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2012/08/26「"楽しくやろう"というけれど...」(山内祐平、赤木智弘、常見陽平、下司晶) アーカイブ


2012年08月26日Part0(予告編)「"楽しくやろう"というけれど...」

ustream_life201208.jpeg

今月のLifeは

「"楽しくやろう"というけれど...」

8月26日(日) 深夜25:00~28:00 (=月曜1:00~)



※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。

出演(本編&外伝):
鈴木謙介(charlie・関西学院大学准教授・社会学者)
山内祐平(東京大学大学院准教授・学習環境デザイン論)
常見陽平(作家・大学講師)
速水健朗(ライター)
西森路代(ライター)
赤木智弘(ライター)
柳瀬博一(編集者・日経ビジネスオンライン)
斎藤哲也(フリー編集者)
海猫沢めろん(小説家)
下司晶(日本大学准教授・教育哲学、教育思想史)
塚越健司(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程・ハクティビズム研究)

予告編の出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、斎藤哲也、西森路代、長谷川裕P(黒幕)

Ustreamによる動画生中継も行います⇒ http://ustre.am/lrQf
(オフエア時はスライドショーを表示しています)

※インターネットでラジオを聴くラジコではラジオをお持ちでない方も
パソコンで音楽も含めて放送と同じものが聴けます(エリア内のみ)。
スマホの方はラジコアプリをご利用ください。

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charlieです。

この夏は、とにかくオリンピックが話題でしたね。
といっても僕自身は、そんなに夢中になって見ていたわけでは
ありませんが、ただ、ニュースなんかで見ている限りでしたが、
色んな選手が「楽しんでプレーしたい」「結果はともかく楽しくやれた」
といったことをおっしゃっていたのが印象に残りました。

実はいま、世界のトップアスリートだけではなく、色んな職場や教育機関
などで、この「これまでは辛いことだと思われていたことを楽しんで
やれるようにしよう」という取り組みが進んでいます。
実際、その方が仕事にせよ勉強にせよ、成果が上がるという結果も
出始めています。

そうなってくると、どんどんやった方がいいとなりそうですが、
実際、そんなことできるのか?という風にも思います。
会社でも部活でも、「へらへら笑って取り組むとは何事だ!
遊びじゃないんだぞ!」と怒り出す人はいそうですし、楽しめって
言われて楽しめれば苦労しない、というタイプの人だっているはずです。

というわけで今回は、「『楽しくやろう』というけれど...」
というタイトルで、何事も楽しんでやるのがよいのだ的な風潮に対して、
楽しめない人はどうするんだ、本当に楽しいばかりでいいのか、
どうやって楽しめというのだ、などなど、各方面から揉んだり突っ込んだり
分析したりして考えてみたいと思っています。

リスナーの皆様からも、「仕事や勉強、部活など、努力や結果を
求められることを、あなたは楽しくやれていますか?

というテーマでメールを募集します。

「楽しくやれている」という人は、どんな風に楽しむ工夫をしているのか、
どんなきっかけでそういう風に楽しめるようになったのかなど、
「楽しくない」という人は、その理由や状況なんかも教えてください。
また、「職場の若い奴は仕事の苦労から逃げてばかりで困る」とか
「いつまでも眉間にしわ寄せておつきあい残業とかマジ辛いっす」といった
「楽しむこと」「苦労すること」にまつわるメールもお待ちしてます。

メールアドレスは、life@tbs.co.jp

ぜひお早めにお願いします!


※参考URL⬇

・「Life公開ゼミin早稲田」part2 文化系大学生の就職活動
 http://www.tbsradio.jp/life/2007/12/lifeinpart2_1.html


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2012年08月26日Part1「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER)   撮影:会田邦秋
btl_531.jpg  IMG_2628.jpg
      鈴木謙介さん(charlie)          斎藤哲也さん


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○楽しくやろうという指導、楽しくやれない事情
・「辛いことに意味がある」から「楽しくやろう」へ(charlie)
 →どうやったら楽しくやれる?楽しくやるのでいいのか?(charlie)
・外しても笑って次に繋げる、モチベーションコントロールの指導(速水)
・選手本人のマインドではなくてコーチングを問題にしたい(charllie)
・みんなで笑って前を向こうぜ...そういうのは気持ち悪い派です(速水)
・楽しそうに見えないってずっと言われてきた(西森)
・楽しくやろうと言えないロスジェネの世代感(charlie)
・職場のモチベーションコントロールとしての「楽しくやろう」(charlie)
 →リクルートというとても罪深い会社がありまして...(常見)
・踊らされているという感覚と楽しまなきゃという感覚の狭間(常見)
・ハッカーの「Just for Fun」(塚越)

○楽しさというモチベーション
・オリンピック選手の「楽しむ」と「仕事を楽しむ」の違い(リスナー)
 →気乗りしないけれど前向きに楽しめるように頑張る、とは違う(リスナー)
・ロックスターになった気分で授業をする、授業=ギグ(charlie)
・モチベーションが広まったのはこの10年くらい(常見)
 →元は戦場に兵士を送り込むということの延長だった(速水)
 →悪く言えば洗脳のようなもののポピュラー化(速水)
・普通の人がキラキラ輝くという痛さと、
             そうでもしないといけないということ(charlie)
・スポーツを楽しむのはキャプテン翼の影響が大きい?(斎藤)
 →敵が強くなるほど試合中に笑うキャプテン翼(斎藤)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2010/08/29「Life白熱教室~これからの"社会"の話をしよう」
(萱野稔人、飯田泰之、久保ミツロウほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20100829life/

・2011/11/27「ゲームと社会設計」
(米光一成、濱野智史、井上明人、神里達博ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20111127/

・2012/07/22「動員と革命~10万人で何をしようか」
 (國分功一郎、開沼博、井上明人、水無田気流)
 http://www.tbsradio.jp/life/2012072210/




参考資料&選曲↓

このパートでかけた曲
●SMAP "突然の夏"(charlie選曲)
http://www.johnnys-net.jp/page?id=artistTop&artist=6

●沖田浩之 "燃えてヒーロー"(斎藤さん選曲)

BGM↓
●The Housemartins "Happy Hour"
http://www.allmusic.com/artist/the-housemartins-mn0000078886/songs

●Prince Buster "Enjoy Yourself"
http://www.allmusic.com/artist/prince-buster-mn0000359494/songs

●The Who "Happy Jack"
http://thewho.com/

●大滝詠一 "FUN x 4"
http://www.fussa45.net/

●Flipper's Guitar "Joyride"
http://hihumiyo.net/
http://www.cornelius-sound.com/

●School Of Language "This Is No Fun"
http://www.allmusic.com/artist/school-of-language-mn0000666714/songs



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2012年08月26日Part2「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER
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           山内祐平さん(東京大学大学院准教授)

※山内祐平「10年後の教室」:PC Online http://nkbp.jp/QVuZoI


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                   常見陽平さん

※常見陽平公式ブログ「試みの地平線」 http://blog.livedoor.jp/yoheitsunemi/



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○仕事を楽しむ?
・楽しくやろう、繋がろう、が目指すのは平均値の押し付け?(リスナー)
・楽しく仕事をすることと仕事を楽しむことは違うのか?(リスナー)
・職場や内定者の中でのリア充圧力(常見)
・淡々と仕事をする権利も認めるべき(常見)
・楽しむというのは仕事上ただの手段(柳瀬)
 →楽しそうか楽しそうでないかはアウトプットに関係ない(柳瀬)
 →楽しいと思ったことがない、とはっきり言うスポーツ選手もいる(柳瀬)

