トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」

2007年11月19日(月)

ワイキキビーチにラグーンが復活

まもなくワイキキのビーチの西側に新たなスポットがオープンします。それは有名なリゾートホテル「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」のすぐ西側にあるラグーンが新しく生まれ変わったんです。(ラグーンとは海の入り江や湾が砂で外の海と隔てられて湖のようになった所です)



このラグーンは1950年代からあって60年代にはたくさんの家族連れが海水浴を楽しむ美しい場所だったそうです。ところが年々水は汚れて泳ぐ人もいなくなってしまいました。私も何度かラグーンの周りを歩いたことがありますが、濁った水面にクラゲが浮いていて、正直言ってあまりきれいとは言えないものだったんです。ワイキキのとってもいい場所にあるのにもったいないなぁと思っていたんです。



このラグーンの土地はハワイ州の持ち物ですが、ヒルトンが水質など保つことで管理をハワイ州から任されています。今回の改修工事もヒルトンの再開発の一部で、観光客や地元の人達に環境改善のために行われました。改修工事には一年の月日と総額15億ドル(日本円でおよそ1720億円)の費用がかかりました。それがついに出来上がったので先日一般オープン間近のラグーンを見に行ってきました。



071119_01.jpg 以前のクラゲが浮いていたラグーンから見ると大変身です。ピンクがかった美しい砂浜の真ん中に透き通る青い水をたたえた「ラグーン」が広がっています。新しいラグーンはハワイの伝説のサーファーの名前をとって「デューク・カハナモク・ラグーン」と名づけられました。









071119_2.JPG 昔から椰子の木の植わった小さな島があったんですが、その島は椰子の木の下の岩肌を滝がとうとうと水しぶきをあげて流れています。濁った水は捨てられ、新しい砂が敷き詰められました。今までのラグーンは深さが3.6メートルあったそうなんですが、砂を敷き詰め深さを1.5メートルにしました。水は最先端の水の循環器を取り付けて、80メートルの深さにある7つの井戸から水を汲み上げ、一日に5回ラグーンの水を入れ替えているんです。これで透明度の高いきれいな水になっています。ラグーンの底は浅くなって、そして波がないので安心、小さなお子様連れにはピッタリです。まるで自然の中に出来た海水のプールです。



071119_3.JPG またラグーンの周りには遊歩道も造られました。ベンチも設置され散歩にいいかもしれませんね。一周すると580メートルあるこの遊歩道は、さまざまなハワイ特有の熱帯植物で埋め尽くされているんですが、新たに60本の椰子の木も植えられました。この椰子の木がおかしいんですよ! 普通椰子の木って、木の上で四方に葉が広がって下がっています。ところがここに植えられた椰子の木は、まだ若い椰子の木を運んで植えられたばかりなので、椰子の葉が全部上に向かって伸びています。なんかバンザイって背伸びしているみたいでかわいい! しばらくすると、大きく葉を広げて椰子の木陰を作ってくれるようになるんでしょうね。このラグーン、ワイキキの新名所になること間違いなしです。



071119_4.JPG オープニングセレモニーは先月10月に終わっているんですが、今はハワイ州の水質検査の許可を待つだけとなって今月中には公開になる予定です。ヒルトンの敷地内にありますが、ここには一般のお客さんも入れます。オープンの時には私もぜひ娘と訪ねてみたいと楽しみにしています。みなさんもハワイにいらっしゃる時には、ぜひ覗いてみてください!

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2007年11月12日(月)

シーアスパラガス

071112_1.JPG 今日は最近ハワイで話題になっていて、私もはまっているハワイ産の食材を紹介します。みなさんは「シーアスパラガス」ってご存知ですか? シーアスパラガスはメキシコ原産の野菜で、アスパラガスとは違いますが形は似ています。見た目は鮮やかな緑。海水で育てられます。でも海草ではありません。フランス料理やイタリアンのレストランで見かけた方もいるかと思います。ハワイではオアフ島の北、カフクという所で生産されています。初めはレストランで使われて、最近では朝市やいくつかのスーパーでも手に入るようになってきました。



071112_2.JPG このシーアスパラガス、シャキシャキッとした食感が最高です。味は海水を吸い上げているせいで、みずみずしい茎をかじるとしょっぱいんですよ。植物ですが味は海草に近いと思います。しょっぱ過ぎる! と言う人は沸騰したお湯にほんの20秒くらいくぐらすといいそうです。私はトマトとあえてさっぱりといただくのが大好き! おいしいですよ! シーアスパラガスは海水のミネラル分が豊富で、肝臓の解毒作用があるといわれるビタミン15やアミノ酸、カルシウムも豊富。そして低カロリー! ハワイ産の安全で美味しい食材に与えられる「シール・オブ・クオリティ」というハワイ州政府のお墨付きももらっている注目の食材なんです。



