トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」
ポリネシア・カルチャーセンターのナイトショー
オアフ島の北に
ポリネシアと呼ばれる、ハワイ、サモア、ニュージーランド、フィジー、トンガといった島々の文化や歴史を体験できる広大なテーマパークです。5万坪の敷地は、東京ドームがすっぽり3個入る広さ。園内は大自然そのもの。運河が流れ、熱帯雨林が生い茂り、ポリネシアの国々を再現した村が点在しています。見るだけでなく体験して遊んで回るので、園内を隈なく回っていたら一日かかります。
開園は1963年と古くて、オアフ島でも人気の観光スポットとなっているんですが、ワイキキから離れているせいか、日本の観光客は、ここを見ない方も多いんです。でもぜひ一度見ていただきたい。このポリネシア・カルチャーセンターで行われるナイトショーは、ハワイで最大級のポリネシアのショーです。ワイキキあたりでもポリネシアンダンスのショーは見られますが、ここのショーは迫力が違います。ハワイで一番!

そのショーが13年ぶりに新しくなり評判になっていたので見に行ってきました。ショーのタイトルは「ハァー・ブレス・オブ・ライフ」。構想3年、総制作費3億円。そして100人を超えるキャストを揃えました。ストーリーは、主人公のマナという少年がポリネシアの国々をめぐりながら成長し大人になっていくというもの。ちなみに「マナ」とはハワイ語で「魂」とか「神聖な力」という意味です。このマナが、トンガ(写真左)からハワイ、ニュージーランド、サモア、タヒチ(写真右)とそれぞれの島で友情、戦い、恋愛を経験します。ストーリーは単純なんですが、それぞれの国の美しい衣装と民族の踊りが本当に見事! セリフはほとんどなく、音楽と踊りで話が展開するんですが、その踊りが素晴らしくて、物語にどんどん引き込まれていくんです。

スケールの大きさはハワイで一番。ステージが客席と同じくらい広くて、そのステージをいっぱいに使ってショーのところどころで100人近い出演者が一斉に踊るんですが、それはもう圧巻です。時々、通路から出演者が飛び出して来たりして、すぐそばに座っていた私は驚かされましたが、彼らの全身からはほとばしる汗! 弾むように舞台に飛び降りていく姿は、もう本当に素敵! 躍動感、男性の肉体美、そして女性の優雅な踊りと一つ一つのシーンが絵になるんですよ! 美しいだけじゃなくて、お腹を抱えて笑ってしまうシーンがあるかと思えば、ドキドキしたり、切なくなったり、ショーの最後には感動して涙が出そうになってしまいました。出演者が勢ぞろいしたフィナーレ(写真右)では、観客が総立ち。いつまでも拍手が鳴りやみませんでした。このショーは、ワイキキから1時間かけても見に行く価値はあります! 私も家族が来たら、絶対見せたいショーです。
ポリネシア・カルチャーセンターの新しいショー「ハァー・ブレス・オブ・ライフ」は、日曜を除いて毎日、夜7時半からやっています。ショーの料金は、大人45ドル(約4千円)から、子供35ドル(3千円)から。送迎付きのツアーやディナー付きのツアー(8千円くらい)もあります。
夜のショーのほかにも、ポリネシアの国々を再現した村をカヌーでめぐったりアトラクションで楽しんだり、園内は見どころがいっぱいです。
(内容は放送当時のものです)
公立学校の授業が大幅カット。親も子供も先生も大変
今、世界中が不景気と言われますが、ハワイも大変な財政難で、ハワイ州では様々な方法で予算の削減を打ち出しています。そのひとつが公務員の無給休暇。公務員に強制的に休暇を取らせることで大幅に予算を削減しようというものです。
この政策が、子供を持つ家庭に大きな影響を与えているんです。というのは、この無給休暇は公立の学校の先生も実施するので、授業を休まなければならないんです。先生は1年間に17日間の休みを取ることになりました。ということは子供達の授業が17日分なくなるわけです。しかも、この政策がスタートしたのが先月10月23日で、来年の5月中旬には夏休みに入るので、実質は半年の間に17日間、学校の休みが増えます。無給休暇の休校日は金曜日と決められたので、ほぼ毎週のように金曜日は学校が休みになってしまいました。毎週、毎週、金土日の3連休ですよ!
