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【作品紹介】葱・魔術/芥川龍之介(4月2日、9日放送)

ラジオシアター~文学の扉

芥川龍之介は、データの整理、管理の達人だったと言われています。
中国文学から、イギリス、フランス文学など、幅広いジャンルの文献を常に分析していたそうです。
だから歴史小説もお手の物、ということなんですが、
今回ご紹介した作品は、彼の中でも、管理や分析に頼らず、
最も現代を意識した珍しい作品、と言えるかもしれません。

芥川龍之介は、35歳でこの世を去りますが、
今回の作品『葱』『魔術』が書かれた大正八年、27歳のときに、
作風において、大きな変化がありました。
この時期は、従来の歴史をモチーフにしたものから、
現代に着想を得るちょうど端境期(はざかいき)にあたります。
師匠、夏目漱石の影響も多くみられるのも、特徴です。

 

「葱」
カフェの女給をしているお君は、貧しいながらも、芸術を愛していた。
そんなおり、若き名もなき芸術家、田中に出会う。
二人は、初めてのデートをするのだが・・・。ある八百屋の前でお君は・・・。

「魔術」
ある雨の夜、私は、ひとりの魔術師を訪ねる。
そこで、彼はある魔術を伝授してもらうのだが、魔術師は、こう言った。

「この魔術は、欲のある人間には使えません」

いよいよ私が魔術を披露するときがきたのだが、果たしてうまくいくのだろうか?

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