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ゲームは決して私を裏切らない! ネットリテラシーをネトゲで学んだでんぱ組.incの古川未鈴

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

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■父と母はそれぞれ別の部屋で自分のやりたいゲームをやっていた

4月に番組が始まって以来、毎回異様に濃いゲームトークを繰り広げている「マイゲーム・マイライフ」、4人目のゲストとしてやってきたのはでんぱ組.incの古川未鈴さんです。ガチのオタクだった女の子が集まったアイドルグループであるでんぱ組.incには、ゲームに精通するメンバーも多いことで知られています。というわけで、密度の濃いトークが聞けるであろうと期待していたのですが、期待通り、いや、それを遥かに上回るほどの神回でございました。

冒頭からライムスター宇多丸は、未鈴さんのことを「師匠」と崇め、「ゲーム廃人度の桁が違う」と言います。

未鈴「ちょっと早口になる可能性があるけどいいですか?」

宇多丸「現状、二人ともすでに相当早口です(笑)」

と最初からフルスロットルでゲームトークが始まりました。両親からおばあちゃんまで、家じゅうの人間がゲームをする環境で育った未鈴さん。家庭内では父と母が別の部屋でそれぞれ自分のやりたいゲームをやっていたというから驚きです。一つのテレビ画面をみんなで見ながらゲームをするわけじゃないあたりが、本物です。

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■ネットリテラシーのすべてはネトゲで学びました

自分でゲームをするようになってからは、ゲームセンターでの音ゲーにハマり、マイスティックを持ち歩くほど。ドラマーでも何でもないのに、楽器屋に行ってしっくりくるドラムスティックを探したのだそうです。おかげで、「最Ψ最好調!」のPVでドラムを叩くことになったときも、当時の経験が役立ったと胸を張ります。

ゲームから学んだのはほかにも数知れず、「ラグナロクオンライン」で本名や住所、顔写真を晒さないといったネットリテラシーのすべてを学んだという未鈴さん。「w」を使わない、という当時のプレイヤーの間での謎のこだわりについても語っていました。

未鈴「(『ラグナロクオンライン』の中でチャットをするときに)“w”を使わないと徹底していたんです」

宇多丸「笑いの意味の“w”?」

未鈴「そうです。“w”を使わないとちょっと強いひとに見えるんです。雰囲気を重く見せるために、上級者プレイヤーほど“w”を使わない風潮がありました」

さらに、でんぱ組.incメンバーの最上もがとは実は「ラグナロクオンライン」の世界で先に会っていて、メンバーになってからそれが発覚した、という驚きのエピソードについても語っていました。数あるサーバーの中でたまたま同じサーバーで、お互い“廃人ギルド”と言われるヘビーなプレイヤーの集まるギルドに所属し、ギルド対抗戦で戦っていた二人が、その後同じアイドルグループで活躍することになるなんてこんな偶然なかなかありません。

■ゲームは「今日、無理だから」と決して裏切らない

エピソードに事欠かない未鈴さんのゲーム人生ですが、個人的に最もグッときたのがこのやり取りでした。

宇多丸「ラップも全然商売にならなくて、寂しい俺を相手にしてくれるのがゲーム機で」

未鈴「わかる! やっぱりゲームって裏切らないんですよね!」

宇多丸「そうですね。呼びかけると返事してくれる、みたいな」

未鈴「そうそうそう! 『今日、無理だから』って言ってくることがないから。自分の都合に100%合わせてくれるんですよ、彼ら(ゲーム)は」

宇多丸「時間も選べないですしね」

未鈴「そう、だからぼっちにはありがたいんですよ、ゲームって」

そう、そうなんです。よくぞ言ってくれました。ゲーム好きにとって、ゲームは最高に面白く、最高に都合がいい、そんな存在なのです!

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

(ダイエットのために、恋愛シミュレーションゲームをする際に、普通のコントローラーは使わずに、「ダンスダンスレボリューション」のマットをコントローラーとして使って、体を動かしながらゲームをしていた、とのお便りを受けて)

未鈴「ゲームはダイエットに向いていると思います! 一個、開発したダイエットがあって、ネトゲダイエットっていうんですけど……」

宇多丸「聞くだに危険な匂いがぷんぷんしますけど」

未鈴「ネットゲームやると、ご飯食べる時間も寝る時間も惜しくなるんですよ。でもどうしてもお腹がすいちゃうから、片手間に何か食べながらゲームをしたいわけですよ。そこで私が編み出したのが、スルメなんですよ」

宇多丸「スルメ!」

未鈴「スルメを食べながらやる。そうすると、あまり手が油っぽくならないし、噛みごたえもあるし、満腹感もあるし、なおかつカロリーも少ない」

宇多丸「体に悪いわ!(笑)」

未鈴「生活に時間をかけなくなるんですよね、基本的に」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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