現場にアタック
本の売り方、本の買い方
本を選ぶ基準、これは人によって様々ですが、最近では一つのジャンルや作者という狭い範囲で気に入ったものばかり選んでしまうという人や、そもそも本が選べないという人も多く、書店では平積みの本ばかりが売れていき、棚にある本の売れ行きがいまひとつとの事。
そんな中今回、売場を工夫して、お客さんに新しい買い方を提案している書店を2つ紹介しました。
●ヴィレッジヴァンガード 新宿マルイカレン店
ヴィレッジヴァンガードでは、文庫本をジャンル問わず、スタッフが作りましたブックカバーを巻いて、中身がわからないようにパックをした「中身のわからない文庫本」を11月末まで販売中。手掛かりは本に書かれている一文を引用したPOPのみで、そこから想像するしかありません。思わず手に取った一冊の偶然の出会いが、あなたを新しい文庫の世界へと導いてくれます。
●くすみ書房(北海道・札幌)
平成15年の秋からはじめた「なぜだ!?売れない文庫本フェア」。大型書店などでは並ばない、所謂売れ筋でない文庫を全て取り揃えて、今年は4回目の開催にして、なんと5000点もの「売れない」文庫が店内にずらっと並びます。
特に地域に密着した書店は、いい本を薦めるために、売場の工夫などさまざまな努力を行っています。食わず嫌いで、いつもの選び方で本を選ぶのではなく、勇気をもって新しい1冊を手に取るような、そんな本の選び方に挑戦してみては如何でしょうか。
担当:宮澤日出海
たい焼き100年、たい焼き狂想曲!!
担当:白井京子
2009年は、たい焼きが出来て、100周年の年なんだそうです。
というのも、麻布十番にある「浪花屋(なにわや)」がたい焼き発祥のお店で、ここが100年を迎えたからなんだそうです。
そこで、たい焼き100年で盛り上がる様子を色々と取材していきました。
85歳になる浪花家本店の3代目の神戸守一(かんべ・もりかず)さんは、「まさか100年になるとは思わなかった。本当は庶民的なお菓子で1個150円で、安直に食べるお菓子。初めた明治42年は一銭から始めた。何たって、上菓子じゃありません。庶民的なお菓子で、それが当たったんです」と話します。![]()
浪花屋は明治42年の1909年に創業。3代目の神戸さんは、「およげ!たいやきくん」の歌詞に出てくるおじさんのモデルになったと言われています。→
また、東京にはたい焼き御三家と呼ばれる老舗のたい焼き屋があり、浪花屋と、1916年に創業した人形町にある「柳家(やなぎや)」、1953年に始めた、四谷にある「わかば」があります。
実はこの三軒には共通するものがあるのですが、それは、一匹ずつたい焼きを焼いていることなんです。一般的には、鉄板で一気に何匹も同時に焼くやり方がポピュラーですよね。
こういった人気の老舗のたい焼きがある一方で、最近では色々なたい焼きも出ている。
中身があんこに限らないものや、生地がもっちりしたものも出てきた。その中で昨年ぐらいから人気なのが、九州発祥の「白いたい焼き」。
そして、たい焼き100年で盛り上がるのは、何もたい焼きそのものだけではないんです。
「たい焼き100年祭り」と題した展覧会が行われていて、主宰しているのは写真家の宮嶋康彦(みやじま・やすひこ)さんはたい焼きの魚拓を集めている方なんです。
宮嶋さんは、「旅に幾たびに魚拓を集めていて、たい焼きの魚拓をとってきた。で、泳げたい焼き君が流行った後に経済効率を考えて版の上で複数個焼けるやり方が出てきて、それに凌駕されていて天然で一個ずつ焼き上げる『天然物』がほとんどないと、全国に探し始めたんです」とたい焼きへの思いを話します。![]()
宮嶋さんはつりが趣味で、最初は冗談半分で、たい焼きの魚拓をとって、落款をおして家に飾ったときに、友人達の受けがあまりに良かったので始めたそうです。実際にたい焼きのことを調べ始めると、いろんな種類があることを知って、昔ながらの一個ずつ焼くたい焼きはもう全国に30店舗ほどしかないそうです。この一匹で焼くたい焼きを「天然物」として25年前から始めたんだそうで。
でも、あくまで趣味であって、わざわざ足を運ぶのではなくて、仕事で近場に行ったときのみに、「天然物」の魚拓をとるのだそうです。 【こちらが天然のたい焼きの鋳型】→
さらに、宮嶋さんは一匹焼きのたい焼きについて、「焼き加減、色具合、皮の薄さ、一個ずつに自分の工夫、職人の技、技が出来上がっている。たい焼きの焼き型をほおに挟むように温度を見たり、この温度ならこう焼けるなど、職人技がある。昔から日本人が伝えてきた手業の妙、手業を食べるということで、非常にうまみがあるというか違います」と語りました。
この魚拓展は、東京でも12月ごろ開催する予定だそうです。
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●浪花家総本店 麻布十番1-8-14 電話 03-3583-4975
●白いたい焼き屋「尾長家」ホームページ→http://www.onagaya.com/
●たい焼きの魚拓、宮嶋康彦さんのホームページ→http://www5a.biglobe.ne.jp/~y-m/index.htm
国会地下の売店にも政権交代の波
担当:近堂かおり
衆議院選挙が終わって、国会でお土産を売っている売店にも政権交代の波が押し寄せています。
衆議院第2議員会館の地下2階にある「おかめ堂」。ここでは自民・民主、それぞれの幹部をキャラクターにしたお菓子が売られているのですが...
