トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」
ハワイに初登場、マクロビレストラン
今こちらでは、ハワイに初めてできた「マクロビオティック」のレストランが大変な話題になっています。
マクロビオティックとは健康のための食事法で、玄米を主食とし、野菜や豆腐、海草などを副食とします。基本的に食材は全て、皮から根っこまで使い切る。季節のものを食べる。自分が住んでいる所でとれたものを食べる。精製されたお砂糖、乳製品などは使わない。元々、50年以上も前に日本で生まれた食事法ですが、アメリカで近年話題になり、トム・クルーズやシャロン・ストーンといったハリウッドスターや歌手のマドンナ、スーパーモデル達が次々と実践して注目されました。マクロビオティックは「マクロビ」と呼ばれ、ハワイでも人気が出てきたんです。
ハワイで初めてのマクロビのレストランは、新聞やテレビで取り上げられ、地元の人たちでにぎわっているそうなんです。ただ私は、なんとなく精進料理のようなものをイメージして、実はあまり興味が湧かなかったんです。なんていったって、私はお肉大好き、バター、牛乳、大好き! ちょっとどうかなぁ...と思ったんですが、ものは試しでマクロビ料理をいただこうと出かけてきました。
お店の名前は
シェフを務めるのは奥様のもこさん。子供の頃は食べられないものが多かったそうですが、ベジタリアンだったお母様の影響で料理に目覚め、知り合いからマクロビオティックを紹介され、マクロビのコンシェルジュの資格を取りました。
今回私がいただいたのは、夜のディナーメニューから
一口、車麩のカツを食べると、ビックリ! まるでお肉みたい。感動するくらいおいしい! しっかりとだしで下味をつけたお麩にパン粉をまぶして揚げてあります。お麩とは思えないしっかりとした食べ応え! サックサク! ソースはりんごを摺り下ろして味噌を加えた特性ソース。甘酸っぱくてコクがあるんです。シェフが全て食べて選んだ50種類のハワイの海草はシャキシャキで、焼き上げた野菜は大きなままドンと乗っかっていて、素材そのものの味が生きています。

デザートは豆乳のティラミス、甘酒のケーキ、かぼちゃの寒天、ミントの寒天。甘さ控えめでいくらでもスルッと入っていっちゃうものばかり。物足りないんじゃないかという心配はどこかへ吹き飛び本当においしくお腹いっぱい、いただきました。私の場合、体にいいものでも、食べすぎに注意です。
お店の名前になっている「ハレ」とはハワイ語で「家」。古い英語では「健康」。そして日本語のお天気の晴れ。居心地のいい場所で楽しんで、心も体も晴れ晴れ。
(内容は放送当時のものです)
★★ 小松昌美のブログ ★★
「小松昌美のハワイ生活」
http://hawaiinioideyo.cocolog-nifty.com/blog/
この番組ホームページで紹介しきれなかったこぼれ話や
取材の時の写真、
それに普段の私のハワイでの日常生活を
色々とご紹介しています。
よろしかったら一度と言わず何度でも覗いてみてくださいね!
愉快なレース ウィンナー・ダービー
先日、ホノルルの公園で一風変わったレースが行われました。レースのタイトルは「ウィンナー・ダービー」。新聞のイベント欄で見つけたんですが、ウィンナーソーセージのレース? なんだかおいしそうな感じですよね? そこでこのウィンナー・ダービーを見に行って来ました。
会場に近づくと、何やら賑やかです。よく聞いてみると「ワンワン」「キャンキャン!」と犬たちの声なんです。ウィンナー・ダービーとは、犬のレース――それもウィンナーソーセージに似た、あの胴体のなが~い犬、ダックスフントのレースだったんです。
参加したのはハワイ中から集まった60匹。レース前には、それぞれ犬の名前と年齢、特技が紹介されます。ほかの犬を見かけると付いて行ってしまうドリームちゃん。飼い主の奥さんがヨガのポーズをすると狂ったように吠えるアップルちゃん。息が臭くて飼い主泣かせだという犬の名前は「スシ(寿司)」!
