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2010/06/16「映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」 アーカイブ


「映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」のお知らせ

文化系トークラジオ Life スピンオフ特番

Life特別編
 
~映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る~

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                        ©2010「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会


・2010年 6月16日(水) → 6月17日(木) 
(プロ野球交流戦の日程が変更になった影響で、特番の放送日も変更となりました)

・21:00~22:00 TBSラジオ AM954kHz
※ストリーミング放送はありません。AM954kHzまたはradikoでお楽しみください。
  エリア外の方は後日Podcast配信しますので、そちらをお待ちください。

・出演 鈴木謙介(charlie)、速水健朗、松谷創一郎

6月12日から公開されているロードムービー『ケンタとジュンとカヨちゃんの国
を題材に、若者の閉塞感などについてLifeゆかりのメンバーが様々な角度から
語ります。

監督・脚本は『ゲルマニウムの夜』に続いて長編映画2作目となる大森立嗣さん。
主演の松田翔太さん、高良健吾さん、安藤サクラさんからのインタビューや
映画を見た方の感想などを紹介しながらお送りする1時間です。


*映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は6月12日から全国で公開中*

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劇場など詳しくは公式サイトをご覧ください。
http://www.kjk-movie.jp/

映画の公式twitterはこちら → http://twitter.com/kenta_jun_kayo

           kenta_main.jpg
                        ©2010「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会

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「Life特別編 映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」Part1

kenta_logo.jpgのサムネール画像             © 2010「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会



※再生できない場合は、個別ページTBSラジオクラウドにてお聞きください。
※最新エピソードはユーザー登録なしでお聴きいただけます。


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放送:2010年6月17日(木) 21:00~22:00
出演:鈴木謙介(charlie)、速水健朗、松谷創一郎
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※「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」公式サイト → http://www.kjk-movie.jp/


matsuda02.jpg             ◆インタビューを受けるケンタ役の松田翔太さん


●映画を見た人の声
・簡単に面白いという表現を使っていいか困るような映画(28歳・女性)
・胸が詰まりました...(20代・女性)
・1回目見たときは、ちょっと引いた。2度目見てしっくりきた(35歳・男性)
・見終わった感じがすっきりしない映画(40代・男性)
・きょう2回目見て、意味がわかってきて涙が止まらない(20歳・女性)
・もう一度、よく考えないとわからない(25歳・女性)
・閉塞感が漂う映画。最後のカヨちゃんの姿に救われた(30代・リスナーメール)


●出演者の感想
・みんな閉塞感などを指摘しているが、爽快感がある映画(速水)
・ケンタとジュン男同士の関係性の変化は見ていて気持ちよい(速水)
・3人の俳優の演技。その説得力がすごい(松谷)
・実力派の俳優としての松田翔太さん(松谷)
・最近の日本映画の良い作品にはだいたい出ている高良健吾さん(松谷)
・奥田瑛二さんと安藤和津さんの娘=安藤サクラさん(松谷)
・この映画で一番驚いたのは安藤さんの演技です(速水)
・2009年の「愛のむき出し」でも存在感をみせる(松谷)
・カヨちゃんはブスでバカでワキガだけどかわいい(速水)
・主演3人、それぞれの演技の良い部分がぶつかり合う作品(charlie)


◎関連資料

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「Life特別編 映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」Part2

koura02.jpg          ◆ジュン役の高良健吾さん。舞台あいさつ前、都内ホテルにて



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※Part2は放送で割愛した部分を含めたディレクターズカットになっています


●映画を見た人の声
・行く当てもないのに突っ走るケンタに共感(20代・女性)
・自分自身も破壊衝動があるから共感できる(20代・男性)
・就職活動中なので、そこから抜け出せない気持ちは共通している(21歳・大学生)

●キーワード「閉塞感」
・車を壊してもすっきりしなかった(松田さんインタビュー)
・ケンタの抜け出したいという気持ちは自分の中にもある(松田さんインタビュー)
・インタビュー時、一人称が「僕」(松谷)
・ケンタもジュンも同じ環境にいるが壁を感じているのはケンタだけ(速水)