「今一番売れているのは『鳩山民衆サブレー』。政権交代したので麻生さんの『太郎ちゃんまんじゅう』をはじめ、自民党系のお菓子は減っていくでしょうね」(おかめ堂・寺田眞三さん)
政権交代の波は国会の売店におまんじゅうを卸している会社にも。
今や売店で一番の売れ筋となった『鳩山民衆サブレー』を売店に卸している株式会社喜多村は、
「民主党が大勝で、また売れ行き伸びてくると思います」(高橋三雄社長)
高橋社長は8月30日の夜、テレビで選挙特番を見ながら新商品『政権交代紅白まんじゅう』のデザインを完成、9月5日には発売される。さすがタイミングが命のご商売。
一方、2001年に国会の売店に小泉総理をキャラクターにした『純ちゃんまんじゅう』を持ち込んで以来、ずっと総理大臣のお菓子を作って卸してきた株式会社大藤は対照的。
「自民党が復活するまでまんじゅうを作るのはやめます。政権交代したからといってすぐ民主党の商品を作るわけにはいきません。義理と人情ですよ」(大久保俊男社長)
実は、国会の中の売店で政治家のキャラクターお菓子を卸していたのは大藤だけでしたが、喜多村が民主党系のお菓子を持って参入。それ以来、自民党系のお菓子は大藤が、民主党系のは喜多村が扱うように。国会売店のお菓子の卸会社は、ひと足早く「二大政党化」していたんです。
総選挙直後の売店のお菓子は自民党系と民主党系が半々でしたが、これから民主党系が国会同様「議席」を伸ばしていきそうです。政権交代をめぐっては、国会の地下でも悲喜こもごもでした。
洗えるスーツの裏側にアタック!
スペシャルウィークの今週は「夏ヒットの裏側に迫る!」。今日は、「スーツ」のお話です。
不景気で真っ先に口が閉まるのはお父さんの財布ということで、スーツの販売は紳士服各社苦戦しています。ただ最近は「洗えるスーツ」の売れ行きが好調だということです。手軽に自宅で洗えるということだけあって、クリーニング代がかからないことを理由に買う人が増えているとの事。昨年、シャワーで洗える「シャワークリーンスーツ」を販売し洗えるスーツの火付け役となった、コナカさんにヒットの裏側をを伺いました。
●シャワークリーンスーツの特徴は?
洗剤を使用せずに温水シャワーで汚れや花粉、汗などのにおい、皺など水溶性汚れを落として、優れた速乾性で、ノーアイロンで着用できる世界初のウールスーツです。
●自宅で洗うと、クリーニングのように汚れが完全に落ちないのでは?
ドライクリーニングは石油系溶剤を使うため、油性の汚れは非常に落ちます。けれども私達が日常着用してできる汚れは水溶性汚れが80パーセントと言われています。水溶性汚れとは汗や皮脂の汚れ、コーヒー、ジュース、埃などで、逆に石油系ドライクリーニングでは洗浄が弱い部分で、水洗いをして水溶性汚れの部分を落とすのがベストです。
●何故水洗いで汚れが落ちるの?
シャワークリーンスーツはウール100%。ウールは人間の髪の毛と一緒で、髪の毛1本1本の内部まで汚れは浸透していかずに、表面にとどまっている状況になります。綿素材などは汚れが繊維の内部まで染み込んでしまい、揉み洗いでその汚れを繊維の内部から叩き出すような工程が必要ですが、ウールの場合は、40度程度のシャワーを直接かけるだけで汚れが落ちるのです。
●しかし、洗濯機ではなく、何故シャワーで洗えるようにしたのでしょうか?
実は当社は洗濯機で洗えるスーツは25年前に発売しておりまして、なかなか売れませんでした。なぜかと言うと、洗濯機で洗うにはネットに入れたり、弱水流で洗ったり、非常に洗い方の手順が複雑であったり、アイロンがけが必要になったりして、主婦の方が旦那さんの何万円もするスーツを洗うというと、なかなか難しくて、実際には洗える機能のスーツを買っても洗っていただけなかったのです。そんな中、共同でウール素材の開発研究をしているウールマークカンパニーさんから、ウールを洗濯機で洗うのではなくて水溶性の汚れをシャワーなどで洗い流すことができるんではないかといった発案を頂きました。
値段は通常のスーツと同じラインナップで出しているとのことで、これまで同じブランドを着用されていた方の切り替えも多いそうです。とはいえ、1着を作り上げるのが大変で、まだ完全に作り上げることのできる工場は2箇所しかありません。
今後数年経てば、もっと大量生産ができているでしょうから、スーツを自分で洗う時代、それもシャワーで、という時代はそう遠くない未来にくるのかも知れません。
担当:宮澤日出海
8月21日(金) ガンダムを見てきたよ!
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