○モチベーションとインセンティブ
・人間を夢中にさせる、没頭させるものは純粋な快楽、楽しさ(リスナー)
・チクセントミハイのフロー体験...内発的に行動することの楽しさ(山内)
・動機付け...モチベーションとインセンティブの違い(charlie)
・やらなきゃ死ぬからセルフモチベートしてやるしかない(海猫沢)
・最近アマゾンで神棚を買った(海猫沢)
 →神棚ってもしかしたら昔の人のセルフモチベート?(海猫沢)

○宗教と一体感
・神棚の置いてある会社ってわりとブラック...(西森)
・初出社の日にみんなで初詣に行く(常見)
・ミッションステートメントと企業理念の違い(charlie)
 →企業というのは誓約集団(常見)
・一体感の楽しさ、アイマスのライブは時間が経つのが早い(赤木)
 →フロー体験だ!(charlie)
・同調圧力の中に入っちゃえば楽しいだろうからこそ、憎らしい(赤木)
・入れるんならいいけどさあ...という感覚(charlie)
・会社の行事に参加したい、という人が増えている(charlie)
・仕事におけるインセンティブとモチベーションの乖離(charlie)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2011/05/22「信じる論理、信じさせる倫理」(鏡リュウジほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110522/

・2009/09/27「"居場所"の現在」(西田亮介ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20090927/



参考資料&選曲↓


このパートでかけた曲
●ムーンライダーズ "HAPPY/BLUE'95"(赤木さん選曲)
http://www.moonriders.net/


BGM↓
●Georgie Fame "Pride & Joy"
http://www.allmusic.com/artist/georgie-fame-mn0000543055/songs

●The Beach Boys "Fun, Fun, Fun"
http://www.thebeachboys.com/

●The Isley Brothers "Fun And Games"
http://www.allmusic.com/artist/the-isley-brothers-mn0000766893/songs

●Paul Simon "Have A Good Time"
http://www.paulsimon.com/us/home

●Shonen Knife "Cycling Is Fun / サイクリングは楽し"
http://www.shonenknife.net/index.html

●Madness "House Of Fun"
http://blog.madness.co.uk/




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2012年08月26日Part3「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER)   撮影:会田邦秋
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      西森路代さん              赤木智弘さん



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○親和動機とアルバイト
・お金というインセンティブ、好きだからというモチベーション(山内)
・日本人とアメリカ人、親和動機と達成動機の違い(山内)
・インセンティブが不安定な仕事こそ内から湧き出る物が必要(charlie)
 →「人のため」という言葉の横行(charlie)
・オープニングスタッフって楽しそうに見える(西森)
・ウーマンラッシュアワーの「バイトあるある」(西森)
・採用・研修用のパンフレットのありがとう話集(常見)
 →ありがとうって言われるのってそんなに嬉しいの?(charlie)

○仕事の楽しさ、やりがいと格差
・仕事はお金を得るための労働...面白みを感じない(リスナー)
・しかし自分の意見が反映され少しでも希望があれば楽しい(リスナー)
・楽しもうと思えば楽しめるのもそれはそれでいいけど...(charlie)
 →それってブラック企業に騙されてるだけ?(charlie)
 →やりがいの搾取を考えてしまう(赤木)
 →非正規だけど...というのは美談なようで危険な面もある(常見)
・「事務仕事を丁寧に、きっちりやる」ということへの評価(西森)
・今の状況を変えたいのならまず人材派遣会社に行くべき!(常見)
 →会社の中でやれることを作るというのはいいと思う(速水)
・安定している立場の人ほど余裕をもらえる、という格差(charlie)
・目の前にある現実と社会との断絶への憤り(赤木)
 →世の中の逆転の理不尽さ(charlie)
・自分の意見が通らない人もいる中で、それが通ることの価値(西森)
・ダメ出しするよりも褒める所を褒めるジャニーズ...アリだなぁ(速水)
 →ポジ出しですね(charlie)
・高い期待を設定しないということが楽しいに繋がると思っている(西森)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2012/03/25「理想の職場」(常見陽平、水無田気流、大串尚代ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20120325/

・2011/01/30「承認社会の承認されない私」(橋本努ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110130/

・2008/11/30「第2ロスジェネ?~新・就職氷河期の生き方」(梅崎修ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20081130/



参考資料&選曲↓


このパートでかけた曲
●F4 "流星雨"(西森さん選曲)
http://www.sonymusic.co.jp/Music/International/Special/F4/


BGM↓
●The Explorers Club "Sweet Delights"
http://www.allmusic.com/artist/the-explorers-club-mn0001766801/songs

●佐野元春 "楽しい時"
http://www.moto.co.jp/

●Pearly Gatecrashers "Good Time"
http://www.myspace.com/pearlygatecrashers

●Mercury Rev "Good Times Ahead"
http://www.mercuryrev.com/

●The Beau Brummels "In Good Time"
http://www.beaubrummels.com/

●Public Image Ltd. "Happy?"
http://www.pilofficial.com/


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2012年08月26日Part4「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER) 
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          下司晶さん              塚越健司さん

   btl_460.jpg
      カンゼン森さん      プレスラボ梅田さん



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○子供の自尊心と教育
・セルフエスティーム、自尊心の低い日本の子供たち(山内)
・しかし無意識のセルフエスティームは高い人がいる(山内)
 →自己規制の内面化、謙遜による自尊心の抑圧(山内)
・親子関係、友人関係によって形成される自己意識(柳瀬)
・コミュニケーションの互恵的利他主義(柳瀬)
・ゆとり世代の背後の新学力観...「結果よりも意欲」(下司)
・中曽根改革からの児童中心主義(下司)
・グローバリゼーションに適合しやすい内発的動機付け(下司)
・母の謙遜トークに傷ついた幼い頃のエピソード(リスナー)
・謙遜を理解する頃には自尊心は一通り傷つけられている(リスナー)
・これから必要なのはゲーミフィケーション的楽しさではない(リスナー)
・教育も加点方式に変えていくべき(リスナー)

○苦労と楽しさ
・ゲーミフィケーションがインセンティブとモチベーションを繋げる(山内)
・「苦楽しい」(=hard fun)経験と教育(山内)
・能動的にやるという情熱が楽しむためには必要(リスナー)
・ハッカー達は楽しいの?(charlie)
・ハックの語源はMITの鉄道模型クラブから(塚越)
 →いかに合理的で美しい物が作れるか(塚越)
 →ハッカーは度を越すぐらい好きな人の集まり(塚越)
・学習は自分でやるもの、教育は他者の問題(下司)
・コメニウスの教育思想...
  「わずかな労力で、愉快に、着実に教われ」(下司)
 →まさにハッカー(塚越)
・今で言うゲーミフィケーション、ジョン・ロックの教育(下司)

             text by Life助手;今野夏希


○参考URL

School Of One http://schoolofone.org/


○Life関連アーカイヴ  

・2012/06/24「ソーシャル時代の"世間"考」
 (國分功一郎、濱野智史、西嶋一泰ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20120624/

・2011/01/30「承認社会の承認されない私」(橋本努ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110130/

・2011/11/27「ゲームと社会設計」
 (米光一成、濱野智史、井上明人、神里達博ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20111127/



参考資料&選曲↓
123

456

789

このパートでかけた曲
●B'z "ギリギリchop"(下司さん選曲)
http://bz-vermillion.com/



BGM↓
●Sly & The Family Stone "Fun"
http://www.slystonemusic.com/

●Crystal Castles "Good Time"
http://crystalcastles.com/

●ワンダフルボーイズ "Joy to the world!"
http://www.sneerkerblues.com/wonderfulboyz/

●The Free Design "Kites Are Fun"
http://www.thefreedesign.com/

●Casbah 73 "Joyous"
http://www.myspace.com/casbah73

●Dizzy Gillespie(tp) with Horns "Our Delight"
http://www.dizzygillespie.org/



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2012年08月26日Part5「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER) 
 btl_270.jpg btl_225.jpg
       速水健朗さん             柳瀬博一さん



