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2016/08/28「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」 アーカイブ


2016年08月28日Part0(予告編)「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

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「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」予告編

※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

8月28日(日)のタイトルは

「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

出演:鈴木謙介、速水健朗、斎藤哲也、西森路代、海猫沢めろん、倉本さおり、宮崎智之、三上洋、会田大也ほか

予告編の出演:鈴木謙介、速水健朗、斎藤哲也、西森路代、海猫沢めろん、倉本さおり、矢野利裕、宮崎智之、長谷川裕P(黒幕)

8月28日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~4:00)

ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。

Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf

※ツイキャスでも中継します→ http://twitcasting.tv/life954

===

charlie(鈴木謙介)です。

この夏はいろんな話題が飛び交っているのですが、世の中的な認知度がもっとも高いもののひとつが「ポケモンGO」でしょうね。ゲームとしてハマっている人もいますし、社会問題として取り上げられることも多いわけですが、やはり「新しい遊び」を提案したことの意義は大きいと思います。僕自身は教え子たちと一緒に街を歩きながら、「ポケモンGOをプレイしている人が目に見える」ということだけでテンションが上ってしまうあの独特のノリに「新しい遊び」の芽生えを感じるのですけど。

遊びという点で考えると、ヴァーチャル・リアリティ関連も盛り上がっています。Playstation VRのようなゲーム機器もそうですが、お台場の「VR Zone」(https://project-ican.com/)や東京ジョイポリスの「ZERO LATENCY VR」(http://tokyo-joypolis.com/attraction/1st/zerolatency/)など、実際の空間で、他の人と一緒にヴァーチャル空間を共有しながらプレイする「新しい遊び」が登場しています。僕はめろん先生と一緒に「VR Zone」を体験したのですけど、五感全部を操作される感覚に「これはいままでにない体験だなあ」という感想を持ちました。と同時に「みんなもやってみてよ! 感想語りあおう!」という気持ちにさせられるあたり、近年の「応援上映」だとか『シン・ゴジラ』を巡る盛り上がりなんかにも通底する「体験した人どうしでないと分からないコミュニケーション」への欲望も刺激されるのでした。

実は今年、特にそうした「体感」をキーワードにした消費について研究していることもあって、この辺の消費の理論的裏付けみたいなことも考えてはいるのですけど、より日本的な文脈に照らして言うなら、「スマホで誰とでも無料でコミュニケーションを取れるようになったけど、それって楽しいかと言われるとやや義務化してるところもあるよね」みたいな状況が一部で生じていて、それに対して「じゃあ今、本当に楽しいことってなんだろう?」みたいな疑問や、それに応えてくれる「遊び」が求められているフシがあるように思います。僕自身、そういう空気に押されてか、いままで消極的だったようなものに対してもできる限り手を出していこうみたいな気持ちになっていますし。

そういうわけで今月は、夏休みのレジャーの締めくくりということで、いま登場しつつある様々な「これからの遊び」について話してみたいと思います。題して「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

VRのような新しい遊びだけでなく、アウトドアだとかボードゲームだとか、温故知新的な「遊び」もあるでしょうし、普通の人がやっていることを「遊び」としてアレンジしてしまうとか、こんな「遊び」があったらいいのになあというものまで、みんなで挙げていけたら。個人的には「これからの遊び」として面白そうだ!是非挑戦してみたい!というものに出会えたらいいなと思っているので、リスナーの皆様からも「あなたのお勧めする、これからの「遊び」を教えてください」ということでメールを募集したいと思います。これを期にあなたが楽しんでいる「遊び」が、Life界隈でブレイクするかも? 

というわけでメールアドレスは life@tbs.co.jp

ぜひお早めにお願いします!

