トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」

2008年05月19日(月)

小学校のメーデープログラム

5月1日はメーデーでしたね。一般には労働者の日ですが、ハワイでは首飾りのレイにちなんだ「レイ・デー」として、ハワイの伝統文化を称える日です。ハワイ各地の学校ではこのメーデーに合わせて5月に趣向をこらしたイベントをいろいろ行っています。これが子供も大人もかなり力を入れているんです。

 

 

080519_1.jpg私の娘の通うリンカーン小学校のメーデーでは、毎年すばらしいフラダンスが披露されます。子供達はこの日のために半年かけて歌の意味と踊りを覚えるんです。ダンスのテーマは毎年変わるのですが、今年のテーマは「ホクレア号」ホクレア号とは、古代ポリネシアの遠洋航海用の船を復元したもので、羅針盤も時計もエンジンも、電気、船室、トイレもないカヌーです。元々ハワイの人達はポリネシアからカヌーに乗って海を渡って来たと伝えられていますが、ホクレア号は去年、太平洋を横断する旅にチャレンジして、日本への長い航海を成功させました。このコーナーでもレポートしました。

 

 

080519_2.jpgホクレア号を今年のメーデープログラムのテーマに考えたのは、ヘレン・ヒュウレンさんというハワイアンの先生。子供達には「アンティ・ヘレン」ヘレンおばさんと呼ばれて慕われています。アンティ・ヘレンは、ホノルルでも山に囲まれた静かな町にあるマノア小学校の先生でもあります。彼女はホノルルで一番凝ったメーデープログラムをリンカーンとマノアの両方の小学校で行っていて、毎年地元テレビ局のニュースも取材に来ます。

 

 

 

 

080519_4.jpg080519_3.jpg今回は、学年ごとにホクレア号のゆかりの土地の曲を踊ったんですが、これがすばらしいんですよ。ハワイをはじめ、ニュージーランド、ミクロネシア、タヒチ、そして去年、ホクレア号が訪れた日本と、リンカーン小学校では子供達が各国080519_5.jpgのキングとクイーンの衣装を身にまとって登場。日本のキングとクイーンは、ホクレア号が最初に到着した場所、沖縄の民族衣装。鮮やかな青い衣装に黄色い帯。これはハワイ沖縄センターから借りてきた本物の沖縄民族衣装だったんですよ。ハワイには沖縄からの移民も多く、沖縄の衣装を着た子供はひときわ目立っていましたよ。

 

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080519_7.jpgマノア小学校ではプログラムの一番最後に2年生の子供達が、沖縄の紅型(びんがた)という代表的な染め物のプリントが入ったTシャツを着て踊りました。曲は、なんとスマップの「世界に一つだけの花」だったんですよ! 沖縄なのになんで~?と思っていたら、あのメロディに合わせて手のひらをヒラヒラ、足を上げて、見事に沖縄の踊りを見せてくれるんですよ! サビの部分、「世界にひとぉつ~だけのはぁな!」は、スマップの振り付けを使って、最後には深々とお辞儀までして拍手大喝采でした。客席総立ちだったんですよ! ヘレン先生に聞くと、この曲はマノア小学校の日系人の先生が大好きなんだそうです。子供達は歌詞の意味も英語できちんと理解して踊ったそうです。父兄たちは「日本語の歌詞の意味はわからないけど、とてもオリエンタルな感じが良かった」と言っていました。

 

 

ヘレン先生は「子供達にハワイの文化や歴史を伝えていくことが私の生きがい!」と言っていました。太平洋の島々とのつながりを感じたハワイのメーデープログラムでした。

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2008年05月12日(月)

オアフ島の地ソーダ ワイアルア・ソーダ

080512_1.jpg地ビールというのがありますが、今日はオアフ島で作られている地ソーダをご紹介します。「ワイアルア・ソーダ」といいまして、今ハワイの人気レストランなどで話題になっています。透明の瓶にフラダンサーが描かれたラベルが貼られたとてもかわいいボトルなんですよ。


080512_2.jpg ソーダの工場は、オアフ島の北海岸ノースショアの小さな町、ワイアルアにあります。ワイアルアの町は、先週紹介したドール・プランテーションのあるワヒアワの町から一本道 を海に向かって下っていきます。ワイキキからノースショアに車で行くにはカメハメハ・ハイウエイがありますが、景色はこののどかな一本道の方が断然すてきです! 
080512_3.jpg遥か遠くに広がる海を見下ろしながら走っていると、 やがて小さなワイアルアの町が見えてくるんです。私はこの道は初めて通ったんですが、いいですよぉ~!