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○テクノロジーと学校教育
・日本の社会の「勉強できる子」って何?(charlie)
・教育を変えることで世間のねじれ構造も変わるのでは(charlie)
・何かを変えようとするにはまずプロセスを変えなければ(山内)
 →反転授業...家で講義を見て学校で議論する(山内)
 →スタンフォード大学医学部で講義をなくそうという動き(山内)
・個人でできることには学校という空間は必要ない?(斎藤)
 →学校があった方がいいものにシフトしていく(山内)
・グーグルの20%ルールとプロジェクト学習(山内)

○能動的学習
・自分で条件設定をすることで具体的成果ができる(柳瀬)
・自分が教える側になると、わかるプロセスがわかるようになる(柳瀬)
・初等教育では数学とプログラムを重視した方がいい(charlie)
・答えが5になる計算をたくさん思いつくことがクリエイティブ(charlie)
・教育の目標をどこに置くか?(charlie)
・総合学習がプロジェクト学習になるはずだった(下司)

○教育と情報化
・世の中が情報化してるので学校は情報化しないという選択肢(下司)
・昔のものを学校で保存して現実に対応させたジョン・デューイ(下司)
 →デューイが生きていたら情報通信技術を使ったのでは(山内)
・今これをやろうとしても学校というリソースだけでは足りない(山内)
 →学校をシステムとして変えなきゃいけない(山内)
・データジャーナリズム...ジャーナリストとハッカーの繋がり(塚越)
・予備校や塾のシステム...サテライト、チューター(斎藤)
 →これは公教育に適応するのか(斎藤)

             text by Life助手;今野夏希


○参考URL 

・講義が宿題になる――「反転授業」 10年後の教室
 http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20120518/1049903/

・HACKS/HACKERS
 http://hackshackers.com/


○Life関連アーカイヴ  

・2010/10/24「情報社会の限界(ギリギリ)ライン」(濱野智史ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20101024/

・2007/09/23 「先生」
 http://www.tbsradio.jp/life/20070923/



参考資料&選曲↓


このパートでかけた曲
●Glenn Gould "ゴールドベルク変奏曲 "(山内さん選曲)
http://www.glenngould.com/us/home



BGM↓
●井上陽水 "Fun"
http://www.y-inoue.com/

●Girls At Our Best "Fun-City Teenagers"
http://www.allmusic.com/artist/girls-at-our-best!-mn0000949211/songs

●The Jazz Butcher "Soul Happy Hour"
http://www.allmusic.com/artist/the-jazz-butcher-mn0000086701

●Fluid Ounces "Have Fun"
http://www.allmusic.com/artist/fluid-ounces-mn0000803358

●Marvin Gaye "Joy"
http://www.universal-music.co.jp/marvin-gaye

●Kraftwerk "It's More Fun To Compute"
http://www.kraftwerk.com/


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2012年08月26日Part6「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER) 
btl_295.jpg

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○新人教育と雇用の問題
・就活時代、内定者時代から始まる人材育成(常見)
 →昔は入ってからやっていたことを入る前にやっている(charlie)
・就活を漢字一文字で表すと?「苦」「楽」...(charlie)
・企業に入ってからの研修の多様化(常見)
 →名刺交換大会、海外研修...(常見)
・これは予算がある会社の話(柳瀬)
 →そもそも新人を入れる、新人研修する余裕がないのが問題(柳瀬)
・このまま使い潰されるというのに敏感な若者(charlie)
・中堅が育たないのも問題、全員が不幸なプロセス(柳瀬)
・全て、所属しているということが前提の話(赤木)
・そこから外れた人のモチベーションをどうするか(赤木)
・現状進みつつある二極化(charlie)
・レーガノミクス、サッチャリズムと雇用の変化(柳瀬)
・たまたま落ちこぼれてしまった人のリターンを考える(柳瀬)

○自信と楽しさ
・人間が変われると思うかどうかで、楽しめるかどうかが変わる(山内)
・やっぱり、「しゃーねえやるか楽しむか!」が大事(常見)
・行こうぜ満員電車の向こうへ!(常見)
・ソーシャルメディアはやっぱり批判しなきゃ駄目だなと思う(charlie)
・与えるべきだったのは承認ではなく自信だった(charlie)
 →ソーシャルメディアは承認はくれても自信はくれない(charlie)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2009/02/15「~『就活』で何を学ぶか~」(梅崎修ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20080215/

・2012/03/25「理想の職場」
(常見陽平、水無田気流、大串尚代ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20120325/




参考資料&選曲↓


BGM↓

●Clive Gregson "Comfort & Joy"
http://clivegregson.com/

●The Frank And Walters "Happy Busman"
http://www.frankandwalters.net/forum/

●Harry Nilsson "Joy"
http://www.allmusic.com/artist/harry-nilsson-mn0000560208/songs

●Stevie Jackson "Good Time"
http://www.steviejackson.net/

●Tim Buckley "Happy Time"
http://www.allmusic.com/artist/tim-buckley-mn0000595101/songs

●真心ブラザーズ "Relax・Open・Enjoy"
http://www.magokorobros.com/



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2012年08月26日Part7(外伝1)「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER) 
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      海猫沢めろんさん             charlie(鈴木謙介)


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○ロスジェネ言説と今
・「自分で楽しもう、勝手に幸せになろう」と言った論座最終号(黒幕)
・「楽しめない人はどうすればいいんだ」と書いていた赤木さん
 →だからこのテーマで赤木さんに来て欲しいと思った(黒幕)
・主張は当時と変わっていない。問題はまだ山積み(charlie)
・とにかく続けるって大事ですね。スポンサーも大事ですね!(charlie)

○「楽しむ」こと、「楽しそうにする」こと
・「楽しそうにしろ」ということの気持ち悪さ(リスナー)
・同調圧力に屈するな!ロックは部室の中にある物じゃない!(常見)
・特に心を開いていなくても、誰かと接していることが楽しい(リスナー)
・苦労したことは苦労したこととして認めていい(charlie)
・本編中の涙...まずい話振っちゃったのかな(charlie)
 →派遣話には弱いんですよね(西森)
・大学院生...学生の自分を殺して研究者になる通過儀礼(下司)
 →しかし山内先生のゼミの院生達はとても楽しそう(下司)
・楽しくやろうという指導方針?(charlie)
 →楽しくやろうと言ったことは一度もない(山内)
 →本質は自分が好きなことをやるということ(山内)

○自尊心と自己主張
・教育とか興味あるんですか?(charlie)
 →先生やってたんです(海猫沢)
・まず褒めて伸ばすが、適度に試練も与えないといけない(海猫沢)
 →そこでTRPG...超難しいごっこ遊びですよ(海猫沢)
 →だけどまず発言できない、自己紹介ができない(海猫沢)
 →日本の教育の問題が如実に出ている(海猫沢)
・プロフェッショナル、トップランナー...
 =モチベーションドーピング(海猫沢)
・自己紹介をめぐる逡巡(charlie)
・コミュニケーション能力じゃなくて自己主張、自尊心(charlie)
・学校の先生も同じ...質問ありますかと聞いても出ない(山内)
・ここは自己主張していい場かどうか確かめている(山内)

             text by Life助手;今野夏希


○参考URL

・飛竜革命をやってみたら、すごかった
 (常見陽平公式ブログ「試みの水平線」)
 http://blog.livedoor.jp/yoheitsunemi/archives/54137391.html

・第189回 菊池省三(2012年7月16日放送)
 (| NHK プロフェッショナル 仕事の流儀)
 http://www.nhk.or.jp/professional/2012/0716/index.html



参考資料↓


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2012年08月26日Part8(外伝2)「"楽しくやろう"というけれど...」

