トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」
移民の町カリヒ
きょうはホノルルの中にある「カリヒ」という地区をご紹介します。カリヒ地区はホノルルのダウンタウンのすぐ西隣りで、ホノルル港の海沿いから山の中腹までの広い範囲を指します。ホノルルの中心地に近いんですが、日本人の観光客はほとんど訪れません。でもここはとっても奥が深くて、私は大好きな町です。東京の下町のような感じの町並みで、フィリピンやポリネシア諸島からの移民が多く暮らしています。このところフィリピンの台風やサモアの地震と大きな災害が続いたので、この地区に住んでいる人達も随分心配していることと思います。
このカリヒ地区で、先週末「第3回テイスト・オブ・カリヒ」というイベントが行われました。 「テイスト」といっても食べ物中心のイベントではなくカリヒの歴史や文化、そして町で商売をしている人や住んでいる人たちをサポートすることを目的としたコミュニティ・イベントなんです。
主催したのはフィリピン商工会議所で、今回は会長のローズ・メンドーザさんに色々お話を聞きました。ローズさんはフィリピン語放送のアナウンサーもしている明るくてとってもキュートな女性です。
カリヒに住むたくさんのフィリピン人達は本当に働き者が多くて、ワイキキのホテルでベッドメイキングをしているのは、カリヒのフィリピン人が多いんですよ。「地味な仕事を黙々とこなすことができるのが、私達フィリピン人なの」とローズさんは言っていました。今回のイベントでボランティアをしていたのは、ほとんどが10代の子供達だったんですが、みんな楽しそうで弾けんばかりの笑顔でした。フィリピンの若い人達は底抜けに明るいんですよ。まじめによく働くフィリピンの人達の姿は昔の日本人のイメージに重なります。
イベントではフィリピン料理のお店も出ていました。ハワイって、アジア系のレストランだと、中華、韓国、タイ、ベトナムとたくさんあるのに、フィリピン料理のレストランは少ないんです。ローズさんが言うには、フィリピン料理はハワイの地元の人達のウケがあまりよくないそうなんです。野蛮な料理だというイメージを持っている人が多いんですって。でも、ビネガーソースで煮込んだ「アドボ」という肉料理や、春巻きを細くしたような「ルンピア」など、おいしい料理がいっぱいあるんです。私はアドボもルンビアも大好きです。
イベント会場には食べ物だけでなく、フィリピンの置物やバナナの繊維で作ったシャツなども置かれていました。カリヒ地区には低所得者向けの政府の住宅や刑務所などがあるので、危険な町というイメージがあるのは確かです。でも博物館や有名なライオン・コーヒーの工場もありますし、安い服を扱うお店や、安くておいしいお店も多いんです。

ステージでは80年代、90年代のディスコミュージックで盛り上がりました。イベントの最後には200人以上の人が踊っていたから驚いてしまいました。子供からお年寄りまでみんながステップを踏んで盛り上がるんですよ。そして頭上で突然の打ち上げ花火。キラキラ輝くティーンエイジャーの顔を見ていたら、なんかジーンと来てまた涙が出そうになってしまいました。カリヒ地区の小さなコミュニティ・イベント。そこにいると家族の一員になったような心温まるイベントでした。
(内容は放送当時のものです)
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「小松昌美のハワイ生活」
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この番組ホームページで紹介しきれなかったこぼれ話や取材の時の写真、
それに普段の私のハワイでの日常生活を色々とご紹介しています。
よろしかったら一度と言わず何度でも覗いてみてくださいね!
