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3月24日(土)のテーマは「Jの時代」

今週もウェブ中継を行います。
遠方の方やラジオを持っていない方もぜひリアルタイムで聴いてください。

3月24日(土)のテーマは「Jの時代」

出演は鈴木謙介(charlie)、仲俣暁生、佐々木敦、柳瀬博一、津田大介、森山裕之
ゲスト;高原基彰(社会学者)

「J-POP」って、最近では日本の音楽のこと全部を指す言葉ですが、そんな中で、洋楽とも邦楽ともつかないような楽曲が次々出てきて、最近では「J-POP」ってくくりも、なんかしっくりこないなあ、と思うことがあります。全編英語で歌うELLEGRADENとかを、J-POPっていうのもなあと。

実はJ-POPやJリーグ、J文学から果てはJビーフまで、ひところ、何でも頭に「J」を付けるのが流行した時代がありました。最近だとJホラーでしょうか。この「Jナントカ」って言い方、最初は、「海外とは違う日本独自のものだけど、昔ながらの日本のものとも違う何か」を指すときに使われることが多かったようです。J-POPって言葉も、最初は洋楽っぽい邦楽のことを意味していたわけですね(注1)。

「Japan」の「J」が氾濫する世相を指して、人によってはこういう傾向を、新しいナショナリズムの台頭だとか言いたがっているわけですが、今週のLifeでは、この「J」という言い方、なぜある時期に必要とされたのか、そして、今この「J」という自意識は、どうなっているのか。そんなことを話していこうと思っています(注2)。

リスナーの皆様には、「あなたにとってJ-POPってどんな音楽を指す言葉?」あるいは「日本の文化と海外の文化、どっちが好き?」というテーマでメールを募集します。もちろんJ-POPに限らず、J文学でもJ-RAPでも、あなたなりの「J」へのイメージを語っていただいても結構です。本当に洋楽と邦楽の垣根は崩壊したのか?日本文化の海外進出が目覚ましいことと「J」という言い方の関係は?などなど、今週もとにかく深く広く、そしてためになる(?)話をしていこうと思います。皆さんからのご意見もお待ちしてます。メールはlife@tbs.co.jpまで。ぜひ年齢も明記してください。

注1:烏賀陽弘道『Jポップとは何か』
注2:話としては前回の「教養」でも話した、「町人文化に対して、西洋に近いことに意義を見出した教養主義」というテーマの延長になるんだと思います。というわけで前回の放送も必聴!

text by charlie


黒幕ことプロデューサーのはせがわです。というわけで次回のテーマは「J の時代」。上記のcharlieの説明を読めばある程度イメージをつかんでいただけるとは思いますが、タイトルだけ聞くとちょっと唐突というか、なんのこっちゃ?と思われるリスナーも多いかもしれません。ただ、このテーマは僕としてもやっておきたいなという思いがありました。というのは、この半年間charlieやサブ・パーソナリティの方々とおしゃべりしているときによく「あ~、それって結局J問題だよね~」みたいなことがしばしばあったんですよ。なんでも「~問題」とか言っちゃうのは文化系の悪い癖ではありますが(笑)、90年代を「J回帰の時代」と総括する見方もあるわけでhttp://www.kojinkaratani.com/criticalspace/old/special/asada/voice0003.html、「90年代論」も重要なテーマのひとつとなっているこの番組(たぶん)としては、あれは何だったのか?ということを考えておきたいなと。それとひとつ印象的だったのは、12月に「青春ベストソング」というテーマで放送したとき、寄せられたリクエストのなかに洋楽が非常に少なかったことです。なくはなかったんですが、ほとんど30代半ば以上の人からで若い人からはほぼ皆無でした。それに対して40代のオヤジーズが「洋楽が少ないねえ」と少し意外そうだったのに対して、charlieは「そりゃそうでしょ」という受け止め方だったのが興味深かったです。このあたりも「Jの時代」と関係があるんでしょうか。というわけでリスナーの皆さんはどんな感覚をお持ちなのか、とても興味深いのでぜひたくさんのメールをお寄せください。あ、でもなるべくコンパクトにお願いします。こういうテーマだと長文の力作メールを送ってくださる方も多いのですが、やはり長いと放送ではなかなか読めませんので。(黒幕)


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