※長谷川プロデューサー(黒幕)出演イベント
9/24(土)LL教室の試験に出ない1990年代J-POP
http://www.velvetsun.jp/new-events/2016/9/24/924ll1990j-pop

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2016年08月28日Part1「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

撮影:ササキミチヨ
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      斎藤哲也さん         鈴木謙介(charlie)

※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

出演:鈴木謙介(charlie)、会田大也、海猫沢めろん、塚越健司、速水健朗、三上洋、西森路代、倉本さおり、宮崎智之ほか斎藤哲也

○今回のテーマは『遊び』
・今日はラジオなのに浴衣縛り(Charlie)
 →意味はないけどなんか楽しい、という遊びをやってみよう(Charlie)
・子供のころからやってきたゲームはビデオゲームからスマホゲームへ(Charlie)
 →今のスマホゲームの突端が『ポケモンGO』(Charlie)
・「福岡の椎名林檎」を感じる4人組バンド、ポルカドットスティングレイ(Charlie)
 →○○のマネ、ではなく継承して前に進んでいくことに成功しかけている(Charlie)
 →フリーのMVからライブに誘導して売れる今時のバンドの売れ方(Charlie)
・VRなど新しいテクノロジーを用いたものに注目が集まっている(Charlie)
 →ポケモンGO はAR(拡張現実)を用いる(Charlie)
 →技術関係なくこの現実にポケモンが侵食してきている(Charlie)
 →スマホが普及した今、「こんな新しい遊び方があったのか」と
  皆がどきどきしている(Charlie)

○Lifeパーソナリティの「遊び」
・みんなと遊べないチャーリーにオススメの「火おこしゲーム」(斎藤)
 →大きな薪とマッチ一本でいかに火をおこしていくか(斎藤)
 →火をおこす大変さにゲーム性を見出すのはわかる(Charlie)
・華やかな浴衣を選んだつもりなのに肺を病んでそうとみんなに言われる(宮崎)
・スマホを落としたのを機に課金していたスマホゲームも全部やめた(Charlie)
・ビブリオバトル・句会・連歌など文学の世界の遊び(倉本)
 →恋人へのラブレターの最後に俳句を書く(Charlie)
 →(一同に驚かれて)20年前でも引かれていた(Charlie)
 →遠回しに三十一文字で伝えてみる、余裕という意味での遊び(Charlie)
・『伊集院光 深夜の馬鹿力』の遊びを募集するコーナー(塚越)
 →ヴィトゲンシュタインの「言語ゲーム」(塚越)
 →「思っていたことと違った」で展開していくコミュニケーション(塚越)
 →それが楽しめるのは余裕(塚越)
・ルールはぼんやりした共有から始まって修正されていく(Charlie)
 →政治の世界もそんな感じで、ゲームは通底している(塚越)
・スマホ疲れでアナログゲーム回帰(海猫沢)
 →最近流行の人狼ゲームはコミュニケーションゲーム(海猫沢)
 →ゲームって実はすごくリア充なもの(Charlie)
 →ゲームはコミュニケーションツールとして優秀(海猫沢)
・山口でミュージアムエデュケーターをしている(会田)
 →人と何かを共有するのにゲームってすごい便利(Charlie)
 →小さい子向けだと遊びがほとんど学びになる(会田)
 →遊びそのものが大きな目的に埋め込まれることが多くなった(Charlie)
・小学生の頃は軍人将棋が大好きだった(速水)
 →審判が必要、普通の将棋にはない自由さ(速水)
 →ルールって自分で変えられるんだ、という記憶(速水)
・最近話題の9ます将棋は発想を変えるという一つのヒント(速水)
・縛りこそ遊びの醍醐味と言われるけどそういうのは苦手(西森)
 →3・4人でどうしたらいいかわからなくなる(西森)
・人狼はライブプレイングシアターで、見てる方が楽しい(西森)
・6年くらいこのスタジオで配信をしているがLifeでマイクを持つのは初めて(三上洋)
・VR・ポケモンGOはずっとバブルで話題(三上)
 →メディアでは社会的影響・経済規模ばかり聞かれる(三上)
・ポケモンGOにある「レベル20の壁」(三上)
・TBSラジオクラウドになったせいかメールの数が少なめ(Charlie)

            text by Life助手:千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

2013/01/27「友だちの作り方」
http://www.tbsradio.jp/life/20130127/index.html

2012/10/28「うれしはずかし文化的初体験」
http://www.tbsradio.jp/life/20121028/index.html

参考資料&選曲↓

このパートでかけた曲
●ポルカドットスティングレイ 「テレキャスター・ストライプ」(charlie選曲)
●松本梨香 「タイプ:ワイルド」(塚越健司さん選曲)

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2016年08月28日Part2「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

