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2014/04/27「マイルドヤンキー限界論」 アーカイブ


2014年04月27日Part0(予告編)「マイルドヤンキー限界論」

ustream_life20140427.jpg

今月のLifeは

「マイルドヤンキー限界論〜
  "ジモトでまったり"では生きられない時代に必要な力」


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

4月27日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~)

出演予定:鈴木謙介、古市憲寿、速水健朗、西森路代、
海猫沢めろん、斎藤哲也、今村亮ほか

予告編の出演:速水健朗、鈴木謙介、西森路代、宮崎智之、長谷川裕P(黒幕)

ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。

Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf


=====


charlieです。

「マイルドヤンキー」という言葉がメディアでは流行しているそうです。不良というよりは、上昇志向がなく、地域に密着して仲間との小さな範囲での消費にとどまる人たちということで、納得反発含めて受容されているというところでしょうか。

この言葉は、博報堂の原田曜平さんが『ヤンキー経済』の中で述べているもので、地方や若者のマーケットに詳しくない上の世代の企業の方にはインパクトのある話なのだと思います。ですが実はこうした傾向は、社会学ではこの10年位の研究トレンドになっているものです。昨年は阿部真大さんの『地方にこもる若者たち』という本も話題になりましたが、僕や速水さんも2008年ごろから似たような話をしてきましたし、その他にも専門的な研究がたくさんあります。

そしてそれらの研究の中でずっと問題になってきたのが、「彼らは主観的には幸福だと思っているが、彼らを取り巻く状況は決して甘いものではないのでは?」ということでした。実際、今年に入ってからだけでも、多数のメディアで人口減少による地方の衰退についての予測が報じられています。地元の仲間と近場で消費なんていっても、その環境がいつまで維持されるのかすら分からないわけです。

もしかするとマイルドヤンキー論の流行は、いよいよマイルドヤンキー的なライフスタイルが限界に近づいていることの現れなのかもしれない。むしろ若い世代では、起業や転職までを将来設計に組み込んでいたり、「勉強し続ける社会」の回で紹介したように、もはや安定がないことを前提に自主的に勉強会に参加しているような人もいる。

ということは、僕たちがいま論じるべきなのは、マイルドヤンキーではいられない「これからの社会」を見据えた上で、その時代を生きる力についてじゃないのか、というのが、今回のテーマです。題して「マイルドヤンキー限界論〜『ジモトでまったり』では生きられない時代に必要な力」。意識の高さや精神力、体力、財力、知力と、色んな「力」がありますけど、これから必要な力ってなんだろう?そして、それはどうやって育てていけばいいんだろう?そんなことを考えます。

リスナーの皆様からも、「ポスト・マイルドヤンキー時代を生きるのに必要な○○力」というお題でメールを募集します。最近、力不足を痛感したエピソードや、周囲のマイルドヤンキー的な人を見ていて感じたことなどもあわせてどうぞ。

メールアドレスは life@tbs.co.jp

今回はゲストに、社会学者の古市憲寿さんをお迎えします。古市さんといえば、デビュー作の『希望難民ご一行様』以来一貫して、意識の高い生き方とそうでない生き方のどちらに希望があるのかを論じてきた方ですし、今回もいい役回りを担ってくれるんじゃないでしょうか。その辺りもお聴き逃しなく!

・NHKニュース「おはよう日本」"女性が消える社会"いま何が
 http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/04/0406.html


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2014年04月27日Part1「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋
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                  charlie(鈴木謙介さん) 


