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Life書籍化第二弾ができました!

「文化系トークラジオ Life のやり方」


第一弾はこちら
Life?~番組について~
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イラストと番組ロゴは浅野いにおさんに描いていただきました。
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2012/12/30「文化系大忘年会2012」 アーカイブ


2012年12月30日Part0(予告編)「文化系大忘年会2012」

ustream_life201212.jpg

今月のLifeは

「文化系大忘年会2012」


※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

12月30日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~)

出演予定(本編&外伝):
鈴木謙介(charlie)、速水健朗、津田大介、斎藤哲也、仲俣暁生、
柳瀬博一、西森路代、水無田気流、海猫沢めろん、常見陽平、
二村ヒトシ、西田亮介、松谷創一郎、矢野利裕ほか

予告編:速水健朗、斎藤哲也、仙波希望(元Life助手)、萩野友紀(Lifeオフ会主催)、長谷川P(黒幕)

ラジコではインターネットで放送同様、音楽も聴けます。

Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf


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なお、今月は高橋書店さんにサポートしていだいています。
右のバナーをクリックしてください!

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非正規パーソナリティの速水健朗です。

皆さんにとって今年2012年はどんな年でしたか?
僕にとっては、単著1冊、共著2冊を刊行できた充実の年でした。
しかも、本のテーマが、団地、ショッピングモール、ジャニーズと
ここ数年付き合ってきたテーマをすべて本にしたかなと言う実感があります。
来年は、まったく違う路線の仕事をするつもりです。

さて、今年の最後のLifeは、例年どおり「文化系大忘年会」。
官邸前デモ、東京スカイツリーに東京駅改装、尖閣・竹島領土問題、
各国の大統領選、総選挙で自民が大勝など、いろいろなことがありましたが、
Lifeらしく2012年の文化的トピックを幅広く振り返っていきたいと思います。

Life界隈でみると、若手論壇ブームなんていうのも今年の文化系トピックの
ひとつかも知れません。一番の出世頭は、めっきりLife出演機会も減った
古市憲寿くんでしょうか。来年辺りは、料理番組なんかに出てても
違和感なくなっているような気がします。他には、「ノマド(たたき)」
「こじらせ女子」などがよく話題になっていたように思います。

個々の分野を見ると、映画では『桐島、部活やめるってよ』や
『おおかみこどもの雨と雪』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』辺りが
話題だったでしょうか。芸能界だと剛力とか壇蜜となど、名前にインパクト
のある人が注目されました(いい加減な観察)。音楽では、音楽ソフトの
売上げが、数年ぶりに前年比増になったそうです。チャートは相変わらず
AKB勢とジャニーズ勢に独占されてますが、達郎、ユーミンといった
40年選手の総決算的ベスト盤がヒットしていることも関係しているかも
しれません。

そして、出版界隈だと、「人類10万年史」だの「10万年の世界経済史」
といったインフレの流れが、「137億年の物語宇宙が始まってから
今日までの全歴史」とついに単位が億になりました。あとは、ついに
Kindleが発売されましたが、いまのところ大きな変化が訪れるといった
感じにはなってません。

メールのテーマは
2012年、今年いちばん気になった文化系トピックは何ですか?
あの作品、あの出来事、あの商品、あの人、あのトレンド...などなど
今年を象徴する、また今後の予兆となるようなトピックを挙げてください。

メールアドレスは life@tbs.co.jp

メールはぜひお早めにお願いします!