080512_4.jpgワイアルア・ソーダで代表的なのはパイナップル・ソーダ2004年に初めて出したのがこのパイナップル味。ハワイの新鮮なパイナップルとマウイ島のサトウキビを使っています。ソーダを作っているのはキャンベルさんというご夫婦。奥様のカレンさんがハワイ生まれ。ワシントンで知り合ったご主人ジェイソンさんを連れてハワイに戻って来ました。二人は、ハワイにはたくさんのハワイ産のジュースがあるのに、ソーダがないことに気づいたんです。そこでソーダ好きのご夫婦、自分達で作っちゃおうということになったそうなんです。

 

 

080512_5.jpgキャンベルさんご夫婦のこだわりは、自然な味で、ハワイの素材を使って、オールドファッションスタイルのグルメ・ソーダを作ることなんです。ラベルのフラダンサーの絵も1930年頃のハワイをイメージして、ノスタルジックな感じになっています。パイナップル・ソーダを作り始めた頃は、炭酸をジュースに加える機械が小さかったため、一日10本ほどしか作れなかったそうなんです。最初に卸したお店は、ノースショアにあるレストラン一軒でした。口コミで人気が広がるにつれ機械を大きくし、今は一日70本以上、一週間で500本生産しています。工場の作業から営業や配達まで、全てご夫婦二人でこなしているんですよ。

 

 

080512_6.jpg今ではパイナップル・ソーダのほかに、マンゴールートビアバニラ・クリームと全部で4種類になっています。このバニラもハワイ島のバニラの木から作られていました。私は、ハワイでバニラも作られているとは知りませんでした。


パイナップル・ソーダとマンゴー・ソーダをいただいてみましたら、パイナップル・ソーダは香りがよくて、甘さは控えめ、ひんや~りおいしい。炭酸がシュワシュワッと喉を流れていくのが、爽やかな夏にピッタリです。マンゴーも果物の香りがそのまま生きていて、こちらも甘さ控えめ。グルメ・ソーダと言われるのがうなずけます。


ハワイの人気果物で「リリコイフルーツ」というオレンジとグレープフルーツの中間のような味のする果物があるんですが、リリコイフルーツ味のソーダがもうすぐ発売されます。このワイアルア・ソーダ、今はレストランに置かれていることが多いんですが、ハワイの食料品店、スター・マーケットなどに一本2ドルで置かれています。地元の人では、ここのフラガールが入ったロゴTシャツも人気です。 080512_8.jpg 080512_7.jpg

 

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2008年05月05日(月)

ドールのファミリー・ファン・デー

ゴールデンウィークになりましたが、ハワイのローカルのニュースで 今年は日本からの観光客が去年より10%ほど少ないと言っていました。原油高で飛行機の運賃があがった影響もあるようです。私もワイキキに出かけたんですが、確かに例年よりほんの少し少ないような気がします。

 

080505_1.jpgさて今日は、パイナップルで有名なドール・プランテーションで先日行われたイベントをご紹介します。ドール・プランテーションはオアフ島の真ん中、ワヒアワという町にあります。今は生産をほとんどやめているので、かつての見渡す限りのパイナップル畑は広い草原に変わっています。ここは年間100万人以上が訪れるオアフ島の人気スポットになっています。

 

080505_2.jpgここで先日「ファミリー・ファン・デー」というイベントが開かれました。これは地元ワヒアワとノースショア地域の企業が協力して行う、地域ぐるみのイベントで、今年で2回目です。地元の食べ物の屋台が出たり、色々なエンターテイメントが楽しめます。普段、ドール・プランテーションを訪れる人はほとんどが観光客なんですが、この日は、本当にたくさんの地元の人達で賑わいました。

 

 

080505_3.jpg大きな赤い屋根のプランテーション・ビレッジを抜けると、大きなテントの屋根とステージが出来ていて、ワヒアワのフラダンス教室がいくつか参加して、見事なショーを繰り広げています。美しいラインに流れるような手の動き! いつ見てもフラは素敵!と思って近づくと、ビックリ! 平均年齢70歳に近いおばあさま達だったんですよ。近くで見 080505_4.jpgると顔に少~しシワがよっていたりしますが、踊りは見事です。皆さん10年以上のベテランばかりで、月に2回ずつ、ワイキキとホノルル空港でフラを踊っているんですよ! 続いては、突然若返り、2歳から5歳までの子供達のフラダンス。一人だけ反対に回ったり、転んだりと笑いの渦が起こっていました。

