トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」
大人気ドラマ「LOST」のロケ地ツアー
今日は予約を取るのも大変な大人気のツアーをご紹介します。
ここ数年、アメリカのテレビドラマが日本でも人気になっていますね。「24」などが話題になりましたが、その「24」以上に話題になった「ロスト」というドラマがあります。無人島に墜落した飛行機の生存者達のサスペンスドラマで、2004年に放送が始まって以来全米で大人気。日本でも放送されて、DVDも出ています。今年の春にはアメリカでシリーズ第4弾が放送されました。
「ロスト」は無人島が舞台なので、美しいビーチやうっそうとしたジャングルが毎週出てくるんですが、実はその撮影は、ほとんど全てがここオアフ島。それで、そのロケ地を巡るツアーが大変な人気なんです。
ツアーの名前は「ロスト・ファン・ツアー」。ツアーを主催したダイアモンド・ヘッド・クラブという会社は、何度もハワイに来ているリピーター向けのユニークな企画が多いんです。地元の人しか行かないお店を巡る買い物ツアーとか、珍しいツアーがたくさん。この「ロスト・ファン・ツアー」は、今年の夏休みには、定員の2倍以上の申し込みがあって、大忙しだったそうです。
オアフ島に住んでいても、撮影しているところに遭遇することはめったにありません。それどころか、どこでロケが行われているか、地元の人も意外と知らないんです。
実は私、第1回の放送から欠かさず見ている大のロスト・ファン。ですから今回、ロスト・ファン・ツアーに張り切って参加してきました。
この日ツアーに参加したのは私を入れて6人。ワゴン車でロケ地を訪ねてオアフ島を一周します。ロケ地は全部で20ヵ所以上。

まずは、ロストのドラマの中にたびたび出てくるジャングルのシーンのロケ地に向かいます。
ドラマでは生存者達がジャングルの奥深くをさまよったり、川から水を汲んだりしていたので、どんな山奥に入っていくのかと思いきや、なんとうちのすぐ近所のマノアという町だったんです。住宅街を抜けるといきなり熱帯雨林のジャングルなんです。ここはホノルルの中心地から10分ほどと近いので、よくロケに使われるそうなんです。
面白いのはジャングル以外のシーンもほとんどのロケがオアフ島なんです。ドラマに出てくる韓国の町やロンドン町も、実はホノルルのダウンタウンで撮影されていたんですね。だから韓国の町のはずなのに、よくみるとホノルル市のバスが走っていたりするんです。それをふまえて改めてDVDを見ると、また面白いです。
それにしてもツアーのガイドさんをはじめ参加した人達が「ロスト」に詳しいことと言ったらビックリ! 熱狂的な「ロスト」ファンのことを「ロスティー」と呼ぶんだそうなんですよ!
ドラマに登場した小道具を見つけては、「あれはハリーが使っていたテントね」と、やたらと盛り上がっていました。私も立派な「ロスティー」のつもりでいたんですが、もう圧倒されました。
そこまでドラマに詳しくないと楽しめないの? と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなこともありませんよ。
ガイドの方が、ドラマの撮影秘話のほかに、ロケ地で見たたくさんの植物とかそこにまつわる言い伝えなどを話してくれるんですが、これが面白いんです。ハワイの自然、歴史、文化、何でもよく知っていて、ハワイに8年住んでいる私も「へぇ~ッ!」と驚くような話がたくさん聞けたんですよ! それと、普通のオアフ島一周ツアーよりもっと色々なところを回ります。ロケ地を巡ると、それがそのまま穴場ビーチ案内にもなっているんです。ですからドラマを見た人だけでなく、ハワイには何度も行って観光地は大体見たという方などは、ハワイの知らない一面が楽しめると思います。
ダイアモンド・ヘッド・クラブの「ロスト・ファン・ツアー」は、朝9時から夕方5時半まで。お昼ご飯付きで一人120ドルから。予約はインターネットで受け付けています。早くも来年のお正月は混雑が予想されているそうです。
チャイナタウンの老舗レイの店
今日は、ハワイのレイについてお話しします。飛行機でホノルル空港に着くと、歓迎の意味でハワイの花で作られたレイを首にかけられることがあります。ハワイでは、歓迎の時だけでなく、別れる時、嬉しい時、感謝の意を表す時、それに母の日、誕生日、卒業式、結婚式など、レイは欠かせません。