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2012年12月30日Part1「文化系大忘年会2012」

撮影:会田邦秋
charlie&saito201212.jpg
              斎藤さん    &    charlie



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○2012年気になったトピック
・オリンピック、総選挙...大きな話題が続いた年(charlie)
・Vocaloid3とVocaListenerの技術を使って曲を書きました(charlie)
・Life書籍化第二弾『文化系トークラジオLifeのやり方』の作業終了!(斎藤)
 →チャーリー、黒幕インタビューなど盛り沢山(斎藤)
・団地とショッピングモールとジャニーズの本を出しました(速水)
・一言で総括すると「落ち込んでいた一年」(津田)
・Lifeブログでの写真写り問題(西森)
・本との出会い方が様変わりしている(仲俣)
・ライブの難しさ、続ける難しさを感じた一年(柳瀬)
・ライブと既存のコンテンツの動向...テレビのライブ化(柳瀬)
 →池上彰の選挙特番、久住昌之のライブ(柳瀬)
 →様々なメディアを横断する能力を持った人の活躍(charlie)
・今年継続して見たアニメは三、四本...「サイコパス」がきた(海猫沢)
 →俺は「好きっていいなよ。」(charlie)
・その眼帯はどうしたんですか?(charlie)
 →マヤの滅亡を救うために...(海猫沢)
・修士論文を書き終えたら妄想、暴走します(常見)
・『ギャルと不思議ちゃん論』が出ました(松谷)
 →こじらせ女子ムーブメントから無視されてます(松谷)
・十五年前に書いた『全てはモテるためである』が文庫化(二村)
 →こじらせている男子達に読んでもらいたい(二村)
・特撮博物館で見た「巨神兵 東京に現る」のメイキング(リスナー)
 →物づくりを楽しんでいる現場の素晴らしさ(リスナー)
 →特撮を産む努力(charlie)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  


参考資料&選曲↓


このパートでかけた曲

●Deep Breath Project "黄昏銀河団" 
 https://soundcloud.com/deepbreathproject
 ↑ダウンロードできます。 

●Neil Young with Crazy Horse "愛しのクレメンタイン"


BGM↓

●Tanlines "All Of Me"

●Kindness "Gee Up"

●LOVE ME TENDER "メスカリーター"

●Beat Connection "The Palace Garden,4am"

●Dirty Projectors "Impregnable Question"

●OMSB "I Turned into a Nervous Wreck"


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2012年12月30日Part2「文化系大忘年会2012」

撮影:会田邦秋
IMG_3497.jpg IMG_3312.jpg 
        速水健朗さん                  津田大介さん

IMG_3422.jpg IMG_3413.jpg
        西森路代さん                 松谷創一郎さん


 

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○2012年と言えばこの人!
・音楽や文学に精通した文化系芸人の活躍(リスナー)
 →ピース又吉、オードリー若林、オアシズ三浦など...(リスナー)
 →文化系男子・女子の姿が明確になった(リスナー)
・アイドルドキュメンタリーの変化(リスナー)
 →プラス面だけでなくマイナス面も写したドキュメンタリー(リスナー)
・堂本剛「これからのアイドルは偶像だけでなく現実を見せるべき」(リスナー)
 →時代が堂本剛に追いついた!(リスナー)
・AKBが注目されているが、全てはジャニーズから始まっていた(速水)
・一番注目すべき人物はジャニー喜多川(速水)
・今年の謎解き二大コンテンツはジャニーズワールドとエヴァQ(速水)

○アイドルとプロセス、ドキュメンタリー
・AKBは派遣社員...左遷、スキャンダルによる解雇など(西森)
・秋元康が今一番注目しているのはドキュメンタリー(松谷)
・アイドルができるプロセスを直接見せる、秋元康(柳瀬)
 →完成形を見せてくるのがジャニーズ(柳瀬)
・土屋P、テリー伊藤が作ったお笑いドキュメンタリー(柳瀬)
・アイドルとしてプロセスを一番見せてきたのはももクロ(charlie)
・映画よりもずっと広いドキュメンタリーというコンテンツ(charlie)
・今年を代表する人は久保ミツロウとヒャダイン(津田)
 →本業をレバレッジするためのテレビやラジオ(津田)
・メディアを使うというリテラシー(charlie)