 

 

080505_5.jpg長蛇の列が出来ていたのは、チョコレートの噴水「チョコレート・ファウンテン」です。これは、無料で配られたパイナップルを持って行ってチョコレートが流れる小さな噴水につけて食べるんです。甘いチョコレートが酸っぱいパイナップルとバッチリ! トロトロのチョコレートで子供達の洋服も顔もドロドロ。

 

 

080505_6.jpgそれと、ハワイ原産の木や植物で作られた世界最大の迷路があって、私達親子も入ったんですが、あまりの広さと、高い樹木の壁に囲まれたせいで、どこがどこだかまったくわかりません。すると...迷路の途中で突然バケツをひっくり返したような大雨になっちゃったんですよ! 迷路に屋根はないし、早く出たくても出口は見つからないし、洋服が絞れるほどビショビショになってしまいました。

 

 

080505_7.jpgドール・プランテーションの中には、トロピカルガーデンとかパイナップル畑の中を走る汽車もあって、その日は一日ハワイの地元の家族連れでいっぱいになっていました。

 

 

 

 

 

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2008年04月27日(日)

カワイイ・コン

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今日は、先日ハワイ・コンベンションセンターで行われたイベント「カワイイ・コン」をご紹介したいと思います。カワイイ・コンの「カワイイ」は日本語の「かわいい!」。そして「コン」はコンベンションのコンです。このイベントは、今欧米で人気になっている、日本のアニメや漫画、ゲームソフト関連のコンベンションなんです。今年で4回目。最初の年はホテルのボールルームを借りての開催でしたが、年を追うごとに来場者は増え、2年前からはハワイ・コンベンションセンターで行われるくらい大きなイベントになっています。

 

 

実は正直な話、私ハワイにはアニメ好きの人は少ないと思っていたんです。ハワイといえば青い空に青い海。アウトドア志向の人達が多いと思うじゃありませんか! ところがこのイベントに出かけてみて、私の考えは「間違っていた!」ことを知りました。

 

 

080428_2.jpg080428_3.jpgハワイ・コンベンションセンターに着いてまず驚いたのは、会場に来ている人の多くがコスチューム姿、いわゆるコスプレなんですよ! これが、お見事! アニメのヒーローやヒロインになりきるために、手作りの衣装を身に付け、メイクをして、歩き方までヒーロー、ヒロインそのものになっているんですね。

 

 

080428_4.jpg私は日本のアニメは古いものしか知らないし、ましてや最近のゲームのキャラクターはわからない! どうにかわかったコスチュームは「セーラー・ムーン」「ウルトラマン」「クレヨンしんちゃん」ぐらい。中には、気温がすでに30度近いハワイでは、見るからに暑そうな格好の人も多かったんです。彼らは、お互い写真を撮りあっていて、カメラを向けると必ずポーズをとってくれるんですよ。

 

 

080428_5.jpg会場の一角にできていたのは「CAFE OTAKU」すごい名前です。実はコレ、私も日本で経験したことがない「メイド喫茶」だったんですよ! ハワイには初お目見えです。「ご、しゅじぃんさぁま! おかえりなさい、まぁせ!」となんとも言えない日本語でメイド姿のハワイの女の子が声をかけてくるんです! 驚いたのは、このメイド喫茶を出店していたのは、ハワイ大学で日本文化を研究している教授のグループだったんです! 日本文化の研究と、日本への研修旅行の資金調達が目的でした。ハワイで初めてのメイド喫茶は、一日中行列が絶えることはありませんでした。

 

 

080428_6.jpg私が日本人だとわかると、隣に座って話しかけてきたのは、侍の格好をした24歳の大学生の男の子。彼は、今までハワイでコスチュームを着る機会はハロウィーンしかなかったんですが、ハロウィーンだとほかの人達もみんなコスチュームを着るのでつまらないんだそうです。「カワイイ・コンだと、これがただの侍じゃなくアニメのコスプレだと気づいてくれるしね」と早口でまくしたてます! 『うさぎ用心棒』のコスプレらしいんですが、私にはちっともわからなかったんですけどね。この大学生の彼は、12年前に日本のアニメに出会ってから日本語を一生懸命勉強して、今は少しなら日本語が読めるし話せると言うんですが、それが「かっちょえ~!」とか「すっげぇ~!」とかなんですよ。彼の夢は「いつか秋葉原デビュー!」なんですって。