撮影:石垣星児(BLOCKBUSTER
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btl_547.jpgのサムネール画像 btl_832.jpgのサムネール画像




○"楽しい子育て"というけれど...
・「楽しい子育て」というフレーズが苦手(リスナー)
・子育ては楽しくあるべきだという圧力、楽しめない事情(charlie)
・楽しもうというモチベーションが足枷になる(柳瀬)
 →圧倒的に女性に負荷がいってしまう(柳瀬)
・子育てが充実してるアピールをせねばならない同調圧力(柳瀬)
 →ソーシャルメディアは「承認させる」メディア(charlie)
・「こうならなきゃいけない」形ばかりが示される女性誌(西森)
・イケてるお母さん雑誌になったVERY(柳瀬)
・自分のポジティブな部分を見せることを求められる(charlie)

○意識の高い学生について
・就職ジャーナル、リニューアルの失敗(常見)
・「意識の高い学生」問題(常見)
 →なんでそんなに自尊心高いんだろう...逆に羨ましい(赤木)
・「意識の高い学生(笑)」とちゃんとやってる学生を分けたい(charlie)
・セルフブランディングとセルフモチベートのズレ(charlie)
 →人から見た自分を高めることと、自分自身を高めること(charlie)

○セックスをめぐる雑誌の言説
・セックスに関する世間的なものに違和感(リスナー)
・週刊ポストと週刊ゲンダイが還暦セックス特集(斎藤)
 →週刊誌は団塊の世代と共に年をとっている雑誌(柳瀬)
 →次はan・anが更年期特集?(charlie)
・男性誌はセックスしたがる、女性誌は夫を捨てたがる(海猫沢)
・中高年の男性の夢って棚ボタセックスなんですって(常見)
 →新しい出会いが待ってるかもしれないという物語(速水)

○期待、目標と自尊心
・期待値だけが勝手に上がってしまう(charlie)
 →他の人を気にしすぎるということが根本(山内)
・何らかの目標、価値に向かっていくのは楽しい(塚越)
・「えっ、わたしの年収、低すぎ?」式の目標設定(charlie)
 →自信をなくさせて始まるから自尊心も下がる(charlie)
・最近楽しいのは中学校の勉強のやり直し(海猫沢)
 →比べる相手もいないから楽しい(海猫沢)
・色々なことをよくするためのやり方はまだ探せるはず(charlie)
・ここで終わらず、ぜひ感想戦を続けていただきたい!(charlie)

             text by Life助手;今野夏希


○Life関連アーカイヴ  

・2008/05/11「雑誌」(藤井大輔ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/2008511/

・2010/09/26「新・家族の条件」(宇野常寛、古市憲寿ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20100926/

・2011/01/30「承認社会の承認されない私」(橋本努ほか)
 http://www.tbsradio.jp/life/20110130/



参考資料↓

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2012年08月26日「"楽しくやろう"というけれど...」放送後記動画

放送後記の出演:鈴木謙介、山内祐平、下司晶、赤木智弘、塚越健司、速水健朗

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2012年08月26日「"楽しくやろう"というけれど...」推薦図書

Life初登場の下司晶さん(日本大学准教授 / 教育哲学・教育思想史)が、
今回のテーマに合わせた推薦図書を紹介してくれましたので、
さらに深く追求したい方は、ぜひ参考にしてください。


「"楽しくやろう"というけれど...」推薦図書 選:下司晶

・広田照幸 『教育学 (ヒューマニティーズ)
 一冊だけ、というならこれ。非常にオススメです。
 「教育」の強制性を緩和するテクノロジーの歴史についても記述あり。

・田中智志・橋本美保 『プロジェクト活動: 知と生を結ぶ学び
 プロジェクト活動に関する理論的考察。

・ジョン・ロック 『子どもの教育
 「白紙説」の立場から、教育を習慣の形成と考えます。

・ジョン・ロック 『教育に関する考察
 上の岩波文庫版。

・森真一 『自己コントロールの檻 (講談社選書メチエ)
 十分に議論を展開できませんでしたが、心理主義の問題。

・小玉重夫 『シティズンシップの教育思想
 教育思想の入門書としてはこれ。

・速水健朗 『自分探しが止まらない
 私が薦めるまでもないですが、テーマに関連してオススメ。

・本当は自分が書いたものも告知できればよいのですが、
 拙著『「精神分析的子ども」の誕生―フロイト主義と教育言説』は
 入手しづらいので、論文集ですが、矢野智司他編『変貌する教育学



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2012年08月26日「"楽しくやろう"というけれど...」未読メール1

っj

「仕事について楽しくやれているか?」というと、
いまは仕事を楽しく向き合えるように、自分をコントロールできるように
なったと思います。無邪気に楽しめているかというと、楽しむように働く
フォームを体が覚えたといっていいかもしれません。

そもそもが働きたくないけど、必要に迫られて働いているタイプの
もとニートなのですが。そんな自分でも十数年働き続けると、仕事を
楽しめた時期とそうではない時期がありました。その実体験から思う
ことは、自分のやりたい事と、所属する組織(会社や業界)が求めている
事が重なっているとき、自分の承認欲求が満たされている居場所が
あるときに、仕事を楽しく感じられていたと思います。
自分が自発的に欲しいと思うスキルや仕事の成果と、会社が求めて
いる成果が重なり、自分の仕事が評価される職場で働くことができること、
その需要と供給のバランスがとれていて、評価と手応えが感じられる
ポジションがあるときには、わりと仕事は楽しいものに感じられていました。

また、社会不適応な自分でも仕事しかしない毎日を十数年も繰り返すなかで、
否が応でも「仕事の型」を体が覚えていく一面があるように思います。
体で覚えるというと体育会系に聞こえますが、毎日毎日、好きでもない作業
を繰り返すうちに、仕事の価値基準や成果に対する快楽中枢みたいな
回路ができあがるとった身体的な側面があるように思うのです。

予告編でもお話がありましたが、仕事という型や物差しを演じる、さらに
演じること自体を無意識にできる状態というのでしょうか。いまとなっては、
月曜の朝は仕事が憂鬱でも、いざ出社すれば無意識に体が仕事の感覚
を思い出して、勝手に仕事のリズムで動いてくれるようなになっています。

仕事への自分のモチベーションがある状態を意識して、さらにその型を
コントロールできるようになれば、ある程度は安定してモチベーションを
持続できるようになれます。それは「仕事を楽しむ」という気持ちが、
純粋なもので訳もなく湧き出してくるようなものではなく、単に仕事と
向き合う上でテクニックとして維持するものだと割り切っているから
なのだと思います。

仕事がしたいのかと問えば、本心は昔と変わらずに働きたくないと
思っている自分がいるのですが......。


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仰向けのモジャお 京都市 26歳

ライフクルーの皆さん、こんばんは。

「楽しくする」というのは、楽しむということ以外に
仕事を続ける動機を会社が(あるいは社会が)与えられなく
なったからではないでしょうか。

バブル崩壊前なら、なんとなく企業が成長していくイメージ
が各人のなかにあり、成長する企業の中で出世していく
自分のイメージがあり、出世のためにせっせと働くのが
サラリーマンとして当然という考えがあったので
楽しくなくても仕事が続けられたのではないでしょうか。

ところが現代では、企業の成長は約束されず、
(若い社員にとっては)団塊世代の管理職、役員によって
ポジションが占拠されているので出世も約束されません。

そんな中で仕事を続けていく・続けさせるには
「楽しむ」という、単純で誰でも賛同できそうなキャッチフレーズ
を導入するしかなかった、のではないでしょうか。

ちなみに私は、製造業の研究開発職なのですが
仕事の作業ひとつひとつが楽しいとは考えられない方なので
早く仕事を終えて帰るにはどうしたらいいか、というところに主眼を
置いて何時に帰れたら何点、と自己評価することでゲーム化して
楽しむようにしています。
(そして残業時間減らせるので上司にも喜ばれます)