撮影:ササキミチヨ
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○言葉で遊ぶ
・この夏はポケモンGOでもちきり(メール)
・MCバトルは次世代のエンターテイメント(メール)
 →言葉の遊びって実はすごく難しい(Charlie)
 →言語の爆発が起きる2・3歳から言葉で遊べるように(会田)
 →イヤイヤ期の子供は「断る」というコマンドを得た状態(会田)
・韓国のラップバトル番組はプロデューサーと組んで楽曲を作って勝負(西森)
 →『浅草橋ヤング洋品店』のプロデュースゲームに近い(Charlie)
 →見ているのが楽しい人・自分でやってみるのが楽しい人の存在(Charlie)
 →遊びは連鎖する(Charlie)
 →遊びのルールを作っていくこと自体が伝染しやすい(会田)

○裏技今昔
・競争・めまい・模倣・偶然の「遊びの4要素」(Charlie)
 →偶然の要素をどの程度許容していくのか(塚越)
 →ファミコンのバグを利用した裏技(速水)
 →いとうせいこう『ノーライフキング』で描かれた都市伝説的裏技(速水)
 →ポケモンGOは実はファミコン時代よりブラックボックスは少ない(速水)
 →クラッキングというプラスワンの要素があまりない今(Charlie)
・ポケモンGOの「ポッポマラソン」(宮崎)
 →雑魚キャラを狩ってレベルを上げる裏技(三上)
 →雑魚をジムに配置する遊びの登場(倉本)
・明文化されたルールに勝手に遊びの要素を入れる(Charlie)
 →デザインされた規格に乗るか乗らないか(会田)
 →作っている人の意図をどう解釈していくか(会田)
 →裏技を楽しむのはまた違うレイヤーの遊び方
・ポッポマラソンはルール内クラッキング(塚越)
 →ルールを変えていくクラッキングもある(塚越)
 →今のゲームにはアップデートによるルール改定があり得る(塚越)
 →バグや偶然性を人が認めるか認めないか(塚越)
 →運営が意見を求めてみんながいいよ、といえばそっちが主流に(塚越)
 →相互性がある以上そういう遊び方も出て来る(Charlie)
 →今は運営だが昔は学校(Charlie)
 →こっくりさんも禁止されることで裏技的に定着(Charlie)
・イベントの打ち上げで黒幕がポケモンGOのモジュールをどんどん使う(斎藤)
 →上司がお酒おごる代わりに花咲かす、みたいな(Charlie)
・ドラクエでの想像上の旅の記憶の共有(会田)
 →お伊勢参りなどに近い(会田)

             text by Life助手:千葉彩佳

○Life関連アーカイブ
2011/11/27「ゲームと社会設計」
http://www.tbsradio.jp/life/20111127/index.html

2009/01/25「未知との遭遇」
http://www.tbsradio.jp/life/2009125/index.html

参考資料&選曲↓

このパートでかけた曲
●detune. 「さとりのしょ」(会田大也さん選曲)

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2016年08月28日part3「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

撮影:ササキミチヨ
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○遊びをルール化する
・45周年のUNOはオリジナルルールを作れる白いワイルドカードを導入(メール)
・goo辞書のランキングから最近の出来事を推測する遊び(メール)
 →Twitterのトレンドでの遊び(charlie)
 →『天空の城ラピュタ』放映時のバルス祭はTwitter独特だった
 →自発的な遊びが制度化されマーケティングと結びついたゲームに
・自発的な遊びと制度化されたゲームの綱引き(charlie)
 →説明できないながらも楽しい遊びもルールの中でやるとつまらない
 →ルールのある遊びに対して改造・ハッキングで新しい遊びを見出す
・言葉は後付けでしか説明できない(塚越)
 →ロックも後付けで反体制と言われルール化されると「ダサい」ものに(塚越)
 →言語行為論では確認文と遂行文が交じりあっている(塚越)
 →言った瞬間に効力を発揮する遂行的なものもある(塚越)
 →言葉が遂行的に機能すると新しい遊びが生まれる(Charlie)

