放送後記 第44回
私事で恐縮ですが、デジカメ買い換えました。
このブログ用に。
今まで使ってたのが古くていい加減、閉口してたんすよ。
なので、思い切って宇多丸も使ってるEXILIMの新型を大購入。
手振れ補正機能付き。
いつもの感じの写真も問題なく撮れます。
(取れたボタンをテクニカルディレクター大沢船長に
付けてもらってご満悦の宇多丸)
アップもいけます。
(先週しまおさんにプレゼントされた数字柄ネクタイ)
凄いアップも撮れます。
こいつァ……遊べる!!
そんな手応えを噛みしめつつ放送スタート。
オープニングでは倖田來未の「35歳以上の女性は羊水が腐る」発言に一言。
倖田さんの無知も問題は問題ですが、
それをよりによって(録音放送なのに)スルーした制作側にも問題アリ。
加えて言えば、こうした「無知による悪意なき発言」こそが
差別意識を助長する要因だったりもするので、
倖田さんのウッカリだけでは済まされない、実は根の深い問題だったりもします。
宇多丸の言うとおり、「良識やモラルのラインをはっきりと見定めた上で
それをあえて乗り越えるブラック・ジョーク」だったら大歓迎だったのですが。
とりあえず倖田さんはプロモーション活動自粛ということで、
宇多丸からの応援の意味も込めて“COME WITH ME”をオンエア。
2003年の曲だけどな!
10時からは、ラッパー志望諸君 a.k.a 当番組リスナーからの
悩み相談に先輩・宇多丸が答える「ラッパー志望ですけど」。
Q「先週のJAY-Zの『ラップのうまさ』を伝えるたとえ、よくわかりました。でもラップの上手い下手ってどういうことを言うの? また、なんでヒップホップの人は上手い下手をそんなに重要視するんですか?」(ラジオネーム・サエコさん)
A「リズム感の良さやライミングの巧みさ、声の良さ、歌詞の構成力など、どれも『ラップのうまさ』の要素と言っていいでしょう。ただ、『上手い』『下手』が意識されるのは他の音楽にもあること。ただヒップホップの人がそれを重要視しているように見えるのは、そうすることで他のリスナーとコミュニケーションを計っているという側面があると思います。それと、MCバトルというラップの優劣を競う場もありますが、あれはあくまで遊び。ヒップホップはスポーツではないし、その何よりの証明が、『うまいラップ』=『よいラップ』ではないということです」
この回答を受けてかけたのは、日本のラップ界最後の秘宝こと
福岡のトージン・バトル・ロイヤル(10年前にすでに解散)。
ソウルフルで男前なトラックに乗る、しょーもなさ満点のリリック。
(メンバーのひとりは金八先生のことしか歌ってない)
しかも猛烈にファンキーで男臭くてかっこいい。
いい意味で最高に間違った男たちの姿がここにある……!
10時20分過ぎからはJ-POPをDJ目線とちょっとした嫌がらせ感覚で
クラブMIXする「申し訳ないとフロム赤坂」。
今日のDJは総帥・ミッツィー申し訳。
ちょうど同時刻に放映していた『特命係長・只野仁スペシャル』に便乗して
高橋克典のモノマネで登場。
勢いだけで結構持っていかれます。
バレンタインデーが近いということで、MIXテーマは
「男どもが貰うバレンタインチョコレートの3%は万引きされているモノMIX」。
実家がファンシーショップをやっていた頃のデータを交えて(!)
戦慄のエピソードを披露してくれました。
それでもミックス内容はどことなくガーリー。
そして締めはBUCK-TICkの“My Fuckin' Valentine”……女々しい!
あ、ミッツィーさんの後ろで見学しているのは大御所放送作家の妹尾さんです。
10時40分からはマンガ家・コラムニストのしまおまほさんを招いての「土曜日の実験室」。
「しまおさん、その腕のそれ……何すか?」
「腕が細く見えません?」
内容は頂いたメールへのお返事。
「しまおさんはミーハー感覚でTBSラジオをチェックしているのではないですか?」
との鋭いご指摘もあり。
はっきり言ってその通りです!
芸能人を目撃しに控え室から消えることもしばしば。
でも、そこがしまおさんのいいところでもあり。
見逃してくれよ!©小泉今日子
11時台は、先週の最新映画特集を受けて更にディープな
「日本ではすぐ見られない映画特集」。
ゲストは雑誌『映画秘宝』のアートディレクターであり映画評論家、
何より宇多丸のよき映画討論仲間である高橋ヨシキ氏。
リージョン・コードによりゲームや映画の世界で
文化的国境が勝手に作られている状況、
その中で文化的鎖国に陥りつつある日本、
ショックを受け入れたくない観客の増加、
残虐描写が勝手に自主規制されていく様子……
等々について話し合いました。
時間は短かったですが、現代の日本を考える上でとても大切な話です。
そして、バカだけが生き残った世界を描いた『IDIOCRACY』(日本未公開・未発売)も
すこぶる面白そうでした。
今回紹介した輸入盤DVD『HALLOWEEN』『HOT FUZZ』『IDIOCRACY』を手に。
ヨシキさん、今後とも客員教授として出演お願いします!
恒例の放課後ポッドキャスト。
前編は土岐麻子さんのブログに書いてあったしまおさんのバカ発言
「わたしみたいな90年代のミューズだった女の子は……」
「もう、自分で自分が羨ましい!!」
の検証。
しまおさんの弁明によると、どうやらしまおさんは土岐さんにハメられたそうです。
後編は、意外と引っ張る「数字柄は本当に流行るのか問題」。
リスナーの方から続々と報告例が届いております。
流行ってるかどうかはともかく、どうやら店頭から消えたりはしてないみたい。
もうひとつしまおさんが流行ると予言していた「英字新聞柄」のタレコミもお待ちしております。
「行っちきまーす」
すべての作業を終えて、宇多丸とミッツィーさんは
三宿WEBの『申し訳ないと』へ。
タフですなぁ。
【今日のしまお服】
腕が細く見える錯覚を起こさせるんじゃないかと目論んだシャツ。
筆者は第一声で「すげー肩パット!」と叫んでしまいました。
錯覚違い!
お疲れちゃーん。
(放送作家・古川 耕)