 

 

日本のアニメーション、ハワイの新しい世代の人達にしっかりと根付いているようです。新しい形の日本との文化交流でもありますよね。


 

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2008年04月21日(月)

超穴場! 大自然の魅力、ホオマルヒア植物園

今日はオアフ島にある植物園を紹介したいと思います。それは、島の東側、ホノルルとは山をはさんだ反対側のカネオヘという所にあるホオマルヒア植物園です。植物園と聞いて「なんか地味ね」と思ったら大間違い。ここは本当にハワイ観光の穴場! オアフに住んで8年になる私も、こんな所があったんだとびっくりしました。ホオマルヒア植物園は入場無料。その上、毎週土曜と日曜の週末には、無料のガイドツアーが行われているというので、行って来ました。車に乗って住宅街を抜け、ホオマルヒア植物園のゲートを過ぎると、そこはまるで別世界。うっそうと繁る熱帯雨林の中を車で入っていくと、恐竜でも出てきそうで不安になってくるほどなんです。

 

 

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ホオマルヒア植物園の広さは49万坪。東京の上野公園の3倍。ものすごい広さです。ゲートから車で3分ほど走ると「ビジターセンター」です。その日、ガイドツアーに参加したのは私達親子だけ。すごくいい所なんですが訪れる人は少なめなんですね。なんとも贅沢なツアーになりました。ガイドのオリーブさんに案内されて、まずハワイの植物のコーナーに向かいます。子供に向けてやさしい英語で話してくれるので、何とか聞き取れます。

 

 

080421_2.jpgその広大な植物園の中は熱帯植物が豊富で、産地別にエリアが分かれています。アメリカ熱帯雨林、インド・スリランカ地方、ハワイアン、ポリネシアン、アフリカ。全て回ったら一日じゃ済まなそうです。ガイドの方に案内されて、まずハワイの植物のコーナーに向かいます。080421_3.jpgコーヒーの木、口紅の原料になるリップスティック・プラント、ハワイの人達の大切な主食だったタロイモ、シナモンの木などを巡ります。

 

 

 

 

080421_4.jpg植物を手にとったり、においを嗅いだりして、進んでいくと、見通しのいい高台に出ます。そこから見る景色は息を呑むほどきれいなんですよ。下には日比谷公園と同じくらいの面積の巨大な池が広がります。この池は雨の多いカネオヘ地区で洪水が起きないようにアメリカ陸軍の技術者によって作られたものなんですって。そして池を見下ろすように切り立つ山脈の波打つ山肌、遠くに広がる紺碧の海。植物園のスケールを遙かに超えて、そこはもう太古の大自然。感動してしまいました!

 

 

080421_5.jpg池まで下りていくと、たくさんの鴨が羽を休めています。ガイドの方にもらった食パンをちぎって鴨にあげると、どこで見ていたのかあっという間に何百羽もの鴨がバーッと空から集まってきました。グワッグワッ! 植物園には鴨のほかにも、野生のマングースや野生の豚、それに亀などがいました。

 

 

080421_6.jpg「ホオマルヒア」というのは、ハワイ語で「平和で穏やかさを作りだす場所」という意味です。広大な緑の中にいると、それだけで癒されて大地からエネルギーをもらっている気がしちゃうから不思議です。ピクニック気分でお弁当を広げたり、ウクレレを持ってきて家族団らん、たくさんの木に抱きついてみる、雨の中で踊る! 何をやっても楽しそうですよね! (写真はガイドしてくれたオリーブさん)

 

 

080421_7.jpg植物園のお休みはクリスマスと元日だけ。ほぼ一年中OK。無料のガイドつきツアーは土曜日の朝10時からと、日曜の午後1時から。案内は簡単な英語なのでそんなに心配いりません。土日は、釣りやキャンプも無料で楽しめます。レンタカーで行くことをお勧めします。園内に売店はないので、飲み物やお弁当を持っていくといいですね。私もまたすぐにでも行きたいと思っています!

 

 

 

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