トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」
ハワイの伝説のサーファー、エディ・アイカウ
先日、ホノルルのイベント会場、ニール・ブレイスデルセンターで「第1回サーフ&ミュージック・エキスポ」がありました。広々とした会場には、サーフィンに関するたくさんの展示とライブ・ミュージックがあふれ、地元の若い人たちで賑わっていました。サーフィンは西暦400年ごろ古代ポリネシアから始まったと言われ、ハワイの王族たちも楽しんでいたそうです。
展示には、1700年代から1800年代にかけて使われたサーフィンボードや、1900年代の木製のロングボード、そして空前のサーフィンブームだった1980~90年代の短いボードまで並んでいます。サーフィンブームの頃は、私も仲間と湘南や千葉によく繰り出していました。ボルト、アルパ、ディック・ブリューワーなど懐かしいブランドのボードがいっぱい!サーフボードも時代によって素材や長さが違うんですよね。
このエキスポ会場の真ん中に、ガラスケースに飾られた一枚の海水パンツ。そして赤いサーフボード。その後ろには、まるでビルのような高さの巨大な波に乗るサーファーの大きなパネル写真も飾られていました。これらはすべてハワイの伝説的なヒーロー、エディ・アイカウさんの展示でした。エディ・アイカウと聞いても日本人には「誰?」という感じだと思いますが、ハワイでは知らない人がいない英雄なんです。
エディは、1946年生まれのハワイアン。ノースショアの海で育ち、サーフィンを始めます。ある時、40フィート、15メートル近い巨大な波が押し寄せ、サーファー達が恐怖に足がすくんで誰も海に入れないでいると、まだ21歳だったエディが海に入り、まるでダンスを踊るように波に乗ったというんです。それからこの怖いもの知らずのエディの名前が世界中に知られていくんです。その後エディはホノルル市からライフガードに任命され、たくさんの人を救助して、1971年には表彰を受けます。そして1978年、エディは古代ポリネシアの伝統的なカヌー、ホクレア号の乗組員になってタヒチを目指すんですが、途中で嵐にあって遭難。「俺が助けを呼んでくる!」エディは船に積んであったサーフボードで荒れ狂う夜の海に一人漕ぎ出しそのまま行方不明になってしまうんです。ホクレア号は翌日救助隊によって助けられるんですが
エディの弟のクライドさんに話を聞くと「エディはまだどこかで生きている!」と信じている人がハワイにはたくさんいると言っていました。エディの兄弟達は、エディは海でみんなを見守っていると信じているそうです。「生きていればエディも63歳。もうゆっくり休んでいいよな!」って笑っていました。
ハワイのサーファー達は大きな大きな波が来ると、自分を奮い立たせるために「EDDI WOULD GO!(エディなら行くぞ!)」と言います。これはハワイではことわざのようになっていて、サーフィンに限らず、何かに躊躇したときに「エディならやる!」と口にします。エディは今もみんなのヒーローなんです。今回のサーフ&ミュージック・エキスポで、いかにハワイの人たちにとってエディの存在が大きいのかが分かりました。
(内容は放送当時のものです)
アラモアナ・ショッピングセンター50周年
先週末8月21日、ハワイがアメリカの州になってから50周年を迎えました。そのハワイ州制定の8日前、つまり50年前の1959年8月13日、ハワイを代表するあるものができあがったんです。日本人がハワイに来ると必ず訪れる場所! 私も毎週出かけてます! それは、アラモアナ・ショッピングセンターです! 先日、アラモアナ・ショッピングセンターで50周年の記念式典「スペシャル・バースディ・セレブレーション」があったので出かけてきました。
式典開始30分前に着いた時には、センターステージの1階から3階まで人で埋め尽くされていました。式典には、50年前からずっとショッピングセンターにお店を出し続けている白木屋、アロハシャツのレインスプーナー、ロングス・ドラッグスなど、11のお店のオーナーも招待されました。私達ハワイ在住の日本人や日系人にとってなじみの深い白木屋さんからは、オープン当時から働いている勤続50年の女性従業員(80歳近いということですがお元気!)も招かれていました。

式典はハワイの伝統的なお祈り、祈祷から始まり(写真左)、和太鼓や中国の獅子舞(写真右)などのパフォーマンスが続きます。たくさんのアジア系の人々が暮らすハワイならではですよね。最後にはバースデイソングとともに大きな誕生日ケーキが登場。全員で合唱してろうそくの炎が消されると、華やかなテープが天井から舞い降り、会場を埋め尽くした人々の頭に積もっていきました。

そもそも、今のアラモアナの土地をディリンハム・ファミリーが購入したのが、100年近く前の1912年のこと。ビーチには近いけれど、当時は
それからハワイは急激な成長を遂げていきます。1960年代の建築ラッシュ、日本の観光客の増加...。アラモアナのお店も随分変わってきました。現在は50年前より売り場の面積が2.5倍、店舗数は4倍近くに増え、290店。センターステージの周りには、欧米の高級ブランドのお店が並んでいます。今や世界中から観光客が集まる世界最大級のアウトドアショッピングセンターとなりました。かつてはブランド店の中が見えないほど混んでいた時期もありましたが、このところの不景気で、お店の中はずいぶん静かになっているようです。
(内容は放送当時のものです)
アラモアナ・ショッピングセンターでは今月いっぱい、50周年のさまざまなイベントや、プレゼントが用意されています。3階ではハワイのファッション50年を振り返る展示会が行われています。ハワイ大学が所蔵する貴重なアロハシャツやムームーなど、ビンテージ物が並んでいます。レトロな感じの色鮮やかな服は、今でも十分着られそうです。ぜひのぞいてみてください!
