トークパレット月曜日「小松昌美ハワイにおいでよ!」
この間までバンクーバーオリンピックで盛り上がっていましたが、ハワイにはプロスポーツがないので、大学スポーツの観戦に夢中になっている人も多いんです。アメリカでは大学スポーツはプロと同じくらい人気があって、テレビ中継も頻繁にあります。ハワイ大学の野球やフットボール、バスケットボールにバレーボール、試合会場に出かけて熱心に応援しているハワイのお父さん達も結構います。胸にハワイ大学の「H」の文字が入ったポロシャツやTシャツを着ている人を町なかで見かけることも多いです。この時期、フットボールのシーズンはすでに終わり、今はバスケットボールと野球が行われています。そこで、迫力がすごいというハワイ大学男子バスケットボールチームの試合を見に出かけてきました。
ハワイ大学があるのはワイキキから車で15分ほどのマノアという所。広いキャンパスの中に、ハワイで最大級の体育館「スタンシェリフ・センター」があります。中に入って驚いたのは、その広さ! 1万人以上を収容できる客席はコートを囲むようにすり鉢状に広がり、ドーム屋根の天井からつり下げられた巨大なモニター画面が4面。これだけでも立派なエンターテインメントです。

アメリカ国歌が流れゲームが始まると、会場の盛り上がりにこちらもどんどん乗せられていくんですよ。ハワイ大学バスケットボールチームはアメリカ大学リーグでそれまで7連敗中。すでにシーズンも後半戦。この日はカルフォルニア工科大学との対戦。熱狂的なバスケットフアンが多く、応援には熱が入っています。今回、私が手に入れたチケットがたまたまハワイ大学のベンチの真後ろ。すごくいい席! すぐ目の前を身長2m以上の選手達が走ると、ドドドッと地響きが伝わってきます。迫力と勢いに引き込まれ、思わず立ち上がって「オー!」と雄たけびとともにこぶしを振り上げていました!
アメリカのスポーツって、観客の一体感がたまらないですよね。審判の判定に全員で「ブー!」とブーイングしたり、足踏みしたり、会場全体で万歳をしてウェーブを作ったり。ハーフタイムでは、両チームのチアガールが華麗なダンスを見せてくれます。そしてハワイ大学のTシャツがバズーカ砲で客席に打ち込まれてプレゼントされたり、天井からハンバーガーのタダ券がばらまかれたり、本当に飽きさせません。
試合は結局ハワイ大学が負けてしまって、リーグ戦の決勝トーナメント出場は難しそうです。夜8時から始まった試合が終わったのは10時を過ぎていたんですが、誰も席を立つ人がいませんでした。
最後まで力一杯応援していましたのでなんだかすっきりしました。私、バスケットフアンになりそうです。実は、ハワイ大学のスポーツ部門が大幅な赤字だと先日のニュースで伝えられたんですが、これを機に応援に通いつめれば赤字も減るかな? でも私が赤字になっちゃう!
バスケットボールのシーズンは3月までですが、野球や男子バレーボールが5月ごろまで、そしてハワイ大学の中で一番人気のある女子バレーボールとフットボールは8月から始まります。スポーツ観戦がお好きな方は、ハワイ大学のスポーツを見に出かけてみてください。客席全体がひとつになる雰囲気、本当に楽しいですよ! ちなみにチケットは、大人が18ドル~26ドル(約1600円~2300円)。子供は16ドル(約1400円)からです。
(内容は放送当時のものです)
チリの大地震、ハワイに16年ぶりに津波警報
27日に起きた南米チリの大地震で、日本に津波警報が出されましたが、ハワイにも津波が来ました。マウイ島で最大1.8m、ハワイ島では1.7mの津波が観測。幸い津波による大きな被害はないようです。この時間(ハワイでは28日の午後1:20すぎ)津波の警報はすでに解除されて、町は穏やかです。
地震があった27日、ハワイは早朝からお昼過ぎまで大騒ぎ! 朝6時、各島に設置された津波警報用のサイレンが鳴り響く。これがものすごい音で、ベッドから飛び起きる。ハワイの津波警報サイレンが鳴らされたのは16年ぶり。津波サイレンは毎月1日のお昼前にテストで鳴らされていていますが、早朝まだ暗い街に響くサイレンはとても不気味。
テレビはどのチャンネルもCMを飛ばして津波のニュース。津波がハワイに到着するのはお昼11時すぎという予測。 「万一に備えて水を買え」とか電池やラジオの用意を呼びかけている。それを見たのか、早朝からスーパーには水や食料を買い求める列。津波が来る前に被害を大きくしないように電気や水を止めるという報道があったらしく、スーパーから水とジュース、パン類が消えた。ガソリンスタンドには車が長蛇の列。朝5時ごろがピーク。午前中で売り切れのところも。津波警報のサイレンは1時間ごとに3分間ほど鳴り響く。津波到着が予測されたお昼には30分おきに鳴っていた。