071112_3.JPG 私は先日、オアフ島のシーアスパラガス農場に行ってみました。カフクはオアフ島の最北端。ホノルルとはちょうど島の反対側の位置。かつては一面サトウキビ畑で、今はトウモロコシや果物がたくさん栽培されていますが、近年は海老の養殖で有名です。カメハメハ・ハイウエイ――といっても普通の一本道なんですが、その道を挟んで山側が農業地帯、海側には海の水を引き込んで水田のように見える海老の養殖場が広がっています。その一角で、昔、海老の養殖場だった場所を利用してシーアスパラガス作りが行われていました。海に向かって水田が広がっています。広さは2エーカー、だいたい日本武道館の建物の面積と同じくらい。



071112_4.JPG ここでシーアスパラガスを作っているのは中国・上海からの移民のウェンハオさん。ハワイ大学で園芸を学んでシーアスパラガスも研究の一環で始めたんですが、ほかにも植物を海で育てることによって、ワイキキの運河をきれいにするプログラムにも参加しています。









071112_6.JPG 071112_5.JPG シーアスパラガス作りはまず10センチくらいになるまで2ヵ月ほどケースの中で育てたあと、水田に張られたネットの上に置かれます。1ヵ月ほどで海水をぐんぐん吸い込んでシーアスパラガスが出来上がります。収穫はウエットスーツを着て、深さ1メートルほどの水田に腰まで浸かって作業します。箱に詰め込むのも畑の横が作業場になっています。







071112_7.JPG ウェンハオさんはハワイの人にこの野菜を広く知ってもらうために、朝市やスーパーに出かけ試食販売をやったり調理法などのレシピを配っています。サラダでもOK、いためてもおいしくいただけます。今、日本の企業がウェンハオさんのシーアスパラガスを輸入しようと動き出しているようです。もしかすると来年にはこのハワイ産のシーアスパラガス、日本のスーパーに並ぶ日が来るかもしれませんよ!

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2007年11月05日(月)

ワイキキ・ビーチ・クリーン作戦

先日、娘と私とで大掃除をしました。大掃除といってもうちの掃除じゃありませんよ! 今回は本当に大掃除。ワイキキビーチの掃除だったんです。



071105_0.jpg 「ワイキキ・クリーンアップ作戦!」と名づけられたこの大掃除、主催は「日本クラブ」という日本の様々な企業の方たちの組織。ハワイ最大の慈善団体「アロハ・ユナイテッド・ウェイ」にも定期的に参加し、協力しているんです。今回、日本クラブの関係者やその家族、ハワイの日本人コミュニティを通じて、ハワイ在住日本人たちが集まり、この第一回「ワイキキ・クリーンアップ作戦!」となったんです。



071105_1.JPG 土曜日の朝6時半にワイキキビーチの中心にある「デューク・カハナモクの像」の前に集合です。私はその日、4時半に起きました。すると見事な丸いお月様。まるで昼間の太陽のような明かりが部屋に差し込んできます。本でも読めそうなほどの明るさなんですよ!











071105_2.JPG ワイキキ・ビーチの朝は早いです。まだ完全に明るくなっていないというのに、人が多いんですよ。ジョキングをする人、ウォーキングの夫婦、手をつないで散歩をする老夫婦。観光客の方も早くから散歩をして、見事なお月様の写真を撮っていましたよ。沖には鳥が羽を休めているようにたくさんのサーファーが海に入っていました。集合場所にはすでにたくさんの日本人の人が集まっていました。ほとんどの人が子供連れです。「おはようございます!」と元気な声が飛び交っています。まだ山の向こう側から太陽が昇っていないので、涼しい風が吹いています。この日の朝の気温は21度でした。



071105_3.JPG 目標の100人を超えて150人以上が参加しました。まず、大人の参加者は受付で20ドル(約2千円)払います。これは慈善団体「アロハ・ユナイテッド・ウェイ」に全額寄付されます。ゴミ袋は私を含めてほとんどの参加者が、自分で持ってきています。そしてビニール手袋が配られます。ごみを拾う右手にはめて左手にゴミ袋というスタイル。ワイキキビーチの掃除は、距離にして7~800メートルの長さの範囲で行われました。