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匿名匿住所 48歳

私はアダルトビデオの男優を約4半世紀近くやっているのですが、
常に言われるのが「いつもイイ女とやって金も貰えて楽しそう」です。

いちいち、そんな甘いもんじゃない!と反論するのも疲れるので
今は敢えて否定はしない様にしていますが、自分はこの仕事で
正直楽しんだ事は一度もありません。

じゃあ何故アダルトビデオの男優に?と疑問が次に続くでしょうが
説明すると長く成りますから割愛させて下さい。
今は「楽しそう」、「 愉しんで見える」のも仕事なのだと思う様に
頭のシフトを変える事としました。


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東京都 ともちゃん

チャーリーお帰りなさい。赤木さん、好きです。

楽しくやれというけれど・・
というテーマですが、そもそも底辺のレベルではそんなこと
求められません。私は国立大を出て、就活を大ゴケして今は
医療事務で働く底辺です。

底辺の仕事では、そもそも楽しくなんて概念自体がありません。
スタッフは明らかに足りていない、それでも一日、一日をどうにか
「やりこなす」ということ現実しかありません。
「楽しさ」という定義には「痛みを避ける」、「向上心を発揮する」
という二つのパターンが主流だと考えられます。
しかし、「楽しさ」を追求するに至らない次元があることもまた事実
だと思います。何が言いたいか、というと、楽しくやれと言うけれど、
「無理無理無理無理」という事です。楽しくやれ、とか、楽しくやろう、
と思えることが、恵まれていると思います。


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Echigo-ya 男 25歳 大学生 東京都

チャーリーさん、皆さん、こんばんは。黎明期からのリスナーなのですが、
メール投稿ははじめてです。

「"楽しくやろう"というけれど...」というテーマを聞いた時、真っ先に
思い浮かんだのは楽しむという行為自体が出来なくなった時、人は
どう生きていけばいいのかという問いです。

私事なんですが、少し前様々な理由からうつ病になってしまい、
物事を楽しむことがなかなか上手くいかなくなりました。それまで私の
最大の楽しみといえば、Lifeをはじめとするラジオを聴くことや友人と
アニメの感想を語り合うことだったのですが、何もする気が起きない状態、
しようとするも失敗する状態に陥り、身体的苦しみから死の一歩手前まで
行きました。

そんな状況を察知してくれたのか、有難くも友人が飲みに誘ってくれ、
「人生楽しいことがあるよ、飲もう飲もう」と言ってくるのです。
この言葉に落ち込むことはありませんでしたが、この時期はただ苦しくて、
空虚でしょうがなかったのです。

今は医師や周りのサポートのおかげで、人や物事への関心も取り戻し
つつあり、Lifeを聴くことも再開できました(笑)体調が快復して、
落ち着いて振り返りをしていると、楽しむ、またその対極にある苦しむ・
苦悩するとは何だろうということを考えます。そんな時知ったのが
ビクトール・フランクル著『夜と霧』です。

第二次大戦中、ナチスの強制収容所に入れられ、いつ死ぬか分からない
絶望的な状況においても精神科医・心理学者として生きる意味を自分
そして周りの囚人に説き続けたその力強い言葉は、私にとって、そして
震災をはじめとした現代の苦しみに苛まれている人々にとって響くのだと
思います。

心を病んだことによって無感情になってしまい、自分から又は周りが
薦めてくれた楽しみを行うことが難しくなったとき、はじめて楽しいとか
悲しいといった感情が持てることの大切さを知りました。今、私はすぐに
結果を求められる環境にはないので、実社会で忙しい日々を送りつつ
楽しみを持つことは容易ではないと思いますが、楽しみの裏にある「苦悩」を
適度に受け入れることこそが充実して楽しみながら学業・仕事・老後ライフ
を送る鍵なのではないかと考えます。


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wingbeat 渋谷区 エンジニア 32歳

私が最近仕事を楽しめるようになったきっかけは、
Lifeの「ゲームと社会設計」の回で米光一成さんがおっしゃっていた
「ゲーミフィケーションでは、自分がゲームデザインするのが一番いい方法」
という言葉に感銘を受け、自分でも実践してみるようになってからです。

とはいっても、そう簡単に自分で仕事のゲームデザインなどできないので、
『仕事を100倍楽しくするプロジェクト攻略本』
という米光さんが書かれた本を買ってその一部を実践しただけなのですが、
これが私にとっては非常に効果的でした。
(念のため言っておきますが、ステマではありません。)

具体的な方法ですが、まず最初に自分の興味や思っていることを
ひたすら書き出して「冒険の地図」というものを作ります。
これによって、今の仕事や興味を持っていることが
自分の中でどういう位置づけなのかが見えてくるため、
今のまま頑張ればいいのか異動や転職を考えたほうがいいのかが
なんとなく分かってきます。

これだけでも仕事に対する内発的な動機付けになるのですが、
私の場合はこの本に興味を持った職場の人たちが
同じように「冒険の地図」を書き、それを見せ合うということをしました。

すると、

「あの人は毎晩ジムに行ってダイエットをしているから、
残業時間帯のこの会議に出なくて済むようにしてあげよう」

とか

「あの人は今の仕事でスキルを伸ばそうと頑張っているから、
大変かもしれないけどこっちの仕事も任せてみよう」

など、ちょっとした思いやりが多く生まれるようになり、
職場の雰囲気が非常に良くなりました。


私の職場は正社員よりも派遣社員や協力会社の方のほうが多いため
人の流動性が高く、さらに個人情報保護法により安易に相手のことを
知ることができなくなっているので、全員がやる気を出せるような施策
を打つことは非常に難しい状況です。

私がこの方法で仕事を楽しめるようになったのにはこういう背景もある
とは思いますが、一人一人が自分のやりたいことを考え、かつ無理の
無い範囲でそれを共有できると、厳しい目標やスケジュールの中で
仕事をしているときでも心に余裕を持って取り組むことや仕事自体
を楽しむことにつながると思います。


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2012年08月26日「"楽しくやろう"というけれど...」未読メール2

スミス 大阪在住 26歳 社会人5年目のサラリーマン

予告編でありましたが、今の若者の就業状況は「今を少しでも楽しもう」
としないと、働くことが難しい状況ではないかと思います。

昔の終身雇用、年功序列とは違って全く先が見えない状態、ぶっちゃけ
自分の会社自体もあと何年もつのかよく分りませんし、これからずっと
この仕事をやっていけるかはさっぱり分りません。
僕の親父は「仕事とは苦しいもんだから、金がもらえるんだ」といつも言って
割り切って働いていました。仕事を続けられる、昇進が出来るという未来が
見えている中でそうした割り切った働き方は可能だと思いますが
先も見えない中で働く僕たちは、「耐えるだけ仕事」を続けていくことは
大変厳しいのではないかと思います。

そうした中で僕が仕事を楽しむためにやっているのは
「自分のやり方で仕事をやること」です。

僕は一般的に言われる「古い体質の大企業」で働いていて、
会社の中では立場が弱く、上司から指示されたことやルーチン業務が
仕事の主体です。

会社や上司の意向の中で、「やらなければいけないこと」は
予め決まっていて、それは自分のしたいこととは必ずしも一致していませんし、
自分では賛同できない仕事をしなければいけない時もあります。

その中で少しでも仕事を楽しむために僕がやっているのは
「やらなければいけないこと」をやる「方法」を自分で考えることです。

与えられた「やらなければいけないこと」をそれまで通りのやり方で
行っていくのではなく、仕事の目的を考えたうえで、自分なりにその目的に
最も適した「方法」は何なのか。それを考えて仕事のやり方を工夫して
いくこと、そしてその成果を上げることに僕は楽しみを見いだしています。