この政策が実施されて色々と困ることが多いんです。これでハワイの公立学校は、授業日数が全米一少なくなってしまいました。先生達からは、授業日が少なくなったせいで決められた予定が終えられないという声があがっています。小学校から高校まで、全ての公立学校256校、17万830人の子供達に影響が出ます。
それに先生達は、年間17日間の無給休暇のためにお給料が7.9%カットになります。それでも解雇されるよりはましということで、これに応じています。私の娘の担任の先生は、自分の4人の子供達に「今年のクリスマスプレゼントはなし!」と宣言したそうです。
先生のほかに悲鳴を上げたのは、小学生の子供を持つ働く親達です。ハワイでは12歳以下の子供を一人にしておくことはできないので、今度から金曜日は、子供をどこかに預けるか自分が仕事を休んで面倒をみなければならなくなったんです。ハワイで暮らす日本人の親御さんに話を聞くと、多くの方が日本語で仕事ができる観光業か、レストランやお土産の店などに勤めているんですよね。そういう仕事はたいてい週末が忙しいですから、そうそう休めない。チャイルド・ケアの大手などが、金曜日の一日プログラムを始めたんですが、一日30ドルから50ドル(3千円から5千円)。これも毎週となると大変ですし、お子さんが2人いる私の友人は、一日のパートの給料よりチャイルド・ケア代の方が高くなっちゃうと嘆いていました。そういうことで、パートをやめる人も続出しているようです。ハワイでは今、これが子供を持つ親達の一番の心配事になっています。
初めて金曜日が休校となった先月23日、ハワイ州議事堂で大規模な抗議活動が行われると聞いて出かけてきました。この日は1500人ほどが集まったんです。子供達は自分達でプラカード作り。プラカードには「金曜日は学校にいたい!」とか「子供の教育は宝だ!」と書かれています。中学生や高校生は学校の休みが増えて喜んでいますが、小学生は学校が大好きな子が多く、休みたがらないんです。
プラカードを見せていると、賛同する人の多いこと。前を通る車のほとんどがクラクションを派手に鳴らして、手を振り返してくれました。参加者全員のデモ行進もありましたが、子供が一緒なので州議事堂の周りの広い芝生の上を一周しただけ。子供達は遠足気分。大人達は真剣な面持ちでシュプレヒ・コールを上げていましたが、なんとなくのんびりほんわかしているのがハワイらしかったですけどね。
それでも父兄の中にはハワイ州を提訴した人もいたようです。また、ハリケーン被害者の救済資金を教育費に回すという案など色々出ていますが、どうなるのか...。ハワイの子供達は全米でも最下位に近いほど教育水準が低いと言われています。これで授業日が全米一少ない、たった年間163日に削られては、ハワイの子供達の将来が心配です。
(内容は放送当時のものです)
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アメリカン・インディアンを知るイベント
ハワイには色々な民族が暮らしています。様々な民族の文化を体験できるのもハワイの楽しみの一つです。先日、ホノルルの中心の公園で、アメリカン・インディアンのイベントが行われました。ハワイにもアメリカン・インディアンの血を引く人たちがたくさんいるんです。イベントは「インタートライバル・パウアウ」といいます。「パウアウ」とは集会とかお祭りというような意味です。イベントの歴史は古く、今年で35年目。アメリカン・インディアン・パウアウ協会が主催で、ハワイの人たちにアメリカン・インディアンの文化を紹介するものです。
ひと口にアメリカン・インディアンといってもたくさんの部族があるんですが、「インタートライバル」とは、「部族間」という意味なので、このイベントは部族を問わずに集うお祭りです。実は私の娘にはアメリカン・インディアンの血が何代も前に入っているんです。チェロキー族の血です。今まで、ほとんど考えたことがなかったんですが、今回はいい機会なので親子でアメリカン・インディアンのことを学ぼうと出かけてみました。

会場の公園に向かうと、カラフルなテントが見え、ドンドンドンという低い太鼓の音が聞こえてきます。中央では色鮮やかな衣装を着た人達が輪になって踊っていました。色々な部族が集まっているので、衣装も様々。アラスカから来た部族は黒い衣装、頭にトナカイのお面をつけて静かに踊っています。鮮やかな緑色の衣装を着た、ナバホ族の血を引く若者が引く若者が、彼らの歴史や衣装や踊りの意味などを説明してくれました。彼の先祖は宗教的指導者だったそうで、その子孫だけが身につけることのできる衣装だそうです。