071105_4.JPG 私はハワイに来てビーチの掃除は初めてだったんです。ハワイのビーチはきれいですからね。日本だと朝、浜辺にいろいろな物が流れ着いていますが、ハワイは太平洋の真ん中で遠浅の海に囲まれているおかげで砂浜に打ち上げられるものはほとんどないんですよ。ですから、ビーチに落ちているごみは、全て人間が残していったものなんです。ワイキキはゴミ箱の設置が徹底されているせいか、本当にゴミは少なかったんです。あったのは子供が忘れた砂遊びのおもちゃやジュースのカップなど。



その中でやたらと多かったのは、「タバコの吸殻」だったんです。その数には驚いてしまいました。ハワイでは禁煙法のため公共の場所ではタバコを吸えないことが多いんです。ところがビーチではタバコを吸ってもいいんです。次々と見つかるタバコの吸殻、子供達が一生懸命拾っています。タバコの吸殻というのは、砂浜で水に混ざると紙が溶けてタバコの葉が広がり、フィルターの部分だけが残っているんですよ。これが汚いし、臭いですよねぇ。砂浜でタバコを吸ったら砂浜を灰皿にしないで、携帯灰皿に捨てるか、カップや缶に入れてゴミ箱に持って行って捨ててください。



071105_6.JPG 一時間ほどの掃除でワイキキビーチは、ゴミ一つ落ちていない美しい砂浜が広がっていました。今回ボランティア参加者は朝食にパンをもらったんですが、きれいになったビーチに座り込んで食べたパンは、本当においしかった~! これからはこのワイキキ・クリーンアップ作戦、定期的に行われるそうですから、また参加したいと思います。

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2007年10月29日(月)

お化けオデッセイ

071029_0.JPG 今週は子供達が楽しみにしている「ハロウィーン」があります。今、町中がオレンジのかぼちゃやこうもりなどで飾られハロウィーンのムードいっぱい。ハロウィーンの中心となるのは、ドラキュラや魔女など、欧米のゴーストが ほとんどです。そんな中、一風変わったおもしろい展示が行われていたので行って来ました。それはホノルルのハワイ日本文化センターで行われた「お化けオデッセイ」。オデッセイというのは「浪漫あふれる冒険」という意味ですが、ここでは日本 の「お化け」や「幽霊」が紹介されているんです。



071029_1.JPG 一階の入り口を入ると、まず古い映画のポスターが目に入ります。「怪談 一つ目地蔵」とか「怪談 三味線掘り」。かなり古いポスターで「若山富三郎さん主演」と書かれています。何十年か前、ハワイで上映された日本映画のポスターだそうです。













071029_3.JPG 071029_2.JPG 上を見ると天井からは、侍のマネキンが吊り下げられています。テープで幽霊話を聞くコーナーでは、そこに 座ると壁際の障子の向こうにボーっと女の人の影が浮かんでくる仕掛けになっています。「キャー!!!」裏には長い髪のかつらをかぶったマネキンが立っているだけですが、これは本当に怖い! 怖いお面が並んでいたりお化け屋敷のような展示も多く、私にはビクビクもの。



071029_4.JPG でも日系人の子供たちには、日本のお化けはあまりよくわからないそうなんです。案内をしてくれた日系人の方にも「なんで日本のお化けは女の人ばかりなんですか?」って逆に聞かれてしまいました。そうですよねぇ。こちらではドラキュラとか悪魔とか男の人が多いですよ! でも日本人で幽霊といったら女性ですよねぇ。女の人の怨念はおどろおどろしくて、怖いんですよね~~!







071029_5.JPG さて、この展示会では子供達が日本の文化を習うこともできるんです。折り紙でこうもりを折ったり、「てるてる坊主」を作ります。「てるてる坊主」はお化けじゃないんですが、ハワイの子が見るとはあの形は「ゴースト!」なんだそうです。丸い棒付きのキャンデーに白い布を巻いててるてる坊主、ゴーストのできあがり。私も作って家に持って帰ったんですが、娘に何に見えるか聞いたら、やっぱり「ゴースト!」と言いました。しっかりとてるてる坊主の意味を教えました。



この「お化けオデッセイ」の展示では「23ヵ条のSUPERSTITIONS(スーパースティションス)」というのも貼られていました。スーパースティションスとは「迷信」という意味なんですが、これは迷信というよりも、私達日本人が小さい頃から大人から聞かされていた縁起の悪い行いばかりだったんです。



071029_6.JPG 例えば
 *黒猫が横切ると悪い事が起こる。
 *夜、笛を吹くと霊が集まってくる。
 *霊柩車を見たら親指をかくす。
 *夜爪を切らない。
 *北枕は早死にする。などなど。
ほかにも山盛りのご飯にお箸が立てたものが置かれていたり、どれも私もよく知っていることです。



