日本全国8時です
9月23日 民俗学の魅力
現代民俗学の第一人者・谷川健一(1921年熊本生まれの87歳)の
「谷川健一全集」(全24巻・冨山房インターナショナル)が今月、第八巻刊行。
文庫版・全30巻の文学全集「ちくま日本文学」(ちくま文庫・刊行中)は、
漱石、鴎外から三島、寺山修司、深沢七郎まで30人だが、
日本民俗学の3人、『柳田國男』『折口信夫』『宮本常一』も。
つまり、日本文学全集の30人のうち、3人が「民俗学者」の巻。
優れた民俗学者は、小説には描けない精度、視界のひろさで、日本人の生活史描く。
9月16日 理想郷はどこにある
きょうの荒川さんは、理想郷・桃源郷についての話でした。
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ユートピアはギリシャ語の造語。「どこにもない場所」という意味。
そこから、想像しうる限りでのもっとも住みよいところの意味に。
東洋では、それにあたるのは「桃源郷」。
桃源郷は、魏晋時代の大詩人・陶淵明(三六五―四二七)の文「桃花源記」から生ま
れたことば。
日本では特定の場所は設定されていないのですが・・・。
9月9日 雑誌休刊の中...
きょうの荒川さんは、まずお知らせから。
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群馬県榛東村「現代詩資料館」が10年に。
今週の土曜、9月13日に祝いの催しが。荒川さんも参加するそう。
(詳しくはこちら→http://homepage3.nifty.com/harunamahoroba/)
詩人・富沢智さんが、四十代半ばで勤めをやめ、戦後の現代詩の詩集の保存にかかり、
詩集2万5千冊、詩の雑誌1万冊を収集。貴重。
併設喫茶店の収益だけで10年維持してきた。遠方から来る人も。
興味のある方はおでかけを。
無料公開、月曜休み。朝11時から夜10時まで。「現代詩資料館」で問い合わせを。
雑誌の休刊が相次ぐ。新聞なども含め、紙媒体の苦境がつづく。
もちろん、よい雑誌もある。それは各社が出している、無料配布のもの。
「波」「学鐙」「みすず」「ちくま」「図書」「本」「青春と読書」など
大手出版社、大手企業のもの、あるいは新聞社の「一冊の本」(朝日)、
「本の時間」(毎日)など、多くは無料配布の月刊誌が快調、とてもいい記事がのる。
あのコンパクトな感覚を、雑誌にも生かすべき。
9月2日 書き下ろしの世界
きょうの荒川さんは、「書き下ろし」についての話でした。
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「書き卸す」という語句は「吾輩は猫である」にもあるが、
新しく論文、小説などを書く意味。
漱石、鴎外、芥川のころの小説は新聞や雑誌に掲載。
評判を得、単行本になった。
書き下ろしが注目されたのは、新潮社のシリーズか。
昭和36年から昭和40年代、活発に出た「純文学書き下し特別作品」。
次々に話題作、ヒット作が出た。
8月26日 読書感想文より、俳句の鑑賞
きょうの荒川さんは、俳句の鑑賞のすすめ。
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夏終盤、読書感想文などを書く子らが多いかもしれないが、
小説を課題図書にし、感想文を書かせるのには基本的に反対。
それよりも、天才たちの残した俳句をきちっと鑑賞したほうがいい。
俳句は簡単につくれるせいか、自分で作る人はいても、
名作をきちんと鑑賞している人は少ない。
6月に、塚本邦雄『百句燦燦』(1974)が講談社文芸文庫で。爆発的な売れ行き。
早くも四刷に。前衛短歌の旗手が、現代の秀句、百句を選び、論じる。