○K-POPとアメリカ音楽チャート
・韓国人ラッパーPsyの流行(リスナー)
・Psyは老舗のオッサン...おそらく面白アジア人枠(松谷)
・あくまでアメリカの文脈で消費される音楽コンテンツ(charlie)
 →結局アメリカのチャートで1位になることがいいのか(charlie)
 →アメリカ大手事務所とPsyが契約したということもある(西森)
・SWVが出した久々の新作はベタベタの90年代風(charlie)
 →K-POPの90年代回帰も凄い(西森)

○復活ブームとソーシャル時代の音楽事情
・日本も復活ブーム(charlie)
 →プリプリがみんな熟女になっててびっくりした(常見)
・今のスタイルでかつての自分達が作ったものをやり直す(charlie)
・myspaceやyoutubeで注目された人が売れてる(charlie)
 →ソーシャルメディアをミュージシャンが活用(常見)
 →新しい音楽プロモーションの形(charlie)
・直で横にいる人とシェアする、コアな人とシェアする...(charlie)
・ソニーミュジックがついにiTunesに参入(津田)
・CDの落ち込みとライブの伸び、フジロック過去最高動員(津田)
 →メジャーに頼らないミュージシャンの増加(津田)
・ソーシャルメディアで人を集めることの易化(charlie)
 →何人集めるか、ではなくどんな人を集めるか(charlie)
 →チケッティングも問題(津田)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2012/02/26「好き好き大嫌い~アメリカ西海岸」
(塚越健司、松島倫明、西森路代ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20120226/

・2011/02/21「K-POP in Japan」
(澁谷知美、西森路代、瀧坂亮、大澤聡ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110221k-pop_in_japan/

・2010/08/29「Life白熱教室~これからの"社会"の話をしよう」
(萱野稔人、飯田泰之、久保ミツロウほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20100829life/


○参考URL

『久保ヒャダ こじらせナイト』の衝撃-togetter
 http://togetter.com/li/416210


参考資料&選曲↓

123

456

789

101112

131415


このパートでかけた曲

●Psy "Gangnam Style"(松谷さん選曲)

BGM↓
●Electric Guest "Waves"

●Van She "Tears"

●GREAT 3 "レイディ"

●d'Eon "My iPhone Tracks My Every Move"

●Mice Parade "Candela"

●ZAZEN BOYS "すとーりーず"



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2012年12月30日Part3「文化系大忘年会2012」

撮影:萩野友紀
nakamata_02.jpg
                 仲俣暁生さん




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○コンテンツ配信の今
・今年気になった人は吉川晃司!(リスナー)
・気になった作品はtofubeatsの「水星」(リスナー)
・電子書籍、何度目かの元年(charlie)
 →Kindle日本上陸、タブレット端末の躍進...(charlie)
・音楽はパッケージで一枚買った以外は全てiTunes(charlie)
 →ゲームもVITAでオンライン購入(charlie)
・下北沢のB&Bカフェも大きなトピック(仲俣)
・Amazonが一人勝ちしている今、どう本を売るか?(仲俣)
・今年の出版市場の規模は26年ぶりに1兆8千億を切る(仲俣)
 →これは35年前の出回り部数(仲俣)
・意外にインパクトのなかったKindle(仲俣)
 →しかし売り上げはkoboに圧勝...Amazonの強さ(仲俣)
・ソニーミュージックの楽曲がiTunesに出なかった理由(charlie)
 →価格決定権の問題(津田)
 →SpotifyのヒットがiTunes参入の一つの要因(津田)
・試し読み、試し聞きがコンテンツの売り上げに繋がる(津田)
・Kindleにもあった価格決定権の問題(津田)
・おかげさまで2012年Kindleトップセールスを記録しました(津田)
 →Amazonとの『ウェブ動』価格決定裏話(津田)
 →Amazonに勝てる出版社はなかなかないな...(津田)
・消費者の向こう側の話は動いている(charlie)

