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富士山が見える日は、昔より増えている

ジェーン・スー 生活は踊る

番組お抱え気象予報士・増田雅昭さんのお天気コラム!今回は「平年値の差」について。

100年前の天気がわかる!
実は先日、気象予報士的にはビッグニュースがあったんです。
先月3月28日に、100年以上前の気温の観測値がインターネットで見られるようになりました。地点によっては、100年以上のところもあるそうです。
紙資料で残していたものを、データ化し、公開されたんですね。
ちなみに、100年前1917年の4月13日の東京は・・・最高気温12.1℃ 最低気温7.1℃、雨が降っていて、寒かったんですね!

平年値の差を比較
スーさんからの「過去30年間の平均=「平年値の変化」を教えてほしい」というリクエストに答えました。以前も少し話しましたが、平年とは、過去30年間の平均。
現在は1981~2010年の30年間の観測値を平均しています。
これは10年毎に更新されていて、次は2021年に1991~2020年の30年間の基準に更新されます。つまり、10年ごとに「平年並み」の基準が変わるんですね。
今日は「1961〜1990年の30年間をもとにした平年値」が載っている、日本気候表をもとに「現在の平年」と比較をしてみました。

昔より暑くなった、寒くなった?
東京の平年を調べると・・・
・年間の最高気温は当時19.5℃→現在は19.8℃
・年間の真夏日(30℃以上)の日数は、44.7日→46.4日に増えている!
緩やかに、気温が上がっているんですね。
もちろんこれは平均的な話なので、35℃以上など極端な日は増えています。
興味深いのが、「35℃以上の日数」が「1961〜1990年の30年間の平年」が載っている日本気候表には載っていなかったということ。当時は35℃以上になることが、あまり無かったからなんですね。

雪の量は、減った、増えた?
気温が上がっているということは、雪の量は減っています。
東京の1年間の雪の日数は、当時は、10.6日→現在は、9.7日
一年間のトータルの雪の量は平年で、当時は、15cm→現在は、11cmに変化しています。

ここまでは、緩やかな変化を紹介しましたが、極端に変化しているものもあります。
それが、
当時の東京の霧日数は、1年間に約12日ありましたが、→現在は2.7日
→朝晩の冷え込みが弱くなっていること、あとは乾燥が原因。
湿度100%で霧になりますが、特に都市部ではコンクリートが増えたことなどにより乾燥していて、霧が出にくくなっているんですね。

ただ、乾燥すると・・・富士山が見える日が増えるんです。
空気がキレイになっていることもありますが、空気が乾燥して湿気が減ることで、東京から富士山の見える日数は増えているんですね。
生活は踊る20170413