ハワイ・ウーマン・エキスポ
先日、ホノルルのイベント会場ニール・ブレイズデルセンターで「第7回ハワイ・ウーマン・エキスポ」が開かれました。これは毎年人気のイベントで、女性に関するありとあらゆる商品が展示・即売されるんです。会場に一歩入ると、子供からお年寄りまで女性で溢れていました。夫婦で来たご主人など男性もいましたが、居心地悪そうです。
広い展示会の会場には、女性が好きそうなものばかり並んでいます。マウイ島のワインのテイスティング、料理教室、部屋を飾る絵やランプ、香りのいいローションやキャンドル、気持ちのいい綿でできたシーツ、セクシーな下着から怪しい仮面まで置かれていて、一つ一つの展示を見て歩くのも楽しいんです。センターステージでは一日、様々な催しが行われました。ペットのファッションショーでは、ハワイのセレブ達が自分のペットを持ち寄り、花道を歩きます。もちろん、
実は、私がこのウーマン・エキスポに行ったのは、どうしても見たいものがあったんです。それは「第2回ハワイズ・モスト・ビューティフル・マン・コンテスト」。つまりハワイで一番ハンサムな男性を選ぶコンテストですよ! ステージ前の客席は満席! 立ち見も出ています。今回エントリーしたのは17人。16歳から60歳の男性が集まりました。去年の優勝者は、その後ハリウッドの映画デビューを果たしたそうで、参加者たちは真剣です。ハワイのコンテストですから、最初はアロハシャツ審査。アロハシャツを着た参加者がさっそうとステージの上を歩くと、女性モデルのファッションショーの時は静まり返っていた客席が「キャー! ピー!」。声援のすごいこと!
次はお待ちかね水着審査! 水着と聞いただけで会場の女性は私も含めて、大喜び! 参加者の皆さん、本当に鍛えていて、ムキムキ! 中には、ステージに出てからTシャツを脱いで投げたり、女性の前でTシャツを破ってみたり、派手なパフォーマンスに観客から嵐のような声援。こういう時のアメリカ人のノリは、本当にスゴイ! おばあちゃんまでが立ちが上がって、帽子をふって声援を送ってますよ! 最後はドレスアップ審査。スーツもよし、黒や白のシルクの開襟シャツもよし、みんな素敵。本当に、生きていて良かったと思いました!
優勝したコーナー・コフィンさんは、ハワイ育ちでモデルの仕事をしている25歳。繊細で知的なきれいな顔。背も185センチと高い。私は審査の前から彼が優勝と思っていました。「こういう男の人のコンテストってあまりないから、面白いと思ってエントリーしたんだ」と言っていました。もう途中で緊張して、自分が何を聞いているのか分かなくなっちゃいましたよ!
最高のボディ賞と3位に入賞したティム君は大学生。ティム君が私にそっと寄ってきて、
(内容は放送当時のものです)
オアフ島の牛から作るバターとチーズ
日本では秋の連休「シルバー・ウィーク」が始まり、ハワイにはたくさんの日本人の観光客が訪れています。先週末には飛行機が普段の2倍近く増便され、6500人がホノルルに到着。去年より50%以上も観光客が増えたそうです。
さて今週は、最近ホノルルで話題になっているバターとチーズのお話です。実は私は、父が乳製品の会社に勤めていたので、バターとチーズで育ちました。おかげで本当に健康に育ちました。ですから、バターとチーズにはちょっとうるさいんですよねぇ。
ホノルルで話題のバターとチーズは、オアフ島の酪農農家が作っています。オアフ島の西にあるワイアナエという町にある「ネイキッド・カウ・デイリー」という牧場が今年の6月から生産を始めました。ハワイ島にもチーズを生産している酪農家がありますが、それはヤギの乳から作られるゴートチーズなんです。ハワイで牛の乳からチーズを作っているのはここだけ。興味津々、牧場にお邪魔してきました。

牧場はワイアナエの町から山へ向かって車で10分ほど入ったところにあります。初めて目にする雄大な景色は、まるで違う島に来てしまったような感覚になります。そびえる山。そしてなだらかな草原にホルスタイン。

牧場主はなんと女性。お姉さんのサブリナさん(左写真の左の方)と妹さんのモニークさんの姉妹2人で牧場を切り盛りしているんですよ。ここでは早朝から姉妹2人で乳搾りをするそうです。人手がないので普段は機械でやりますが、今回は特別に手作業で乳絞りをさせてもらいました。すると、出るわ出るわ! 1頭の乳牛から2リットルのミルクが取れるそうです。新鮮なミルクで作られるバターとチーズには、添加物や防腐剤などを一切使いません。