○消費者側から見る電子書籍端末
・本屋が好きで本を買うのはほとんど本屋(速水)
 →しかしKindleとSony Readerを持ち歩いている(速水)
・ラインナップや値段の上で、競合するのは良いこと(速水)
・重い本も持ち歩けて便利(速水)
・端末はどれを買えばいいのか?(松谷)
 →Kindleはどこでも買えて認証も簡単(速水)
 →今買うならiPadminiのLTE版では(津田)

○電子化で何が変わるのか
・電子書籍で著者は食えるのか?(常見)
 →日本一売っても100万いきませんね(津田)
・電子化の拡大でライフスタイルは変わるのか(斎藤)
・買ったことを忘れてしまう電子コンテンツ(charlie)
 →読まないけど積読になるデータが増えるだけ?(charlie)
・電子化が進めばライフスタイルは変わるだろう(仲俣)
 →書店を見捨てるのかという問題(仲俣)
 →音楽業界の二の舞になる可能性(松谷)
・パッケージによって変化してきた消費マインド、消費スタイル(柳瀬)
・電子化により変わる決済と物流(柳瀬)
・アプリ発のレストランガイド『新 東京いい店やれる店』(速水)
・新しいガジェットを持つたびチャネルが増える(charlie))
・買う側がどんな動機で買うのかを問う必要性(charlie)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2012/04/22「動員とマネタイズ」
(中川淳一郎、加藤貞顕、小林昌平ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20120422/

・2012/11/25「"わくわくできる未来"を求めて」
 http://www.tbsradio.jp/life/20121125/


参考資料&選曲↓
123

456

789

101112


このパートでかけた曲
●CARNATION "I LOVE YOU"(津田さん選曲)

BGM↓
●Wechsel Garland "Hearts"

●Alt-J "Estocada"

●Wild Nothing "Quiet Hours"

●Renato Braz "Casa De Morar"

●Yoshio Otani "Percussion Bitter Sweet"

●Kero One Feat. Suhn  "What Am I Supposed To Do"



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2012年12月30日Part4「文化系大忘年会2012」

撮影:萩野友紀
tsunemi_01.jpg minashita_01.jpg
         常見陽平さん                 水無田気流さん

yanase_01.jpg nishida_01.jpg
         柳瀬博一さん                 西田亮介さん



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○ノマドをめぐる問題
・気になったトピックはノマド、ノマド叩き(リスナー)
・ノマド礼賛もノマド叩きも同じ現象(リスナー)
 →同じ現象を扱っているのに結論が違ってくる(リスナー)
・インターネットにおける、対立する意見の可視化(charlie)
・ノマドワーカーとノマドオピニオンリーダーの違い(常見)
・ノマド批判するのは会社員よりもフリーランスなのでは(斎藤)
・常見さんがノマド周辺を批判する原動力は?(斎藤)
・フリーターや派遣スタッフブームの罪(常見)
・ノマドに関して実態と違う状況が流れている(常見)
・テレワーキング、SOHO、キャプテンシステム...技術と働き方(西田)
 →自由な働き方を志向する人が増えすぎた(西田)
 →働き方に関する言説の過剰な先鋭化(西田)

○就活プロセスと企業研修
・終身雇用を求めている人の増加と三年で辞める若者(常見)
・会社勤めをしている人たちの"大人のクラブ活動"(仲俣)
 →Googleの20%ルールを自分たちでやっている(仲俣)
・従業員へのOJTを会社が行なえない(水無田)
・どこまで会社が教育するか?...就活の研修化(常見)
 →就活のプロセスで会社員になっていく(charlie)
・四年生に対して大学が教育を行なえない(charlie)
 →会社から与えられる課題の重さ(charlie)
・バブル崩壊までとの空気の違い(柳瀬)
・OJTの前倒し...入社前にやらせて、入ったら即戦力(柳瀬)
 →就職氷河期から連続している問題(常見)
 →部下を育てる連鎖の途切れ(常見)