ハワイの伝統文化といえますが、レイにも新しい流行があるというので、老舗のレイのお店を訪ねて来ました。ホノルルのチャイナタウンのマウナケア通りにはレイのお店が10軒ほど並んでいます。
その中で一番古い歴を持つのが「シンディーズ・レイショップ」というお店。
お店の名前になっているシンディ・ラウさんは2代目で74歳。1951年に中国の広東省からお嫁に来ました。ご主人のお母様が始めたレイショップを彼女が継ぎました。今はシンディさんの娘のカレンさんが3代目を継いでいますが、シンディさんはまだまだ現役。毎朝6時に店に出て、レイを作り続けているんです。彼女の作るレイは、ホノルル新聞で「ベスト・レイショップ」に毎年選ばれるくらい素晴らしい出来なんですよ。
このお店で伺うと、ここ1~2年、ものすごく人気が出ているレイがあるというんです。それは「エコ・グリーン・レイ」。レイというとカラフルなお花を思い浮かべますが、エコ・グリーン・レイは緑色の花で作られています。緑色が、最近のエコブームのイメージに重なるんでしょうね。
緑のランを使ったレイは白に近い薄い黄緑で、柔らかい色合いがとっても素敵なんですよ。これならどんな服装にでも合いそうです。ほかに、葉っぱを使ったエコ・グリーン・レイもあります。グリーン・レイは、普通のレイと同様に、お祝いや感謝の気持ちとして相手に贈られています。
シンディ・レイ・ショップで作られているレイは、エコ・グリーン・レイのほかに全部で50種類以上。お値段は500~600円ほどのものから、高いものは一万円ほどします。
一番高いのはイリマという黄色い花とマイレという葉っぱを使ったレイ。イリマ・マイレのレイといいます。イリマの花のレイを作るには700枚以上の花びらが必要で、職人さんの作業も3時間以上かかるそうです。ちなみに一番ポピュラーなランのレイだと花びらは70枚。ベテランの職人さんなら10分足らずで作れて、600円くらいで売られています。
ここで、レイに関する簡単なルールをお教しえますね。
まず、レイをかけてもらう時は、遠慮せず快く受け取ること。
そして、レイは首飾りのように首に引っ掛けるのではなく、背中側にも垂らして、なるべく前と後ろが均等になるようにかけます。
それから、妊婦には丸く輪に鵜なったレイはあげない。へその緒が赤ちゃんの首に絡まってしまうという言い伝えがあるからなんです。だから妊婦さんには、輪にならないよう端をほどくか、はじめから切れているレイをかけてあげます。
最後に、レイは自然に感謝していただいた花で作っているものです。枯れてきたら木に下げたり、庭に置いて自然に帰すのがいいと言われています。
★★ 小松昌美のブログ ★★
「小松昌美のハワイ生活」
http://hawaiinioideyo.cocolog-nifty.com/blog/
この番組ホームページで紹介しきれなかったこぼれ話や
取材の時の写真、
それに普段の私のハワイでの日常生活を
色々とご紹介しています。
よろしかったら一度と言わず何度でも覗いてみてくださいね!
隠れ家ティールームのアンティークセール
先日、私のお気に入りの場所で、小さなアンティーク・フェアがあると聞いて出かけてきました。その場所は、ワイキキの山側にあるマノアという町にある「ワイオリ・ティールーム」です。
マノアは三方を山に囲まれて、緑が深く空気も澄んでいてきれいな所です。ワイオリ・ティールームは森の中にあって地元の人には隠れ家的な場所として親しまれているんですよ。元々は1922年に孤児達の支援を目的として建てられました。古い英国風の洋館で、この建物の敷地内には、「ジキル博士とハイド氏」で有名なイギリスの小説家、スティーブンソンが小説「宝島」を執筆した別荘小屋も残っています。
その日はヴィンテージセールが行われていました。年に数回行われるこのセールは、規模は小さいんですが、地元のアンティーク好きが集まるイベントなんです。毎回、金曜日の夕方と土曜の午前中に行われるんですが、金曜の夕方に親子で出かけてきました。その日は雨だったんですが、車を降りると濃い緑の香り。マノアの町って森林浴の効果もあるんです。森の中にあるティールームがしっとりと濡れて、雰囲気がいいんですよ!