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◯そもそも「マイルドヤンキー」とは
・ 「マイルドヤンキー」という流行り言葉から、問題提起(charlie)
・ 「趣味や趣向を隠す力」(リスナーメール)
 →趣味趣向でライフスタイルがわかってしまう(charlie)
・ 今までのヤンキー話は自分たちとはちょっと違う人の話、遭遇体験(速水)
 →今のマイルドヤンキー話は「自分たちにもあるある」話(速水)
 →地元の友達との消費と「あるある」を結びつけている(速水)
・ 2006.7年頃、地元志向郊外型生活の若者、新しいヤンキーのかたち(速水)
 →90年代にも宮台真司が言及、今まで社会学で語られてきたこと(速水)
・ 「さとり世代」「地元族」...同じ対象を言葉変えて追いかけている(古市)
・ 97,8年に遡るマイルドヤンキー論(charlie)
・ 豊かな消費で心地いい空間に閉じこもる原点は、1958年頃(charlie)
 →昭和のマイホーム志向、マイホームは非難されていたが...(charlie)
 →1970〜80年代、ニュータウン団地建設、団地前提の郊外論(charlie)
・ 三浦展編集長の雑誌「アクロス」で郊外論の特集(charlie)
 →当時、郊外在住大学生「都心に住めないから仕方なく」(charlie)
 →90年代にショッピングセンターが乱立(速水)
 →2000年代後半、大型ショッピングセンター出店規制(charlie)
 →「郊外=ショッピングセンター」改めて注目(charlie)
・ 地元消費とは別に、地元好きな若者が増加(charlie)
 →ショッピングセンターがあるから、田舎でそこそこ暮らせる(古市)
 →高度経済成長期終盤に都市一極集中から地方に、そしてまた都市へ(速水)
・ 内閣府「第7回(2003)、第8回(2008)世界青年意識調査」(charlie)
 →地域社会にずっと住んでいたい若者、03年~08年で10pt以上増加(charlie)
・ コンサマトリー、自己充足的志向増加(古市)
 →NHK調査 20代は78%、中高生は9割が満足(古市)
 →色々な問題があるはずなのに、生活満足度が高い(古市)
 →身近な小さな社会をみて、そこで充足する(古市)
 →地元が縮小することを自覚しているからこそ、満足感を見出す(速水)
・ 自分の人生に何も期待しない「脱力力」(リスナーメール)

             text by Life助手;新井亜主美

◯参考URL

・内閣府「第8回世界青年意識調査」
 http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/worldyouth8/html/mokuji.html

・イオン「企業変革」
 https://www.aeon.info/company/enkaku/

・「中高生はなぜ"幸福"なのか」
 http://www.nhk.or.jp/bunken/summary/research/report/2013_03/20130303.pdf


◯Lifeアーカイブ

・2009/09/27「"居場所"の現在」
 http://www.tbsradio.jp/life/20090927/

・2012/05/27「東京論2012」
 http://www.tbsradio.jp/life/201205272012/

参考資料&選曲↓
123

456

78


このパートでかけた曲
●嵐 "きっと大丈夫"(charlie選曲)

●浜崎あゆみ "You & Me"(古市憲寿さん選曲)

BGM↓

●Ohio Knox "There Comes a Time"

●Janelle Monáe "Can't Live Without Your Love"

●Kings Of Convenience "Power Of Not Knowing" 

●The Twang "Loosely Dancing"

●Nice & Smooth "The Sky's The Limit"

●Phantom Planet "The Local Black And Red"

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2014年04月27日Part2「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋
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                   古市憲寿さん