具体的にはルーチン業務をプログラムで書き直して時間短縮、
資料のフォーマットを見直して関係者に見やすくする、
必要ないという仕事があれば廃止を提案してみるなど、
些細な事ばかりではありますが、そうした「自分のやり方」の工夫を
積みかさねていくことが僕の仕事の楽しみ方です。

「やりたい事=仕事ではない」、僕にとってこれが自分の出来る
仕事の楽しみ方だと思っています。

PS:予告編で言っていたイナバのタイカレーはソーメンと
チャンプルーにしてもおいしいです。


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半蔵

「長時間の単純作業が楽しくない問題」(ブルーカラー)と、
「新しいアイデア出せとプレッシャーかけられるのが楽しくない問題」
(ホワイトカラー)を分けて考える必要があるかと思います。

前者はゲーミフィケーションとかの方向に解決策を求めることになろう
かと思いますが、根が深いのは後者のほうかと思います。
クリエイティブなことをするには楽しんでないといいアイデアもわかない
けど、かといって、良い案を出せというプレッシャーがかかっていないと、
前例踏襲でやっつけ仕事で済ませたくなってしまうという二律背反が
あるからです。

クリエイティブな成果を求められる仕事で楽しく働けるかどうかは、
結局は上司が「失敗を許容してくれるかどうか」で決まるかと思います。
私が大学で修士論文を書いていた時の先生は、「研究は9割がた
失敗の連続だから、なるべく沢山失敗して下さい。大学は失敗から
学ぶところです。」と言ってくれたので、あーでもないこーでもないと
試行錯誤するのがとても楽しかったです。(博士課程に進学していたら、
失敗ばかりだと修了できないのでそうも言ってられないのかもしれませんが。)

今の会社は絶対に失敗を許してくれない雰囲気なので楽しくないですが、
そんな中でも、重要性が低くて失敗してもあんまり怒られない仕事を見つけて、
好き勝手やるのが楽しくやる秘訣かなあと思ったりします。


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簗瀬洋平 ゲームデザイナー/シナリオライター

今回のテーマ『楽しくやろう』は我々ゲーム開発者という職業の人間に
とって当然興味深いものです。ゲームデザイナーはゲーム制作の際、
ポジティブなフィードバックを短いスパンで与えるという事を非常に
重視します。

自分のアクションが自分にとって有益な何かをもたらす、という事に
人間は喜びを感じ、次のアクションのための強い動機になります。
だからこそ、ゲームにおいてはゲームを進めるための「正しい」行動に
対し音や画面効果などで繰り返し演出し、それがプラスの行動だと
いう事を教えてあげるわけです。

良く出来たゲームは「正しい」行動を用意し、正解を評価し、
少しずつ難しい正解をクリアするために徐々に学習するための
仕組みを巧妙に作っているわけですが、誰もが知っている通り、
現実世界においては何が「正しい」行動で「正しい」結果なのかは
非常にわかりにくく、誰の視点から評価されるかでどんどん
変わってしまいます。

よって、現実というゲームをプレイする場合、どういったものを軸に
自分を評価し、生きていくかが大きなポイントとなりますね。
言うならば、自分自身がレベルデザインをし、ゲームデザインをし、
ディレクターとなってゲームをコントロールしていくわけです。

私自身の場合は大学時代にゲーム会社でアルバイトを始め、
当時通っていた大学の授業をそのままゲーム開発に活かす事が
出来たため、今でも学びが軸の人生を生きています。
毎日に何かしらの新しい知識や情報を仕入れ、それについて調べ、
仕事や生活に活かし、時はそれを大学の授業や勉強会などで
アウトプットし、フィードバックを受けるというループが自分の人生
を楽しくしています。学びというスイッチによってゲームを楽しく
しているパターンですね。

このゲームは誰がプレイしても楽しいか、と言われるとなかなか
難しいですが、自分自身では非常に気に入っています。
インターネットがあって交流できる人がいる限りはたいてい
おそらくどんな生活、どんな仕事をしていても楽しむ事ができる
汎用性の高さを持っています。

私はこのスイッチを大学時代に入れる事が出来たので非常に
ラッキーでした。おそらく研究者になるような方も、同じようなスイッチ
を入れて生きてきているのではないかと思います。

ゲームデザイナーというのは、人を楽しませるコンテンツを作る職業で
ですが、昨今ではゲーミフィケーションという新しい分野も台頭し、
既存の機関や社会の仕組みを工夫する事によって、社会の様々な
局面で人が楽しめる仕組みを作る事ができる可能性が出て来ました。

究極的には、与えられた仕組みによって楽しくなるのではなく、
誰もが自分自身で自分が楽しむためのゲームルールを設計し、
楽しんで生きて行けるような世の中を夢見ています。

と、こんな事を考えるのも、普段ゲーム開発をしている自分の
毎日の積み重ねに大目標を与えるための自分のゲームデザイン
なのかも知れませんが。

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Dr.ホプソン

ご無沙汰です。ライフファミリーの遠い親戚、ホプソン改「Dr.ホプソン」です。

さて、「楽しくやれてるか」という話と、ご無沙汰になってしまった理由が
ちょうど重なり、久しぶりにメールすることにしました。

先月まで、博士論文の仕上げで鬼のように忙しく、お陰様でめでたく
7月10日にディフェンス(口頭発表・口頭試問)を無事通過しました。
論文に没頭していて、メールするどころではありませんでした。

同期や後輩の院生たちはみんな、けっこう辛そうにしていますが、
僕は一人、密かに楽しくやっていました。博士をとり、大学で教員を
安定的に務めるという夢のために、日本でのそこそこいい仕事を捨てて、
家族を連れて帰国し、極貧生活を6年間も強要させて、もし失敗でもして
論文が終わらなかったり、就職ができなかったりしたら、30代後半、
妻子持ちなのにキャリアもお金も家も何もない結果になりかねない
というかなりの重圧はありました。しかし、それだけの期待と責任を
背負ったからこそ、楽しくやろうと思ったのです。博士をとるのは、
ものすごい勝手でした。好きで好きでたまらないから、家族に辛い思い
をさせてでも、やり通したい。逆に、辛い思いをさせて、それでもダメなら、
人生の崖っぷち。そう自らを追い込んで、最高のパフォーマンスを
引き出すことができたと思います。ディフェンスは、魂をつぎ込んで
書いた甲斐があって、あっけなく終わりました。

途中で何度も挫折しそうになったり、落ち込んでカウンセリングを受けたり、
不安に襲われて不眠症になったりもしました。それは否定できません。
じゃ、何が楽しかったかと問われれば、たぶんオリンピックやひょっとしたら
レスキュー隊とか、極限の状態の中で自分の感覚とスキルを研ぎ澄まし、
ベストを尽くすという、純粋な喜びがありました。むろん、それらの例と
違って、論文の執筆は地味なものですけどね。

これはすべて、結果オーライだったからいえることだということも
承知しています。今月からアメリカ中西部の大学で日本語と日本史を
教えることになり、ひとまず安泰。といいたいところですが、これも一年契約
という期限付きのもので、更新できるかどうか、何ヶ月も先まで分かりません。
その可能性、いや、その希望にかけて、またしても爆走する日々がすでに
はじまっています。来週から秋学期がはじまり、ワクワクしています。

そして、大学院での成功体験は、これからの大きな糧になるはずです。
論文執筆中にいろんな失敗をして大変でした。しかし、それでもこんな
高いレベルの研究ができるんだ、そしてどうしたらできるんだ、
ということを学ぶこともできました。

でもそれ以上に大切なこと、楽しさの鍵を握ることは、
単純明快な目標設定かもしれませんね。
むかし、「ヒーローになるには、わかりやすい仕事が必要」と言われた
ことがあります。子供の憧れの職種は、先生、警官、消防士、医師、
看護師など、わかりやすい類の仕事ばかりです。
「博士論文を書いて、先生になってみせる」という単純な目標設定は、
常に自分の達成度を図れる物差しをくれたのです。そういう物差しは、
楽しくやることに必要不可欠。自らそういう尺を構想出来る人もいますが、
たいていは外部から与えられないとなかなか「楽しくやる」ことは困難
じゃないかなと思います。それなのに、与えてくれない職場や上司も多く
「我慢して働け」という環境がむしろ大半に見えます。
これは、せっかくの人材の最大限活用できないから、もったいないんです。

また日本に行く機会があったら、おじゃましたいと思います。
それまで、陰ながら応援させていただいています。

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2012年08月26日「"楽しくやろう"というけれど...」感想戦

Life感想戦「"楽しくやろう"というけれど...」

山内祐平さん(東京大学大学院准教授)
 【エッセイ】"楽しくやろう"というけれど...