○感情が動くとき
・与えられたテーマについてアドリブでプレゼンする「パワポカラオケ」(メール)
 →まだ競技人口は少ないがゲームの開拓真っ最中(メール)
 →フリースタイルダンジョンの評価軸が曖昧という話に近い(西森)
 →ゲームとしては完成してないと思うが感動する瞬間はある(海猫沢)
・RPGのタイムアタック「RTA」(海猫沢)
 →運の要素も絡む中で最速を目指す(海猫沢)
 →完全なセオリーではできないのが感動を呼ぶのか(Charlie)
 →スーパーマリオの最速クリアは今年(速水)
 →ゲームを遊びきれてなかったことがわかる(海猫沢)
・一つのルール内をぎりぎりまで押し詰めると最強のことが出来る(塚越)
 →感情が動いて場がハックされるある種の感情ゲームの存在(塚越)
 →トランプ氏の発言はどう考えても感情ゲーム(塚越)
 →枠を決めた中で突き詰める、が楽しいのは重要(塚越)
 →感情ゲームでそれまでルールの外にいた人をゲームに引っ張り込む(Charlie)

○ルールと共同体
・ルールの中で最初からプレーできる人とそうでない人がいる(Charlie)
 →子供たちは元々ルールの中にいるのか、外にいるのか(Charlie)
 → ゲームをやるかどうか決めるところからゲームは始まっている(会田)
・子供たちがルールを作っていい「コロガル公園」(会田)
 →自分たちでワークショップを開く子供達(会田)
 →スピーカーなどでの呼びかけから自治の概念が生まれる(会田)
 →大人が設定するよりも厳しいルール(会田)
・『想像の共同体』に書かれた、インドネシアを国としてまとめる新聞(会田)
 →一斉に発信できるメッセージがある方が想像の共同体は広がるはず(Charlie)
 →遊びの共同体にマッチするのは公式メッセージより曖昧な噂(Charlie)
・ある一定のラインを超えると確認文が登場してつまらなくなる(塚越)
 →終焉のパターンを大人は理解している(塚越)
 →終焉まで含めて学びだと思えば(斎藤)
・遊び、からゲームとルールの話に(Charlie)
 →はざまにあったはずの遊びがルール化していく(Charlie)

             text by Life助手:千葉彩佳

○Life関連アーカイブ
2012/08/26「"楽しくやろう"というけれど...」
http://www.tbsradio.jp/life/20120826/index.html

2011/03/27「このメディア環境を生きる」
http://www.tbsradio.jp/life/20110327/index.html

○参考URL
コロガルガーデン-山口情報芸術センター
http://www.ycam.jp/events/2016/korogaru-garden/

参考資料&選曲↓

このパートでかけた曲
●和田光司 「Butter-Fly」(海猫沢めろんさん選曲)

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2016年08月28日part4「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

撮影:マックさん
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※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

○パラメータへの感情移入
・遊びはゲームだと思っているものの外側にあるのかもしれない(charlie)
・ポケモンGOの弱いポケモンはどこへいくのか(メール)
 →本来ポケモンもパラメータの塊に過ぎないがそれに違う何かを見出す(charlie)
 →現実の空間を使うからそこにポケモンが生きていると感じる(塚越)
 →そこにハックする余地があるか(塚越)
・アニメ「電脳コイル」の世界は完全に今を描いている(charlie)
 →どう感情移入に折り合いをつけるか、大人と子供、頭と心の間でせめぎあう
 →頭で考えるとただのパラメータだが感情移入すると遊びの余地が生まれる
 →面白がってくれる人がもう一人出てくるとゲーム
 →今起きているこれはゲームなのか、遊びなのか

○ギャラリーの楽しさ
・ビブリオバトルで発表者と観覧者両方がゲームを作り上げる楽しさを発見(メール)
 →何をもって遊びに参加しているとするのか(メール)
 →ただのルールに人はどう関わっていくか(charlie)
・ビブリオバトル小説「翼を持つ少女」(海猫沢)
 →句会・歌会でも半数以上が作品を出さないが批評はしたがる(倉本)
 →ギャラリーとしての参加の方が楽しい(charlie)

○VR性体験
・子供と大人の端境期の性への感情(塚越)
 → VRとセックスについては三上さん(charlie)
 → VRでAVを見ると女子が自分に近づいてくる(三上)
 →今はフィードバックとして作品側に感覚的な反応があり双方向に(三上)
・興奮するほど入り込めるかと言うとまだまだ(三上)
 →作ってる側の目の輝きがすごい(三上)
 →これを作ること自体をゲームにしている人たちを見るのが面白い(三上)
・バーチャルの女の子にサポートされる「アーガイルシフト」(海猫沢)
 →ポリゴンになると圧倒的に脳が騙される(海猫沢)