○学生へのキャリア支援
・高齢者の定年延長問題(charlie)
 →このまま雇用が増えないと椅子取りゲームになる(charlie)
・世代間対立ではない(西田)
 →未経験者の一括採用が行き詰ったことが問題(西田)
・経験者と未経験者は同列には語れない(常見)
・じゃあどうすればいいのか?若者に誰も言ってくれない(charlie)
 →キャリア支援の場では個別に対応するしかない(水無田)
 →何がやりたいか?というよりは適正と妥協(水無田)
・やらないことへの言い訳がうまい学生が一番大変(水無田)
・企業のインターンシップの増加はどうなのか(津田)
 →やりがい搾取や試験期と被るなどの問題(水無田)
 →インターンシップも実質は優秀学生の唾付け合戦(常見)
・学生が社会のことを知らないのも事実(常見)
・それぞれが納得する選択肢を見つけるしかない(charlie)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2012/03/25「理想の職場」
(常見陽平、水無田気流、大串尚代ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20120325/

・2009/02/15「~『就活』で何を学ぶか~」(梅崎修ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20080215/

・2012/09/23「アンチエイジング社会のゆくえ」
 http://www.tbsradio.jp/life/20120923/

参考資料&選曲↓
123

456

789

1011

121314


このパートでかけた曲
●Coldplay "Charile Brown"(水無田気流)


BGM↓
●Paws "Jellyfish"

●LA Vampires With Maria Minerva "I Fear Thy Kisses"

●ワンダフルボーイズ "Back to the '95"

●NZCA/Lines "Compass Points"

●Para One "You"

●The xx "Angels"



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おしらせ(高橋書店&Life本出版イベント)

「文化系大忘年会2012」は、高橋書店さんのサポートでお送りしました。
※右のバナーをぜひクリックお願いします。

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《第227回新宿セミナー@Kinokuniya》
『文化系トークラジオLifeのやり方』刊行記念トークイベント

 "僕たちの好きなLife"

出演:鈴木謙介、長谷川裕、津田大介、速水健朗、斎藤哲也 and more! 

日  時|2013年1月27日(日)19:00開演(18:30開場)
会  場|新宿・紀伊國屋ホール(紀伊國屋書店新宿本店4階)
料  金|1,500円(全席指定・税込)
前売取扱|キノチケットカウンター(紀伊國屋書店新宿本店5階10:00~18:30)
電話予約|紀伊國屋ホール 03-3354-0141(受付時間10:00~18:30)
※10歳未満のお子様はご入場いただけません。
主  催|紀伊國屋書店
協  力|TBSサービス、TBSラジオ

http://www.kinokuniya.co.jp/label/20121215125944.html

※ご予約はぜひお早めに!


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2012年12月30日Part5「文化系大忘年会2012」

撮影:会田邦秋&萩野友紀
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          西田亮介さん                鈴木謙介(charlie)

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          水無田気流さん               津田大介さん
 


 

※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

○政治と言葉への信頼
・大飯原発再稼働に関する総理大臣記者会見(リスナー)
 →言語と人間存在にも関わる問題(リスナー)
・再稼動問題を巡る二つの立場(リスナー)
・コネチカット州での銃乱射事件と銃規制問題(リスナー)
・日本人にとって政府は常に「御上」である(リスナー)
 →その感覚と政治参加の意識(リスナー)
・震災と「悲劇の共有」(リスナー)
・憲法を巡る議論、Twitterを通した政治参加の呼びかけ...(リスナー)
・今後、日本人の当事者意識が高まっていけばいい(リスナー)
・原発再稼動と言葉の問題(charlie)
 →信頼できないマニフェスト、言葉に対する不信感(水無田)
 →ポピュリズムからニヒリズムへ(水無田)
・言葉を信用できない時に信じられるのは身内(charlie)
 →その身内がうまく機能していない(水無田)
・分かったつもりで分かっていないものが増えた(水無田)
・コミュニティに代表される中間集団の衰退(水無田)
 →自分の考えや利益を代表する団体が成立しない(水無田)
・自己責任、自己決定が再び問われる(水無田)
・エネルギーに関する問題認識は生まれた(津田)
・説得力のある具体的ロードマップを示せなかった脱原発(津田)
・現実を言ってしまうと支持を得られない問題(charlie)
・最終的に「俺を信じろ!」と連呼した橋下徹(津田)
・民主党の失敗...落としてはいけなかった2つのポイント(西田)
・デモと言葉の問題の移り変わり(仲俣)
・結局2009年のマニフェストは31%しか達成されなかった(津田)
 →政治にも限界はあるんだと学ぶべき(津田)
・政治に対する意識を変えなければならない(charlie)

