日本全国8時です
今年こそ日記
きょうは、年の始めに誰もが思い立ち、すぐに挫折してしまう「日記」について。
荒川さんは、小学2年のときから絵日記をつけている。以降、中断はあるが、
40年はなんらかの日記をつけているそう。大学ノート一冊に3年分くらい。
一日の字数は、100字くらい。 この量がポイント。
日記の名作をみると、3つのタイプがある。
・武田百合子「富士日記」(中公文庫)...生活、食事、家族のようす。
・大岡昇平「成城だより」。...毎日の読書が中心、克明につけられている。
・内田百間「日記」。...就寝・起床時刻のみの、いたって簡素な日記。
※つまり良い日記をつけるには、何を中心にするか、絞ることがたいせつ。
日記は「書く」ではなく「つける」。
書くものと思うから負担になり、挫折することになる、 のだそうです。
★そして。日記はつけることに意味がある。
日記をつけている人の多くは、日記をよみかえすことはない。
「つける」ことに意味がある。どんな一日だったか、一日の終わりに、
自分のうごきを振り返る。
その「ひととき」がいい。つけるのに、2分とかからない。
内容ではなく、つけることそのものに意義があるのだそうです。
そのほか、続けるコツとしては、
・最初は文字を乱雑に書く。あとからキレイにしていく。
・書き溜めも良い。 1年分を1日でつけた人すらいる。
2007年、みなさんも今年こそ、日記をつけてみては?
今年のことば
きょうは今年最後の火曜日。
「2006年のことば」をテーマにお送りしました。
紹介する中で出てきた本は、「はじめての文学」(文芸春秋・新刊)の一冊『村上春樹』。
荒川さんは、巻末の、作者による自作解説での「書かれる」という表現に注目。
村上さんはともかく、若い人が使うこの表現は、時代のあらわれ?
今年のベストセラー。いっぽう、荒川洋治さんは文庫に注目。
今年の年間総合ベストセラーが発表されました。
| 1位は藤原正彦さんの新書「国家の品格」。 2位は「ハリーポッターと謎のプリンス」。 3位はリリーフランキーさんの「東京タワー オカンと僕と、時々、オトン」 |
荒川さんは、今年は文庫に注目しました。
●神西清訳、ガルシン「紅い花」(岩波文庫・新版)。
特に名訳者・神西清さんの年譜に6ページを割いたことに注目。
●「益田勝実の仕事」全5巻(ちくま学芸文庫)。
※国文学、歴史学・民俗学を総合、独創的な論文を発表しつづける人。
※テーマ別5巻に編集。5月ごろ番組で紹介。
このほど毎日出版文化賞に輝きました。
●岸本葉子「読む少女」(角川文庫)
※固定読者をもつ人気エッセイスト。
※読書のようすを、生活変化まじえ静かに振り返る、好エッセイ。
●小学館文庫「マイ読書ノート」(250円)。
※365日の日記帳スタイル。
※「書名・著者名」「版元」「きっかけ」「買った書店」「感想」
「心に残ったシーン・セリフ」「採点」などの欄がある。
※50冊分のスペースがあるので、ぜひ来年は読書50冊を。
※この番組での本の紹介も「きっかけ」になればうれしい...。
2つの名作文庫シリーズ
名作が新しい装いで登場!!
・ハヤカワ演劇文庫
・古典新訳文庫