
「幕の内ってどういう意味なの?」
ここ最近、その日の弁当を予想しながら
スタジオ入りするパーソナリティ。
弁当にまつわる独り言が増えてきていささか心配です。

野球延長もなく、つつがなく定時21:30スタート。
のっけから早くもゲスト登場......
ノーナ・リーヴスの西寺郷太さん!
と言えばこの話題しかない。
「緊急報道特番! ノーナ・リーヴス西寺郷太が語る政局解説!」
天才ポップソング・クリエイターにして自民党〜小沢一郎マニア。
「小沢一郎=マイケル・ジャクソンほぼ同一人物説」
はタマフル史上でも1、2を争うクラシック(参考音声:
前編・
中編・
後編)。
今回、「ふたりの吉田」というキーワードで
福田首相突然の辞任劇の裏読みや西寺さんなりのメッセージを
野球になぞらえ語っていきます。
絶品!!

22時からは博打型無差別映画評論コーナー「ザ・シネマハスラー」。
今週のサイの目映画は
『デトロイト・メタル・シティ』!「まず僕なりの原作コミックへのスタンスを言っておきましょうか。
初めて読んだとき、ずっとクスクス笑ってて、まぁ要は楽しく読んじゃいました。いわゆる『なりすましコメディ』の一種ですよね。主人公が何者かになりすまして取った行動が思惑とは逆に----主人公にとっては概ね悪い方向に----解釈され、事態がどんどん大きくなってしまうという。原作で言うと、根岸君という気弱な主人公が『ガーリーな音楽をやりたいんだ!』と言いながら、実際はデスメタルをやっている、というのが基本の構造。だけども同時に、根岸くんが抱える日頃の鬱屈や不満がクラウザーさんの人格を借りて爆発する、というのが一種の痛快さを生んでるんですね。根岸君の中にもちゃんとクラウザー性があるんだ、というのが『なりすましコメディ』としてもこの作品独特の面白さになってるんだと思います。
あと、マンガの中で描かれているデスメタルや『オシャレな音楽』、ハードコア・ラップなんかは、あくまで記号として扱われている程度にしか過ぎません。あえて表層的にしか見せてない。だからなのか、僕としてはそんなに不快ではなかったんです。それはたぶん、音楽を記号的に描いてバカにする態度っていうのが一環してるからだし、同時に、記号は記号なりにある程度正しい一面を捉えてたから。ついでに言うと、このマンガがなぜあそこまで人気が出たのかというと、デスメタルでもオシャレな音楽でもハードコア・ヒップホップも、要はそういう音楽や趣味について一般の人は『なんとくアイツらコワイ』と脅威に感じてて、あわよくばバカにしたい、という気持ちのあらわれが裏にあるんじゃないかと思います。
......と、ここまでが原作について。
で、実写版。
最初、松山ケンイチがクラウザーさんに扮装した写真を見た時、誰もが『おっ!?』と思ったと思うんですよ。そのくらいソックリだったし、だから僕も結構、期待して観に行ったんですが......結論を言うと、非常に残念なシロモノになっちゃってましたね。
まず、マンガだったからギリギリ成立する、音楽を記号的に扱うというアプローチが、映画だと伝言ゲーム的に実像からさらに歪曲されてて、もはや完全に別物になっちゃってるんですね。それから松山くんの演技。クラウザーさんとしては頑張ってるんだけど、素であるところの根岸くんの状態のほうが異常に見えちゃうんですよ。病的に空気が読めないオカマにしか見えないっていうか......クラウザーさんのほうがよっぽどマトモに見えちゃうんですよ。だから『なりすましコメディ』としても成立してない。実像と虚像に落差が出来てないからギャグも効いてこないんですよね。気弱な青年とオカマは違うよ!っていう。
あと音楽描写についてもね、例えばラップなんかはKダブ・シャインとDJオアシスが本格的なサウンドでギャングスタ・ラップのパロディなんかをやったりしてて、それ自体に批評性があったんですね。だけど、劇中ではダイノジ大地さん演じるMC鬼刃のラップがラップに聴こえない。ハードコア・ラッパーのパロディであるべきなのに、最初からラッパーに見えないんだよね。全然音楽になってなくて、そこで何が争われているかまったく分からないんですよ。音楽描写がいい加減なせいで何やってるか分からない、というのがこの映画には結構あるんですよ。それこそクライマックスまで。しかも、なんかちょっとイイ話げにしようとさえしてて......そんなのノれないよ!
しかも噴飯モノなのが、結末を『音楽は素晴らしい』みたいな美談に着地させようとしててさ。だったらもっとちゃんと音楽を描かなきゃいけないよ! 記号としても音楽をバカにしきれてないし、ちゃんと敬意を払ってイイモノとしても描けてない。なんだよ!って感じ。
細かいことを言えば、加藤ローサはミスキャストだったんじゃないかなぁ。そんなに音楽に対して保守的な人に見えなかった。あと僕はそんなにデスメタルに詳しいわけじゃないですが、ライブの客席ってあんな感じじゃないとは思いますけどね。みんなして手を上げちゃったりして。
ただ結局、個人的に一番ガッカリするのは、主人公はかわいらしくてポップな音楽をやりたいのに、ハードコアな音楽をやったらそっちのほうが受けて人気も出て、という、その設定自体が一番のフィクションなんだよね。クラウザーさんみたいな人がいるバンドが話題になるなんて、そんな楽しい状況ではないんですよ、この国は。そこが一番のウソなんだよ! ただ、マンガのほうはそういったハードコアな音楽の楽しみ方を示唆するという意味で、入り口たり得るとは思うんです。こんなヒドい歌詞を歌う音楽って面白そう! みたいな。でも映画だと、そういう攻撃的な部分や毒は薄められてたりカットされてたりするんですよ......残念でした。あ、アニメ版は
オススメです!」
来週は、「仮にもスター・ウォーズ!」、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』!

