野球、終わんないねぇ。
はい、短縮決定〜。
恒例の台本直しタイム。
......あれ、しまおさんどこ行った?
まさか?
まさかなのか?
帰ってキター!
しまおさん、同じTBSビル内で生放送中の『オールスター感謝祭』のスタジオに潜入、
バッチリ画面に見切れた上にオヤツをゲトって来たのでした......!!!
まさかと思ってモニターを注視していたタマフル関係者全員、
冗談抜きで叫びながら膝から崩れ落ちましたヨ。
「(わたし、あそこに映ってたんだぁ)」
放送開始10秒前。
「しまおさん、アンタまじですげーよ」
「そうですか?」
放送開始は10時25分から。
内容を大幅に変更し、まずは"スネーク"しまおの戦況報告から。
(当日放送予定だった某アニソン作家特集はまたしても延期に。サーセン)
10時40分からはミッツィー申し訳さんによるJ-POP DJ MIX SHOW『申し訳ないとフロム赤坂』。
某三越のイートインコーナー・リニューアルへのオマージュ(なにそれ)、
そして巷で噂のバナナダイエットに乗っかる意味も込めて、申し訳フルーツDJ MIX!
気になる曲はその場で確認。
サイドキック(DJの隣でワーワー煽る人)の鑑です。
本日の参考資料その1。
ヒップホップ専門誌『blast』2002年1/2月号(表紙はライムスター)。
宇多丸の連載『怪電波フロム神保町』では楳図マンガについて。
他にもメイン特集はライムスターだったり(いい記事!←インタビュアーはあたくし)
『ブラスト公論』は「なんだよ安室ぉ〜」の回だったり、
こりゃいい号だ!
本日の参考資料その2。
『何がジェーンに起こったか?』
『生血を吸う女』
『ほんとにあった怖い話』
『神の左手悪魔の右手』
映画パンフレットやムック本も揃えて、明らかにこの男、本気。
というわけで11時からは満を持して無差別映画評論コーナー『ザ・シネマハスラー』。
今週のサイの目映画は楳図かずお原作、『おろち』! 長いよ!
「僕、楳図マンガの大ファンなんですよね。どんくらいファンかというと、いつか楳図マンガ論で一冊書きたいと思ってるくらい。楳図マンガの映画化に関しては、だから相当うるさ型の観客だと言っていいと思います。
僕の考える楳図マンガの恐怖とは、内面がもの凄い恐怖に支配されちゃってる人はやがてそれが外面にも侵蝕してくるし、逆に外面がもの凄く怖くなっちゃった人は内面もそれに応じて怖くなる、ということ。『恐怖は主観である』、『世界は主観である』、『恐怖は主観であり、それは客観と影響し合う』、そういう考え方が楳図マンガの基本的なテーマだと思うんですね。
例えばとある短編で、ちょっとずつ歪んだ家の中に住んでる女の人が表に出たら顔が歪んでた! みたいな。
象徴的なのは、楳図マンガで誰もが思い浮かべる『怖さ』って、恐怖に歪んだ人の『顔』なわけじゃない? つまり、『"怖い"と思ってることが怖い』という恐怖なんだよね。よく出来た怪談とかホラー映画って大体そういう構造を持っているんです。幽霊そのものが怖いんじゃなくて、『幽霊を見てしまった』という主観的事実が怖いんだ、と。
だから楳図マンガで一番怖いのは、怖い人が怖い顔をして『怖い!』と叫んでいるところ。そこで強制的に共感させられてしまうから、こっちも『ひいいいぃぃっ!』ってなる、というね。
では、さて。実写版『おろち』でそのあたりはどうなっているか?