●閉塞感はどこから来るのか?
・ケンタたちの感覚には共感できるが境遇は感情移入できるものではない(速水)
・就職活動で感じる閉塞感と厳しい生活環境での閉塞感に共通点がある(charlie)
・松田家3人(優作、龍平、翔太)の代表作に「閉塞感」を描く作品がある(速水)
・はつり、キャバ嬢など=ロスジェネ的、蟹工船的な閉塞感(charlie)
・「ソラニン」の種田のように選択肢がたくさんあっても感じる閉塞感(chalie)


●閉塞感を共感すること
・希望が少ない=愛情の欠落(松田さんインタビュー)
・基本的には「人は人」だと思って演技している(高良さんインタビュー)
・違う環境、境遇、違う人間だけど閉塞感は共感でき得る(charlie)
・最終的にケンタは閉塞している壁を見失う(速水)
・壁を持っていたのはジュンだったことが明示されるエンディング(速水)


●閉塞感から脱出する手段
・心にヒットするモノが欲しい(松田さんインタビュー)
・形は変わっても人間は昔から悩みを抱えている(高良さんインタビュー)
・小熊英二『1968』にある近代的不幸、現代的不幸の話(速水)
・閉塞感からの脱出を描いたアメリカン・ニューシネマ(速水)
・1970年台以降、閉塞した日本の学生運動(charlie)
・2回目の方が1回目より声をあげるハードルがあがっている(charlie)


◎関連資料

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「Life特別編 映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」Part3

ando02.jpg          ◆カヨちゃん役の安藤サクラさん。役作り際には6~7キロ体重を増やしたとのこと



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●映画を見た観客の声
・カヨちゃんが強烈・・・(18歳・女性)
・「愛されたい」はっきり言える。かっこいい(20歳・女性)
・2人はカヨちゃんのバカっぷりに心を許していた(30代・女性)

●カヨちゃんから考える閉塞と脱出
・ブスでバカでワキガ。でも清らかな存在(安藤さんインタビュー)
・女は穴(笑)どこか埋まらない気持ちはわかる(安藤さんインタビュー)
・男の子的な閉塞感に踏み台にされていた女性(charlie)
・本当は人生を選べていたカヨちゃん(速水)
・援助交際をしていた女性と重なるカヨちゃん像(松谷)
・カヨちゃんは不幸?幸せ?意見が別れるところ(松谷)
・閉塞感の外側に何があるか想像するかが重要(charlie)
・繰り返し見ることで解釈が変わる(松谷)

●エンディング
・時間が経って他人と話すと印象がかわる本作品(速水)
・テレビ局映画、悲恋モノが主流な現在の邦画(松谷)
・本作品をはじめ日本映画に新しい流れがきている(松谷)


◎関連資料

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Life特別編「映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』を語る」外伝

DSCF1491.JPG kenta_logo_2.jpg

DSCF1492.JPG DSCF1494.JPG

◆左上から左回りにcharlie、松谷創一郎さん、速水健朗さん




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●映画の中で2人が出会う人たち
・映画で描かれていた障害者の捉え方がわからなかった(リスナー)
・障害者の人たちがあまり描かれなかった日本映画(松谷)
・ロードムービーにおいて途中で出会う人たちの重要性(速水)


●カヨちゃんの捉え方
・愛が枯渇している。愛する側になりたい(リスナー)
・愛されたいと「愛したい」の差異(松谷)
・ケンタとジュンの痛みを癒せるカヨちゃん(リスナー)
・カヨちゃんを母性として捉えるべきなのか(速水)
・幸せ探しが上手な人は幸せなのか問題(charlie)


●いま、日本映画は?
・邦画に客が入るようになったゼロ年代(松谷)
・悲恋モノが増えすぎた日本映画(松谷)
・見る側が「感動できるかどうか」という評価軸を持った(松谷)
・映画界の中からの問題意識で変革が起きている(松谷)
・アメリカンニューシネマが誕生したハリウッドに似た状況(松谷)


●私たちが「壁」と感じているもの
・考えずに突っ走っても閉塞感は打破できないのではないか(charlie)
・自分探しで行き詰った人が閉塞感を抱えている(chalie)
・村上春樹「壁と卵とシステム」スピーチの解釈(chalie)
・卵が重なって、それが壁になる(松谷)
・学生運動を初期から書いていた村上春樹(速水)
・閉塞感は饒舌に語れるが、壁を生んでいる物について語らない(charlie)





◎関連資料

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