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太平洋航空博物館のラジコン航空ショー
先日、ハワイの真珠湾に浮かぶ島、フォード・アイランドで、ラジコン飛行機のショーがあると聞いて行って来ました。「ザ・ビッゲスト・リトル・エアーショー」といいまして、もっとも大きなラジコン飛行機の航空ショー。毎回ハワイの地元で人気を集めているショーです。このショーを主催したのは、「太平洋航空博物館」です。博物館は真珠湾の中にあり、太平洋戦争当時の飛行機が修復されて展示されています。その博物館に隣接した滑走路跡でラジコン飛行機のショーが行われました。
会場は子供連れの家族連れでいっぱい。並べられたリモコンの飛行機は、最新の飛行機や昔の戦闘機など20機。どれも実物の5分の1の大きさ。 最大級のラジコン飛行機というだけあって、大人が両手を広げてもまだ大きいほどの羽を広げた姿は本物そっくりです。私は飛行機の名前までは分かりませんでしたが、唯一分かったのは、日本のゼロ戦。ゼロ戦はハワイのラジコン愛好家にも人気で、こちらでは「ゼロ!」と呼ばれていました。滑走路から飛び立つ飛行機は、音まで本物そっくり!まっすぐ真上に飛び、そのままクルクル回りながら降りてくるときには、歓声が沸き起こり、見ている私もハラハラドキドキです! 本物の飛行機のエアーショーのように迫力満点で、会場から盛んに拍手がおこっていました。
この日、もう一つ興味深かったのは、航空ショーの帰りに立寄った太平洋航空博物館の展示なんです。アメリカ人の観光客が、ハワイに来たら必ずといっていいほど訪れるのが、真珠湾なんです。この日もアメリカ人の家族連れが本当に多かったんですよ。ここは真珠湾の博物館の中でも新しく、2006年の12月にオープンしたんですが、建物そのものは、戦争中の1940年に作られた飛行機の格納庫を改装したものなんです。入口には1940年代のワイキキの絵や写真。天井の高い館内には9機の戦闘機が展示されていました。
その中に本物のゼロ戦が展示されていました。これはハワイでは有名な「ニイハウ事件」のゼロ戦でした。真珠湾攻撃のとき攻撃を受けた日本のゼロ戦が、ハワイ諸島の一つニイハウ島に不時着します。若い日本人のパイロットは怪我を負い、初めは真珠湾攻撃を知らなかった島民に手厚い看護を受けますが、その後事件を知った島民とトラブルになり、通訳に入った日系2世の男性とともに住民と戦い、日本人パイロットは殺され、日系人は自殺します。当時日米関係が悪化していく中で、二つの祖国を持つ日系人達の立場はこの事件をきっかけに、さらに複雑になっていったんです。
ゼロ戦の展示を見て、ハワイの日系人にとっての戦争の重みを深く感じました。私は一緒にいた娘に終戦記念日の話をして、ここから戦争が始まったのよ、と教えたんですが、なんともいえない複雑な表情で聞いていました。太平洋航空博物館の中はほとんどが英語の説明なんですが、ゼロ戦については日本語の説明もついています。ラジコン飛行機のショーは、戦争のことを子供に伝えるいい機会になりました。
(内容は放送当時のもにです)
ハワイ発、2009年秋冬ファッションショー
アラモアナ・ショッピングセンターにある高級デパート「ニーマン・マーカス」で、先日、今年の秋冬の最新ファッションショーが行われました。メディア向けに行われたもので、ホノルルの新聞社やファッション雑誌、テレビ関係者で賑わいました。普段こういうイベントはパスしていた私も、今回は人気レストランの朝食付き だったので出かけてきました。今回は、ビジネスウーマンのためのファッションショーで、アメリカ本土や国際的に活躍する女性がターゲット。
2009年秋冬流行の靴はヒールの高さが10センチ近いピン・ヒール。私が履いたら大女間違いなし。これが細いヒールなんです。こんな高いピンヒールを履いたらまっすぐ歩けませんよ。
そしていよいよモデル達の登場。まず出てきたのは、鮮やかな赤いコートの女性。これからの流行色は真っ赤! 目の覚めるような赤い色。ワンピースも赤。それに金色のサンダル。金のネックレスとブレスレット。これが大きくてごつい!大きな鎖に太い丸いブレスレット。シンプルな服にごついアクセサリーが今年の秋冬の流行だそうです。