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◯地元経済の衰退、未完成な脱工業社会
・認定NPO法人カタリバの今村亮さん登場
・斎藤環さん提唱のヤンキー論は日本人論(海猫沢)
 →原田さん提唱のマイルドヤンキーとヤンキー論が混同されがち(海猫沢)
・地元志向ができる条件は意外と限られているのでは?(斎藤)
・戦後成長期に開発された宅地(charlie)
 →カンフル剤としての公共事業が期待できない地域(charlie)
 →消費前提の地域経済が回らなくなる(charlie)
・製造業、安倍政権の日本強靭化計画(速水)
 →工業化社会に夢を追いかけすぎ(古市)
・ダイアン・コイル「脱物質化社会」、「The Work of Nations」(charlie)
・地元にはサービス業のみ、出稼ぎに行く(charlie)
 →サービス出稼ぎ(介護等の対人サービス)(charlie)
 →地元と切り離された働き方、流動性が高まり、生活は不安定(charlie)
・「移住力」(速水)
 →隣の町にいけばいいのでは?そこにとどまる必要はない(速水)
・北九州は昔からの土木鉄鋼の街、福岡はITの町(速水)
 →ちょっと移動するだけで飲食店バイトの時給すら変わるのでは...(速水)
・脱工業社会がうまく回らず捨て置かれる(charlie)
 →経済圏、稼いだお金が地域内を還流する必要がある(charlie)
 →地元にくっついている産業のなさ(charlie)
 →金の大部分は東京本社の会社へ行ってしまう(charlie)
・住むに値する魅力ある地域をつくる、不可能ではない(charlie)
 →チーバくん、千葉県の文化系イベント協賛(charlie)
・競争がある社会だからこそ格差が生まれる(速水)
 →格差が開き過ぎると競争にならない(斎藤)
・差を認めながら交流することはできる(charlie)
・アメリカ、ジョージア州サンディ・スプリング市(海猫沢)
・阪神の六麓荘町(charlie)
 →囲うと機能しない、まだらに格差がある状態がいいのでは?(海猫沢)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

・NPO法人カタリバ
 http://www.katariba.or.jp/

・国土強靱化基本法案 概要
 http://www.nikai.jp/library01/kyoujinka/seisaku-118.pdf

・チーバくんの広場 / 広島県
 http://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/miryoku/chi-ba-kun/

・「"独立"する富裕層 ~アメリカ 深まる社会の分断~」
 http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3488_all.html

・六麓荘町 町内会
 http://www6.ocn.ne.jp/~roku6so/

・与沢翼オフィシャルブログ「与沢翼からご報告します。」
 http://yozawa-tsubasa.info/2014/04/26/

○Life関連アーカイヴ  

・2011/10/23「僕たちは日本を変えることができない。」
 http://www.tbsradio.jp/life/20111023/

・2010/04/25「様々なる定番」
 http://www.tbsradio.jp/life/20100425/


参考資料&選曲↓

123

456


このパートでかけた曲
●中村あゆみ "翼の折れたエンジェル"(斎藤哲也さん選曲)

BGM↓

●The Bear Quartet "Power Failure"

●Jens Lekman "A Higher Power"

●Olympic Lifts "The Limit Split"

●Tigercity "Powerstripe"

●Neon Indian "Local Joke"

●Deee-Lite "Power Of Love"



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2014年04月27日Part3「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋
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                  速水健朗さん


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◯「移住」「移動」できない場所でどうするか
・ なぜ解決策が「◯◯力」?「◯◯力」は手段では?(リスナーメール)
 →「◯◯力」を求めて環境要因を放置するのか?逆も然り(charlie)
・ 世界青年意識調査(charlie)
 →地域に愛着を持つ理由、日本ダントツ一位「友達がいるから」(charlie)
 →地域への愛情自体は世界各国より低い(charlie)
・ 「表面的なコミュニケーションをとる力」(リスナーメール)
・ 地方の方が狭いコミュニティだからこそ、表面的付き合い(西森)
 →環境によって知り合う人、深い絆はできにくい(西森)
・ 学校のクラスは移住できない(charlie)
 →クラス形成で人間関係圧力高め、集団行動を学ばせる(charlie)
 →大学生の服装かぶり、Twitterでの「会おうよ!」会えよ...(charlie)
・ Facebookで表面的アピールがうまい男、古市憲寿
 →ハーシュマン「声をあげるか逃げるか」(charlie)
・ 大石蘭さんの話(「妄想娘、東大をめざす」)(西森)
 →「学年ビリのギャルが〜」の話と似ている(速水)
 →「お馬鹿なギャルが慶應(SFC)に行く」物語が成立する疑問(速水)
・ 学校を悪者にし、塾の先生が大学進学の夢を応援した過程が疑問(速水)
 →学校教育の場に自己啓発を持ち込むのはどうなの?(速水)
・ 逃げられない場所でのコミュニケーション(charlie)
 →「ハピネス」(桐野夏生)、マンションカースト(西森)
・ コミュニケーションをしていくときのキャラの固定(charlie)
 →小学生の時、情報をコントロールしたくて学級新聞作成(古市)
 →カーストを抜け出すための手段はあるはず(古市)
・ 東北、ヤンキー的風土に津波が来て壊された(今村)
 →移動ができない主体はその場で疎外されるのか、奮起するのか(今村)
・ 景気が悪くなっても移住できない可能性がある(charlie)
・ 小沢健二「ぼくらが旅に出る理由」
 →アンサーソングは、くるり「ハイウェイ」(速水)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

