トークパレット水曜日「ものめぐり」

2011年01月19日(水)

110119-083402.jpg先週末、センター試験でしたが、受験シーズンはまだまだ続きます。むしろこれからがヤマ場という方も多いことと思います。今日は、毎年このシーズンに登場する受験生応援グッズで、面白いものがあったので、お持ちしました。

 

「きっと」「勝つと!」の語呂合わせがウケて、2002年に九州から火かついたキットカットの人気がきっかけとなり、カールのウカ~ルですとか、TOPPOのTOPPA(突破!)ですとか、カルピスのうカルピス(受かる)ですとか、本当にさまざまな商品がいまや季節の風物詩のように店先に並びます。ちなみに元祖キットカットは、おととしから郵便局とタイアップしてキットメールという小箱を販売しています。メッセージを書いて140円切手を貼って贈る、というもの。

 

 

お子さんを明るく受験に送り出したいということで、これほど人気が定着したと言えそうです。しかし、受験指導の第一線に携わるプロにこの前話を聞く機会があったのですが、
実は「ご家族などがこうした応援グッズを買うというのが本当に盛り上がったのは5年前くらいまでで、今は別のものに意識が集まり始めている」というんです。

 

 

それは時計だというんです。私達までの世代では、入学試験に時計、持って行くのが当たり前だと思うでしょう。普段から腕時計はしていましたからね。でも、ちょっと考えてみてください。最近の人は、若い人も、年配の人でも、時刻の確認はケータイやスマートフォン、という方が多い。腕時計をしている人の姿も、ずいぶん減ったような気がします。

 

ですから試験日に、腕時計を忘れていってしまい、入試の会場で焦るといいう事例が実際にあるようなんです。「試験会場になる教室のカベには時計があるじゃないか」と思うかもしれませんが、試験会場の部屋ごとで微妙なずれが出るのを恐れて、教室の時計をはずしたりするケースもあるといいます。仮に時計が会場にあったとしても、自分の席からうまく見られない!ということだってあるそうです。それで受験指導の現場でも「時計を必ず持っていくように!」と最近は特に口をすっぱくして言っているとか。ケータイは、机の上に置くことが許されませんからね。

 

 

そこで今日は、受験生にちょうどいい腕時計を持ってきました。その名もずばり「合格時計」。発売日は来週火曜日、1月25日で、値段は2万9400円。製造販売は、東京港区の白金台にある腕時計ショップ「ビジューワタナベ」です。普段はおしゃれなプランドものの腕時計を多く扱うショップなんですが、みずから受験生向けの時計を作ったそう。男性用と女性用があり、合わせて500本の限定生産とのこと。

 

 

一見すると、ちょっとおしゃれな腕時計で、針と文字盤のあるアナログ腕時計です。で、使ってみたら非常によく理解できたのですが、要するにこの「合格時計」、試験の残り時間がぱっと時計に目をやっただけでわかるつくりになっているんです。また、その設定操作はすこぶる簡単。まず、ガラスに覆われた文字盤にぐるりとある数字は、普通の時計のような「1、2、3...12」ではなく、「5、10、15、20」になっています。「何時」ではなく「何分」がメインの文字盤。(何時かを示す短い針は、小さな円の中で動いて表示)。

 

 

110119-083514.jpgで、ここが最も重要なのですが、ガラス面の外側を囲むようにある丸いリング(ベゼルといいます。ダイバーウォッチにあるような外側のリングです)にも数字が「55、50...10、5」と5分刻みで打ってある。いわゆるカウントダウン表示ができるようにつくられているんです。このリングのマークを試験の終わる時刻のところに合わせればいいんですね。

 

たとえば10時20分に試験が終わるのなら、文字盤の「15」のところ(普通の腕時計の3時の位置)に、外側のリングにあるマークを合わせてやる。これでOK。時計の長い針がさす位置を見ると、外側のリングの数字が「試験終了まであと何分か」を示しているのです。残り15分のところから終了のところまでは、目立つように、リングに色がついていてわかりやすい。さらには、小技なのですが、この腕時計の本体、ふた裏ごと、文字盤がベルトから持ち上がります。机の上に置いても、こうすれば文字盤がすぐに読めます。

 

 

この合格時計は、ウェブサイトまたは、東京・白金台のお店で手に入りますが、500本の限定生産ということもあり、すでにかなりの注文が殺到していて品薄気味だということです。

 

それもわかる。細部まで親切で真面目なつくり、という印象を受けました。何故このような時計を作ったのか、と製造販売元のビジューワタナベに尋ねたら、ご自身のお子さんがだらだらと勉強する姿を見て、「もっと時間を大切に考えてほしい」と不安を覚え、この腕時計の開発に一念発起、立ち上がったんだそうです。愛がこもっていますね。

 


まもなく受験シーズンが佳境を迎えるなか、グッズを買って子どもを応援するというのもありですが、それに加えて「愛情」もしっかりかけてあげなければいけないかな、と思いました。 (兎にも角にも、子どもの学力が重要ではありますが・・・)

 

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