ワイキキはゴーストタウンのようになる。メインストリートのカラカウア通りが通行止め。ほとんどのお店がクローズ。ABCストアや免税店も。ワイキキのホテルでは、3~4階以上にあがって、午前10時からは部屋から出ないようにと案内していた。
青空が広がり美しいワイキキビーチは完全に無人に。普段の週末は地元ハワイの人達で賑わうアラモアナビーチも無人島のビーチのようにひっそり静か。こんな光景はハワイではありえない。郵便局の配達もなし。ホノルル動物園もクローズ。ただ、ホノルル空港は平常通り。
タンタラスの山、パリハイウェイの上などは、避難してきた車で溢れかえる。ダイヤモンドヘッド通りにも何百人のも人が集まった。でも山の高台では、どうも津波を一目見ようとする野次馬が多かった。予想より30分以上遅れてハワイ島のヒロという所に津波到着。私も遠くから海岸線を見ていましたが、ほとんど変化はなし。目で見えるような波は立ちませんでした。
普段は港につながれている船が、津波で損傷するのを避けるためわざと沖に放されています。大小おそらく100隻以上の船がハワイの海に漂っている光景は異様な感じでした(右写真)。ハワイでは60年前、津波でたくさんの人が亡くなっています。その教訓があって、みんな津波に警戒しています。
ただ、ハワイらしいと感じたのは、高台に避難するついでにピクニックをしていた人がいるところ。観光客の人に人気のタンタラスの山は、普段は夜景スポットとして有名。この日は一目津波を見ようと大混雑。待っている間、ウクレレで即興ハワイアンソングを歌いだす人も。津波到着の時刻が近づくとカウントダウンのような状態に。そのうえ、避難してきた人や野次馬を相手にお弁当や飲み物、カキ氷を売る店まで出現。商魂たくましい! ワイケレ・アウトレットモールは警報が解除された後、観光客をあてにして午後5時からオープンして夜9時まで営業。こちらも商魂たくましい。
それでも、60年前の津波があってから、毎月の津波警報をテストしていたためか、今回の大騒動でも皆さん落ち着いて行動していたと、ハワイの津波センターは分析しているようです。その一方で、今回予測されていた津波よりも小さかったからといって、津波を甘く見ないでほしいと警告もしていました。
(内容は放送当時のものです)
★★ 小松昌美のブログ ★★
「小松昌美のハワイ生活」
http://hawaiinioideyo.cocolog-nifty.com/blog/
この番組ホームページで紹介しきれなかったこぼれ話や取材の時の写真、
それに普段の私のハワイでの日常生活を色々とご紹介しています。
よろしかったら一度と言わず何度でも覗いてみてくださいね!
ハワイの人達が楽しみにしているゴルフ大会
ハワイでは、一年中ゴルフシーズン。朝青龍もハワイに来て毎日のようにゴルフ三昧。私の友人があるゴルフ場で会ったんですが、ファンには手を振ってとっても感じがよかったそうです。
ハワイに来ると、ゴルフを楽しみにしている方も多いですよね? 一方、ハワイの人たちが楽しみにしているゴルフの大会があります。それは今年で32回目を迎えた「ハワイ・パール・オープン」。
プロでもアマチュアでも、女性も男性も年齢も問わず、誰でも参加できるユニークな大会なんです。
PGAトーナメントでもなく、賞金が高いわけでもありませんがそれでも参加を希望するプロが多いのは、この大会でよい成績を残すと、その年ブレークするというジンクスがあるからなんです。過去には室田淳さんや田中秀道さんが優勝していて、最近では横峰さくら、ミッシェル・ウィー、3年前に優勝して注目を集めたタッド・フジカワ、そして石川遼君もおととし出場しました。
この大会はホンダの創業者、本田宗一郎さんが1979年につくったものです。当時、ハワイでの大会はハワイアン・オープンがすでにありましたが、誰でも気軽に参加できて、活躍するチャンスの場を作ることが目的だったんです。本田さんは、地域密着、ハワイに貢献することにこだわって、大会にはあえてホンダの名前をつけなかったそうです。
大会は真珠湾を望む高台にあるパール・カントリークラブで行われました。私は予選2日目に出かけてきました。ゴルフ場の中は鮮やかな緑の芝生に椰子の木、そして遠くに真珠湾。最高の景色で、広々とした公園にでもいるよう。流れている空気も爽やか! ゴルフはやらない私ですが、ハワイに来てゴルフをやる人の気持ちが少しわかったような気がしました。