アメリカン・インディアンの人達が住居に使っていた「ティピ」という円錐形のテントのようなものも展示されていました。中は結構広い。入り口は日が昇る東に向けて作られるそうで、ほかの人のティピを訪ねる時には、入り口で咳払いをするそうです。ノックをしようにも布なのでコンコンとはいかないですよね。
アメリカン・インディアンから生まれたものはたくさんあります。例えば、11月に行われる感謝祭がそうです。スポーツではラクロスですね。それから若い人のファッションでは、モカシンという靴。そして頭を鳥のとさかのように刈り上げるモヒカン頭も、元はモヒカン族が矢を射るために邪魔な頭の横の毛を剃ったのが始まりなんですね。アメリカ人には、アメリカン・インディアンの血を引く人が本当に多いんです。エルビス・プレスリー、ケビン・コスナー、キャメロン・ディアス、ジョニー・デップは、チェロキー族の血が流れています。
ハワイというとポリネシア系の人達のイメージが強かったんですが、今回、アメリカン・インディアンとのつながりも改めて感じました。娘も自分のルーツに関心を持ったようで、真剣に話を聞いていましたよ。チェロキー族の絵本をお小遣いで2冊買い込んでいました。イベントの終わりのほうになると、広場では踊りの輪に一般の人も加わって大きくなっていました。男性数人で太鼓を囲みリズムを打ち、高く叫ぶような歌声が響きます。その音に合わせて、鮮やかな鳥の羽をまとった男性が低く腰を曲げたり回ったり。派手ではないんですが、胸に響くような踊りなんです。木の向こう側にいる狼やバッファローを覗き見る仕草を表現しているんです。ハワイの青い空と椰子の木の下、アメリカン・インディアンの踊りは勇ましさの中に静かな哀愁も漂っていて、またぐっときてしまいました。
(内容は放送当時のものです)
ハロウィーン限定3Dお化け屋敷
ハワイでは子供達の秋休みが終わって、2学期がスタートしました。10月31日はハロウィーンです。スーパーもショッピングモールも今はオレンジ色のかぼちゃの飾りでいっぱい。この季節、町に現れるのが、お化け屋敷なんです。日本では夏がお化けのシーズンですが、アメリカではハロウィーン前がお化けシーズンなんですよ。
今年、話題になっているのは、オアフ島の西、カポレイにある「ウェッティン・ワイルド」というテーマパークに登場したお化け屋敷です。ウェッティン・ワイルドは以前は「ハワイアン・ウォーターズ・アドベンチャー・パーク」という名前でしたが、今年、経営者が変わって名前も変わりました。たくさんのプールとスリリングなウォータースライドが人気のところです。このウェッティン・ワイルドでハロウィーンまでの期間限定で行われているのが「フェスティバル・オブ・フィアー」、「恐怖のお祭り」です。普段は午後5時に閉園しますが、10月31日のハロウィーンまでの毎週末は、夜7時に再び門が開きます。
初日に出かけてきましたが、水着姿の高校生や大学生で賑わっていました。日が落ち暗くなった園内には、ゾンビが歩いていたりするんですよ! まだお化け屋敷の中じゃないのに。これが突然現れるので、あちこちで悲鳴があがっていました。どこに何が隠れているのか怖いんですよ。 私、怖いものにはからっきし弱いですから。へっぴり腰のまま奥まで進むと、3つのお化け屋敷が設置されていました。娘と一緒に一番怖くない所に入ることにしたんですが入る直前になって娘は「やだ!」。そこで、すぐ後ろに並んでいた中学生の女の子2人に「一緒に入って!」と頼むと「OK~!」。
「これをずーっとかけていてください」と、メガネが手渡されます。これが
このお化け屋敷は新感覚のお化け屋敷で、吸血鬼や殺人鬼、ゾンビなど、いわゆるお化けは出てこないんです。だから人が出てこなかったら、きれいで芸術的な感じさえするんです。ただ、気味は悪いですけどね。3つあるお化け屋敷のうち、もう一つも3D。残りの1つは3Dではないんですが、これが一番怖いお化け屋敷で、血も凍るほどの怖さを体験できたとか。張り裂けんばかりの悲鳴とともに飛び出してきた子供達に話を聞くと、「怖かったけど、おもしろかった!」と満面の笑顔! 私は入らなくてよかった! ウェッティン・ワイルドの恐怖のお祭り「フェスティバル・オブ・フィアー」はハロウィーンの日まで、毎週金曜と土曜の午後7時から11時までオープン。料金は、大人も子供も25ドル99セント(2500円弱)。お化け屋敷のほかに、プールのスライダーもオープンしていて、お化け屋敷には水着のまま入れます。夜遅くまで悲鳴が途切れない~!
