現場にアタック

2014年04月28日(月)

担当:白井京子

 

 

きょうはGWの前半戦でお休みの方も多いのでは・・

観光や旅先で、ついつい使ってしまうのが、便利なタクシー。

私もよく使うんですが、そのタクシーで、ちょっと変わったサービスが登場しました。

どんなサービスなのか、埼玉・東京・横浜などで事業を展開する

三和交通 広報室の瀧口太陽さんのお話です。

 

 

 

 

『タートルタクシー』という世界初だが、

お客さんがゆっくり走るということを選択できるタクシーです。

助手席の後ろのボタンを押すと、乗務員がゆっくり運転を開始します。

●法定速度よりも下げて走るということではなく、速度の到達時間、

30キロだったら、通常3秒で到達するところを6秒かけてゆっくり加速する

ということです。

 

 

ノロノロ歩く、あの「カメ=タートル」

つまり、ゆっくり走るのをサービスとしたタクシーが横浜を中心に登場。

ノロノロ走るのではなく、ゆっくり加速して、早めに減速する。

信号がぎりぎりなら行っちゃう人も多いが、これはいかない。

流れの悪いレーンでもムリに追い越さない。

実際に乗ってきました!

・車のドアにはかわいい「カメ」のデザイン

・助手席の頭の部分のうしろに「ゆっくり」と書かれたボタン

・押すと「ピロリーン♪」という音で、バックミラー横からパネルがペタン・乗った感想としては、「とても運転が上手だな」と。

スタート(アクセル)、ストップ(ブレーキ)が急ではなく、スムーズでした。

信号待ちから走り出すときには、並ぶほかのどの車よりも遅くなりますが、、、

それほど、遅いとは感じず、快適!

でも、どうして突然、こんなサービスを始めたのか?再び瀧口さんのお話。

 

 

 

きっかけは、昨年の5月、6月くらいにお客の意見で

「ゆっくり走ってくれるタクシーないのか」という話があったことです。

それで、100人にアンケートをとったら、

100人中、8割がゆっくり走ってほしいという意見だった。

 

 

 

 

 

一人の声から、他のお客さんにもアンケートを実施したところ、

なんと8割が希望していたそうで。。。

それほど、実はみんな、「ゆっくり走ってほしい」と思ってたんですね。

では、なぜゆっくり走ってほしいのか? 街でタクシーを利用した

ことのあるみなさんに聞いてみると、にがい体験がたくさんありました。

 

 

 


 

 

(主婦)ブレーキが急とか、スピードいいのかな。とか、追い越すことも・・・

(女性)わりとブレーキとかで、がっとか止まると、酔いやすいので、うっとかなる

「タクシーに言ったことは?」要望は出しずらい。我慢して乗る。

(会社員)運転はどのタクシーもあらい! ムダに飛ばす  

   そんなに急いでないのに。

(ママ)急発進されて、子供いるのに、急ブレーキされてびっくり

「大丈夫でした?」抱えて必死。足で踏ん張って座ってるって感じでした。

「ゆっくり走ってとは言わない?」短気なのかなと思って、怖くて言えなかった。

 

 

 

 

こどもは飛ばされそうになるわ、女性は車に酔っちゃうわ、

ほかにも、イスに置いていた荷物がふっとぶわ、散々な体験談がありました。

そう聞くと、

ではなぜ「タクシーはそんなに急ぐのか?」と思いますが、、、。

そこで、街のタクシー運転手のおじさまたちの本音を聞いてみました。

 

 

 

 

 

★売り上げがかかっている。そうすると、早く戻って、次の仕事をやりたい

のは、タクシー運転手のしょうがないところで、潜在的にあると思う。

★お客さんの数は、多く乗せたほうが遊ばないもんね

乗せた後は、早めに走りますよね

★結局、急いでいるからタクシーを利用する方が多いと思う

だから、自然と早くですね、1台でも車を抜いてあげればお客さん満足

★タクシーってのは、ぱっと乗れるのがいいんでしょ。

いちいち待ってられないよ。早くぱっといくのがタクシーだよ。

だからみんな利用するんでしょ。こっちもそれなりに早くするよ、

追い抜かれたら大変だよ!

 

 

 

 

 


「飛ばす」理由はおおきく2つありました。

1つ目が「速さ=スピードが売り」・・

「速さがタクシーならではのサービス」と思っていた

最後のおじちゃんは、言葉もスピーディーで、取材中も声がでかい!

あれじゃ、「か弱い女性」は「ゆっくり走って」とは言えない・・・・

(私は「か弱くない」から言ってしまいますが・・・「ゆっくり!」って)

こうしたニーズはお客に言われるまでわからなかったそうです。

 

そして2つ目が売り上げ・・・タクシー業界は固定給のほかに

「出来高」部分があり、これは客をとったもん勝ち。だから急ぐ。

 

このような状況なのに、あえて逆をいく「ゆっくりタクシー」は、儲かるのか?

再び、三和交通の瀧口太陽さんに聞きました。

 

 

 

 

 

15%くらい増えました。(15%?)

タートルタクシーのある会社にしようっていう無線の本数が。

指名が増えたということです。

 

 

ゆっくりサービスは指名が増えて、電話での配車依頼が15%アップで

逆に、利用者が増えたので、売り上げも上がっているとか。

意外なところに、あらたなビジネスチャンスかも?

このようにありそうでなかったサービスが「ゆっくり」だったとは、、、。

でも、利用者が運転手さんに怖くて「ゆっくり」とは言えない現状も問題ですね。

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