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「音楽もアップデートで拡張させろよ!」 スチャダラパーBoseのエンタメ論

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

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■アップデートしていけるゲームが羨ましい! どうなる音楽業界!?

ライターが誰かにインタビューをする際、インタビュー相手が見知った仲だったり、相手についてあまりに詳しかったりすると、ほかでは聞けない話ができる分、“読者置いてきぼり”な話になることがあります。知り過ぎていると、基本情報的な上澄みの部分ははしょって、すぐにディープなトークに入っていくのです。

スチャダラパーのBoseがゲストである前回と今回の「マイゲーム・マイライフ」は、ほかのゲストの過去放送と比べて内容のディープさが明らかに異なっていました。ライムスター宇多丸とBoseが旧知の仲である分、トークが“自己紹介的”なものではなく、別の方向に進んだのだと思われます。

今回は、ゲームから学んだこととして、Boseが音楽作り、そしてエンタメの提供者としての考え方を述べます。

宇多丸「昔からインタビューとか読んでいても、戦う相手は、同じ音楽だけじゃなくて、ゲームとか、色々なエンターテイメントと同じステージで戦わなければいけない、って毎回言ってますよね」

Bose「だから僕ね、ダウンロードでどんどんアップデートできるゲームが羨ましくてしょうがなくて。だって、変えていっていいんだもん! 変えてくやつやらせろよ!」

宇多丸「音楽もね、ダウンロードでどんどん拡張していくようにしたいですよね」

Bose「変えたいもん。ずっと遊べるのも羨ましい。なんで音楽ではそれができないんだろう」

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Boseさんは、パラメーターひとつとっても長く遊べるように計算し尽くされているゲームに触発されて、音楽作りもされているようです。
音楽をダウンロードでアップデートさせていきたい、という話は初回のゲストだった三浦大知さんも似たようなことを言っていました。アーティストならではの悩みであり、エンタメの中でも音楽がひときわ古い時代のまま止まっていることを示しているようでもあります。音楽はダウンロードで買うのが主流になり、そもそも、(本当はよくないことながらも)買わずともインターネットで聞けてしまう時代です。長く聞かせる工夫は、誰が一番に始めるのでしょう。このネット時代になっても“買わせる仕組み”が整っているゲームはいい教科書です。案外、Boseさんのようなゲーマーのアーティストが最初に突破口を開くような気もします。

ライムスター宇多丸とマイゲーム・マイライフ

■今回のピックアップ・フレーズ

宇多丸「やっぱりボーちゃん(Bose)の(VR体験の)反応がいいですわ。あのね、声だけの表現がカネ取れる表現だね」

文/朝井麻由美(ライター、コラムニスト)

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