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絵画界のナポレオン【シャセリオー展】でロマン主義がわかる

ジェーン・スー 生活は踊る

国立西洋美術館で現在開催中の、「シャセリオー展」。フランスの19世紀の画家、「シャセリオー」の絵画を日本で初めて本格的に紹介しています。

「シャセリオー」は本国フランスでも、シャセリオーの回顧展は2回しか行われていない、言わば「知る人ぞ知る天才画家」。フランスの「ロマン主義」を代表する画家と言われています。しかし、その「ロマン主義」、そしてロマン主義の前にあった「古典主義」やロマン主義のあとに現れる「象徴主義」など、名前は聞いたことがあるけど、その中身はよく知らない、という人もきっと多いと思います。
神話や聖書の世界を題材に描き、当時のアカデミズムを代表する王道中の王道が「古典主義」。それに反発するように、同時代の現実を描いたり、同じ神話や聖書を題材にするのでも、そこに新しい解釈や作者個人の想いなどを込めていくのが「ロマン主義」。

こうした「ロマン主義」は、当時の反体制・反主流の芸術として、絵画のみならず、当時の文学や演劇、音楽とも連動しながら、19世紀から20世紀の芸術に大きな影響を与えていった、とても重要な芸術運動だったのです。

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シャセリオーという画家は、「絵画界のナポレオンになる」と10代前半で言われた早熟の天才児。バリバリの古典主義から出発したものの、ロマン主義に感銘を受けて、やがてロマン主義へと作風を変えていきます。37歳で早世するまで、シャセリオーの生涯と作品を追うことで、ロマン主義とはどういうものか、具体的に、はっきりと目で見て理解できるようになる。それが、この「シャセリオー展」最大の見どころです。

具体的な絵画の魅力としては、まず、ロマン主義の特徴でもある、鮮やかな色彩感覚。また、シャセリオーはカリブのクレオールの血を引いており、後年はエキゾチシズムを感じさせるモチーフも多く描いていきます。特に、晩年近く、アルジェリアの人々を描いたものは、独特の異国情緒が感じられて、他ではあまり見られないユニークなもの。また、肖像画にも素晴らしいものがたくさんあります。

そして、このシャセリオー展を楽しむための、最大のヒント……。

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それは、今まで説明してきたような背景を理解するためにも、音声ガイドを借りること。堀井美香アナのナビゲートに加え、山田五郎さんの分かりやすい解説もあり、古典主義からロマン主義への話が、目と耳、両方から学べるようになっています。

シャセリオー展は、上野の国立西洋美術館で、5月28日まで開催中です。

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