(内容は放送当時のものです)
★★ 小松昌美のブログ ★★
「小松昌美のハワイ生活」
http://hawaiinioideyo.cocolog-nifty.com/blog/
この番組ホームページで紹介しきれなかったこぼれ話や取材の時の写真、
それに普段の私のハワイでの日常生活を色々とご紹介しています。
よろしかったら一度と言わず何度でも覗いてみてくださいね!
ヴィクトリアズ・シークレットのオープンでハワイに活気
今月10月1日、ホノルルのアラモアナ・ショッピングセンターに待望のお店がオープンしたんです。 それは「ヴィクトリアズ・シークレット」という、全米で展開しているランジェリー・ショップ。女性の下着のお店なんです。
日本でも女性なら知っている方も多いと思いますが、アメリカでは女性だけでなく、男性ももちろん、子供からお年寄りまでみんな知っているんですよ。このお店のモデルでハリウッドの俳優と噂になっている人もいますし、歌の歌詞にお店の名前が使われたり、「ヴィクトリアズ・シークレットのモデルみたい!」というのが女性への褒め言葉にも使われたり。単なる流行のブランドという枠を超えて一種の社会現象になっているんです。アメリカの4大ネットワークのテレビ局がヴィクトリアズ・シークレットの下着のファッションショーを放送し、賛否両論がおこるほどなんです。
そのヴィクトリアズ・シークレットがやっとハワイにオープンしたんです。全米に900店舗を構える中でアラモアナ・ショッピングセンターには最大のお店舗を作りました。全米平均の4倍の大きさなんだそうです。アラモアナ・センターの内でもデパートに次ぐ大型店舗となりました。
朝8時からのオープニング・セレモニーに出かけると、ハワイの各テレビ局と新聞が勢ぞろい。開店前に並んだ人の数は600人。これはハワイではなかなか見ない光景だったんですよ! 並んでいる人の20人に1人ぐらいは男性でした。「彼女にプレゼントを探しに来たんだ!」と言う男性や、奥様と一緒にパジャマを探しに来た60代くらいのご主人。アメリカでは下着のお店に男性が入るのはそれほど抵抗がないようです。それとやはり、このお店は単なる下着の店とは違うと思われているということがあるんでしょうね。
オープニング・セレモニーには、ヴィクトリアズ・シークレットの専属モデル、マリサ・ミラーさんが訪れました。ヴィクトリアズ・シークレットのモデル達はアメリカのトップモデルで、「エンジェルズ」と呼ばれています。現在6名のスーパーモデルがいます。マリサさんは日本が大好きだそうで、アジア人が多く住むハワイや日本の女性観光客のために、小さいサイズもたくさんも用意してあると言っていました。「女性が美しくなるためには、サイズより自分の体を好きになることよ!」とアドバイスもくれましたよ。
今回のお店のオープンは女性だけが喜んだのではなく、ハワイ全体にとっても大きなことなんです。失業率が高い中で、一つのブティックとしては破格の数、300人の雇用があったんです。これは大型スーパー並みの数字だそうです。オープニング・セレモニーに出席したホノルル市長の代理のカドウェルさんという方も「経済が低迷している時期に、ハワイにヴィクトリアズ・シークレットがオープンすることは、大変うれしい!」とご機嫌でした。市長はこの日出張だったんですが、一つのブティックのオープンに市のトップが出席するくらい、経済効果を期待しているんですね。お店のオープンからしばらくは300人ほどの列が毎日続いたそうです。ホノルル市のカルドウェルさんが「女性の購買意欲がハワイの経済を盛り上げてくれる!」と言っていたように、しばらくはこのヴィクトリアズ・シークレットの賑わいは続きそうです。
(内容は放送当時のものです)
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