ハワイの空気のせいか、参加している選手達はリラックスムードなんです。ティーグラウンドの周りやコースの途中には、観客を仕切るロープが張られていないので、選手のプレーを間近で見ることができます。地元ハワイの観客は、グリーンの周りにビーチチェアを持ち込んで座ったり、ゴザを敷いて寝転んだり、のんびりムード。
選手が打ったボールが草むらに飛び込むと、みんなヤジ馬になって、わっと集まってくるんです。こうやって観戦できるからハワイの人達はこの大会を楽しみしているんですね。私も9番ホールの木陰で選手達の姿を見ていましたが、選手がホールアウトすると観客と声を交わしたり、サインや写真撮影にも気軽に応じていました。私が実際に見ることが出来たのは、室田淳さん。そして、「アラッ、素敵~!」と思った深堀圭一郎さん。テレビで活躍する弁護士の北村晴男さんも出場していました。
あと、会場で目立ったのは、あちこちで甲斐甲斐しく働くボランティアの人達。ハワイのお年寄り、ゴルフ場のご近所の主婦。そしてパールシティ高校ゴルフ部の子供達は、出場を夢見ながら大会のお手伝いをしているんだそうです。みんな楽しそうに生き生きと働いていました。
さて、今年の優勝は、プロゴルファーの谷昭範選手でした。10年ほど前に出場経験はありますが、今回初優勝。谷さんは、最終日前日にハワイで結婚式を挙げていたんです! ダブルおめでた!
ハワイ・パール・オープンは、毎年2月に行われています。予選、本選もすべて入場無料です。
ゴルフをやっていない私でも、あの雰囲気に癒されました。
(内容は放送当時のものです)
ワイキキで見つけたハワイアン割烹着
ハワイはきょうが日曜日でバレンタインデー。明日もプレジデントデーという休日なので、今晩はカップルや夫婦向けのバレンタイン・クルーズやディナーが賑わいそうです。アメリカでは、バレンタインデーは男女を問わず、家族やお世話になった人にプレゼントを渡すのが恒例。私も日本の父と母にプレゼントしました。
父にはアロハシャツ、母には珍しいハワイアンプリントの割烹着を贈りました。この割烹着、2年ほど前から売り出されて、ハワイの地元の人にも話題になり、母の日などのプレゼントに買っていく人も多いそうなんです。ハワイの人にしてみたら、袖のある新しい形のエプロンといった感じ。割烹着といっても、一見するとハワイアンプリントのシャツのような感じで、日本の観光客の間でも話題になっているようです。この割烹着を売り出しているのは「ハワイアンムーン」という会社。割烹着だけでなくアロハシャツなども作っています。私もこの会社のワンピースを持っていますが、発色がきれいで生地がしっかりしているので、気に入ってよく着ています。割烹着を出すくらいだからオーナーは日系人かと思いきや、中国系アメリカ人でした。ハワイアンムーンは、デザインも縫製もすべてのハワイでやっています。
オーナーのアーロンさんに頼んで工場を見せてもらいました。ホノルルの工場にお邪魔したのは朝9時前だったんですが、すでにミシンの音が響いていました。オーナーのアーロンさんのお母様は30年以上縫製業に関わってきて、ずっとハワイの有名ブランドのアロハシャツを縫う仕事を続けてきました。それでアーロンさんが1999年に自分のブランドを立ち上げ、デザインや縫製はすべてお母様が監督しています。
ここで作っているアロハは、家族おそろいで着られるものが多いんです。ペットの犬用におそろいのアロハもあります。また、仕事や学校で着てもおかしくないデザインのアロハも作っています。アーロンさんが言うには、アロハシャツにも流行があるというんです。私が見ているとそれほど変わりがないような気がしていたんですが...。
アーロンさんに最近のアロハシャツの傾向を伺ってみました。まず、男女ともに今のトレンドの柄は、植物の葉っぱだそうです。サーフィンやダイアモンドヘッド、ハイビスカスといったデザインは、今ハワイでは作られていません。一番の人気は「モンステラ」という植物の柄。独特の葉の形が素敵です。ほかに椰子やシダの葉のデザインも人気。花の柄は今ちょっと下火だとか。
女性のワンピースのデザインは、地元の人と観光客で大きく違うそうで、観光の方は色がたくさん入った派手なものを選ぶ傾向が強くて、ハワイの人は抑えた色とデザインをよく買っていくそうです。ハワイアンムーンでは、観光客が多いワイキキのお店と地元客中心のお店で置いてある品が違っているそうです(右の写真はワイキキのお店)。
男性は、一つの色でデザインされたシャツが主流になっています。色を何色も使わず、同じ色を基調に色の濃淡でデザインされたものが流行だそうです。アーロンさんに伺うと、今も昔も着こなしの基本は、アロハシャツはきちんとズボンに入れて、ズボンは濃い色、靴は黒か茶の革靴を履くのが正当なアロハの着こなし方だそうです。参考になりましたか?