20時20分過ぎからは
J-POP/アイドルソング/日本語ラップその他もろもろDJ MIX SHOW
「申し訳ないとフロム赤坂」。今週は
「宇多丸の夜ズバッ! 〜発情期、体のほてりを静めるには夏の終わりソングが有効〜 MIX」。
なんのことか分からないでしょうが、我々だって分かりません。

ミッツィーさんが用意した台本。
最初はこの3倍近くありました。
ミッツィーさんがいかに自分の演技力を高く見積もり過ぎているか、
そして宇多丸その他に負担を強いているか、
ここに全文を掲載しておきます。

一方その頃、ストリーミング放送では。
音楽を流せないこの時間、いつものようにDJマッホー登場。
のはずが、しまおさんがミッツィーさんの小芝居に駆り出されているため不在。
よって構成作家の不肖・古川が留守電トーク
(留守電感覚の寂寥感溢れるトーク)
による音声版「東京ブッキ通信」を放送。
内容は単なるシャーペン自慢です。
左から
・ファーバーカステル TK-FINEバリオL 0.3/0.35mm。
・ぺんてる グラフペンシル0.5mm PG5-AD。
・ぺんてる メカニカグラフ0.3mm PMG-AD。
・プラチナ プレスマン0.9mm。
・ロットリング シャープペンシル600 0.3/0.35mm。
・ラミー スクリブル0.7mm。
自分で言うのも何ですが、本当にセンスがいいですね。

しまおさんにも無理やり書いていただきました。
(ブッキハラスメント)

20時40分からは漫画家・コラムニスト・90年代のミューズ・
『ラジオマニア』公認"ラジオ警察"しまおまほさんとの駄話フェス
「ミューズの引き出し」。
内容は嵐のコンサートの感想(アイドルのライブはシブがき隊以来)。
「ぎゃあああぁぁぁ〜〜!」
始終ニタニタしてました。

マツジュンがペロッと舐めた指で観客を挑発......
というエピソードをパーソナリティが再現。
二日酔いの人?

23時からは特集コーナー「サタデーナイトラボ」。
「俺たちの夏は正しかったことを証明しよう! 妄想サマーソング大特集」ここでようやくノーナ西寺さんに本職としてコメントしていただきました。
西寺さんが選んだ思い出のサマーソングは
吉川晃司"ラ・ヴィアンローズ"。
1984年リリースのサード・シングル。
対して宇多丸の妄想サマーソングは
原田知世"ハンカチとサングラス" 。
1985年リリースのサード・アルバム「パヴァーヌ」収録。
どちらも名曲です。

放課後ポッドキャスト、西寺さんを交えて3本収録(
前編・
中編・
後編)。
前編は西寺さんによる「福田前首相=左投げ軟投派ピッチャー論」。
中編は構成作家・古川による文房具話と西寺さんの特殊メモ術。
後編はしまおさんの好きな男のタイプ。
寝たフリで話題をスルーしようとするしまおさん。
芝居のクオリティの低さに心底イヤな話題だということが伺えます。

お疲れさまでした!

お疲れさまでした!

お疲れさまでした!
(かっこいい男が近づいてきた時のしまおさんの擬態)
【本日のじまんTシャツ】

9月3日、阿佐ヶ谷ロフトAで行なわれた
『吉田豪大生誕祭!!』で入手した吉田豪似顔絵Tシャツ。
(画・小西克哉)

放送後、三宿WEBにて申し訳ないと。
パーソナリティ、9月向けに選曲したCDバッグを
丸ごと忘れたようで、わりと場当たり的な選曲。
結果的によかったと思います!
【宣伝】


13日の放送終了後、渋谷LOUNGE NEOにて
「W.I.T」があります。
ディレクター小荒井さん(DJ KIT Koala-I)がメインフロアでハウス〜テクノやR&B、
あたくし古川がラウンジにて懐メロ感覚溢れる90年代US HIPHOPをプレイします。
ちなみに当日は古川の誕生日だったりもするので
容赦なく祝いに来たりするのもいいと思います!
(構成作家・古川 耕)