・第8回 世界青年意識調査
 http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/worldyouth8/html/mokuji.html

・「【ヤラセなし】大学生のあるある!「服かぶり」秀逸ツイート集」
 http://buzznews.asia/?p=2003

・「大阪名物「自由軒」創業100年 女将さんに聞く"名物カレー"秘話」
 http://www.nicheee.com/archives/1731236.html


○Life関連アーカイヴ  

・2013/01/27「友だちの作り方」
 http://www.tbsradio.jp/life/20130127/

・2007/10/28「しょうらいのゆめ」
 http://www.tbsradio.jp/life/20071028/


参考資料&選曲↓
123

45


このパートでかけた曲
●くるり "ハイウェイ"(速水健朗さん選曲)

BGM↓

●Röyksopp "Looser now"

●Ian Brown "By All Means Necessary"

●The Go-Betweens "You've Never Lived"

●Tony! Toni! Toné! "Sky's The Limit"

●Jackson Sisters "Shake Her Loose"

●The Bats "Knowledge Is Power"



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2014年04月27日Part4「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋
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        今村亮さん              斎藤哲也さん



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◯教育と地元、マイルドヤンキー
・「諦め力」「覚悟を決める力」(リスナーメール)
・学生、リーマン直後は危機感あったが、去年今年あたり薄れてきた(charlie)
 →脅さないで外を見るよう仕向けることはできないか(charlie)
・インターネットがあっても友達としか交流しない(charlie)
 →かつてより外の世界を見る動機がない(charlie)
 →東京のエリート大学でても「何にもしたくない」(charlie)
 →小さいトラブルの積み重ね、解決を先延ばしにして破滅が見える(古市)
・ 移住の話は深刻、地元進学志向(斎藤)
 →地元の先生が教えるから外の情報がなかなかない(斎藤)
・「ナナメの関係」をどうやって人工的につくっていくか(今村)
・移動の格差、いかに早いうちに「移動」に対する耐性を獲得するか(今村)
 →転校生力、違う環境に飛び込んでいくと身につけざるを得ない(速水)
・スクールカーストがワークショップやディスカッションに影響(charlie)
 →コミュ力がある人のほうが活躍してしまう(charlie)
・ワークショップ、参加者がどういう移動経路で集まったが重要(今村)
 →スクールカーストもやもや層の生徒が集まれるような日程を設定(今村)
 →もやもや層のなかのさらにもやもや層が出したアイデアが面白かった(今村)
・教育団体は人の流通団体(今村)
・外に出た時に必要なのはコミュ力ではなく、コンピタンス(強み)(charlie)
・カタリバ、大槌町、女川町での受験サポート、寺子屋形式の支援(charlie)
 →受験という旗を掲げないと1つにならない(今村)
 →震災が起こり、人材の撹拌が起こる(今村)
 →生徒達は町の中のロールモデル多様化の中で人生を選択(今村)
・あまちゃんの地元は再帰的地元(charlie)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL


○Life関連アーカイヴ  

・カタリバ 女川向学館 大槌臨学舎
 http://www.collabo-school.net/school/

・NPO法人カタリバ運営 キャリア学習プログラム「カタリ場」
 http://www.katariba.net/

・水曜日のカンパネラ
 http://www.wed-camp.com/index.html


参考資料&選曲↓
123

456

このパートでかけた曲
●水曜日のカンパネラ ""ミツコ"(今村亮さん選曲)