そして次に出てきたのはヒョウ柄。私はヒョウ柄大好き! ヒョウ柄の洋服はいっぱい持ってます。今は手の爪もヒョウ柄! 私が初めてヒョウ柄を着たウン十年前から3回は流行が巡ってきていますが、今年はまた流行るらしく、モデルのワンピースもブラウスもヒョウ柄。流行に関係なくヒョウ柄を着続けてきた私は、ちょっとうれしいですねぇ。
さらに、次に出てきたのが、体に張り付くようなピッチピチのボディコンシャス。いわゆるボディコン。これも随分前に流行りました。まさに私の若い頃。体にフィットした細めのシャツに細いパンツ。だけどジャケットはごつくて、オートバイ用の皮のジャンパーを着るのが今年風。そして大きなバッグを持つ。なんともミスマッチのようですが、モデルさんだと何でも素敵に見えますよね。
さっそく流行の先端を行こうと、きのうヒョウ柄の服を着て颯爽と出かけましたが、な~んかどうしても昔のノリになっちゃう! さすがにボディコンは着られませんでした。それにしても、同じヒョウ柄なのに微妙に時代の違いが出てしまうんですね。モデルさんのようにはいかないんですよ。でもアニマルプリント好きの私は、この流行はたまりません! これにキリンにゼブラ、ホルスタイン柄がくれば言うことないんですけどね。
(内容は放送当時のものです)
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300人がポイ作りに挑戦
先日、ホノルルのダウンタウンにあるハワイ州議事堂で「ポイ・フェスティバル」が開かれました。ポイとは、タロイモを蒸してペースト状にした食べ物です。ハワイでは古代から主食として食べられていて、日本でいうお米のような存在。今でもハワイアンの人たちの多くはポイを好んで食べます。でもポイ作りは手間がかかるので、ほとんどの家庭では自分では作らず、スーパーで買ってきます。今回のポイ・フェスティバルでは、集まった人たちが一斉に、それぞれポイを作りました。テニスコート2面ほどの広さの洲議事堂の中庭に家族連れなど300人ほどの人が集まりました。
蒸したタロイモをたたくときに臼がわりに使うまな板のような木ーパパ・クイ・ポイというんですがーこれは参加者が持ち寄ってきました。コアの木で作られたお盆のような大きな板で、真ん中がなだらかに窪んでいます。そこに蒸したタロイモが配られていきます。ちょうどジャガイモを蒸したようなにおいがします。それをポイ・パウンダーという石ですり潰し、そしてたたくんです。水を加えながら「ドン、ドン!」とたたくのは、日本のお餅つきと似ています。水の量でポイの柔らかさを調整します。力と根気が要る作業なんですね。2本指ですくえるくらいの硬さが一番おいしいんですよ。「ツー・フィンガー」といいます。
カウアイ島から来た80歳のキャシーおばあちゃんに「ポイをつくのは男の仕事。ポイつきが上手だと素敵に見えるでしょ?」と言われました。確かに重さが2キロ近くある石でポイをつく姿は男らし~い!キャシーおばあちゃんのお孫さんのカポノ君も、2歳とは思えない手つきでポイを作っていました。ところがカポノ君、石のポイ・パウンダーで指をたたいてしまったんです。ギャーギャー泣くカポノ君を見て、キャシーおばあちゃんはポイを指に巻きつけているんです。ポイは薬としても使っているそうなんです。打ち身や火傷には、ポイを貼り付けておけばもう大丈夫! キャシーおばあちゃんは夜寝る前にはポイで顔をパックするんだそうです。「お陰で60代に見られちゃうのよ~!」と自慢していました。
作ったポイを食べましたが...これだけだと味があまりないので物足りません。見た目は紫、食感はどろどろ。なにかおかずと一緒だといいんですが...。子供達は穴の開いたビニールにポイを入れてチューチュー吸っています。でも...ホントに味があまりないんですよ。そのまま数日おくと発酵して酸味が出てきて、それがたまらなく好き!と言う人もいますが、私はあんまり...。
ポイはビタミンや鉄分、カルシウムが豊富なので、ハワイでは赤ちゃんの離乳食として食べられることが多いんです。最近はダイエット食品としても注目されています。ハワイアンの人たちの食事が欧米型に変わって、肥満の人が増えているので、伝統的なハワイの食事に戻ってダイエットを実行している人もいます。私もポイで肌をきれいにしてダイエットに挑戦してみようかな。
(内容は放送当時のものです)
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