でもそんな中に、私の知らなかった縁起の悪いことがたくさんありました。例えば
 *雨の日に新しいスニーカーをおろすと
  そのスニーカーを履くたびに雨が降る。
 *テーブルの角に座ってはいけない。
   ・・・テーブルの上はどこも座っちゃいけないと思ってました。
 *夜お金を数えると家族や友人と衝突する。
 *妊婦が大きなお皿で食事をすると大きな口の子供が生まれる!
   ・・・だからですね、早く聞いていればよかったです。



日本の各地から移民で集まってきたハワイの日系人のそれぞれの縁起の担ぎ方は色々ちがうんですねぇ。なんか私の母がいつも言っていた言葉「縁起が悪いわよ!」を改めて思い出してしまいました。

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2007年10月22日(月)

ヌゥアヌ通りのファッションショー

071022_1.JPG 今日はホノルルのダウンタウンで行われた華やかなイベントをご紹介します。ホノルルのダウンタウンとその西側のチャイナタウンが重なるあたりは今、注目の地域なんです。ギャラリーやカフェ、おしゃれなブティックが並び、アートな街に変貌しつつあります。そのおしゃれの中心になっているのが「ヌゥアヌ・アベニュー」。ヌゥアヌ・アベニューはその昔ハワイ王族時代から栄えていた道で、歴史的な建造物やそのあとがいまだにたくさん残され、大切にされています。日本を含め各国の領事館が並んでいるもこのヌゥアヌ・アベニューです。



071022_2.JPG このヌゥアヌ・アベニューで先週「フェイス・オブ・ヌゥアヌ・ファッション・ウィーク」というイベントがありました。これからホノルルを環太平洋地域のファッションの発信地にしようという意気込みです。このイベントの目玉は最終日の土曜日にヌゥアヌ・アベニューを通行止めにして行われたファッションショー。普段はたくさんの車が行きかう通りの真ん中にレッドカーペットが敷かれました。鮮やかな真っ赤な絨毯はまっすぐ道の上に伸びています。このファッションショーは地元ハワイの新人デザイナーやアマチュアのデザイナーを発掘することも目的。ハワイにはヨーロッパ・ブランドの高級ブティックがたくさんありますが、ハワイ特有の文化やおしゃれがまだもっとあるはず! というんです。



071022_3.JPG 071022_4.JPG 071022_5.JPG 071022_6.JPG 今回はプロのデザイナー7名と一般参加のデザイナー25人の作品全てが120人のモデルによって紹介されました。ファッションショーはまずプロデザイナーの作品からスタート。ハワイらしいリゾート着や水着が多いんですが、私はモデルの動きにもう釘付け!キャット・ウォークっていうんですが、レッドカーペットの上を軽くすべるように歩いてきて、審査員の前で見事にポーズ。腰を右! 左! くるっと回って肩越しに振り返る! かっこいいですねぇ! 背は高いし、細いし、足は長いし、顔は小さいし、私にないものばかり持っているんですよ! 普通のファッションショーと違って路上で行われているので、通りすがりの家族連れとか、キャベツをたくさん抱えた配達の人まで、足を止めて見入っています。水着が多かったのでお父さんの生唾を飲み込む音が聞こえてきそうなんですよ!



071022_7.JPG 一般参加のデザイナーは4歳の女の子から87歳のおばあちゃままで。それは個性的ですばらしい作品をデザインしていました。9歳のタイガーちゃん、彼女がデザイン画を描き始めたのは4歳の時。中国系の血を受け継いでいる彼女は「イブニング部門」に子供用チャイナドレスで参加しました。ピンクとブルーのオーガンジーでできたチャイナドレスはとても9歳の子のデザインとは思えないほど見事。彼女は自分自身が服のモデルになりレッドカーペットの上を歩いて、拍手喝采を浴びていました。







071022_8.JPG 今回最年長87歳のおばあちゃまは日系二世の井堀アリスさん。アリスさんは若い頃から小柄だったため、ハワイでは自分に合うサイズの服がなく、しょうがなく自分で作り始めたそうです。今回は黒のパーティドレスを作りました。モデルはプロに頼みました。普段作るは自分の着るものが中心だから、こういう時には若い人に華やかに着こなしてもらいたい! とおっしゃっていました。9歳のタイガーちゃんと87歳のアリスさん、功労賞を受賞しました。
このヌゥアヌ・アベニューでのファッションショーはその日3回行われ、たくさんの人で賑わいました。

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