常見陽平さん(作家・大学講師)
 「楽しくやろう」というけれど...冷静と情熱の間で仕事する

海猫沢めろんさん(小説家)
 Life感想戦「"楽しくやろう"というけれど...」 

SDMさん(リスナー) No Longer Human
 ピンポン(松本大洋)に見る「楽しむ」ということ。

長野太一さん(リスナー) MIJINKO-LOG
 撃沈!!文化系トークラジオLIFEに初メールするも、一切触れられなかった・・・

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プレスラボ宮崎智之です。

今月でひとまずプレスラボのスポンサードは終了してしまいますが、
3か月間スポンサーとして関わらせていただいたいたことは、
長年のLifeリスナーの私にとって夢のような時間であり、
とても有意義な体験をさせていただくことができました。
本当にありがとうございました。

さて、今回のテーマである「"楽しくやろう"というけれど...」ですが、
編集プロダクションに勤める私にとって、身につまされるお題です。

世間一般では、編プロ勤務は「ブラック」の部類に入る職種であり、
実際、私が大学生の時も「出版社の下請けで締め切りが厳しく、
とにかく長時間労働」というイメージから就職先の候補にまったく
入っていなかったと記憶しています。

「実際に勤務してみると、実はそうでもなかった」と言いたいところ
ですが、やっぱり大きな案件を抱えている時期には徹夜を余儀なく
されることもありますし、連載という形で自分の意見を発表させて
いただくこともあれば、ただひたすらに単純作業をこなさなければ
いけない仕事もたくさんあります。
そんななか、楽しく仕事をしていくためには、山内先生の仰っていた
「フロー状態」をいかに保かが重要で、それができるかどうかが
編プロでやっていけるかどうかに大きく関わってくる資質なんですね。

昨今では、「やりがいの搾取」という言葉が自己啓発的な風潮を
批判する形で使われています。しかし、搾取されようがなんだろうが
即席でもいいから"やりがい"を見出せなければ、迫り来る締め切りに
対してすぐに心が折れてしまう訳で......。

楽しくやろうとは思いながらも、そうした瞬発的にモチベーションを
上げる技術がないと、とてもじゃないけどやっていけない現状が
現場のライターにはあるんです。これはなにも編プロだけに限ったこと
ではなく、「楽しい」と思い込まなければ乗り越えられない局面に
直面することは、どの職業の方にも共通することなのではないでしょうか。
そういう意味では、目の前の仕事を切り抜けるために「楽しさ」を手段化
せざるを得ない悲しい状況が、日本の労働環境には確かにあると思うんです
(だから飲食業などでは、過剰な自己啓発を社員教育に取り込んでいるの
では、と思ってみたり......)。

ただ、それでも自分の書いた原稿を読者の方に読んでもらえることは、
大きなモチベーションになります。手前味噌にはなってしまうものの、
社員が5人の小さな編プロでありながらLifeのスポンサーになることを社長が
決断したことでも分かるとおり(スポンサーになることで、僕のボーナスは
カットされましたが笑)、プレスラボは比較的、仕事の自由度が高く、
個人の個性を尊重する会社であることも、自分のなかではモチベーションを
保つことに繋がっています。

3か月のスポンサードが終了する回をスタジオで聞かせていただきながら
感じたことは、今後もっともっと稼いでLifeのスポンサーに返り咲くことが、
仕事の楽しさを持続する糧になるということです。Lifeのゲスト席に座れる
ほどの一人前のライターになるという個人的な目標を定められたことも、
仕事を楽しく行えるモチベーションでもあります(それ自体が、若干、
自己啓発的ではありますが笑)。放送でも話が出ていましたが、
具体的な目標を設定することはやっぱり重要ですね。

いつか、リスナーの方の前にカムバックすることを目標に、日々精進したい
と思う次第です。これからもLifeを応援し続けます! 3か月間、本当に
ありがとうございました。

プレスラボ ライター 宮崎智之


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ライオン 目黒区 古書店主

「"楽しくやろう"というけれど...」というテーマを放送前に聞いた時は、
LIFEで何度か話題になっている他のテーマのまとめ的な回になるのかな、
と思って聞き始めていました。具体的に言えば、「ゲーミフィケーション」とか
「理想のリーダー、リーダーの理想」 、「『働く』ということ、「理想の職場」
そして「動員と革命」あたりを総括したものかと。

実際聞くと、チャーリーが戻って来たことも影響してか、復習部分もあったけど、
また違った新しい切り口や問題が出てきて、ためになる放送でした。

一番共感できたのは、西森さんの話していた「当り前の仕事(事務仕事)を
きちんとやる、ことへの評価」という話です。
自分はベンチャーと老舗中小に努めたことがありますが、ベンチャーでは
もちろんのこと、老舗中小企業でも「事務仕事」に対する評価が低かったです。
友人などと話をすると、特にワンマン社長とかカリスマリーダーがいる会社に
その傾向が多いみたいで、事務仕事なんてできて当り前」「みんなオレの
ように何でもできるでしょ」オレ=○な評価をしている。

本当は、会社の中には、「仕事は生きるためにすること」だと割り切ってる
(たい)人もいるはずなのに、ワンマン社長は「みんなで会社を大きくするぞ」
という思いが強すぎるのか、事務仕事を軽視してしまい、評価がされない
という風潮があると思う。ブラック企業といわれる企業の中にも、そういう
評価軸をもっているため、残業代を払わないことが当り前になっているのかなと。

中には、「残業代いらないっす!社長についていきます!会社大きくしたいです」
みたいな師弟関係に憧れてか、割り切る人もいる(自分)。

けど、会社が大きくなるにつれて、きっちり事務仕事をする人も必要だし、
その中には、「会社の成長なんて興味はない」「言われたことはやるけど」
「生活のためだし」という人もいる。僕は、その感覚のミスマッチが楽しく
仕事ができない原因なのではと、最近思うようになりました。
他にもいろいろ話題があって、どれにも言及したいテーマですが、
長いので割愛いたします。

「ゲーミフィケーション」 の話は出てきましたね。Lifeで取り上げたあと
(だいたい同時期に)いろいろな媒体で紹介されてました。
あと、「やりがい搾取」という言葉。これは口癖になってます。

他方、ん?っと思ったことが1つ、チャーリーさんの言ってた
「会社の行事に参加したい、という人が増えている」という所。
統計とかで増えているのなら、世間一般ではそうなのかもしれないですが、
僕の周り(東京勤務、従業員規模100名以下の数社)には、あまりその傾向は
ないなーと言うのが、正直な感想でした。みんなイベントとかの準備まで
手回らないし、それも評価に響きそうだし、とやりたがらない印象です。
その一方、会社はイベントを増やしていることは事実だと。採用のための
ブログとかSNSで、うちはイベント多いですよ、アピール用ですかね・・・。

