現場にアタック

2010年07月29日(木)
 担当 山崎 景子

今週はインターネットの世界で大きなニュースが。
ヤフージャパンがグーグルと提携し、検索エンジンにグーグルを採用。
これで、検索のシェアで9割をグーグルの技術が占めることになります。
このニュースについて「検索エンジン最適化」の会社、
アイレップの取締役・渡辺たかひろさんに聞くと、、、
  

 ●それぞれの検索エンジンはそれぞれ独自の検索技術で
 (情報の)並び変えをしている。
 ●今までだったら同じキーワードで検索しても、
 グーグルとヤフーは違う検索結果を出した。
 ●たとえば、グーグルで見つからないときに
  ヤフーでもう一回探してみるとか、自分の欲しいもの
  見つけたり、あるいは選択ができたが、
 今回はもう本当にグーグルしか選べない
 ●グーグルで見つからなければ、その情報は
 インターネットにない!と思われてしまうくらい。
 ●あの検索結果の中に自分がいなければ
 存在しないのと同じになっちゃうので、怖いですね、本当に。
    

グーグルの検索結果に出てこない情報は、存在してないのと同じだそう!
みんなが何でもグーグルで検索する世の中。
なるべく上の方に出てきたほうがトクってわけですが、、、
誰だって、自分のサイトを検索結果の上の方に出したいですよね?!
では、グーグルはどうやって検索結果の順位を決めているのか?
再び渡辺さんに聞くと、、
  
●グーグルはいっさい「どのように順位を決めてるか」
 公開していない。
●ただ「どのページがいいか」判断する基準はやはり持っている。
 200以上の評価の項目がある。
●けっこう、そのうち7割くらい分かっているんです、実は。
●ただ、「何を評価しているか」は分かるんですけども、
「どのくらいそれが重視されているか」が
分からないところが問題なんですね。
●検索結果の順位を決める上で
 どのくらい重要なのかが分からないところが難しい。
●大まかなルールは分かるんだけれども
 その中で勝手に「これはやっちゃダメいけないんだろう」 とか
 「これはやるとみんなに評価してもらえる」とか、
 想像、類推しながらやっていくという。。。


あるキーワードで検索したときの結果を、どういう順番で並べるかは
正確には誰も知らないんです!
情報の価値は、グーグルで検索したときに
どれだけ上に出てくるか、に等しい。
でも、その価値を決める基準は誰も完璧にはわかってない。
みん想像してサイトを作っているわけです。

グーグルがシェア9割になれば、情報の価値を決めるのは
グーグルだ、と言ってもそんなに言い過ぎじゃないんですが、、
ただ当然、弊害も出てきます。
渡辺さん、こんなお話も、、、
   
●怖いですね。以前アメリカで、いままでグーグルで
  上位に表示されていて、その結果、
 売上が毎月数百万円もあったお店があった。
●ある日、グーグルから消されてしまった。
●その結果、数百万円の売上もまったく消えてしまい、
 当時 話題になったんですが、
 グーグルが検索エンジンのシステムを新しいものに変えたのが原因。
●さきほど話に出た「表示順位を決める計算式」
 を変えたんですよ、当時。
 その結果、そのサイトはその新しい計算方法だと
 あんまり点数・評価がもらえなかった。
●ですから消えてしまった。日本でも起きてしまい
 かねないワケですね。
               

ルールが分からないだけに、いきなりルール変更されたら
困っちゃいますね。
でも大まかに分かっていて、人気があったり、大手であったり、
確かなページからリンクを貼られていたら、
評価はアップ!検索結果の上に出てくることも!

でも、どちらにしろ、私たちの情報は、嫌な言い方をすれば、
「グーグル帝国」に完全支配されてしまいます。
対抗できる検索エンジンはないのか? 
コンピューターのライターの方に聞きました。
検索エンジンの取材もされている、
ライターの小形克宏さんのお話では、、、


●仮に考えられるなら、携帯、モバイルウェブの世界。
●中国の百度(バイドゥ)の検索エンジンは、
 モバイルでは、グーグルより良い。
●絵文字の検索に対応しているから! 
●飲食店が告知を携帯サイトに出すときは、
 ビールの絵文字を使うはず。飲み屋さんなら。
●モバイルウェブは日本が普及率高く、
 絵文字の使用率は高い。
●そういう意味では(百度は)非常にいいところに
 目をつけたと思いますね。


      
 
対抗できるのは中国の百度(バイドゥ)。
携帯サイトの検索エンジン争いは、まだ王者が定まっていない。
そこで勝負する、という戦略は正しい、とのお話も。
競争がないのはあまりよくないので、
他の検索エンジンもがんばって欲しいと思ってしまうんですが。
ただ、パソコンのネット検索では、
グーグルは圧倒的に便利ですからね。
国内シェア9割という状況をひっくり返すのは
本当に難しいと思いました。


我々の情報はグーグルに問答無用で評価されているわけですが、
ルール知らずにスポーツの試合をやっているような、ものですね。
大変な世の中になっています。

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