BGM↓

●Lemon Trees "Let It Loose"

●Sloan "Loosens"

●Joni Mitchell "Lesson In Survival"

●En Vogue "Give It Up, Turn It Loose"

●Happy Mondays "Loose Fit"

●Funkadelic "Can't Shake It Loose (1969 Version)"

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2014年04月27日Part5「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋
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                海猫沢めろんさん



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◯出稼ぎ以外の上京モデル
・グローバル化に晒されている地方の現在をどう考えるか(リスナーメール)
 →地方の自己充足感(リスナーメール)
・自分の格好いいことを押し付けてしまい、他人のことを考えない日本(古市)
 →クールジャパン、どんな日本が海外で求められているか調査すべき(古市)
 →求められているさらにその1つ上を提供するのがおもてなし(古市)
・移動する時の経済的な問題(海猫沢)
 →NHKの特集「"女性が消える社会"いま何が」シェアハウスの話(海猫沢)
・地元の固定化するより、選べる方がいい(海猫沢)
 →地元を1つにする必要ってあるのか、2拠点はありなのでは?(斎藤)
 →それは大泉洋、北海道と東京(西森)
・地域の市場が小さい場合、外で稼ぐモデルの必須性(charlie)
 →大泉洋は、東京で知名度をあげてから戻る(charlie)
 →地元では「東京で有名な大泉洋が!」(charlie)
 →北海道ローカルの小さい地域だから成立するモデル(charlie)
・分散力(斎藤)
・出稼ぎ以外のモデルもありうる(古市)
・都市からのアプローチ(速水)
 →カタリバは都市から地方にいったあまちゃんモデル(今村)
 →総務省「地域おこし協力隊」(今村)
・地元好きじゃないから移動したい派(海猫沢)
・地元になじめないけど経済的理由で移動できない人はどうするか(charlie)

                  text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

・おはよう日本「"女性が消える社会"いま何が」
 http://www.nhk.or.jp/ohayou/marugoto/2014/04/0406.html

・水曜どうでしょう
 http://www.htb.co.jp/suidou/

・地域おこし協力隊
 http://www.iju-join.jp/chiikiokoshi/


○Life関連アーカイヴ  

・2008/11/30「第2ロスジェネ?~新・就職氷河期の生き方」(梅崎修ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20081130/

・2011/06/26「グッときたレコメンド体験」
 http://www.tbsradio.jp/life/20110626/

参考資料&選曲↓


このパートでかけた曲
●面影ラッキーホール "あんなに反対してたお義父さんにビールがつがれて"(海猫沢めろんさん選曲)

BGM↓

●The Rolling Stones "Let It Loose"

●A Tribe Called Quest "Mind Power"

●Eugene Kelly "The Healing Power Of Firewalking"

●Bash & Pop "Loose Ends"

●Stereo MC's "Set Me Loose"

●Edgar 'Jones' Jones "Necessary Evil"


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2014年04月27日Part6「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋
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                      西森路代さん


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◯地域の中で生きていくために
・「ハブになる力」自分の評判を高めるための努力(リスナーメール)
・ある種の地域性の中で生きていきたい人が増加(charlie)
 →地域で生きていくためにノウハウを使う人々(charlie)
・人の撹拌が起こるためには、リソースの再分配が必要(今村)
・何かの撹拌を起こす力が社会全体で必要になる(charlie)
・ふるさと納税の活用、自治体にリソースがあればできる(今村)
・目に見えるところで変化を起こすと下がついてくる(charlie)
 →「先輩後輩関係」の弱まり(斎藤)
 →ワークショップ型授業(charlie)
・コミュニケーションデザインはコスト安に役立つ(速水)
・移動についての経済が追いつかないジレンマをどう解決するか(charlie)
・異質なものと付き合えないと落ち込む(古市) 
 →やってみて無理、くらいの環境を作ることは大事(charlie)
・次回放送は6/22(日) 25:00〜
・5/18(日)紀伊國屋書店新宿本店に番組イベント開催
 →今回は西森さん企画

              text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

・ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」
 http://www.furusato-tax.jp/