先週、週刊マンガは<演繹的エンターテイメント>、映画は<帰納的エンターテイメント>、両者は本質的に食い合わせが悪いんじゃないか? という話をしました。http://www.tbsradio.jp/utamaru/2008/09/77_1.html
この原作の『おろち』というマンガは中短編集なんです。原作をいくつかつなぎ合わせて一本の映画にしてるんですが、その意味ではまずそもそも映画にしやすかったと言える。だから原作のチョイスが正しい。
それにこの『おろち』という原作自体、映画をもとにした作品なんですね。『姉妹』『血』という2本の短編がベースになってるわけですが、これはロバート・アルドリッチ監督の『何がジェーンに起こったか?』を下敷きにしていて、つまりもともと映画的な短編を選んだってことなんですね。
その他の点から見ても、映画化に向けての戦略があるなっていうのは一発で分かるわけです。
だから結論を言うと、これまでの楳図マンガの映画化作品、もっと言えばあらゆるマンガを原作にした映画の中でも、結構トップクラスに出来がいいんじゃないかな。とってもよく練られてる。脚本・演出・美術・撮影・配役・演技・編集・音楽まで、隅々まで丁寧に作られてるなぁ、と思いましたね。
素晴らしいのは、そんなに予算があるとは思えないのに、ちゃんと画面にリッチさが漲ってるんです。もともと舞台が限定された場所だから、そのぶん衣装とか美術に予算を使えたんだと思う。お金の使い方が正しい。『花より男子』みたいにあちこちロケ行ったはいいけど画面そのものが貧乏臭くて死にそうだ! というのと逆ですよね。
役者さんの演技も素晴らしい。
木村佳乃さんっていう女優を初めて素晴らしいと思ったし、中越典子さんも難しい役をよくやったと思います。さらに難しいおろち役を谷村美月さんはよく演じきった。もともと原作のおろちという役自体が、ハッキリ言ってちょっと無理がある設定なんですよ。でも『おろち』である以上、出さないわけにはいかない。そこを演出が頑張って、谷村美月も頑張って、ちゃんとおろちに見えましたよ。
もちろん、『なんやそれ!』という感じはあるんだけどね。でも、これはハッキリ言っておくけど、楳図マンガから『なんやそれ!』を取ったら楳図マンガじゃない! イビツなところをなくすとそれは楳図マンガにならないし、楳図映画にならないんですよ。
これまでさ、マンガ原作の映画化って言った時に、そのマンガを読んでいる時のタッチをどう表現するのか、今回で言えば、楳図マンガを読んでいる時にしか味わえないあの手触りをどう再現するのか? そこが大事だと思うんですけど、この映画でそれが出来てるところはちゃんと作り手が意識しているんですよね。
楳図マンガ特有の、どこかギクシャクしたコマの時間感、キャラクターの動き方。そういうところもちゃんと計算に入れてつくってるんだと思って、うるさ型の楳図マンガファンとしても納得しました。かなり満足度高いですよ!
言っちゃえばバカバカしい、『ジャンル映画』な訳だけども、きっちりつくればこれだけの水準の映画になる! というのが嬉しかったですね。
あえて食い足りないところがあるとすれば、楳図マンガの特徴である『内面の恐怖が外面に影響する』というところ。思うに、監督は木村佳乃さんを最後まで綺麗に撮りたかったんじゃないかな? 結局、最後まで木村佳乃さんはそれほど醜くならないんだよね。でも、僕はこの映画の豊かさや原作に対する敬意、監督が女優・木村佳乃にちゃんと思い入れてるからこそ、というのも鑑みて、この映画に限っては『それはそれでOK!』という気になっちゃいました。
僕はそのくらい、この映画は積極的に褒めていきたいです。本当に、本当に、心からオススメです!」
次週は『パコと魔法の絵本』!
無事やりきったワーイ。
ポッドキャスト収録開始(前編・後編)。
またしまおさんがいない......まさか『オールスター感謝祭』の打ち上げに紛れて込んで
ニノ相手にメイク・レジェンドならぬメイク・ルネッサ〜ンス!
なのか?
なのか〜!?
実際は打ち上げ会場に紛れて紳助&ワッコさんの挨拶を聞いてきたそうです。
それはそれですげぇ。
お疲れグワシ!!!
しまおさんは本当に引き出しあるなぁ。
【本日のじまんTシャツ】
渾身のフルーツMIXに合わせてオレンジレンジTシャツをチョイス。
その後、朝4時のカレー屋にてマネージャー補佐・荒井女史にナゾのマッサージ。
どういう会話の流れかは分かりませんが、唐突だったことに違いはありません。
また来週!(宇多丸画)
(構成作家・古川 耕)