6匹ずつスタートのケースに入り、ドアが上がると一斉にスタート。8メートル先にいる飼い主が大声で自分の犬を呼び寄せます。ところがまっすぐ走っていくのは1、2匹。あとの犬は、観客にしっぽを振って愛想を振りまいたり、芝生のにおいをかいで立ち止まったり、ゴールする気はまったくなし。時間切れで失格の多いこと! これが本当に笑えるんですよ! 息が臭いと紹介された寿司クンも、飼い主が必死に「スッシ~!」と呼ぶ声を無視。コース途中で立ち止まり、背中を掻いて時間切れ。失格でした! 優勝した犬には素晴らしい賞品が贈られたんですが、それは1ヵ月分のホットドッグだったんですよ。ダックスフントとホットドッグ、似てますよね~! これには大受けでした。

この日は、ダックスフント以外の犬も、障害物競走があったり、腕立て伏せ大会なんていうのもありました。腕立て伏せ大会は、犬が「伏せ」をして立つ...の繰り返し。それから犬の椅子取りゲームも大人気でした。椅子の代わりにフラフープを置いて、その周りを犬が飼い主に連れられて回り、音楽が止まったらフラフープの中にお座り。公園の中は、一日中犬達の鳴き声と人間の笑い声が響いていました。
今回のウィンナー・ダービーは、ハワイアン・ヒューマン・ソサエティという組織が主催しています。この組織は、人間と動物がいい関係を保つために様々な活動を行っている非営利団体。創立から112年と歴史は古く、70人近いスタッフと、常時千人を超すボランティアがいます。この組織は、野良犬や野良猫、捨てられた動物を預かって、飼い主を探したり、訓練して一般の家庭にもらわれていくように育てています。小さな亀から大型犬までやってきますが、基本的に殺すことはありません。人間と共存できると判断されれば、もらわれるまで、大事に育てられます。
不景気で犬を捨てる人が増えているかと思ってお聞きすると、そういうことはなく、反対にここからもらわれていく動物が増えているそうなんです。と言うのは、犬もペットショップだと3~4万円はかかりますが、ヒューマンソサエティだとワクチン注射も済んで、迷子対応のマイクロチップも埋め込まれた犬が、手数料の70ドル(7千円ほど)でもらえるからなんです。去年は5900の動物の飼い主が見つかったそうですよ。
ヒューマンソサエティには、犬や猫のほかに、鳥、ウサギ、ハムスターもいてまるで小さな動物園。アパートやマンションで動物を飼えない人もよく訪れて、動物たちと触れ合い、癒されて帰っていくことも多いそうです。
(内容は放送時のものです)
75周年を迎えたパパコレア
オアフ島、ホノルルの中心地の近くに「パパコレア」という地域があります。
パパコレアはハワイアンの保護区なんです。ハワイアンの方が多く住んでいて、ここからたくさんの人がハワイの言葉や文化を教えに学校を訪れます。地域のイベントをパパコレアの人たちと協力してやることも多いんです。私の娘が通っているリンカーン小学校の学区内にこのパパコレアがあるため、リンカーン小学校はハワイの文化をほかの学校より力を入れて伝えています。
このパパコレア地区が保護区に指定されて75周年を祝うイベントが行われたので行ってきました。パパコレアはパンチボウルという小高い山の隣りです。山の形がフルーツパンチを入れるボウルに似ているんです。
会場で目に付いたのは、大きなパネルに貼られた古い写真。パパコレアの歴史コーナーです。近所に住んでいる私もあまりよく知らなかったので、今回パパコレア地区の会長のプ二さんに教えていただきました。
ハワイで住む場所を追われたたくさんのハワイアンの人たちに優先的に土地を与える法律が、1920年にアメリカ議会を通過しました。ハワイアンの保護区に指定された土地はハワイ州に何ヵ所かあって、全体で6500世帯が住んでいます。パパコレアには現在1800人が暮らしています。ハワイアンの血が50%以上入っていることを条件として、年間1ドルで土地が借られます。