○Life関連アーカイヴ

・20131027「勉強し続ける社会」
 http://www.tbsradio.jp/life/20131027/

・2012/04/22「動員とマネタイズ」(中川淳一郎、加藤貞顕ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20120422/
  

参考資料&選曲↓


BGM↓

●Glen Adams "Power Cut"

●Daniel Johnston "The Power Of Love"

●The Dismemberment Plan "Superpowers"

●Asian Dub Foundation "Take Back The Power"

●The Pale Fountains "Limit"

●John Lennon "Power To The People"

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2014年04月27日Part7(外伝1)「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋
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      鈴木謙介(charlie)          会田大也さん



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◯外伝1は「ワークショップ」司会は古市さん
・「おせっかい力」(リスナーメール)
・「同調できる能力」「自分で移動できる能力」(リスナーメール)
・会田大也さん登場
・「なんでみんなワークショップやってるの?!」(古市)
・ワークショップとポエムは仲が良い(charlie)
・オープンエンド型(結論を出す方向性が決まってない)(会田)
 →カタリバもオープンエンド、学習はつねにオープンエンド(今村)
・いろんなケースを想定して知識を使う練習をする体験(charlie)
・ワークショップは毎回1回払いで楽(海猫沢)
 →ワークショップは、月謝制度、師匠制度がない(会田)
・老若男女一緒のワークショップが理想(会田)
 →解答以外の読み解き方があることを学んでほしい(会田)
・答えが一個なのは工業化時代(charlie)
 →環境変動が多い現在、求められるのは多様な発想をできる人(charlie)
・雑誌の変化、主婦雑誌「Mart」は集合知(西森)
・ワークショップはオーガナイザー、雑誌は編集者(古市)
 →答えへ誘導している気持ち悪さ(古市)
 →参加者は満足感、気持ちよさがある(海猫沢)
・企業のワークショップ利用目的(charlie)
 →悪用するとブラック企業(charlie)
・教育の特徴は「失敗してもいい」失敗も含めてシェア(会田)
 →悪いワークショップ、参加者の思考がまわってないこと(会田)
 →いいワークショップ、自分が考えたことが駆動力になる(会田)
・反抗的なひとを吸収する多様性がワークショップにない(charlie)
・多様性が楽しいのに、ポエムに親和性ある人しか来ない(会田)
・カタリバはpull型でなくpush型、学校の授業に乱入(今村)
・知識がなく使い方もわからない人が、使い方わかるとすごく楽しい(海猫沢)
 →楽しさを味あわせると、自学を促せる(charlie)
・学ぶモチベーションは絶たれているとあがってくる(西森)
・自分で動く力、環境が絶たれていることに気づくことも必要(charlie)
・何か自分に加わっていくことの喜びは、年を追うごとに大きくなる(西森)

                  text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

・会田大也さん(@daiyaaida)
 https://twitter.com/daiyaaida


○Life関連アーカイヴ  

・2014/02/23「超絶!ポエム化社会」
 http://www.tbsradio.jp/life/20140223/

・2013/09/28「『ウェブ社会のゆくえ』読書会」
 http://www.tbsradio.jp/life/20130928/


参考資料&選曲↓
123

456

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2014年04月27日Part8(外伝2)「マイルドヤンキー限界論」