ちょっとユニークなのは、普通のバターやチーズのほかに味つきのバターとチーズを何種類か作っているんです。お姉さんのサブリナさんが、ニューオリンズでシェフをしていた経験を活かして考案しました。普通のバターも濃厚でおいしいんですが、味つきバターがおいしい! 中でもガーリックとハーブ入りが一番人気。これは魚やお肉に付けて料理しても最高です。また、ハワイ産のマカデミアナッツと蜂蜜を加えたものは甘みほんのり、やさしいお味。地元のマンゴーを加えたクリームチーズは、うちは娘が大のお気に入り。あっという間になくなってしまいます。
オアフ島の牛から取れたミルクで作るネイキッド・カウ・デイリー牧場のバターとチーズ。濃厚な味と香りが癖になります。たくさん作れないのでハワイに来て見つけられたらラッキーですよ。今はKCCの朝市などで売られていますが、もうすぐ、ダウン・トゥ・アースとかホール・フーズといったオーガニック・スーパーで売り出される予定です。バターは8オンス(220グラム)で5~6ドル(500~600円)。ちょっと高けれど、地産地消ブームに乗って売れています。日本の観光客にもすでに人気が出ているので、滞在中に食べきれるように小型のパックがもうすぐ登場します。このバターとチーズは話題の人気商品になってきて、生産が間に合わなくなってきているので、来月、牛を2倍に増やし、人も増やすそうです。
(内容は放送当時のものです)
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KCCのファーマーズ・マーケトは夕市がおすすめ
ハワイでは、各地で毎日のように朝市が開かれています。私も月曜日は近所の公園、火曜と木曜はまた別の朝市というように、新鮮な野菜や果物を探しに出かけています。
特に人気があるのは土曜日の朝ダイアモンドヘッドの裏側にあるカピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)の駐車場で行われる朝市です。ここではハワイ産、もしくはハワイで加工されたものだけが売られていて、地元の人だけではなく、観光客でいっぱい! ツアーの一部に組み込む会社も増えています。早朝からバスが続々と到着するんですよ。ですから毎週、KCCの人気のお店には長蛇の列。かなり早く行かないと、どこも売り切れなんていうことになっています。なんだか東京・原宿の竹下通りのようになっていて、人ごみに弱い私は最近はもう寄らなくなっていました。
そこできょうは穴場をご紹介します! この大人気のKCCの市が6月からホノルルの中心地でも開かれるようになって、それも平日の夕方から夜にかけてやっているんです。これなら早起きしなくてもいいし、しかも、空いているんです! 場所はアラモアナショッピングセンターより少し西側、ホノルルのコンサート会場や展示場としても有名な二―ル・ブレイズデル・センターの広場です。
KCCより少し規模は小さめですが、人気のお店はこちらにもほとんどあります。ハワイ産の生姜で作ったさわやかジンジャエール。ハワイ島沖の海洋深層水で養殖されたあわび。これは炭火で焼かれて丸ごといただけます! それからハワイのフルーツを使ったジャムや、オアフ島各地から集められた最高のはちみつなどなど。仕事帰りの地元の人が多たくさん来ていますが、それでも空いているので並ばずにホイホイ買うことができちゃうんですよ! KCCの朝市だったら買うまでに何十分も待つのに、ホノルルの夕方の市ならす
私が今めちゃくちゃはまっているのは、ハワイ島ワイメアから来たトマト! 実は私、今までトマトはあまり好きじゃなかったんです。アメリカでおいしいトマトを探すのって結構大変なんですよ。固くて、まるで味がしない。ところがこの夕方の市で見つけたトマトはおいしい!
このトマトを作っている農園の名前は「WOW」! 娘と二人で始めてここで試食のトマトをいただいた時には、親子で顔を合わせて「ワォ!」と驚いちゃったほどだったんですよ。 形は不ぞろいだけど、まっかっかのトマトは甘くて、味が濃くて、みずみずしくて、トマトが苦手な私が、今では毎日食べています!