○ネット選挙解禁問題
・ネット選挙解禁によって政治家はどう変わるか(charlie)
・市民による選挙活動は活発化するか(charlie)
・新聞、テレビ、ラジオ、戸別訪問禁止との整合性(西田)
 →ニコ生についてはどうなるか(津田)
・政治への国民の信頼感を取り戻す必要(西田)
・アメリカ大統領選でのネット利用(charlie)
・韓国の大統領選は何故投票率が高かったのか(津田)
・市民の変容が政治に繋がらない解禁になるのでは(西田)
 →2010年時点での自民党案はかなり自由だった(津田)
 →与党になった自民党がその案をどうするか(津田)
・政治、立法のプロではなく選挙のプロが増えた(柳瀬)
・行政と政治家を繋ぐプロフェッショナル集団の不在(柳瀬)
・手段だけでなく、それを使って何をするか考える(charlie)
 →考える回路としてのゼゼヒヒのようなサービス(charlie)

             text by Life助手;今野夏希



○参考URL

・BLOGOS × ゲンロン presents 憲法2.0 wiki
 http://genron.blogos.com/

・ゼゼヒヒ - インターネット国民投票
 http://zzhh.jp/


○Life関連アーカイヴ 

・2012/07/22「動員と革命〜10万人で何をしようか」
(國分功一郎、開沼博、水無田気流、井上明人ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/2012072210/

・2011/08/28「"祭り"の時代」(濱野智史、西嶋一泰ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110828/

・2007/07/29 「政治」
 http://www.tbsradio.jp/life/20070729/


参考資料&選曲↓


BGM↓

●Ariel Pink's Haunted Graffiti "Only In My Dreams"

●Shugo Tokumaru "Katachi"

●Far East Movement Feat. Cover Drive  "Turn Up The Love"

●EVISBEATS Feat. 田我流  "ゆれる"

●Rufus Wainwright "Welcome To The Ball"

●The Explorers Club "Sweet Delights"


●THEESatisfaction "Existinct"

●Odd Future Feat. MellowHype & Taco "Real Bitch"

●Best Coast "Let's Go Home"

●Jhameel "New Some City"

●Othello plus The Pocket Change Band "Simply Featuring Ashton Moore"

●Gang Colours "Fancy Restaurant"



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2012年12月30日Part6(外伝1)「文化系大忘年会2012」

撮影:萩野友紀&会田邦秋
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      西森路代さん                   松谷創一郎さん

uminekozawa_01.jpg nimura_02.jpg
      海猫沢めろんさん                   二村ヒトシさん

IMG_3487.jpg IMG_3590.jpg IMG_3514.jpg IMG_3493.jpg
   速水健朗さん    嘉島唯さん      水無田気流さん    鈴木謙介さん


 