撮影:会田邦秋

IMG_8412.jpg IMG_8301.jpg 
 4月はcharlieと西森さんの誕生月!       斎藤哲也さん&速水健朗さん         

IMG_8260.jpg IMG_8448.jpg
        古市憲寿さん                 大山くまおさん

IMG_8434.jpg 
    宮崎智之さん                



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◯マイルドヤンキーにもなれない層
・ 男性をゲットするために見合った女性の努力(リスナーメール)
・ 「男を見る力」全員が幸せになるわけで
・ アナ雪、王子様に助けてもらう王道ストーリーの崩壊
・ 希望は専業主婦、現実は生涯未婚率上昇、ギャップをどう埋める?(charlie)
 →親世代は結婚率が高かったが、今は違う(西森)
・ ライター大山くまおさん登場
・ クレヨンしんちゃん、連載が始まった頃は普遍的家庭モデル(大山)
 →20年経過、ひろしの経済状況はレアケースに(大山)
 →30代男性は「勝ち組乙」とやさぐれ、10代の子は憧れる(大山)
・ ライターの宮崎智之さん登場
・ 郊外でマイルドヤンキー的生活が出来る人はスクールカースト上位層(宮崎)
 →マイルドヤンキー以外に見えざる層が本当はあるはず(西森)
 →「地震と独身」不可視化された独身者(古市)
・ 昔は、経済状況でよくて結婚できた層がいた(charlie)
 →経済状況悪化、マイルドヤンキーにすらなれず滞留(charlie)
 →人口の流動性が低くなり、さらに悪循環に陥る(charlie)
・ 移動力は結果、全国サーキットで勝ち残れる人はいいが...(会田)
 →小さな世界で勝負をするほうが合理的かと思いきや、敗者はずっと敗者(charlie)
 →敗者の出口として、ネットという全国ランキング(charlie)
・ 日本で起きている問題が途上国開発にも似てきた(charlie)
 →オンラインで学習、食事を無料提供して学校にこさせる(charlie)
 →現実的に選択肢がない人に学習意識を持たせるモデル(charlie)
・ 発展途上国は、飢餓感や希望がないからまったりしてしまう(古市)
・ アフリカ、製造業の過程を経ずにいきなりサービス業へ(charlie)
 →意識が高くて自分で開発できる人はいいが、底辺層はそのまま(charlie)
・ みんなが知らないところでも同じことが起きている(charlie)

             text by Life助手;新井亜主美


○参考URL

・『アナと雪の女王』:Let It Go/エルサ(松たか子)
 https://www.youtube.com/watch?v=QZ1poicuB2s

・ライター 大山くまお(@oyamakumao)
 https://twitter.com/oyamakumao

・ライター 宮崎智之(@miyazakid)
 https://twitter.com/miyazakid

・「親と会社に洗脳されるモヤモヤ女子の憂鬱」
 (白河桃子氏と田中俊之氏の対談)
 http://toyokeizai.net/articles/-/17608


○Life関連アーカイヴ  

・2011/04/24「2020年のわたし」(水無田気流ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/201104242020/

・2012/05/27「東京論2012」
 (藤村龍至、中村由佳、西森路代、中川大地ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/201205272012/


参考資料&選曲↓

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【イベントのお知らせ】 西森路代プロデュース
「ドラマヒロイン進化論~東京ラブストーリー・
赤名リカから失恋ショコラティエ・高橋紗栄子まで」

※定員に達したため受付を終了しました。

日時:2014年5月18日(日) 19:00~20:30 開場18:30 
場所:紀伊國屋書店新宿本店8階イベントスペース
参加費:1500円(当日、入場時にお支払いいただきます)

ご予約:5月8日~
店頭およびお電話にてご予約を受け付けます。
※ご予約は新宿本店3Fカウンターにて受け付けます。
※3F直通電話番号03-3354-5703
定員:40名
※定員数に達しましたら受付を終了させていただきます

出演:西森路代、白河桃子、川原和子、清田隆之、斎藤哲也

http://www.kinokuniya.co.jp/c/store/Shinjuku-Main-Store/20140508110509.html

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2014年04月27日(放送後記)「マイルドヤンキー限界論」


出演:鈴木謙介(charlie)&古市憲寿


出演:鈴木謙介(charlie)&長谷川裕プロデューサー(黒幕)

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