(内容は放送当時のものです)
★★ 小松昌美のブログ ★★
「小松昌美のハワイ生活」
http://hawaiinioideyo.cocolog-nifty.com/blog/
この番組ホームページで紹介しきれなかったこぼれ話や取材の時の写真、
それに普段の私のハワイでの日常生活を色々とご紹介しています。
よろしかったら一度と言わず何度でも覗いてみてくださいね!
オープン以来注目の的、トランプ・ホテル
ワイキキは世界有数のリゾート地ですが、そのワイキキに25年ぶりに新しいホテルが誕生しました。
「トランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ」です。
トランプとはアメリカの大富豪、不動産王のドナルド・トランプ。強い自己顕示欲と上昇志向、3度の結婚暦。アメリカのセレブのニュースでは欠かすことのできない人物です。世界一豪華なビルといわれるニューヨークのトランプ・タワーには、スピルバーグ監督やマイク・タイソンをはじめ、世界のセレブが住んでいます。ワイキキにトランプ・タワーが建つと決まった頃から、ハワイだけでなく世界中から注目を浴びていました。ワイキキの西寄り、ヒルトン・ハワイアンビレッジの手前に、そびえるように建つ37階建てのホテル。私、どうしても部屋の中を見たかったんですよ。トランプ・ホテルに泊まることはできなくてもせめて一目、見たかった! だから今回の取材は力が入りました。
このホテルは462部屋ありまして、全ての部屋は売られているそうです。つまりオーナー・ホテルなんですね。上の方の階がマンションで下がホテルだと私は思い込んでいたんですが、そうではないそうです。ただしコンドミニアムとは違って、家具もホテルが提供。オーナーは住んでもいいし、使わない時はホテルが管理して一般のお客様に客室として貸す仕組みになっています。ワンルームから最高級のお部屋まで、価格は4千万円から8億円以上! ハワイと日本で同時に売り出したところ、数時間で完売したそうです。オーナーの4割は日本人だそうです。お金持ちが多いんですねぇ。
さて、部屋はどこもインテリアは洗練されていて、とっても広いんですよ。どの部屋にも(ベッドがあるお部屋にも)応接セットとキッチンつき。ハワイのホテルの部屋は狭いところが多いんですが、トランプのホテルは、部屋で一日ゆったりと過ごせるように考えられた作りになっていました。1日2回のハウスキーピングサービスもあるそうです。そしてお風呂はしっかり肩までつかれる深いバスタブ。日本人のオーナーが多いので建設途中で深いものに換えたそうです。
最後に見せてもらったのが、トランプ・ホテルの中で最高級の部屋。ドアを開けて中に入ると息が止まりました。そこはホテルの2フロアーを使っていて、ひとつの部屋の中が2階建てになっていました。
3つのベットルーム、フルキッチン、床から2階の天井全面ガラスになった広いリビングルーム。読書チェアがあったり贅沢なスペースがたくさん。この部屋は8億円以上したそうです。この部屋をホテルとして使うには1泊7千ドル(60万円ほど)! それでもほかの高級ホテルよりは手ごろな料金だとか。この部屋を見るまでは、ほかの部屋を見るたびに「すご~い、こんな部屋に泊まってみたい!」とか、「住んでみたい!」なんて言っていたんですが、最後の部屋を見たとたん、あまりのすばらしさに
肩はガックリ、言葉も少なくなっちゃいました。ホテルの担当の人が「ここを見せるとみなさん同じ反応
をします」と言っていました。だって、ホント...夢のまた夢。現実感全くなし。ため息しか出ませんでした。でも安いお部屋は、1泊3万円台からありますよ! ワイキキに完成した高級ホテルトランプ・インターナショナル・ホテル・ワイキキ。ハワイの新しい名所になりそうです。
(内容は放送当時のものです)
-backnumber-