テラスには家具類や食器などが所狭しと並べられています。
そしてテーブルの上には軽食のサービスがあったんです。
アンティークを提供している人達が、お客さんに食べてもらおうと持ち寄ったもので、すべて無料なんです。軽食といってもスパゲッティ、チップス、クッキーやケーキにフルーツと食べ放題なんです。
食べ物や飲み物を持って座って、知らないお客さん同士が仲良くなれちゃう雰囲気があるんですよ。お客さんだけでなく、アンティークを出す方もみんな和気和気あいあい。私もその中にいると昔から仲間のような、穏やかなやさしい雰囲気に包まれてくるから不思議なんですね。
でも! 私アンティークのことはほとんど分かりません。



それでもお店に来ている方達と話しているうちに、雰囲気に染まっちゃうものなんですね。気がついたら私も両手に買い物袋を提げていました。結局、(写真左から順に)2000円くらいのビクトリア朝のガラス細工のバターケースと、1500円くらいの香水の瓶と、1300円くらいの古いカントリー調の棚を買って、さらに、これはアンティークではなかったんですが、カントリー調の植木鉢、2つで1000円くらいのものを買ってい ました。
古い洋館のティールームで、アットホームな雰囲気の中、軽食を食べながら、楽しい会話をして、そしてアンティークに囲まれて...。時間を忘れて引き込まれてしまいました。
でも買ってきた次の日、デスクの横に置いたアンティークの棚を、DVD入れに使おうと扉を開け閉めしていたら、ドアがバキッと取れてしまいました。アンティークはやさしく扱いましょう!
マノアのワイオリ・ティールームで行われる小さなヴィンテージセールは年に2回から3回、5月と9月と11月頃に行われます。
ハワイアン・カウガールのロデオ大会
今日は、先日行われた女性だけの「ロデオ大会」の様子をお伝えします。ロデオといえばアメリカ西部のカウボーイ...と思うかもしれませんが、ハワイにもカウボーイ達がいます。実はハワイのカウボーイの歴史は、アメリカ西部よりも古いんです。
ハワイ島には1793年に初めて牛が持ち込まれました。当時カメハメハ一世は動物を殺すことを禁じていたので、牛はどんどん増えて野生化しました。19世紀、カメハメハの三世の頃、増えすぎた牛を管理するためにスパニッシュ系のカウボーイたちを招き入れます。彼らがハワイの人達に牛追いなどのカウボーイの技を伝えていったんです。ハワイではカウボーイのことを「パニオロ」と言うんですが、これはスペイン人を指す「エスパニョール」が語源になっているそうです。
今回ハワイで行われたロデオ大会は、カウボーイではなくカウガール、女性だけのロデオ大会だったんです。カウガールのことはハワイでは「パニオラ」と呼ばれています。
会場はオアフ島の北東にあるクアロア牧場。女性だけのロデオ大会は年に4回あるんですが、今回のが一番大きくて、ハワイ島やモロカイ、カウアイなどほかの島々から参加する人も多かったんです。出場者は、3歳から64歳まで、70人近くが集まりました。皆さんファッショナブルで優雅なんですよ。
カラフルなウエスタンシャツ、ジーンズにウエスタンブーツ。そして全員が小粋にカウボーイハットをかぶっています。馬の上で彼女達の長い髪とシャツやジーンズについたフリンジが風になびいています。
競技が始まると広い会場にカントリーミュージックが流れて、雰囲気が盛り上がってきます。まずは、「バレル・レーシング」。これは女性のロデオ大会にだけある競技で、場内に置かれた3つの樽を走りぬけるタイムを競います。樽のすれすれのところで回って最後直線を駆け抜ける姿は、風と一体になっているようです。馬のひづめの音がドドドドッと迫力満点なんですよ!