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○こじらせ女子はどこにいる?
・一番気になったトピックはこじらせ女子(リスナー)
・こじらせ女子消費はこじらせ女子ワナビーを救うのか?(リスナー)
 →ノマド教祖とノマドワナビーの構図に似てる(リスナー)
・一段階降りる、ということを明示する(松谷)
 →自分へのハードルを下げる一つの方法(西森)
・いつどこで誰のところでブームになってる?(charlie)
 →女子本の中でも特に文化系、サブカル寄り論者がいる(速水)
・男オタが消費するこじらせた女子(海猫沢)
・そもそも女子という言葉はなんなのか?(charlie)
 →男子は黙ってなさい、という時の男子に対する女子(二村)
・期待される女性像に応えられない自分(リスナー嘉島さん)
 →低い自己評価からこじらせる(嘉島)
・人のタテマエとホンネが可視化されるインターネット世代(嘉島)

○こじらせと欲望
・欲望の主体化ができない、愛されたがりの増加(水無田)
 →他者の欲望であることが自分の欲望である(水無田)
・六代くらいに渡って女しか生まれない家...(水無田)
 →男性の欲望になるという訓練がなされない(水無田)
・こじらせ...他者からの欲望と自分の欲望とのこじれ(charlie)
・女の人の引き裂かれ問題(二村)
 →女として生きるのか、自分として生きるのか(二村)
・性風俗と女子力の問題...女子力のインフレ化(charlie)
・今の若い男は射精したがってない(二村)
・エロ界は今年は壇蜜の一人勝ち(二村)
 →壇蜜には痛さ、めんどくさい内面を感じない(二村)

             text by Life助手;今野夏希

※BGMは、charlieの音楽プロジェクト(Deep Breath Project)のものです。
 https://soundcloud.com/deepbreathproject


○参考URL

AM「アム」 http://am-our.com/

○Life関連アーカイヴ  

・2012/09/23「アンチエイジング社会のゆくえ」
 http://www.tbsradio.jp/life/20120923/

・2011/01/30「承認社会の承認されない私」(橋本努ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110130/

・2009/02/22「草食系男子の本懐」(二村ヒトシほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20090222/


参考資料↓
123

456

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101112

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2012年12月30日Part7(外伝2)「文化系大忘年会2012」

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           西森路代さん              村山佳奈女さん  つだっち


 

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○こじらせ女子をめぐって
・自分の中の女らしさと折り合いがつかない(元Life助手:村山さん)
・私こじらせてるんです...と言えない人が一番こじらせてる(西森)
・素人性風俗での性的な承認すら失われた時代(charlie)
・妻としての女、働く女性、性的に魅力的なオンナ(松谷)
 →それらに適応できないこじらせ女子(松谷)
・恋愛をリアルに求めるかフィクションに求めるか(西森)

○こじらせ女子と、縁
・上野千鶴子的「おひとりさま」と谷川文子的「他人暮らし」(charlie)
 →谷川史子が描く女同士のパワーバランスをどう思うか(charlie)
・AV女優で人気が出るのは「頑張りが痛くない」子(二村)
・AV女優同士のプロダクションを超えたつながり(二村)
 →シェアハウス的なつながり...そうすると病まない(二村)
・こじらせ女子の輪ができていく利点(二村)
 →趣味縁のようなネットワーク(charlie)
・地縁、血縁のない人たちのつながり(水無田)
 →お母さん間の勝ち組、負け組(水無田)
・父親のつながりの利点(水無田)
・女子の中の階級闘争(charlie)  

            text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2011/01/30「承認社会の承認されない私」(橋本努ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110130/

・2010/09/26「新・家族の条件」(宇野常寛、古市憲寿ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20100926/

・2009/09/27「"居場所"の現在」(西田亮介ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20090927/

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2012年12月30日Part8(外伝3)「文化系大忘年会2012」

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     鈴木謙介さん(チャーリー)           矢野利裕さん                 

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    斎藤哲也さん&二村ヒトシさん      放送前の打ち合わせ  
     


          

