現場にアタック

2016年02月29日(月)

担当:阿部真澄






最近スマートフォンの普及などで「ブルーライト」という言葉を耳にされた方もいるのでは。
ブルーライトとは、照明器具=電球やテレビやパソコン、スマートフォンなどのディスプレイに使われている光の中に含まれています。
最近、ブルーライト遮断メガネもよく見かけますよね。
こうした中、今月に入ってブルーライトから肌を守るという商品が発売されました。
どんなものなのか?化粧品ブランド ランコムの成田浩明さんのお話です。





【ランコム 成田裕明さん】
製品名はUV EXPERT XL CCC
スマートフォンやパソコン、電灯などからも発されるLEDの光、その中に含まれるブルーライトからも肌を守るといった新しい機能の入った化粧下地。
研究結果の中にはブルーライトが肌の色素沈着を引き起こしてしまうということがわかった。
ブルーライトを浴びてしまうと肌細胞自体が変色してしまい、その部分が他の部分よりも黒くなることが新しい発見としてわかった。





目にも影響するということは、肌にも影響があるのではないかと研究したところ、長時間ブルーライトを当てていると、肌に、シミなどの色素沈着が起こるということが、最近の研究でわかってきたそうなんです。
ブルーライトについては、海外でも人の体にどう影響するのか、研究が行われ様々な結果が出てきました。
では、いまわかっている影響はどんなことがあるのか?
慶應義塾大学・医学部眼科教授でブルーライト研究会会長の坪田 一男さんに聞きました。





【ブルーライト研究会 坪田一男さん】
体全体に対する影響、もう1つは目そのものに対する影響。
目に対する問題で加齢黄斑変性などの網膜の病気やドライアイの人では目の表面で乱反射が起きますので、見にくいということがある。
体に対する影響はブルーライトが我々の身体リズムを決めているということ。
夜はスマホとかPCのちょっとしたブルーライトが体の身体リズムを崩すということがわかっている。眠れないなどを引き起こす。





ブルーライトは太陽の光にも入っていて、ブルーライトを見ると脳が朝が来た、と思い、ブルーライトがなくなると夜だと感じるそうです。
夜、スマホやPCなどの光を浴びることで体内時計が乱れて結果寝付きが悪かったりする睡眠障害などになる可能性もあるそうです。
そんなブルーライト対策、光を出す側=照明側は対策していないのか?
照明技術なども研究している日本照明委員会に所属している東海大学・准教授の竹下秀さんのお話です。





【日本照明委員会 竹下秀さん】
LED化によって、照明器具に関してはいろんな色を作り出すことができるようになった。
日中は比較的青色の成分が多い光を出して、夕方から夜にかけては青の成分を出して赤っぽい光が出るような照明器具を市販しています。
スマホも、パソコンの画面についてもいろいろ工夫された製品が出てきている。
ただ一概に全て解決したのかというとそうではない。
メーカーの対応が追いついていないというところもある。





一般家庭の照明などは、赤・青・緑の色を混ぜ合わせて白い光を作っています。
その光の青=ブルーライトの量を、夜に抑えてくれるという機能を持った商品が出てきています。
PCやスマートフォンについても、ブルーライトを抑える設定にできるものは出てきてるそうなんですが、ほとんど作られていないそうなんです。
というのも、ブルーライトが人にどう影響するのかというのは段々わかってきていますが、スマートフォンが出てきたのはここ数年なので、まだそこまで手が回ってないのではないかと。
メーカーの対応がまだまだということは、自分自身で対策しないといけません。では街の人は対策しているのでしょうか?





【街の声 「ブルーライト対策していますか?」】
・何もしてない。青い光が出てるという感触がない。悪いものだという意識が全くない。
・スマホもゲームもするけど、そんなに気にしてない。
・正直怖いと思うが、それ気にしてたら何もできない。
・寝るときに横になってみている。コンタクトとかメガネとか取ってる状況で近くで見ているから、気をつけたほうがいいのかなと思うがそれだけで、自分は気にしていない。
・対策はメガネぐらい。会社に戻ると付け替える。スマホを見る時は、近くなので裸眼で見ることが多い。
・寝る前に布団入りながら見ちゃう。よくないと聞くがなんでよくないのか自分でもよくわかっていない。
・今つけているメガネがブルーカットです。なるべくできることをやろうかなと思ってブルーベリー食べたりとか。





ブルーベリーがブルーライト対策に効果があるかはわかりませんが、、
対策している人していない人、半々ぐらいでした。
でも、ブルーライト対策のメガネ持っている人は意外と多かったです。
ただ、PCやスマホを見るのにいちいちメガネをかけるのが煩わしいという意見も。
何かもっと簡単に対策できないものか?
最後にブルーライト研究会の坪田さんに聞きました。





【ブルーライト研究会 坪田一男さん】
一番いいのはスマホ、PCは昼やること。
昼にブルーライトを浴びるのは全然問題ない。
夜スマホを使う人はしばしばベッドでコンタクトレンズやメガネを外して近づけて見る。
すると距離の二乗に反比例して強くなる。
例えば距離が2分の1になると、2倍じゃなくて4倍のブルーライトが入ってきますから、ベッドにスマホを持ち込む習慣は気をつける必要がある。タイミングを考えることが重要です。





昼間に使う分には問題ないのですが、一方で夜暗い中での、テレビ、PC、スマホはとても良くないんです。
スマホやPCが欠かせない今、一日中ブルーライトに気をつけるのは難しいので、夜というタイミングを避けて対策してほしいとのことでした。

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