子供部門で3歳の子供が小型の馬ポニーに乗って出てきた時には、会場が拍手の嵐! まだ自分で手綱のコントロールができないようで、彼女のお姉さんに引っ張られていました。
そして「チーム・ローピング」。これは迫力満点の競技
朝8時から夕方まで、ヒリヒリに日焼けするのを忘れて夢中になって見てしまいました。勇ましくて、美しくて、かっこいい、ハワイのカウガール。機会があれば一度ご覧になると楽しいと思います。
ただし、会場は馬の「落とし物」で一杯ですから、履き物には注意してください。私はうっかりサンダルで行ってしまったので、もう大変な目に遭いました。必死で足を洗って、裸足で帰ってきましたよ~! 汚い話でスミマセ~ン!
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ハワイのギリシャ祭り
先日ホノルルで、ギリシャのお祭り「グリーク・フェスティバル」が行われました。ハワイに住むギリシャ系の人たちが自分たちの文化を紹介するフェスティバル。
ハワイは様々な地域の文化が入り混じっています。ですから色んな国のお祭りが行われます。沖縄祭り、韓国祭り、フィリピン祭りなど、アジア系のお祭りが続く中で、異彩を放つのがこのギリシャのお祭りなんです。ギリシャのことは全く分からない私ですが、いい機会なので「グリーク・フェスティバル」が行われたアラモアナ公園に出かけて来ました。
公園に着くと賑やかな音楽が聞こえてきます。入場料は大人が3ドル。11歳以下の子供は無料。公園内のマッコイパビリオンという、広場や庭園のある場所で行われたんですが、ゲートを入ってびっくり! 人・人・人で埋め尽くされています。今年で28回を数えるお祭りで歴史もあるんですが、ギリシャ系の人達がすごく盛り上げているんです。ハワイのどこに、こんなにギリシャの人達がいたんだろうと思うくらい。いつものハワイとは全然違う雰囲気になっているんです。
ステージでは子供たちがギリシャの伝統的な民族衣装を着て踊っています。女の子も男の子も長いスカートを履いて、金の刺繍が入った豪華な上着。たくさん人が子供達と記念写真を撮っていました。
会場にはぐるっと20軒以上の露店が並んでいます。ギリシャのパルテノン神殿が描かれたTシャツや、心地よさそうな綿でできたカラフルなスカートやブラウス、エキゾチックなジュエリー、どれも素敵。
そして、皆さんが楽しみにしていたのがギリシャ料理の露店。たくさんの人が並んでいました。パンを薄く延ばしたような「ピタ」にソーセージを挟んだギリシャ風のサンドイッチ「イーロ」をいただいたんですが本当においしい! いくつでも食べられそうです。
ギリシャ料理を作っていた男性に話を聞いたんですが、ギリシャ料理はトルコ料理とイタリア料理の中間だそうで、どちらかというとトルコ料理に近いそうです。素朴な味わいの物が多く、欠かせないのはオリーブオイルです。スパイスはあまり使わず、塩、胡椒で味付けすることが多いんですが、チーズやヨーグルトもよく使われるそうです。「初めての人でも食べやすくて、ヘルシーなんだよ!」と教えてくれました。
それにしてもギリシャの男性たちの顔の彫りの深いこと! 本当にギリシャ彫刻のようなんですよ。海のような青い目と彫りの深い顔立ち・・・ギリシャ人は本当に
ハンサムが多いんですね~~!
会場でギリシャの民族音楽を演奏していた男性に話を聞くと「ハワイの人達はギリシャの文化を自然に受け止めて、最高に盛り上げてくれるんだ!」と言っていました。私はギリシャに行ったことがありませんし、場所だってはっきりとは分からなかったんですが、会場を歩いていると、地中海に囲まれたギリシャの街中にような感覚になってしまいました。こうしたフェスティバルが定着しているのも、バラエティに富んだハワイの文化なんですね。
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