ワォ農園の息子さんは私の反応に大喜び!「君のために毎週来ているんだよ!」な~んて言って くれるんです。そりゃ毎週通いたくなるでしょ? ワォ農園のあるハワイ島のワイメアは、マウナケア火山から吹き降ろす冷たい風のおかげで、トマトに最高に適した気候になっているそうなんです。冷たく冷やしてそのままガブリ!ビールのおつまみに最高です!このホノルルの夕方の市、ホノルル・ファーマーズ・マーケットは、毎週水曜日、ニール・ブレイズデル・センターの脇の芝生広場で開かれています。時間は、夕方4時から7時まで。巻き寿司やハンバーガーなど食べ物のお店もあるので、ホテルに持ち帰って夕食にしてもいいかもしれませんね。
(内容は放送当時のものです)
ハワイ王朝の歴史をめぐるバスツアー
先週9月2日は、ハワイ王朝、最後の女王リリウオカラニの誕生日でした。王族の墓には色とりどりのレイの花々が飾られました。100年ちょっと前まではハワイのキングやクィーンがいたんですよね。
ハワイに来たら、ぜひハワイの王朝の歴史に触れてほしいものです。でも、いくつもの史跡を一人で回るのは大変だし時間がかかります。そこできょうご紹介するのは、ハワイアン・オーシャン・プロモーションズが行っている「イオラニ宮殿とハワイ王朝物語」というツアーです。これなら半日くらいで回れて、しかも日本語でハワイ王朝の説明をしてくれるので、このツアーはすでに大人気となっています。

私も先日、ツアーに参加してきました。朝9時頃にワイキキを出発。20人ほど乗れる快適なツアーバスには、車内にモニターテレビが付いていて(写真左)、モニターを見ながら説明を受けます。最初にバスが着いた所は、ダイアモンドヘッドの東側の展望台。ここから見下ろすワイアラエの海岸(写真右)は、ハワイ王朝最初の王様になるカメハメハがハワイ島から軍勢を引き連れてオアフ島に上陸した場所なんです。カメハメハ大王は1810年にハワイを統一しました。この日は天気がよく遠くにハワイの島々をうっすらと見ることができました。
それからバスはホノルル市内を走り、オバマ大統領の出身校のプナホウ・スクールの前を通って、カメハメハ4世のクィーン、エマの夏の別荘へと向かいます。「クィーン・エマ・サマーパレス」は、ホノルルの山側にあります。エマが晩年を過ごしたこの別荘にはエマの所持品や美術品工芸品、アルバート王子の遺品など、当時の生活の様子がわかるものが多く残されています。クィーン・エマは、まだ4歳だった王子とカメハメハ4世を相次いで亡くし、それがきっかけでハワイに初めての病院を作りました。

そのあとツアーバスは歴代の王達が眠るお墓を通り、最後の目的地、ホノルルのダウンタウンにあるイオラニ宮殿に向かいます。イオラニ宮殿(写真左)はアメリカにある唯一のお城。ツアー客は床を傷つけないよう靴にカバーを着用します(写真右)。5歳以下の小さなお子さんも入場できないんですよ。結構大変です。ツアー客だけじゃなくてガイドも大変なんです。イオラニ宮殿のガイドをするには、3ヵ月に及ぶ研修を受けなくてはならないほど厳しいんです。今回のツアーのガイドはユーモラスで本当に見事!テンポがよくて話にどんどん引き込まれました。宮殿の中は、大広間や、家具から食器にいたるまで当時の豪華な王朝生活が伺えます。中には日本の明治天皇からもらった壺もありました。カラカウア王の時代、日本を訪れ明治天皇と会い、日本からの移民をお願いしたという歴史があるんです。そして最後王女リリウオカラニ王女が、王政反対派によってイオラニ宮殿に幽閉された部屋も再現されています。その部屋であの有名な「アロハオエ」を作ったと言われています。こうして80年ほどの短かく、そして波乱万丈のハワイの王朝時代は終わりを迎えます。
ハワイに来たら、皆さんにもぜひハワイ王朝のことを知ってもらいたいんです。ワイキキあたりにもキングやクィーンゆかりの土地がたくさんありますし、通りや学校の名前に王の名前が使われているので見てみてください。
(内容は放送当時のものです)
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