○現実とVRの境界線
・慣れたらパラメータであることには気づく(塚越)
 →改良を経て、ルールを飛び越えて新しい現実があると思う人は出て来る(塚越)
 →遊びとして余地があるのかは問われていく(塚越)
 →社会的にどこまで線を引くか(charlie)
 →どこまで公共空間をポケストップと認めるかと言う話(塚越)
 →子供の遊びが承認されるのは社会のルールの端境にいるから(charlie)
 →いい大人が遊んでいていいのか(charlie)
 →遊んでるような生き方が仕事になるなら最高(会田)
 →創造的な仕事は遊んでいるようにも見える(会田)
・コンピューターが脳をハックできるだけの描写力を手に入れた(会田)
 →それをもって生きているという実存は「非現実に生きている」と言えるか(会田)
 →バーチャルリアリティーは事実上現実と一緒という意味だった(charlie)
 →軸足がそこに置けるならもうこれが現実でいいのでは(charlie)
 →疑似体験の「疑似」が取れつつある(塚越)
 →体験がすべて個人化されて共有されなくなる(塚越)
・VRの経験が現実を変える(charlie)
 →自己啓発に使えるのでは?(斎藤)
 →俺は無敵だ、と言う洗脳(charlie)
 →アメリカのスーパーマン実験(海猫沢)
 →自己効力感の上昇(海猫沢)

             text by Life助手:千葉彩佳

○Life関連アーカイブ
2010/10/24「情報社会の限界(ギリギリ)ライン」
http://www.tbsradio.jp/life/20101024/index.html

2011/06/26「グッときたレコメンド体験」
http://www.tbsradio.jp/life/20110626/index.html

参考資料&選曲↓

このパートでかけた曲
●BABYMETAL 「Road of Resistance」(三上洋さん選曲)


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2016年08月28日part5「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

撮影:ササキミチヨ
Life954_20160828_nishimori&hayamizu.jpg

※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。
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○コマンドを増やす
・プレイってコマンドが増えること(charlie)
 →VRでは無限にコマンドを増やせる(charlie)
 →妄想がだんだん現実と区別がつかなくなっていくゲーム「カオスヘッド」
 →交差点で車が突っ込んでくる想像(charlie)
 →車窓から跳んでる忍者を妄想する(海猫沢)
・遊びを教育の中に持ち込む(charlie)
 →遊びで手にした刀が実際に使えてしまったという感覚
 →「これは学習ではない、リアルだ」というと委縮する生徒たち(会田)
 →教育では安心して失敗できる場を設定・担保できることが必要(会田)
 →心が最強になったら最強なのか(charlie)

○コミュニケーションと遊び
・リアルで人と出会うことこそこれからの遊び(メール)
 →コミュ力は文字通りコミュニケーションの力と、環境を整える力の2つ(メール)
 →外に出てどんどん人と会うべき(メール)
 →20年前に宮台真司から同じ話をされた(charlie)
 →今、チャネルはいっぱいあるが使うメソッドは整っていない(charlie)
・自己有能感を次のステップに持っていくとき(charlie)
 →自己啓発で言われることは「環境ばっかり整えて本当の力がない」(塚越)
・子供の遊びはコミュニケーションの中で作っていく(charlie)
 →遊びで自己効力感は高まっても人と何かをすることには向かない(charlie)
 →「じゃあ一緒に何する?」が問われているのかも(charlie)
・全身タイツで遊ぶ大学生(charlie)