あ、社長や上司参加の有無で変わる傾向はあるはずです。
と、まあ今回も今日的な"問い"をいろいろと明確にされた回だったです。
これを元に、それぞれが答えを考え続けることも、Life
をより価値あるものにすることだと思っています。またに"答え"の回をやっても
面白いのではないでしょうか。そからきっと新しい"問い"が生まれて・・・
次回は、がらっと変わるのか、それとも・・・ 相変わらず放送が楽しみです。

PS:いつか絶対、スポンサーになりますよ!(意地)
もし、お手伝いできることがあれば協力させてください。


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おかべ 愛媛県

8月の文化系トークラジオ「"楽しくやろう"というけれど...」を聴いて、チャーリーさんが、「インセンティブとモチベーション」の話をされていて、ここ半年の自分の働き方を振り返って書かせてもらえればと思います。

僕は、この4月で社会人になって16年になるのですが、この16年間上司は増えても、部下はいないという状況で、部下を指導するだの、育てるだのといったことがなかったのです。ところが、この4月、長年事務職としてがんばっていただいた方が退職することとなり、新入社員の女の子が入ってきたのですが、年齢が20歳も離れており正直どうやって指導していけばいいか、彼女にどうやってモチベーションを持たせて、"楽しく"仕事をしてもらうかをいろいろ考えてやっているのですが、なかなかうまくいってないのが実情です。

自分の職種は、官公庁をお客様にしている営業職で、この10年経済状況の悪化によって、売り上げは大幅に下がり、なかなか厳しい状況なのです。当然、インセンティブとしての給料はバブル時のような額は出せない状況なのです。で、給料を上げるためにがんばるという、モチベーションを部下に持たせることはできず、何か他のインセンティブが必要となっているわけです。

おまけにうちの部署の組織体型は、逆ピラミット型で、上司が10人近くいるし、中間管理職の自分を飛び越えて直接上司からその新人の女の子に指示がいっちゃうという状況で、私が指示したことと、上司が指示したことが少し違っちゃうと困った状況になってしまうんです。もちろん、自分が部下に指示する時は、上司と相談して指示内容を決めてから行うのですが、言うことがその場の状況で変えちゃう上司たちなので、ほんとにその板挟みになっちゃっている状況なのです。先日もこの状況になってしまい、部下に「ちゃんと上司と調整してください」と怒られる始末です。いや、まったくその通りなんですけど、その仕事をやる意味をちゃんと説明できない自分もなさけないです。

3月のテーマ「理想の職場」の中で、常見さんと柳瀬さんがおっしゃられていた「仕事は断らない きた仕事はすべて受ける」というのに改めて自分の考え方は間違っていなかったのだなと思ったところなのですが、それが同じような仕事内容(資料作成等)で、指示した人が複数いて、指示の内容が少し違っていても、自分に振られた仕事は"断らない"という考えがあるので、うまく両方を取り入れた資料を作り、両者に納得してもらうということで、"楽しい"という感じていたのですが、これは、僕の考え方であって、それを部下わかってもらうのはとても難しいことなのだなぁと思っています。

部下がいなくて、自分でなんでもやっていた時は、自分が"楽しい"という状況を勝手に作れば良かったのですが、部下が"楽しい"という気持ちを感じられるようにするためにはどうしたらいいのか、番組後半でも柳瀬さんが、新入社員の雇用が減って、中間社員が部下を教育するという機会が失われている状況が問題と語られていましたが、まさにその状況で自分が当事者になると、日々楽しくないです。

チャーリーが本編の最後に、若い人に与えることは"承認"してあげることではなくて、"自信"を持ってもらうことだという話に希望を見いだした感じです。

よい番組ありがとうございました。9月の放送も楽しみにしております。


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鶴賀太郎 グアム在住

http://mywifescamera.blogspot.jp/2012/09/life.html

さて今回は奇しくも私がcharlieに突っかかる形で始まりました。

charlieがOAで話したことは正直いってわかったような、わからなかったような感じだったので改めて予告編も聞いてみました。

最初に予告編を聞いたときは「ゲーミフィケーション」の話かと思っていたのですが、改めて聞いてみると「モチベーションとその内発性」ということがテーマだったのですね。

さてその前提で私とcharlieのアスリート話の齟齬は「モチベーション」という言葉にキーがあったのだと思います。私は「アスリートのモチベーションは内発的に決まってんじゃねえか」と毒づきました。

それに対し本編を聴くとcharlieはどうも同じモチベーションでもcheer up とかself motivating というコンテクストで話をしようとしていたようです。

これでは話が噛み合いません。焚き火に喩えるなら、charlieの話していたモチベーションは着火剤で、私の話していたものは薪そのものです。

着火剤は言葉を換えればアドレナリンといってもいいかも知れません。
これはもちろんアスリートにとっても大事です。試合前に自分を奮い立たせることは普通に行われます。代表的なところでは「ロッキーのテーマ」を聴いたりとか(古いか)。

でもトップアスリートにはそういうアドレナリン的なものとは別に強い内発的モチベーションがあるというのが私が言いたいことでした。

逆にそういう内発的なものがない人は着火剤を点け続けなければいけないのかも知れません。常に自らを奮い立たせ続ける様子は痛々しさを伴うというところから「"楽しくやろう"というけれど...」という匙加減のテーマになったのでしょう。

ただ正直いうとこの「楽しい」というタイトルと予告編の内容から今回のテーマを読み取ることはかなり難しいと思います。これは「楽しい」という言葉がきわめて解釈に幅があるからかも知れません。

このことをアスリートの話とからめてとても納得いく形でお話してくださったのが柳瀬さんのkiller's instinctの話でした。あの話は私が見て来たアスリート(といってもマイナースポーツのトップアスリートですが)の印象と完全に一致していて得心できました。

ところで内発的モチベーションではないself motivateの話の流れででた速水さんのオーバーラップは個人的に完全にツボでした。1950年代からの潜在能力開発話からベトナム戦争へ兵士を送りこむためのニューサイエンス云々のくだりです。

「アメリカンビューティー」でケビン・スペイシーの奥さん役の人が不動産販売をする前に「私にはできる」というような自己暗示をかけ、人工的な笑顔をつくったりするようにしていたようなシーンをアメリカの映画などではときどき見かけることがあります。

ここで面白いのは、こういうself motivationが作品でカリカチュアに描かれるとき、たいがい金髪美女がその役を担うということです。ドラマ「Glee」でWill先生の奥さんのTerriもそうでした。

これは2月の「アメリカ西海岸」特集にまさに直結する話で、ニューサイエンス・ニューエイジ=西海岸=金髪美女というコンテクスト上にあるのでしょう。速水さんの解説でこのことに気づくことができたのは楽しい発見でした。

さて後半で私が小さい頃に母親の言葉に傷ついたというメールを読んで頂きましたが、そのメールが読まれたときtwitter上で私が使った「謙譲」という言葉に対し、「それをいうなら卑下だろう」と突っ込まれた方がいらっしゃいましたが、その通りです。お恥ずかしい。

その流れから山内先生が教育のことについてお話をされていましたが、このシークエンスに限らず山内先生のお話はどれも面白かったです。また是非出演して欲しいです。

最後に今回のテーマ設定にも通ずるのですが、最近charlieが社会学者という枠をでて次世代を育てる教育者の側面が強くなっているように感じられます。

そういう意味でも最後の「与えなくちゃいけなかったのは承認じゃなくて自信なんだ」というくだりはよかったです。ちょっと感動的でさえありました。

蛇足ですが、「えっ、私の年収安すぎる!?」は笑えました。

私のLife感想戦デビュー戦は以上です。

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