パパコレアでは1934年に保護区に指定されてから、豊かな水でタロイモ作りなどをしていましたが、今では農地はなく完全な住宅地になり、世代も変わりつつあるそうです。プ二さんが言うには、このイベントも古い世代から新しい世代へ期待を込めてコミュニティー全体で行っているそうです。彼らはハワイの文化を大切にし、コミュニティー・センターでは、フラダンスやハワイ語、キルトの教室が一般の方も参加自由で開かれています。

パンチボウルの丘の下のイベント会場では、ハワイアン・ミュージックが流れ、フラの美しい踊りが続いています。日本やアメリカ本土、ワイキキあたりで高いお金でコンサートを開いている有名人が、子供を片手で抱いて裸足でステージで歌っていたりします。パパコレアからは、本当にたくさんのハワイアン・ミュージシャンが出てきているんですよね。
パパコレアの歌があります。ハワイ語の歌詞は
『魅惑的な木蓮の花が咲くパパコレア。
パンチボウルの丘を通り、
愛を込めてプルメリアの花を摘む...。
霧のような雨が降る...。私は自由なの...』
とまぁ、ロマンティックな歌です。
この日はパパコレアの山肌に、明るいハワイアン・ミュージックの音色と、子供達の歓声が一日中、響いていました。
ちなみに、この日食べたハワイの伝統料理「カルア・
(内容は放送時のものです)
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ブック&ミュージック・フェスティバル
先日、ホノルルの中心、ホノルル市庁舎の庭で、本と音のイベントが行われました。今年で4回目を迎えるこのイベントは「ハワイ・ブック&ミュージック・フェスティバル」です。2日間、ハワイの家族連れで賑わいました。このイベント、本やハワイアン・ミュージックのCDを売るだけかと思って出かけたら、とってもユニークなフェスティバルだったんです。
会場には本を書いた作家たちが来ていました。ハワイからだけでなくアメリカ本土からも、ファンタジー作家やホラー作家、様々なベストセラー作家が訪れました。作家のファンは本を抱えてサインをもらうために長蛇の列。
絵本作家本人による読み聞かせのコーナーもありました。私の娘は本が好きで、学校の図書室で見る絵本の作家に出会えて大喜び! 絵本の挿絵を描いているアーティスト達も参加。子供達と一緒に塗り絵をしたり、絵を描いたりしています。
子供に人気がある飛び出す絵本―英語ではポップアップ・ブックといいますが―その作家さんは、子供達を集めて、飛び出す絵本の作り方を教えていました。一枚の紙にはさみでギザギザに切り目を入れて、それをたたんで開くと、恐竜の顔が「ガオー!」。子供達の大歓声が起こっていました。
ハリウッドの俳優も会場に来ていて、たくさんのファンに囲まれていました。どこかで見た顔だなぁ...と思ったときには姿が見えなくなってしまったんですが、後から聞いたら、リチャード・チェンバレンさんでした。映画「将軍」―三船敏郎さんも出演していましたが―その映画の主役でゴールデングローブ賞をもらった方。「タワーリング・インフェルノ」にも出ていましたね! そんな方もこのイベントに来て、読み聞かせをしてくれたそうです。
今回、私が一番気に入って釘付けになったのは、ストーリーテラーのコーナー。ストーリーテラーとは本を見ずにその内容を語る人ですが、皆さんそれぞれの個性で語り、周りの人を物語に引き込んでいきます。その日のゲストは、マウイ島から来た日系アメリカ人のティタ・コリンズさん。この人がもう、面白いのなんのって! 抱腹絶倒! お腹を抱えて笑いました。まるでコメディアンのよう! 彼女の声はまるで築地の魚河岸の競りの声を聞いているようなんですよ。そんな彼女が話していたのは、日本の昔話「一寸法師」だったんです。「エイ! イッスンボーシ、スモールメン!」。彼女の英語は強烈なハワイ訛り! わかりにくいところは普通の英語で説明するので、アメリカ本土からの観光客にも大受けです。ハワイ生活も10年になると、このハワイ訛りの英語が最高に耳に心地よくなってくるから不思議です。本当に思いっきり訛っていて、おかしくて椅子から転げ落ちるくらい笑いました。