○西森さんにオススメの「悪だくみ」
・丸の内に海猫沢先生とサラリーマンの格好で遊びに行った(速水)
 →実際にOLだったことがある(西森)
 →実際にOLをするのと「みんなの思うOL像の再現」って違う(速水)
・友達と「サインください!」とやって周りの視線を集める遊び(塚越)
 →美容院にお供を連れてって先生先生、と持ち上げてもらう遊び(西森)
・コミュニケーションを目的化すると固まる(charlie)
 →悪だくみって盛り上がるし遊びって大体悪だくみ(charlie)
・レストランで有名人ぶって色紙を書いてくる(斎藤)
 →ようは共謀だからそのハラハラ感を共有する(charlie)
 →罪のない悪だくみの共謀感を楽しむ(charlie)
 →「西森さんに色紙を書かせる会」の提案(斎藤)
 →最近失われているのはそういう「悪だくみ」(charlie)
・面白いなと思ったのは楽しそうに喋るだけで雰囲気変わる(charlie)
 →深夜に集まってこうしている意味もある(charlie)

             text by Life助手:千葉彩佳

○Life関連アーカイブ
2014/09/27
「別のしかたで弱いつながりを読み、ウェブ社会のゆくえを考える」
http://www.tbsradio.jp/life/20140927/index.html

2013/02/24「夜遊びのゆくえ」
http://www.tbsradio.jp/life/20130224/index.html

参考資料↓


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2016年08月28日part6(外伝1)「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

撮影:ササキミチヨ
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       ↑倉本さおりさん&宮崎智之さん

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       ↑柳井政和さん&ツムキ・キョウさん

※再生できない場合は、個別ページかTBSラジオクラウドにてお聞きください。
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○コミュニケーションとゲーム
・今日は浴衣コスプレ効果で陽キャラ(charlie)
・パブにカードゲームを持ち込んだらわいわい楽しめた(メール)
 →行きつけのバーにアメリカ人学生たちが大挙(charlie)
 →大学生はどこに行ってもパリピはパリピ(charlie)
・インテリジェンスをある会話自体がゲームだった時代(charlie)
 →「ロミオとジュリエット」を読むとああいうのも全部遊び(charlie)
 →表現の中の遊び(charlie)

○ゲームと小説の融合・ゲームブック
・ノベルゲームのように分岐が存在する(海猫沢)
 →今振り返ると原点(charlie)
・友達紹介・柳井さんとツムキさん(海猫沢)
 →最近作家デビュー(柳井)
・「火吹き山の魔法使い」など子供の頃ににゲームブックはよくやった(柳井)
・SDガンダム(ツムキ)
 →ノベライズでのゲームブック化も多い(charlie)
 →サウンドノベル・美少女ゲームに至るゲームの融合の初期(charlie)
 →サイコロを振って展開を決める(charlie)
・実は律儀にサイコロに従う必要はない(charlie)
 →ずるもできる(海猫沢)
・ほとんど「1人TRPG」だったシャーロック・ホームズのゲームブック(charlie)
 →没入感がすごかった(charlie)
 →決定権があるから、ずるしたら落ち込むくらい没入する(宮崎)
・ドルアーガの塔三部作でキャラに感情移入(charlie)
 →自分がゲームマスターになった気分に(宮崎)
・エンディングがつまらないから過程を楽しむ(海猫沢)
 →トライ・アンド・エラーの過程をループ物として組み込んだ新作

○没入のススメ
・あのゲームへの没入感は一体何なのか(charlie)
・没入できない、という話(西森)
 →西森さんの2.5次元への没入(宮崎)
 →疎外感を振り払うためのペンライト(西森)
・メタ視点になってしまう(宮崎)
 →ルールになるのを形式的に捉えてしまうと没入できない(塚越)
・自分でコンテンツを作る(charlie)
 →お金を払って楽しませてもらう、という人と話が合わない(charlie)
 →自分ルールを作ってみては(charlie)
・過程が楽しめない(宮崎)
 →結果重視のポッポマラソン(宮崎)
 →客観的に没入してるのと没入感は別(charlie)
・イヤホンマイクから音声入力するのが楽しい(charlie)
 →やっていて自分でアホっぽく(西森)
 →書き言葉話し言葉が逆の意味で一致している(charlie)
・郡上徹夜踊り(会田)
 →最初はみんな下手だけどだんだん自分の体が習熟してくる(会田)
 →朝五時の没入感がたまらない(会田)
 →南こうせつのコンサートを朝まで(charlie)
 →お坊さんの修行に似ている(会田)
・没入もカイヨワの4つのパターンで出来るのでは(塚越)
 →共通するのは信じること(塚越)
 →「ふしぎなキリスト教」に書かれた宗教の論理の飛躍(塚越)
 →まずは信じるという第一歩が必要(塚越)
 →誰かにこうしましょう、と言われたときに簡単に洗脳されたりする(塚越)
・踏み出すことは己の責任でやるしかない(塚越)

             text by Life助手:千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

2011/05/22「信じる論理、信じさせる倫理」
http://www.tbsradio.jp/life/20110522/index.html

2011/08/28「"祭り"の時代」
http://www.tbsradio.jp/life/20110828/index.html

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2016年08月28日part7(外伝2)「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」