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○アートと社会
・フジテレビの昼ドラ「幸せの時間」に驚愕(リスナー)
・15年から20年近く前のコンテンツの再評価(柳瀬)
 →作り手が4,50代になって80年代回帰(charlie)
・Lifeメンバーが活躍した一年(リスナー)
 →なぜLifeが次々に論客を輩出するのかは、Life本で!(斎藤)
・政治的、社会的テーマをアートにする回路が働かなかった(國分功一郎)
 →アートよりむしろ特撮がその役目を果たしていた(國分)
・音楽の人は早く反応していた、小説は遅効性(海猫沢)
・アートの予言的な側面(速水)
・今年を一言で表すなら「祭」(矢野)
・言葉の論理性と飛躍性(矢野)
 →飛躍する力を持つ『藝人春秋』と『祝祭の書物』(矢野)
・震災に真っ先に反応したのは和合亮一@wago2828(水無田)
・印刷された時に詩はどのような様相を呈するか(水無田)
・詩の出てくる速度と言葉としての強度(水無田)
 →即時性があっても後に残すのは難しい(水無田)
 →時間を経てどのように捉えられるか(水無田)
・GREAT3の「彼岸」とストレイテナーの「シンクロ」(charlie)
 →果たせなかったこと、失ってしまったものを歌う(charlie)

○「桐島、部活やめるってよ」を語る
・映画「桐島、部活やめるってよ」が今年の外せない作品(リスナー)
・「神木君はモテるでしょ普通に」という女子高生の談(矢野)
・神木君に感情移入して見る人と、一歩引いて見る人(矢野)
・居場所の問題として泣きながら見ました(常見)
・そもそも学園物はファンタジーでしかない...感情移入できない(海猫沢)
・桐島推しメール多数...なぜそこまで桐島なのか?(charlie)
・文化祭、体育祭となった時にあのクラスを誰が仕切るのか(矢野)
・人間関係を鳥瞰で見る...最近の学園物ラノベの傾向(charlie)
・桐島で描かれているのは『文明の衝突』(常見)
・スクールカーストはもっと流動的(矢野)
・チャーリー、Lifeやめるってよ(斎藤)
・集団をどう見ているかで感じ方が変わる映画(charlie)
・色んな共感ポイントを作ったのがこの作品の成功点(charlie)

○都市と郊外の文化
・今年の音楽のキーワードの一つは「シティポップ」(矢野)
・どこか絶妙にダサいものが流行している(矢野)
 →ローファイとチープの間(charlie)
・『ここは退屈迎えに来て』...山内マリコの連作短編(速水)
 →田舎から都会に行く、という女の子物語の逆バージョン(速水)
 →郊外でこじらせ、と言うと『下妻物語』(charlie)
・この本によって地方都市の描かれ方が変わった(海猫沢)
 →ケータイ小説が先取りしたもの?(charlie)
 →ケータイ小説はヤンキー的、これはもっとファンタジック(海猫沢)
・1500円くらいの文芸小説は教養がないと買えない(海猫沢)
 →地方に行くとまだケータイ小説(海猫沢)
・ロードサイドの複合型書店の進化(速水)
・様々なオススメが増えている時代(charlie)
 →その作品は自分にとって何なのか?(charlie)

            text by Life助手;今野夏希


○参考URL

・NHK バリバラ
 http://www.nhk.or.jp/baribara/

・朝日新聞デジタル:ことのは311
 http://digital.asahi.com/special/kotonoha311.html

・tofubeats「水星」 磯部涼さんによるレビュー
 http://www.ele-king.net/review/album/002660/
○Life関連アーカイヴ

・2011/08/28「"祭り"の時代」(濱野智史、西嶋一泰ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110828/

・2011/03/27「このメディア環境を生きる」(神里達博ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110327/

・2012/05/27「東京論2012」
(藤村龍至、中村由佳、西森路代、中川大地ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/201205272012/
 


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2012年12月30日(放送後記動画)「文化系大忘年会2012」

放送後記動画

放送後記の出演:鈴木謙介、斎藤哲也、矢野利裕、常見陽平、
 西森路代、水無田気流、津田大介、二村ヒトシ、速水健朗
撮影/編集:UstToday

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