ユニークで一風変わったイベント、ブック&ミュージック・フェスティバル。子供から大人まで楽しめます。本の交換コーナーもあったので、来年は古本を抱えて遊びに行きたいと思います。
(内容は放送時のものです)
牛乳パックのレガッタ
ハワイはそろそろ卒業式のシーズンですが、新型インフルエンザの影響が心配されています。ハワイ大学でも感染者が出たんですが、きのうが卒業式。卒業式はスタジアムに何万人と集まるんです。感染を広げないために、一人一人の握手とハグをやめるそうです。でも卒業生は、「ハグと握手は卒業式の華! やめない!」と言っていました。
では今日の本題。
海に囲まれたハワイでは、一年を通して毎週のようにマリンスポーツの競技会やイベントが行われています。そんな中で、変わったイベントのポスターを見つけました。それは、牛乳の紙パックを使ってボートやカヌーを作り、レースをするというんです。レース当日、早朝のアラモアナ・ビーチに出かけてきました。
牛乳パックのボートレースは今年で13回目。「メドーゴールド・ミルクカートン・レガッタ」といいます。メドーゴールドというのは、ハワイで唯一、牛乳やアイスクリームを生産している会社。122年という長い歴史があります。ハワイで飲まれる牛乳の80%近くがこのメドーゴールドのものなんですよ。そのメドーゴールドが、子供たちの健康促進プログラムの一環として、牛乳パックのボートレースを開催しているんです。
今回参加したのは、オアフ島の23の学校から集まった中学生と高校生。ボートづくりは、年明けから始まったそうです。まずは、チームの頭脳、設計担当者が、模型などを作りデザインを決めます。メドーゴールドからは、牛乳パック300個が各チームに配られます。使っていいのは牛乳パックと粘着テープ、そして100フィート(約30メートル)のロープ。浮力の計算、水が入ってこないような構造...。製作過程は全て写真や記録に取り、レース当日、設計担当者が審査員に説明をしなければなりません。子供達は苦労したようです。
できあがりはどれもなかなか! 形はさまざま。ドラゴンのように頭と尻尾が付いたきれいなボートや、細身でスマートで早そうなボート、まるでバスタブのそのもののようなボート。そしていよいよ、中学生の部からスタート。ボートに乗るのは2人。100メートル先の旗を回ってきてゴール。タイムで順位を競います。パドルを使ってまるで本物のカヌーのように波に乗り、気持ちよく進んでいく牛乳パックボート...。そんなのはほんの一握り! ほとんどのボートは必死に漕いでもなかなか進みません。
中にはなぜかグルグル回ってしまうボートも。どうやら漕ぐ練習をしていなかったようで、漕ぎ手が右側ばかり漕いだりするので、その場でクルクル回っちゃっているんですね。高校生なんてひげ面で大人より大っきな体で、乗ったら沈みそうなんですよ。作ったチームも全員大笑い! 優勝した高校の子供達に聞くと、ボートづくりで理科に数学、美術に体育を学べたそうです。優勝チームには教育資金として賞金500ドル(約5万円)。そしてクラス全員分はあるパーティ用のアイスクリームや20以上のスポンサーから賞品が出ました。
見ているだけでも楽しい牛乳パックのボートレース。レースが終わった後、うちの近所の高校の船に私も乗せてもらったんですが、私が乗っても大丈夫! ただバランスが難しくてグラグラ! とても漕ぐどころじゃなく、ギャーギャー騒いでしまいました。
(内容は放送時のものです)
★★ 小松昌美のブログ ★★
「小松昌美のハワイ生活」
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