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○身体性を獲得
・VRを利用した遊びはいかに脳をだますのか、という方向に進化する(メール)
 →VRの進化を歓迎する人、身体性を獲得しようとする人の二手に分かれる(メール)
・お勧めの遊びはトレイルランニング(メール)
 →身体性を獲得しようとする人のロジックを感じてほしい(メール)
 →今年のゼミのテーマは体感消費(charlie)
 →体で感じることで情報化できない部分に何かを得ることに関心(charlie)

○身体的な没入体験
・棒を回す(塚越)
 →自分の思考と体がリンクしているとき、していないときの変化(塚越)
 →その先にある舞踏(塚越)
 →いかに情報にとらわれているのか(塚越)
 →はまると舞踏に延々没入して暗黒面へ(塚越)
 →答えの出ない問いで狂気へ(塚越)
 →言語化によって自分のバランスを保つことが重要(塚越)
・ワークショップで身体的に没入したけど発表となると全然(西森)
 →「入れなかったのが悔しい」も解放(塚越)
・情報化できない身体活動を情報化するアプローチとして活動量計(宮崎)

○動く体・動かない体が動かす思考
・障害を持つ子たちの体と心を一致させる方法を演劇からもってくる(charlie)
 →演劇をある時期にやっていた人間はそういう活動を通っている(charlie)
 →身体を一定の動きに固定する(charlie)
 →教育に取り入れる流れ(charlie)
・体を矯正することで思想を統制できるという考え(会田)
 →動く体、動かない体でこそ発想できること(会田)
 →思考の外に動かなかった記憶は追いやられていく(会田)
 →新しいスポーツへの挑戦(会田)
・先生の喜びのためにやるのは違う(会田)
・友達がハマって嬉しい感覚(charlie)
 →言語化できないがゆえに仲間が嬉しい(charlie)
・遊びは設計されたものになって方向付けが楽に(塚越)
 →洗脳体験と自己啓発メソッド(塚越)
 →破れた隙間から生まれる遊びと許されない隙間(charlie)
 →自分での身体性の発見とルール化(charlie)
・体感とは記憶には残るけど再現不可能なもの(charlie)
 →新しい何かになって登場している(charlie)
 →どういうスタンスでやるのかさえはっきりしていればいくらでも遊べる(charlie)

○まだまだ遊べる新提案
・浮いているラー油を集める(海猫沢)
・敢えて、とつければなんでもいいのかも(会田)
 →ゴルフしなそうな人がゴルフを始めたときの「成長した感」(西森)
 →大人の遊びと言えば芸者遊び(charlie)
・スポットメッセージという死んだ人の動画が位置情報で見られるアプリ(塚越)
 →リスナーに向けて配信しては(塚越)
・プログラムは没入できる(柳井)
 →6晩徹夜の経験あり(charlie)
 →今まで没入したことないものに没入したい(charlie)
 →スカッシュの進化版(charlie)
・10時間弁論大会(塚越)
 →二か月に一回やっているようなもの(charlie)
 →知らない言葉が出て来る恍惚(塚越)
 →哲学MCバトル(charlie)

○お願い
・ポッドキャスト配信でなくなった結果、放送日が伝わりにくくなった(charlie)
 →次回放送は10月23日(日)25時〜なのでお忘れなく(charlie)

              text by Life助手:千葉彩佳

○Life関連アーカイブ

2014/10/26「フィジカルの逆襲」
http://www.tbsradio.jp/life/20141026/index.html

2011/05/22「信じる論理、信じさせる倫理」
http://www.tbsradio.jp/life/20110522/index.html


参考資料↓


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2016年08月28日放送後記動画「ポケモンGOのその先へ~これからの『遊び』を考える」


出演:鈴木謙介(charlie)、宮崎智之倉本さおり

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