
(TBSラジオ、月~金、6:30-8:30)
7時35分からは素朴な疑問、気になる現場にせまるコーナー「現場にアタック」
本日3月18日(金)はレポーター近堂かおりが『かつてあなたが書いた論文の中身を覚えていますか?』をテーマに金曜日恒例のサラリーマンの声をお届けします!

現場にアタックレポーター:近堂かおり
取材の着眼点と、インタビューでの表現力に定評あり。

 

今週、学歴詐称が巷を賑せていますが、ちゃんと学位を取得した人を紹介しましょう。
しかも、その人は91歳の女性で、30年越しの論文を完成させて博士号を取得したんです。フランスでのお話なんですが。「休み休み書いていたから、ちょっと時間がかかってしまったわ」と。ちなみに、博士論文のタイトルは「20世紀後半におけるブザンソンの移民労働者」。移民に読み書きを教えた自身の経験を踏まえた内容、ということでした。そこで今日のテーマです。金曜日恒例のサラリーマンの声。「あなたが書いた論文の内容とは?」

★遠い昔の思い出残る論文

「政治福祉学」。今は福祉というのは政治の中心なのが当たり前だけど、当時40年前はバカじゃないのって言われた。
「シラスの安定処理」。シラスっていうのは鹿児島の火山灰の話です。
テーマは「ボルテックスチューブ」っていう熱力学の、熱交換機です。冷たいのと温かいのを交換しながら、交換の効率を上げていくための設備。実際に自分らで作って発表した。
卒論「海難審判」。船の大学だったから、そういったことが起こるでしょ、だからそれについて調べた。
「海面活性剤の吸着」。どの活性剤が一番吸着性があるかというのを比較した表を作って卒論にした。
「国際司法裁判所の勧告的意見について」法学部の卒論。(力作だったのでは?)イヤイヤレポート用紙50枚くらい。しかも昔はパソコンないから全部手書きです。今みたいにコピペとか出来ませんからね。論文っていうのは引用する、必要な部分を京大式カードに書いて集めて、それを元に書いていくわけです。だから半年くらいかかりましたかね。一応、Aくれましたけどね。

卒業論文が多いですが、色んなテーマが出てきました。私にはちんぷんかんぷんのテーマですが、皆さん、よく覚えていました。遠い昔の話だよ、と言う人もいましたが、中には今でも家にあるよ、という人も。最後のお父さんは参考文献をコピーもせずに、本を読んで京大式カードにもくもくと書きためて論文を作成したそうです。苦労した分だけ思い出も残りますよね。

★卒業するためだけの論文

卒論。えっと、食と、食とね、医療っていう。検証まではいってないね。ただ、要するにあれと同じ。小保方さん、小保方さんがやったようにコピーアンド(笑)。資料を引出してきて全部手書きで書き写し。だからそれだけでも努力を認めてくれるじゃん。
農学部だったんで、何だっけな?えーっと、木材の接着のやつをやったんですけど、えっとね「微量塗布による接着効果」みたいなのをやったような気がする。
大学の専攻が経済だったんで、タイトルですか?ちょっとタイトルまでは覚えてないですね。何の話?えー、ちょっとハッキリ言って卒論とは言いながらもコピペでペッペやってたんで。自分であんまり考えていないんで記憶にも残ってないんだと思う。参考にする資料や文献を探すのには時間が掛かりましたけど。書くのは数日で、5枚10枚くらいだったかな。本当にその程度なんで。

まさに、卒業するためのだけの論文!(笑)だから内容もいまひとつ覚えていない・・・。しかもコピペ。まあ、当時は書き写しですから、労力はかかってます・・・かね?(笑)最後のお父さんに至っては、共同研究だったらしく、自分の担当部分のみの5枚10枚で済んだと。もうちょっと熱意が欲しいところですが・・・無事卒業できてよかったですね。

★現在執筆中!『営業とマーケティング』

去年と今年も海外の営業とマーケティングの国際学会に送って選ばれたので、今年の6月ベルギーで発表します。日本の営業と海外の営業は違って、我々は営業をずっとやってて、日本の営業って世界一優秀だと。マーケティング活動もするし、実際の販売活動もする。海外の営業っていうのは販売活動、マーケティングは戦略を作って実行するのが営業なので、実際言われたことをやるだけの部分が多い、全部とは言わないですけど。日本の営業の人っていうのは、よりお客さんのニーズとか色んなものを考えながらお客さんに良いモノを提案して活動していて日本人営業が一番優秀だと思うんで、その辺りを一生懸命海外に発信してるって感じ。やっぱり素晴らしいねって言われたました。営業が価値を創造するって考え方を持っていなかったんで素晴らしいというのと、去年発表したやつに関してはボストンの学部で授業として使わせてくれと言われたんで、ベルギーの大学院、ビジネススクールでもそこで興味を持って共同研究したいというオファーもあります。

国際学会で論文を発表するなんて、スゴイですよね!選ばれし論文です。
製薬会社にお勤めですが、営業とマーケティングの研究をしていて、大学院でも教えている方でした。ちなみにこの論文はA4で7ページ、英語で書かれているそうです。発表も英語で行うんですって!そして、その論文は海外でも評価されている、ということは、とどのつまり、日本の営業マンが素晴らしい!という話。

サラリーマンのみなさんが泣いて喜ぶ、イイ話を聞けちゃいました!(なんだか、私も嬉しい♪)

 

(取材・レポート:近堂かおり)

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